LANマップ機能

$Date: 2017/10/11 09:22:44 $

  1. 1. 概要
  2. 2. 用語の定義
  3. 3. 対応機種とファームウェアリビジョン
  4. 4. 注意事項
  5. 5. スレーブと端末の管理台数
  6. 6. 詳細
    1. 6-1. 基本機能
      1. 6-1-1. 共通機能
      2. 6-1-2. LANマップの設定
      3. 6-1-3. スレーブの検出と消失
      4. 6-1-4. スレーブの異常検知機能
    2. 6-2. 端末管理機能
      1. 6-2-1. 端末情報DB
      2. 6-2-2. 端末の検出
      3. 6-2-3. 端末の消失
    3. 6-3. スナップショット機能
      1. 6-3-1. スナップショット
      2. 6-3-2. スナップショット機能による警告の対象
    4. 6-4. 通知機能
      1. 6-4-1. 通知の見方
      2. 6-4-2. スレーブの異常検知機能による通知
      3. 6-4-3. スナップショット機能による通知
      4. 6-4-4. メール通知機能
    5. 6-5. 機器検索機能
      1. 6-5-1. 検索結果の見方
      2. 6-5-2. 正規表現
  7. 7. SYSLOGメッセージ一覧
  8. 8. コマンド
  9. 9. 関連情報

1. 概要

ヤマハルーターは、L2MSに対応したヤマハネットワーク機器を制御して、ヤマハネットワーク機器のポートの状態確認やVLANの設定などを行うことができます。L2MSに対応しているヤマハルーターでは、L2MSによるヤマハネットワーク機器の確認や設定などを行うことができます。L2MSの詳細は「L2MS」を参照してください。

LANマップではL2MSにさらに機能が追加され、ユーザーによるネットワークの管理と運用をより簡単なものにします。 また、スナップショット機能はネットワーク異常の自動検知や、トラブル発生時の原因究明に役立てることができます。LANマップとL2MSの差分点を以下に示します。

LANマップで管理するネットワーク構成の例を以下に示します。

LANマップ概要_ネットワーク構成例

(1)がLANマップに対応していないヤマハルーターのスイッチ制御GUIで表示されるネットワークの範囲です。LANマップに対応したヤマハルーターでは(1)に加えて、(2)の範囲に含まれる端末を表示して、ネットワーク全体を可視化します。

LANマップを使用するネットワークの構成については「構成例」を参照してください。


2. 用語の定義

用語 説明
マスター(コントローラー)
L2MSのスレーブとして動作しているヤマハネットワーク機器の管理を行う機器
ネットワーク内のヤマハネットワーク機器と端末を管理する
スレーブ
L2MSのマスターによって管理されるヤマハネットワーク機器
マスターから設定の確認や変更を行うことができる
スレーブスイッチ L2MSのスレーブとして動作しているヤマハスイッチ
スレーブAP L2MSのスレーブとして動作しているヤマハ無線AP
スレーブルーター L2MSのスレーブとして動作しているヤマハルーター

従来はL2MSのスレーブの管理を行う機器を「コントローラー」と呼称していましたが、機能を拡張していく中でより相応しい名称「マスター」に変更しました。


3. 対応機種とファームウェアリビジョン

ヤマハルーターでは以下の機種、およびファームウェアで、LANマップをサポートしています。

機種 ファームウェア
RTX830 Rev.15.02.01以降
NVR510 Rev.15.01.02以降
NVR700W Rev.15.00.02以降
RTX1210 Rev.14.01.05以降

LANマップで管理可能なスレーブについては「L2MS」を参照してください。


4. 注意事項


5. スレーブと端末の管理台数

LANマップはスレーブ、および端末を監視、管理することができます。スレーブ、および端末の推奨管理台数を以下の表に示します。端末管理機能が無効である場合、端末を管理することはできません。端末管理機能の詳細は「端末管理機能」を参照してください。

