機器管理のしくみ
1. 概要
YNOでは、スタックグループおよび機器ごとに、スイッチをまとめて監視・設定できます。スタックグループや機器ごとに、以下の操作ができます。
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スイッチの状態 (アラームやスタックの状態など) の確認
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ファームウェアを一括で更新
スイッチの管理で使用する用語は、以下のとおりです。
| 名称 | 説明 | ||||||||
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スタック |
複数のスイッチを接続し、仮想的な1台のスイッチとして動作させる機能です。 |
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スタックID |
スタックを構成するスイッチを識別するためのIDです。スタックIDはスイッチで設定します。 |
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スタックグループ |
スタックを構成しているスイッチを、YNOマネージャーで一括管理するための単位です。オペレーターがYNOマネージャーで作成します。スタックを構成しているスイッチは、すべてスタックグループに割り当ててください。 |
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メインスイッチ |
スタックを構成しているスイッチのうち、他のスイッチを管理するスイッチです。 |
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メンバースイッチ |
メインスイッチ以外のスイッチです。 |
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スタックグループでの役割 |
スタックグループに割り当てられているスイッチの役割です。以下のいずれかが表示されます。
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スタックイベント |
スタックを構成しているスイッチに関するイベントです。 |
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L2MSの動作モード |
スイッチのL2MSの動作モードです。以下のいずれかが表示されます。
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シーケンシャル更新 |
スタックを構成している際のファームウェア更新で、ネットワークサービスの停止なしに更新する方法です。スタックグループに割り当てられているスイッチは、この方法でファームウェアを更新します。 |
スイッチをYNOマネージャーで管理するイメージは以下のとおりです。
スイッチでスタックを構成している場合、YNOマネージャーでスタックグループにスイッチを割り当ててください。YNOマネージャーでは、メインスイッチのみ管理対象となります。メンバースイッチで異常が発生すると、メインスイッチがYNOマネージャーにアラームを通知します。メインスイッチで何らかの異常が発生した場合、メンバースイッチがメインに昇格し、新メインスイッチとしてYNOマネージャーに接続され管理対象になります。
YNOマネージャーでL2MSマネージャーの機器を管理していれば、機器のLANマップ経由でL2MSエージェントの機器を管理できます。例えば、スタンダードL3スイッチをL2MSマネージャー、シンプルL2スイッチと無線APをL2MSエージェントとして動作させているとします。この場合、スタンダードL3スイッチをYNOマネージャーで管理していれば、「機器管理」画面から LANマップ を表示することで、シンプルL2スイッチと無線APを管理できます。L2MSエージェントで異常が発生すると、L2MSマネージャーのスイッチがYNOマネージャーにアラームを通知します。
2. スイッチを管理する流れ
YNOでスイッチを管理する流れは、以下のとおりです。
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2.→1. の順に実施した場合も、問題なく動作します (スイッチをYNOマネージャーに接続してから登録を行った場合も、当該スイッチが管理対象になります) 。 |
各手順についての詳細を、以下に記載します。
2.1. スイッチをYNOマネージャーに登録する
YNOマネージャーにスイッチを登録します。 スタックを構成している場合、構成しているスイッチすべてを同じ スタックグループに割り当ててください 。
2.2. スイッチをYNOマネージャーに接続する
スイッチのYNOエージェント機能を有効にして 、スイッチをYNOマネージャーに接続します。事前にスイッチがYNOマネージャーに登録されていると、スイッチが管理対象になります。
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スイッチをYNOマネージャーに接続してから登録を行った場合も、スイッチが管理対象になります。 |
スイッチの管理状態の種類は、以下があります。
| 管理状態 | 説明 | ||
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未接続 |
スイッチを登録後、1度もYNOマネージャーに接続していない状態です。
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管理対象 |
YNOマネージャーに接続後、YNOで管理している状態です。
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管理対象外 |
YNOマネージャーに接続後、何らかの理由で管理対象になれなかった状態です。
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3. 注意事項
スタックを構成しているスイッチをYNOマネージャーで管理する場合、必ずスタックグループに割り当ててください。
YNOマネージャーでは、スタックグループに割り当てられているスイッチを1つのスタック構成とみなして管理します。そのため、スタックグループに割り当てるスイッチは、実際にスタックを構成しているスイッチと同じ構成になるようにしてください。
YNOマネージャーはメインスイッチのみ管理します。例えば、以下のように異なるスタックのメインスイッチを同じスタックグループに割り当てたとします。YNOマネージャーへの接続状態によってスタックグループでの役割 (メインとメンバー) が自動的に判断され、一方のメインスイッチはスタックグループでの役割が「メンバー」となります。スタックグループでの役割が「メンバー」になったメインスイッチは、YNOマネージャーでメンバースイッチとして扱われ管理できなくなります。