1. 概要

YNOマネージャーの機器詳細画面のタブメニュー「CONFIG管理」では、機器のCONFIGやYNOマネージャー上にバックアップされたCONFIGを確認できます。また、CONFIGを編集して機器に送信することで、機器のCONFIGを変更できます。

ユーザーの場合は、「ルーター : 機器の設定」の権限を付与する必要があります。設定方法は ユーザーの権限設定 を参照してください。

1.1. CONFIGの種類

YNOマネージャーで管理するCONFIGには、以下の種類があります。

種別 説明

Running config

機器で実行中のCONFIGです。

Startup config

機器の起動時に選択されるCONFIGをYNOマネージャーに自動でバックアップしたCONFIGです。

Previous config

Startup configが更新された場合に、更新前のCONFIGを保存したCONFIGです。

Backed-up config

ルーター>機器一覧画面からCONFIGバックアップを実行して保存されたCONFIGです。Backed-up configはオペレーターでログインしている場合のみ表示されます。

一時保存CONFIG

YNOマネージャーのGUIで編集し、保存したCONFIGです。保存後に、「機器へ送信」ボタンを押下すると機器へ送信されます。YNOマネージャーに保存されている各CONFIGを編集画面に読み出し、変更して一時保存CONFIGに保存できます。

YNOではCONFIGをオペレーターとユーザーでファイルを共有し、1つのファイルとして管理します。ただし、「一時保存CONFIG」のみ、オペレーターとユーザーのそれぞれで異なるファイルとして管理します。例えば、オペレーターで「Startup config」を編集、機器へ送信をした場合、ユーザーで「Startup config」を確認するとオペレーターが機器へ送信した内容が表示されます。

1.2. CONFIGの変更方法

YNOマネージャーのGUIでCONFIGを編集、一時保存し、機器に送信することでルーターのCONFIGを変更できます。機器へCONFIGを送信するタイミングは、「即時反映」と「次回起動時に反映」から選択できます。

2. CONFIGを確認する

機器詳細画面の「CONFIG管理」タブを選択するとCONFIG一覧が表示されます。確認するCONFIGの「CONFIGを表示」ボタンを押すと、下部のフィールドにCONFIGの内容が表示されます。
CONFIG確認

また、「CONFIG管理」タブでは、YNOで管理しているCONFIGの内容を比較して確認することができます。

  1. 比較する2つのCONFIGの左にあるチェックボックスにチェックを入れます。

  2. CONFIG比較欄の「表示」ボタンを押すと、CONFIGの差分が表示されます。背景色に色が付いている部分が、差分のある箇所です。
    CONFIGを比較する_CONFIG差分表示画面

CONFIG比較欄の「表示」ボタンは、比較するCONFIGを2つチェックした場合にのみ、有効になります。1つ以下、または3つ以上CONFIGをチェックすると「表示」ボタンは無効になります。

Running configとその他のCONFIGを比較する場合は、以下の手順で操作します。

  1. Running configの「CONFIGを表示」ボタンを押し、下部のフィールドにCONFIGの内容を表示します。

  2. 「CONFIGの一時保存」ボタンを押し、Running configの内容を一時保存CONFIGとして保存します。

  3. 一時保存CONFIGと、比較するCONFIGの左にあるチェックボックスにチェックを入れます。

  4. CONFIG比較欄の「表示」ボタンを押すと、Running configとの差分が表示されます。

3. CONFIGを編集、一時保存する

  1. 変更したいCONFIGの「CONFIGを表示」ボタンを押し、下部のフィールドにCONFIGが表示します。

  2. 「編集」ボタンを押すと、CONFIGの変更ができます。

  3. 「CONFIGの一時保存」ボタンを押すと、一時保存CONFIGとしてYNOに保存されます。

4. 編集した一時保存CONFIGを機器へ送信する

  1. 一時保存CONFIG欄のアクション項目で機器に反映させるタイミングを選択します。

  2. 「機器へ送信」ボタンを押すと、CONFIG内容が機器に送信されます。

CONFIGを機器に送信する_一時保存CONFIG