1. 概要

本製品では、Web GUIにアクセスすることで、APの設定を確認したり変更したりすることが可能です。APでは管理形態毎に、用途に応じたWeb GUIを用意しています。
ここでは、その用途に応じた各種Web GUIへのアクセス方法、メニュー一覧および各画面の機能についてまとめます。

2. 用語定義

仮想コントローラー

クラスター内のAPの1台が仮想的に立ち上げるコントローラーのこと。この仮想コントローラーのGUIを用いて、クラスター内のAPの運用保守作業を行います。仮想コントローラーのIPアドレスの工場出荷時設定は、DHCP自動取得 (取得失敗時は192.168.100.241/24) です。

オンプレミス管理

本製品に内蔵された仮想コントローラーを使って複数のAPを集中管理する方式。

クラウド管理

Yamaha Network Organizer (YNO) を利用して、ヤマハネットワーク機器をクラウドから監視・管理する方式。

GUI Forwarder (GFW)

YNOマネージャーのGUIを経由してヤマハネットワーク機器のGUIを表示できるようにする仕組み。

3. 注意事項

4. 対応ファームウェアリビジョン

このページで説明する内容は、以下のファームウェアを対象としています。

モデル ファームウェア

WLX212

Rev.21.00.09以降

WLX413

Rev.22.00.03以降

5. Web GUIへのアクセス方法

各種Web GUIへのアクセス方法を下図および下表にまとめます。

Web GUIへのアクセス方法
図 1. Web GUIへのアクセス方法
表 1. Web GUIへのアクセス方法
Web GUI オンプレミス管理 クラウド管理 アクセス方法 図中の番号 備考

AP(ダイレクト)

ブラウザーに当該APのIPアドレスを直接入力する

(1)

管理形態に関わらずアクセス可能

仮想コントローラー(オンプレミス管理)

-

ブラウザーに仮想コントローラーのIPアドレスを直接入力する、または、各APのWeb GUIからアクセス可能

(2)

仮想コントローラー(クラウド管理)

-

ブラウザーに仮想コントローラーのIPアドレスを直接入力する、または、各APのWeb GUIからアクセス可能

(3)

仮想コントローラー(クラスターCONFIGの設定)

-

YNOマネージャーのWeb GUIからアクセス可能

(4)

GFWによるアクセス

仮想コントローラー(グループCONFIGの設定)

-

YNOマネージャーのWeb GUIからアクセス可能

(5)

GFWによるアクセス

AP(GFW)

-

YNOマネージャーのWeb GUIからアクセス可能

(6)

GFWによるアクセス

5.1. 各APのWeb GUI

各APのWeb GUIは、ブラウザーに当該APのIPアドレスを直接入力することでアクセスできます。ここでは当該APの各種情報の確認や、ファームウェアの更新、ログ(Syslog)の確認など、主に保守に関わる機能が用意されています。APのIPアドレスの工場出荷時設定は、DHCP自動取得 (取得失敗時は192.168.100.240/24) です。
表「Web GUIへのアクセス方法」では、このWeb GUIを AP(ダイレクト) と表記しています。

また、YNOマネージャーのWeb GUIから各APのWeb GUIにアクセスすることも可能です。[保守] - [システム / ステータス情報]または[見える化ツール]を開くことができます。
表「Web GUIへのアクセス方法」では、このWeb GUIを AP(GFW) と表記して AP(ダイレクト) と区別しています。

さらに、ルーターのLANマップ機能を利用して HTTPプロキシー経由で 各APのWeb GUIにアクセスすることも可能です。(表示されるWeb GUIは AP(ダイレクト) と同様です。)

Web GUI - AP(ダイレクト)
図 2. Web GUI - AP(ダイレクト)
Web GUI - AP(GFW)
図 3. Web GUI - AP(GFW)