注意事項


6. 詳細

6-1. 基本機能

LANマップは主に以下のページによって構成されています。

  1. マップページ
    ネットワークの状態を可視化します。スレーブや端末の接続状況を確認したり、スレーブの設定変更を行ったりすることができます。マップページの詳細は「マップページ」を参照してください。
  2. タグVLANページ
    VLANを作成してスレーブのポートをグループ分けすることができます。VLANごとにIPアドレスを付加することができ、VLAN間の通信はマスターを経由して行われます。VLAN間の通信を全て遮断することもできます。タグVLANページの詳細は「タグVLANページ」を参照してください。
  3. マルチプルVLANページ
    任意のスレーブのポートを複数のグループに分けて、グループ間の通信を遮断することができます。サーバーやルーターなど全グループと通信を行う必要がある端末が接続されるポートは全てのグループに所属させることで通信を行うことができます。マルチプルVLANページの詳細は「マルチプルVLANページ」を参照してください。
  4. 機器一覧ページ
    LANマップで管理している機器の一覧を表示します。端末情報の編集を行ったり、機器情報DBのエクスポートを行ったりすることができます。なお、機器一覧ページは別ウィンドウで表示されます。機器一覧ページの詳細は「機器一覧ページ」を参照してください。
  5. 一覧マップページ
    一覧マップは、LANの接続機器をひとつのマップ上にまとめて表示します。LANの接続機器の表示範囲や機器情報の表示を切り替えることができ、自分が見やすいようにカスタマイズできます。さらに、印刷機能を使って表示している一覧マップを印刷できます。なお、一覧マップページは別ウィンドウで表示されます。一覧マップページの詳細は「一覧マップページ」を参照してください。
    RTX1210では、Rev.14.01.09以降のファームウェアで一覧マップを使用することができます。

6-1-1. 共通機能

「マップページ」、「タグVLANページ」、「マルチプルVLANページ」で共通する機能を以下に示します。

共通機能
  1. 1
    インターフェース選択プルダウンメニュー
    LANマップを表示するインターフェースを選択します。L2MSのマスターとして使用しないインターフェースは選択できません。インターフェースの設定は、「LANマップの設定」を参照してください。
  2. 2
    表示選択スイッチ
    LANマップで表示するページを選択します。
    1. マップ
      「LANマップページ」を表示します。LANマップページの詳細は「マップページ」を参照してください。
    2. タグVLAN
      「タグVLANページ」を表示します。タグVLANページの詳細は「タグVLANページ」を参照してください。
    3. マルチプルVLAN
      「マルチプルVLANページ」を表示します。マルチプルVLANページの詳細は「マルチプルVLANページ」を参照してください。
  3. 3
    「スナップショット」ボタン
    現在のスレーブ、および端末の接続状態をスナップショットとして保存します。スナップショットの詳細は「スナップショット機能」を参照してください。
  4. 4
    「通知」ボタン
    現在のネットワークに対するスナップショットとの差分情報やスレーブの異常などのメッセージを表示します。通知の詳細は「通知機能」を参照してください。
  5. 5
    「履歴」ボタン
    通知メッセージの履歴を表示します。履歴の詳細は「通知機能」を参照してください。
  6. 6
    「機器一覧」ボタン
    「機器一覧ページ」を別ウィンドウで表示します。機器一覧ページの詳細は「機器一覧ページ」を参照してください。
  7. 7
    「一覧マップ」ボタン
    「一覧マップページ」を別ウィンドウで表示します。一覧マップページの詳細は「一覧マップページ」を参照してください。
    RTX1210では、Rev.14.01.09以降のファームウェアで一覧マップを使用することができます。
  8. 8
    「設定」ボタン
    LANマップの設定ダイアログを表示します。詳細は「LANマップの設定」を参照してください。

