1. 概要

本製品の DHCPサーバー 機能は、ネットワーク内の端末に対してIPアドレスやネットワーク設定情報(サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバーなど)を自動的に割り当てる機能を持ちます。
現在使われている多くのPCやタブレットなどの端末は、既定では IPアドレスを DHCP で取得する設定になっています。したがって、これらのデバイスを使用する環境では、固定IPアドレスではなく DHCP で動的にIPアドレスを割り振る運用が多いと考えられます。

DHCPサーバー機能は工場出荷状態で有効になっており、本製品の有線 LAN または無線 LAN (VAP) に接続した端末に対して、以下の範囲の IPアドレスを割り当てます。

内容 初期値

ゲートウェイ

192.168.100.1

割当IPアドレスの範囲

192.168.100.2~192.168.100.191

サブネットマスク

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なお、本製品は、DHCPv6サーバー機能およびDHCPv6-PDクライアント機能に加え、SLAAC(RA)によるIPv6アドレス自動設定にも対応しており、これらの機能を用いてLAN内の機器にIPv6アドレスを付与することが可能です。

IPv6に関する設定項目はなく、IPv6 プロバイダーの設定に応じて動作します。

2. 対応ファームウェアリビジョン

モデル ファームウェア

NWR100

Rev.26.00.04以降

3. 動作モード

本製品は DHCPサーバー機能に対応しており、DHCPリレー機能には対応していません。
そのため、LAN内に別の DHCPサーバーを設置しても、本製品は DHCP パケットを中継しません。

4. DHCPスコープ

DHCPスコープとは、DHCPサーバーがIPアドレスの動的割り当てを行う際に使用するアドレス範囲および関連情報を定義する設定単位です。
本製品のスコープの設定では、IPアドレスの割り当て範囲(開始〜終了アドレス)に加え、サブネットマスクを指定可能です。
1つのスコープで指定できるIPアドレスの数は最大254個まで、スコープは最大10個まで設定可能です。

また、VAP をゲスト Wi-Fi として利用する場合には、接続されたVAPに対応するスコープからIPアドレスを配布し、通常のLANとは別のネットワークを構築することも可能です。

5. 設定・操作方法

5.1. DHCPサーバーの基本設定

DHCPサーバー機能の使用の有無、配布するIPアドレスの有効時間(リース時間)を設定します。

  1. [詳細設定] - [DHCPサーバー]を押して、設定ページを開きます。

  2. DHCPサーバーの基本設定の[設定]ボタンを押下します。

    DHCPサーバーの基本設定
    DHCPサーバーの基本設定
  3. DHCPサーバーの使用の有無を選択し、使用する場合はリース時間を入力して、[確認]ボタンを押下します。

    DHCPサーバーの有効/無効とリース時間の設定
    DHCPサーバーの有効/無効とリース時間の設定
    DHCPサーバー
    項目 説明

    使用する

    本製品のDHCPサーバー機能を利用して、IPアドレスを配布する場合に選択します。

    使用しない

    本製品のDHCPサーバーを使用しせず、他のDHCPサーバーを利用する場合などに選択します。

    リース時間

    配布するIPアドレスの有効時間(リース時間)を設定します。

    初期値

    設定値

    説明

    2時間

    0時間2分~120時間0分(または0時間7200分)

    分単位での指定が可能です。

  4. 設定内容を確認し、問題がなければ「設定の確定」を押下します。

    設定の確認
    設定の確認

5.2. DHCPスコープの設定

5.2.1. DHCPスコープの新規作成/編集

  1. [詳細設定] - [DHCPサーバー] を押下して、設定ページを開きます。

  2. 「DHCPによるアドレス割り当て一覧」から、必要に応じて新規追加または編集の操作を行います。

    • 新規作成の場合は、[新規] ボタンを押下します。

      DHCPスコープの新規追加
      DHCPスコープの新規追加
    • 既存スコープの編集の場合は、該当スコープの [設定] ボタンを押下します。

      DHCPスコープの編集
      DHCPスコープの編集
  3. IPアドレスの範囲およびネットマスクを入力し、[設定] ボタンを押下します。

    DHCPスコープの設定(新規追加)
    DHCPスコープの設定(新規追加)
    IPアドレスの範囲

    DHCPサーバーが配布するIPアドレスの開始アドレスと終了アドレスを指定します。

    ネットマスク

    IPアドレスのネットワーク部のビット数(プレフィックス長)を指定します。
    開始アドレスと終了アドレスのホスト部の差が 254以内 となるように設定してください。

  4. 入力内容を確認し、問題がなければ [設定の確認] ボタンを押下します。

    設定の確認
    設定の確認

5.2.2. DHCPスコープの削除

  1. [詳細設定] - [DHCPサーバー] を押下して、設定ページを開きます。

  2. 「DHCPによるアドレス割り当て一覧」から、削除したいスコープのチェックボックスにチェックを入れ、[削除] ボタンを押下します。

    DHCPスコープの削除
    DHCPスコープの削除
  3. ダイアログボックスの[実行]ボタンを押下します。

    DHCPスコープの削除
    DHCPスコープの削除