メモ

5.2. 仮想コントローラーのWeb GUI

仮想コントローラーのWeb GUIは、ブラウザーに仮想コントローラーのIPアドレスを直接入力する、または、各APのWeb GUIからアクセスできます。ここではクラスター単位での各種設定の確認や変更、保守に関わる機能が用意されています。仮想コントローラーのIPアドレスの工場出荷時設定は、DHCP自動取得 (取得失敗時は192.168.100.241/24) です。工場出荷状態で仮想コントローラーのWeb GUIにアクセスすると、 オンプレミス管理 クラウド管理 を選択することができます。(その後、[基本設定] - [管理機能]から設定を変更することも可能です。)
仮想コントローラーのWeb GUIはオンプレミス管理とクラウド管理の場合で用意されている機能が異なり、表「Web GUIへのアクセス方法」では前者のWeb GUIを 仮想コントローラー(オンプレミス管理) 、後者のWeb GUIを 仮想コントローラー(クラウド管理) と表記して区別しています。

仮想コントローラー(クラウド管理)のWeb GUIでは仮想コントローラー(オンプレミス管理)のWeb GUIに比べ機能が制限されます。その理由は、クラウド管理の場合はYNOから各AP(他のネットワーク製品を含む)を管理することを想定しているためであり、各APの管理はYNOマネージャーのWeb GUIから 仮想コントローラー(クラスターCONFIGの設定) および 仮想コントローラー(グループCONFIGの設定) のWeb GUIにアクセスすることで行うことになります。(表「Web GUIへのアクセス方法」でも同名で表記しています。)
仮想コントローラー(クラスターCONFIGの設定)のWeb GUIでは、クラスター単位での設定やクラスター内のAP個別の設定を管理することができます。
仮想コントローラー(グループCONFIGの設定)のWeb GUIでは、各クラスターに共通な設定を管理することができます。

Web GUI - 仮想コントローラー(オンプレミス管理)
図 4. Web GUI - 仮想コントローラー(オンプレミス管理)
Web GUI - 仮想コントローラー(クラウド管理)
図 5. Web GUI - 仮想コントローラー(クラウド管理)
Web GUI - 仮想コントローラー(クラスターCONFIGの設定)
図 6. Web GUI - 仮想コントローラー(クラスターCONFIGの設定)
Web GUI - 仮想コントローラー(グループCONFIGの設定)
図 7. Web GUI - 仮想コントローラー(グループCONFIGの設定)

メモ

各種Web GUIのメニュー一覧を下表にまとめます。
各種Web GUIへのアクセス方法については、 Web GUIへのアクセス方法 をご参照ください。

表 2. Web GUIのメニュー一覧
メニュー AP(ダイレクト) 仮想コントローラー(オンプレミス管理) 仮想コントローラー(クラウド管理) 仮想コントローラー(クラスターCONFIGの設定) 仮想コントローラー(グループCONFIGの設定) AP(GFW)

トップ

(※2)

ログアウト

-

-

-

ヘルプ

見える化ツール

-

-

-

-

メッセージボード

-

-

-

基本設定

管理モード

-

-

-

-

管理パスワード

-

-

-

-

クラスター設定

-

-

-

クラスターAP管理

-

-

-

日付と時刻 (※3)

-

-

-

無線設定

共通

基本無線設定

-

-

-

-

2.4GHz 詳細

-

-

-

-

5GHz(1) 詳細

-

-

-

-

5GHz(2) 詳細

-

-

-

-

LAN-無線 連動機能

-

-

-

-

WDSブリッジ

-

-

-

-

SSID 管理

-

-

-

-

個別

かんたん設定

-

-

-

-

詳細設定

-

-

-

-

詳細設定

基本無線設定 (個別)

-

-

-

-

2.4GHz 詳細 (個別)

-

-

-

-

5GHz(1) 詳細 (個別)

-

-

-

-

5GHz(2) 詳細 (個別) (※1)

-

-

-

-

管理機能

アクセス管理 (※3, ※4)

-

-

L2MS機能

-

-

-

-

LLDP自動設定機能

-

-

-

-

見える化機能

-

-

-

-

LED

-

-

-

-

ログ(Syslog) (※5)