6-1-2. LANマップの設定

「設定」ボタンを押すとLANマップの設定ダイアログが表示されます。LANマップの設定ダイアログでは、以下の設定を行うことができます。

基本設定

基本設定を行います。

  1. L2MSの動作モード
    L2MSの動作モードを以下から選択します。L2MSの詳細は「L2MS」を参照してください。
    設定 説明
    マスター
    L2MSのマスターとして動作する
    スレーブを検出して一元管理できる
    Web GUIでLANマップが使用できる
    スレーブ
    L2MSのスレーブとして動作する
    マスターから機器情報や端末情報などを確認したり、設定を変更することができる
    同じブロードキャストドメインでは、ひとつのスレーブが同時に複数のマスターのスレーブとなることはできない
    マスターが存在しない場合、L2MSは動作しない
    Web GUIでLANマップが使用できない
    L2MSを使用しない
    L2MSを使用しない
    L2MSのマスターからはひとつの端末として扱われる
    Web GUIでLANマップが使用できない
  2. L2MSを有効にするインターフェース
    以下のインターフェースごとにL2MSを使用するか否かを設定します。
    インターフェース 備考
    LANインターフェース
    IPアドレスが設定されていない場合は表示されない
    以下の場合はL2MSを使用することはできない
    • LAN分割機能(ポートベースVLAN)が設定されている
    • 対象のLANインターフェースを収容しているブリッジインターフェースでL2MSを使用している
    ブリッジインターフェース
    IPアドレスが設定されていない場合、およびブリッジインターフェースにLANインターフェースが収容されていない場合は表示されない
    以下の場合はL2MSを使用することはできない
    • ブリッジインターフェースにLAN分割機能(ポートベースVLAN)が設定されているLANインターフェースが収容されている
    L2MSを使用するインターフェースで、「L2MSの動作モード」の設定にしたがってL2MSが動作します。
  3. 機器名
    LANマップで使用する機器名を設定します。
    機器名は半角32文字以内で設定します。半角英数字、ハイフン(-)、アンダーバー(_)、半角スペース( )以外の文字は使用できません。初期状態では「機種名_シリアル番号」が設定されています。
    「L2MSの動作モード」が「マスター」である場合はマスター名、「L2MSの動作モード」がスレーブである場合はスレーブ名として機器名を使用します。

マスターモード時の動作設定

L2MSのマスターとして動作するときの設定を行います。「L2MSの動作モード」で「マスター」を選択している場合に設定できます。

  1. 端末の管理
    端末情報の管理の設定を行います。端末情報の管理の詳細は「端末管理機能」を参照してください。
    • 端末管理機能を有効にするインターフェース
      インターフェースごとに端末情報の管理を行うか否かを設定します。「L2MSを有効にするインターフェース」でL2MSを有効にしていないインターフェースは表示されません。
      端末情報の管理を行うインターフェースはLANマップに端末情報が表示されます。
    • 端末の監視時間間隔
      マスター、およびスレーブに接続されている端末を検索する時間の間隔を設定します。監視時間間隔が経過するごとにマスター、およびスレーブに接続されている端末を検出します。
    • 無線AP配下の端末の監視時間間隔
      スレーブAPに接続されている端末を検索する時間の間隔を設定します。監視時間間隔が経過するごとにスレーブAPに接続されている端末を検出します。
      スレーブAPがRev.12.00.15以前のWLX302である場合、本設定は適用されません。「端末の監視時間間隔」の設定にしたがって端末を検出します。
  2. スレーブの管理
    スレーブの管理の設定を行います。
    • スレーブの監視時間間隔
      スレーブを探索するパケットの送信時間の間隔を設定します。監視時間間隔が経過するごとに探索パケットを送信して、探索パケットに対する応答パケットを受信するとスレーブが検出されたと判断します。また、監視時間間隔が経過するごとにLANマップが更新されます。
    • スレーブの消失検出までの監視回数
      スレーブが消失したと判断するまでの探索パケット送信回数を設定します。設定した回数分の探索パケットを送信しても応答パケットを受信しない場合に、スレーブが消失したと判断します。
  3. スナップショット機能の設定
    スナップショット機能の設定を行います。スナップショット機能の詳細は「スナップショット機能」を参照してください。
    • スナップショット機能を有効にするインターフェース
      インターフェースごとにスナップショット機能を使用するか否かを設定します。「L2MSを有効にするインターフェース」でL2MSを有効にしていないインターフェースは表示されません。
      スナップショット機能を使用するインターフェースは、端末をスナップショット機能の対象に含めるか否かを以下から選択します。
      設定 説明
      すべての端末を比較対象に含める すべての端末がスナップショット機能の対象に含まれる
      有線接続されている端末のみ比較対象に含める 有線接続されている端末のみがスナップショット機能の対象に含まれる
      端末を比較対象に含めない 端末がスナップショット機能の対象に含まれない
      「端末管理機能を有効にするインターフェース」で端末管理機能を有効にしていないインターフェースでは、本設定に関わらず端末がスナップショット機能の対象に含まれません。

スレーブモード時の動作設定

L2MSのスレーブとして動作するときの設定を行います。「L2MSの動作モード」で「スレーブ」を選択している場合に設定できます。

  1. マスターのHTTPプロキシー経由でのWeb GUIアクセスの許可
    マスターのLANマップからスレーブルーターのWeb GUIを表示をするとき、HTTPプロキシー経由でのアクセスを許可するか否かを設定します。
    HTTPプロキシー経由でのアクセスが許可されている場合、スレーブルーターのWeb GUIにHTTPプロキシー経由でアクセスします。
    HTTPプロキシー経由でのアクセスが許可されていない場合、スレーブルーターのWeb GUIにアクセスするために、パスワードの入力や、マスター、およびスレーブルーターのフィルターやNATなどの設定変更が必要になる場合があります。

注意事項

以下の機種、およびファームウェアではLANマップの設定ダイアログで設定できる項目に以下の制限があります。

機種 ファームウェア 制限事項
NVR510 Rev.15.01.09より前
  • 「L2MSの動作モード」は「マスター」で固定
  • 「機器名」を設定することができない
NVR700W Rev.15.00.10より前
  • 「L2MSの動作モード」は「マスター」で固定
  • ブリッジインターフェースはL2MSを使用することができない
  • 「機器名」を設定することができない
RTX1210 Rev.14.01.20より前
  • 「L2MSの動作モード」は「マスター」で固定
  • ブリッジインターフェースはL2MSを使用することができない
  • 「機器名」を設定することができない
Rev.14.01.09より前
  • 「無線AP配下の端末の監視時間間隔」を設定することができない
  • 「スナップショット機能の設定」で「有線接続されている端末のみ比較対象に含める」を設定することができない

上記の機種、およびファームウェアである場合、LANマップの設定ダイアログの構成や文言に一部違いがあります。

コマンド

以下のコマンドでLANマップの設定を行うことができます。

6-1-3. スレーブの検出と消失

LANマップはL2MSによりスレーブを監視しています。マスターから定期的に探索パケットを送信して、スレーブからの応答パケットを受信するとスレーブが検出されたと判断します。 探索パケットは「設定」ボタンの「スレーブの監視時間間隔」で設定した時間が経過するごとに送信します。探索パケットを「スレーブの消失検出までの監視回数」で設定した回数送信してもスレーブから応答パケットを受信しない場合、当該スレーブがダウンしたと判断します。L2MSによるスレーブの監視の詳細は「L2MS」を参照してください。

6-1-4. スレーブの異常検知機能

LANマップはL2MSによりスレーブの異常を検知することができます。スレーブスイッチにループが発生したときやファンに異常が発生してしまったときなどに、LANマップでネットワークの異常を確認することができます。スレーブの異常検知機能で検知できる異常を以下に示します。

検知できる異常 備考
スレーブスイッチでループが発生した
スレーブスイッチがバックアップ経路で接続された
スレーブスイッチのファンが停止した SWX2200-24G、SWX2200-8PoEで発生
スレーブスイッチがファンが停止したことにより給電を停止した SWX2200-8PoEでのみ発生
スレーブスイッチが内部温度が60℃以上になった
スレーブスイッチが内部温度が60℃以上になったことにより給電を停止した
スレーブスイッチが給電クラス設定より大きなクラスを認識したことにより給電を停止した
スレーブスイッチがClass4(30W)給電によりClass3(15.4W)を給電していたポートの給電を停止した
スレーブスイッチが給電を停止した SWX2200-8PoE、SWX2100-10PoE、SWX2100-5PoEで発生
スレーブスイッチが過電流が生じたことにより給電を停止した
スレーブスイッチが電源故障したことにより給電を停止した
スレーブスイッチの供給電力が最大給電能力を超えた
スレーブスイッチが供給電力が最大給電能力を超えたことにより給電を停止した
スレーブスイッチの電源が故障した
スレーブスイッチの供給電力の合計が63Wを超えた SWX2100-10PoE、SWX2100-5PoEで発生
スレーブスイッチのSFPポートの受光レベルが異常値になった SWX2300シリーズ、SWX2100-24Gで発生