-

-

-

-

拡張機能

RADIUSサーバー

-

-

-

-

DHCPサーバー

-

-

-

-

SNMP

-

-

-

-

メール通知

-

-

-

-

キャプティブポータル (※3)

-

-

-

設定送信

設定送信

-

-

保守

クラスター動作モード

-

-

-

-

システム / ステータス情報

-

-

-

-

2.4GHz 接続端末一覧

-

-

-

-

5GHz(1) 接続端末一覧

-

-

-

-

5GHz(2) 接続端末一覧 (※1)

-

-

-

-

機器交換

-

-

-

Radio Optimization機能

-

-

-

-

設定 (保存 / 復元)

-

-

-

ファームウェア更新 (※7)

-

-

-

ログ(Syslog) (※6)

-

-

-

-

レポート出力

-

-

-

-

再起動と初期化

-

-

-

-

ネットワークコマンド

-

-

-

-

災害時モード

災害時モード切り替え

-

-

-

-

ここです

-

-

-

-

メモ

  • ※1:WLX413のみに存在するメニューです。

  • ※2:AP(GFW)のWeb GUIのメニューの[トップ]を選ぶと[システム / ステータス情報]が開きます。

  • ※3:クラウド管理の場合、仮想コントローラー(オンプレミス管理)のWeb GUIで設定可能な項目のうち、クラスター単位での設定やクラスター内のAP個別の設定は仮想コントローラー(クラスターCONFIGの設定)のWeb GUIに、各クラスターに共通な設定は仮想コントローラー(グループCONFIGの設定)のWeb GUIにそれぞれ表示されます。

  • ※4:仮想コントローラー(クラウド管理)と仮想コントローラー(クラスターCONFIGの設定)のWeb GUIで設定可能な項目は同一です。

  • ※5:ログの設定ができます。

  • ※6:ログの表示、保存および消去ができます。

  • ※7:AP(ダイレクト)のWeb GUIではPC上のファームウェアを転送したり、ヤマハWebサイトから最新のファームウェアをダウンロードできます。仮想コントローラー(オンプレミス管理)と仮想コントローラー(クラウド管理)のWeb GUIではヤマハWebサイトから最新のファームウェアをダウンロードしたり、ダウンロードするURLを指定してヤマハWebサイト以外からファームウェアをダウンロードすることも可能です。

7. Web GUIの画面について

各種Web GUIの画面について説明します。

7.1. トップ

本製品のトップページで、各種Web GUI毎に存在します。
各APのWeb GUIでは、システム情報(MACアドレス、シリアル番号、CPU稼働率など)、統計情報(接続端末台数、スループットなど)、無線情報(各周波数帯の無線モード、チャンネル設定など)などを確認できます。
仮想コントローラーのWeb GUIでは、クラスターの情報やクラスターAPの一覧を確認できます。

7.2. ログアウト

Web GUIからログアウトします。

7.3. ヘルプ

当該ページの機能説明や操作方法が記載されていて、各ページ毎に存在します。

7.4. 見える化ツール

本製品周辺の無線LAN環境を見える化します。詳細は以下をご参照ください。
無線LAN見える化ツール

7.5. メッセージボード

本製品の状態や設定内容に関するメッセージを表示するボードです。画面右上の通知ベルアイコン( icon bell )をクリックするとメッセージを確認できます。

  • 各メッセージは、インフォメーションレベル( icon blue info )、アテンションレベル( icon caution )、エラーレベル( icon red info )の3種類のレベルで表示されます。

  • 通知ベルアイコン( icon bell )右上の通知バッヂには通知件数が表示されます。

  • インフォメーションレベル( icon blue info )のメッセージを消すには、メッセージ右上の「既読にする」を押してください。

  • アテンションレベル( icon caution )およびエラーレベル( icon red info )のメッセージを消すには、メッセージの指示に従い設定変更などを行ってください。