L2MSによるスレーブの異常検知の詳細は「L2MS」「PoE給電制御機能」を参照してください。

LANマップはポートのリンクアップやリンクダウンなどのネットワークの変化に応じて、マスターおよびスレーブに接続されている端末の検出状態を管理します。端末が検出されると自動的に詳細情報が取得され、「マップページ」や「機器一覧ページ」に表示されます。「マップページ」や「機器一覧ページ」の詳細は「マップページ」「機器一覧ページ」を参照してください。

「設定」ボタンの「マスターモード時の動作設定」で端末情報の管理を有効にしていないインターフェースでは端末の検出は行いません。

6-2-1. 端末情報DB

端末情報DBは端末ごとの詳細情報を記載したCSV形式のファイルで、ユーザーが自由に編集することができます。従来は「端末マスター」と呼称していましたが、機能を拡張していく中でより相応しい名称に変更しました。

端末の検索を行ったとき、端末情報DBに登録された端末であれば端末情報が自動的に反映されます。 端末ごとの情報を事前に設定しておくことができるため、検出された端末の管理が簡単になります。 「機器一覧ページ」の「端末情報DB」からエクスポートすることができ、複数のヤマハルーターに同じ端末情報DBを適用することができます。 なお、検出された端末が端末情報DBに登録されていない場合や端末情報DBがない場合は、端末情報には項目ごとのデフォルト値が反映されます。 一部の項目にはOUIやDHCPオプションから取得した情報が反映されます。 OUIやDHCPから取得できる情報の詳細は「OUI」「DHCPオプション」を参照してください。

作成方法

端末情報DBは「機器一覧ページ」の「端末情報DB」から作成することができます。 端末情報DBを作成した場合、ファイル名「devinfo_master.csv」の端末情報DBが、RTFS領域の /lanmap に保存されます。なお、端末情報DBのファイル名と保存場所を変更することはできません。 また、端末情報DBはRTFS領域に保存されるファイルであるため、TFTPを用いてファイル転送 (書き込み、読み出し)を行うこともできます。

端末情報DBのサンプルファイルは以下のリンクからダウンロードすることができます。

devinfo_master.csv

フォーマット

端末情報DBには、1行目に書式バージョン情報、2行目以降に端末情報が記載されています。

1行目:Format Version(固定),バージョン番号(1)

2行目以降(1端末につき1行):MACアドレス,種類ID,メーカー,機種名,機器名,OS,コメント,スナップショット

  1. 項目一覧(※は入力必須項目)
    項目名 説明 デフォルト値 備考
    MACアドレス(※) 端末のMACアドレス 半角、「:」区切り(例:00:a0:de:00:00:00)
    種類ID 端末の種類を表すID 00000(指定なし) 種類ID一覧より選択(下表参照)
    メーカー 端末のメーカー名 空欄 半角128文字以内、全角64文字以内
    機種名 端末の機種名 空欄 半角128文字以内、全角64文字以内
    機器名 端末の機器名 空欄 半角128文字以内、全角64文字以内
    OS 端末のOS名 空欄 半角128文字以内、全角64文字以内
    コメント 端末に対するコメント 空欄 半角128文字以内、全角64文字以内
    スナップショット機能(※) 端末をスナップショット機能による警告の対象とするか否かの設定 on on/offより選択
    onである場合に、端末はスナップショット機能による警告の対象となる
    スナップショット機能の詳細は「通知機能」を参照
  2. 種類ID一覧
    ID 分類 種類
    00000 指定なし -
    01000 通信機器 通信機器(全般)
    01010 ヤマハルーター
    01020 ヤマハスイッチ
    01030 ヤマハ無線AP
    01100 ヤマハ会議用コミュニケーション機器
    01200 ルーター
    01210 スイッチ
    01220 無線AP
    01300 会議用コミュニケーション機器
    02000 コンピューター コンピューター(全般)
    02010 デスクトップPC
    02020 ノートPC
    02030 タブレットPC
    02100 サーバー
    03000 コンピューター周辺機器 コンピューター周辺機器(全般)
    03010 スピーカー
    03020 マイク
    03050 カメラ
    03070 NAS
    04000 携帯端末 携帯端末(全般)
    04010 スマートフォン
    05000 業務用機器 業務用機器(全般)
    05010 POS
    05100 ハンディターミナル
    06000 事務用機器 事務用機器(全般)
    06010 電話機
    06030 プリンター
    06060 複合機
    07000 楽器/音響機器 楽器/音響機器(全般)
    07100 楽器
    07200 PA
    07210 ミキサー
    08000 家電 家電(全般)
    08010 テレビ
    99000 その他 その他

一部の項目は、端末情報DBに設定値がなければOUIやDHCPから取得した情報が反映されます。端末情報DBに設定値があれば端末情報DBの設定値が反映されます。端末情報DBに設定値がなくOUIやDHCPオプションからも情報が取得できない項目にはデフォルト値が反映されます。

制限事項

端末情報DBの文字コードはShift-JISを使用してください。Shift-JISでは認識できない文字(機種依存文字や非常用漢字など)が含まれていた場合は、エラーとなります。

Format Versionよりも上の行であれば行の先頭に#を付加することでコメント文を入力することができます。Format Version以下の行に端末情報以外(見出し行を除く)を記述するとエラーとなります。

エラーチェック

端末情報DBの登録内容を反映するときに端末情報DBのエラーチェックを行います。エラーが含まれていた場合はSYSLOGメッセージが出力されます。以下にSYSLOGメッセージと端末情報DBのエラー内容およびエラーが発生したときの処理を示します。なお、下表のpathは端末情報DBのパス、lineはエラーが含まれている行を表しています。SYSLOGメッセージの詳細は「SYSLOGメッセージ一覧」を参照してください。

6-2-2. 端末の検出

LANマップは以下のタイミングでマスター、またはスレーブに接続されている端末を検索して、新規の端末の情報が見つかった場合に端末が検出されたと判断します。

端末の検索はマスター、またはスレーブ単体に対して行う場合やネットワーク全体に対して行う場合などがあり、端末の検索を行うタイミングごとに検索を行う対象が異なります。時間軸における端末の検索のタイミングの例を以下に示します。

  1. 時間軸における端末の検索
  2. (1)「設定」ボタンの「端末の監視時間間隔」で設定した時間が経過
    マスター、スレーブルーター、スレーブスイッチに接続されている端末を検出します。
  3. (2)L2MSによりスレーブスイッチが検出
    新規に検出されたスレーブスイッチに接続されている端末を検出します。
  4. (3)L2MSによりスレーブスイッチからポートのリンクアップが通知
    リンクアップが通知されたスレーブスイッチのポートに接続されている端末を検出します。
  5. (4)マスターのポートがリンクアップ
    マスターのポートに接続されている端末を検出します。
  6. (5)「設定」ボタンの「端末の監視時間間隔」で設定した時間が経過
    マスター、スレーブルーター、スレーブスイッチに接続されている端末を検出します。
  7. (6)L2MSによりスレーブスイッチからポートのリンクアップが通知
    リンクアップが通知されたスレーブスイッチのポートに接続されている端末を検出します。
  8. (7)「マップページ」の「接続機器ビュー」の「取得」ボタンが押された
    「取得」ボタンが押されたスレーブスイッチに接続されている端末を検出します。
  9. (8)「設定」ボタンの「端末の監視時間間隔」で設定した時間が経過
    マスター、スレーブルーター、スレーブスイッチに接続されている端末を検出します。

マスターやスレーブスイッチのリンクアップが検知される度に端末の検索を行います。「設定」ボタンの「端末の監視時間間隔」で設定した間隔で定期的に端末の検索を行うため、スレーブスイッチからのポートのリンクアップを検知できなかった場合でも時間経過によって端末を検出することができます。

注意事項

端末情報

端末の検索によって検出された端末は、検出された時点ではMACアドレス以外の情報を持っていません。端末が検出されると、LANマップは端末情報DB、OUI、DHCPオプション、ARPテーブルから端末の情報を取得して端末の情報に反映します。また、「端末情報DB」の端末情報は「機器一覧ページ」の「端末一覧」または「端末情報DB」で編集できます。