7.6. 基本設定

本製品の基本的な設定を行うページです。以下の設定を行うことができます。

  • 管理モード

  • 管理パスワード

  • クラスター設定

  • クラスターAP管理

  • 日付と時刻

7.7. 無線設定

本製品の無線機能に関する設定を行うページです。以下の設定を行うことができます。

  • 共通

    • 基本無線設定

    • 2.4GHz 詳細

    • 5GHz(1) 詳細

    • 5GHz(2) 詳細

    • LAN-無線 連動機能

    • WDSブリッジ

    • SSID 管理

  • 個別

    • かんたん設定

    • 詳細設定

メモ

  • 「共通」下ではクラスター内のAPで共通の設定を行うことができます。ここで行った設定は、クラスター内の全てのAPに同期されます。

  • 「個別」下ではクラスター内のAPの設定を個別に行うことができます。ここで行った設定は、「共通」下で設定した内容に優先して適用されます。詳細は以下をご参照ください。
    個別設定

7.8. 管理機能

本製品の管理機能に関する設定を行うページです。以下の設定を行うことができます。

  • アクセス管理

  • L2MS機能

  • LLDP自動設定機能

  • 見える化機能

  • LED

  • ログ(Syslog)

7.9. 拡張機能

本製品の拡張機能に関する設定を行うページです。以下の設定を行うことができます。

  • RADIUSサーバー

  • DHCPサーバー

  • SNMP

  • メール通知

  • キャプティブポータル

7.10. 設定送信

クラスター内のAPに対して設定を送信するためのページです。

メモ

  • 各種ページで設定を変更しても、その段階ではクラスター内のAPに対して設定は同期されていません。本ページで設定を送信することでクラスター内のAPに設定が同期されます。

  • 設定を変更したら本ページより設定送信を行ってください。

7.11. 保守

本製品の保守に関するページです。以下の設定や情報の確認を行うことができます。

  • クラスター動作モード

  • システム / ステータス情報

  • 2.4GHz 接続端末一覧

  • 5GHz(1) 接続端末一覧

  • 5GHz(2) 接続端末一覧

  • 機器交換

  • Radio Optimization機能

  • 設定 (保存 / 復元)

  • ファームウェア更新

  • ログ(Syslog)

  • レポート出力

  • 再起動と初期化

  • ネットワークコマンド

メモ

  • 各APと仮想コントローラーのWeb GUIのページをまとめて記載しています。どちらのWeb GUIがどのページに対応しているかは、 Web GUIのメニュー一覧 をご参照ください。

7.12. 災害時モード

災害時モードを切り替えるためのページです。災害等、緊急事態が発生した場合に開放するSSIDを事前に設定しておくことで、通常運用時と災害時の設定を切り替えることができます。詳細は以下をご参照ください。
災害時モード切り替え機能

7.13. ここです

本製品のLEDを特定のパターンで点滅させます。本製品が近い場所に複数台設置されている場合などに、目的の個体を見つけるのに役立ちます。LEDの点滅パターンについては以下をご参照ください。
LED 表示 - 「ここです」 動作を示すLED表示

8. Web GUIから本製品の設定を変更する

ここでは、仮想コントローラー(オンプレミス管理)のWeb GUIから本製品の設定を変更する手順を示します。
例として、クラスター内のAPの名称と設置場所を変更します。

  1. 仮想コントローラー(オンプレミス管理)のWeb GUIにアクセスします。

  2. [基本設定] - [クラスターAP管理]を開きます。

    クラスターAP管理(変更前)
    図 8. クラスターAP管理(変更前)
  3. APの名称と設置場所を変更して「設定」ボタンを押します。

    クラスターAP管理(変更後)
    図 9. クラスターAP管理(変更後)

    メモ

    • 「設定」ボタンを押すと、画面上部に設定送信の案内が表示されます。

    • 「設定」ボタンを押した段階ではクラスター内のAPに対して設定は同期されていません。設定送信を行う必要があります。

  4. 画面上部に表示された案内に従い、[設定送信] - [設定送信]を開きます。

    設定送信
    図 10. 設定送信
  5. 「送信」ボタンを押して、クラスター内のAPに対して設定を送信します。