以下にOUI、DHCPオプション、ARPテーブルから取得できる情報を示します。端末情報DBから取得できる情報の詳細は「端末情報DB」を参照してください。

  1. OUI
    OUI(Organizationally Unique Identifier)はIEEEによって管理されているベンダー識別子です。マスターのファームウェアにはOUIファイルが取り込まれています。取り込まれているOUIのバージョンは show lan-map コマンドで確認することができます。LANマップは検出された端末のMACアドレスとOUIを照らし合わせてメーカー名を取得して、検出された端末の情報に反映します。取得したメーカー名が設定可能な文字数制限(半角128文字以内、全角64文字以内)を超える場合は、最大文字数までをメーカー名とします。なお、端末情報DBに登録されている端末情報がある場合は、端末情報DBに登録されている端末情報が優先されます。
    メーカー名にShift-JISでは認識できない文字が含まれているOUIはファームウェアに取り込んでいないため、メーカー名を取得することはできません。
    マスターのファームウェアに取り込まれているOUIは最新の情報とは限らないため、IEEEによって管理されているOUIファイルに記載されているMACアドレスであっても、メーカー名を取得できない場合があります。
  2. DHCPオプション
    DHCPクライアントから送信されたDHCPオプションの情報から端末の機器名とOS名を取得して、検出された端末の情報に反映します。なお、端末情報DBに登録されている端末情報がある場合は、端末情報DBに登録されている端末情報が優先されます。
    OS名はDHCPオプションに含まれるVendor Class IDによって決定されます。以下にVendor Class IDとOS名の組み合わせを示します。
    Vendor Class ID OS名
    MSFT Windows
    MSFT 98
    MSFT 5.0
    上記以外 空欄
    マスターにDHCPサーバー設定が行われていない場合やDHCPクライアントがDHCPオプションに対応していない場合は、端末情報を取得することはできません。
    DHCPから端末の情報を取得するタイミングによっては、DHCPサーバーからDHCPクライアントへのアドレスのリースが完了しておらず、端末の情報が取得できない場合があります。
  3. ARPテーブル
    検出された端末のMACアドレスとARPテーブルに登録されているMACアドレスを照らし合わせてIPv4アドレスを取得して、検出された端末の情報に反映します。
    ARPテーブルから端末の情報を取得するタイミングによっては、ARPテーブルにMACアドレスが登録されておらず、端末の情報が取得できない場合があります。

6-2-3. 端末の消失

LANマップは特定のタイミングでマスター、またはスレーブに接続されていた端末が消失したと判断します。消失扱いとなる端末はスレーブスイッチに接続された全ての端末である場合やスレーブスイッチのあるポートに接続された端末のみである場合などがあり、端末が消失したと判断するタイミングごとに消失扱いとなる端末が異なります。以下に端末が消失したと判断するタイミングと消失扱いとなる端末の組み合わせを示します。

注意事項

6-3. スナップショット機能

スナップショット機能は現在のネットワークの接続状態と事前に保存したネットワークの接続状態を比較して、違いがあった場合にメッセージを表示する機能です。 スレーブスイッチのLANケーブルが抜けてしまったときやLANケーブルの接続ポートが変更されてしまったときに、LANマップからネットワークの異常を確認することができます。

以下に現在のネットワークの接続状態と事前に保存したネットワークの接続状態の比較を行うタイミングを示します。

「設定」ボタンの「スナップショット機能の設定」でスナップショット機能を有効にしていないインターフェースではスナップショット機能は動作しません。

6-3-1. スナップショット

スナップショットはLANインターフェースごとのある時点でのネットワークの接続状態を記載したテキスト形式のファイルで、スレーブ用ファイルと端末用ファイルがあります。LANマップは現在のネットワークの接続状態と作成されたスナップショットを比較して、違いがあった場合にネットワークの異常が検知されたと判断します。

作成方法

スナップショットは「スナップショット」ボタンから作成することができます。 スナップショットを作成した場合、ファイル名「snapshot_interface_sw.txt」(interfaceはLANインターフェース名)のスレーブ用スナップショットファイルと、 ファイル名「snapshot_interface_dev.txt」の端末用スナップショットファイルが、RTFS領域の /lanmap に保存されます。なお、ファイル名と保存場所を変更することはできません。 また、スナップショットはRTFS領域に保存されるファイルであるため、TFTPを用いてファイル転送 (書き込み、読み出し) を行うことができます。ただし、ファイルの内容を手動で編集するとネットワークの異常を正しく検知することができなくなることがあるため編集しないでください。

「スナップショット」ボタンからスナップショットを作成する場合、「ネットワークの接続状態を更新してから保存」を有効にすると、ネットワークの接続状態の情報を最新に更新してからスナップショットを作成することができます。ただし、ネットワークの構成によっては作成が完了するまでに20分〜30分程かかる場合があります。作成が完了するまでの間に他の処理が実行できなくなることはありません。

以下のコマンドでもスナップショットを作成することができます。

6-3-2. スナップショット機能による警告の対象

スナップショット機能はネットワークに存在する全ての機器を警告の対象として機器の接続状態とスナップショットの比較を行い、違いがあればネットワークの異常が検知されたと判断しています。スレーブは常時警告の対象となりますが、端末は以下の条件のいずれかが満たされる場合に警告の対象外となります。

端末が警告の対象外となる場合は端末の接続状態とスナップショットに違いがあってもネットワークの異常が検知されたとは判断しません。

注意事項

6-4. 通知機能

LANマップはL2MSとスナップショット機能を利用してネットワークを監視しています。 ネットワークに異常が検知されるメッセージを表示します。

6-4-1. 通知の見方

通知

履歴

  1. 1
    通知エリア
    現在のネットワークに対するメッセージを表示します。通知エリアは新しいメッセージが追加されると自動的に表示され、「通知」ボタンを押すことでも表示することができます。 また、メッセージが表示されている状態で「通知」ボタンを押すと通知エリアを閉じることができます。
    1. 日時
      メッセージが出力された時間を表示します。
    2. 内容
      スレーブの異常検知機能やスナップショット機能により出力されたメッセージを表示します。
  2. 2
    ツリービュー
    異常が検知されたスレーブ、または異常が検知された端末が接続されているスレーブの横に異常アイコンを表示します。
  3. 3
    接続機器ビュー
    異常が検知された機器を赤でハイライトして表示します。
  4. 4
    履歴エリア
    通知メッセージの履歴を表示します。履歴は最大で1000件まで保存され、最大件数を超える場合は古いメッセージから削除されます。なお、通知エリアに表示されたメッセージが前回のメッセージから変化していない場合は履歴には追加されません。
    1. 全て削除ボタン
      メッセージを履歴から削除します。
    2. 日時
      メッセージが出力された時間を表示します。
    3. 内容
      スレーブの異常検知機能やスナップショット機能により出力されたメッセージを表示します。

6-4-2. スレーブの異常検知機能による通知

スレーブの異常検知機能によってスレーブの異常が検知されるとLANマップの「通知エリア」、および「履歴エリア」にメッセージが出力されます。以下に出力されるメッセージを示します。macはメッセージの対象となる機器のMACアドレス、nはポート番号、routeは経路です。「通知エリア」と「履歴エリア」の両方に表示されるメッセージと片方のみに表示されるメッセージがあります。

出力メッセージ 説明 通知エリア 履歴エリア 備考
[mac] ヤマハスイッチのポート(n1,n2...)でループが発生しています。 スレーブスイッチのポート(n1,n2...)でループが発生した -
[mac] バックアップ経路で接続されています。(マスター経路: route スレーブスイッチがバックアップ経路で接続された -
[mac] マスター経路で接続されました。 スレーブスイッチがマスター経路で接続された × -
[mac] ヤマハスイッチのファンが停止しています。 スレーブスイッチのファンが停止した SWX2200-24G、SWX2200-8PoEで発生
[mac] ヤマハスイッチのポート(n)でファンが停止したため、給電が停止しました。 スレーブスイッチのポート(n)でファンが停止して給電が停止した × SWX2200-8PoEでのみ発生
[mac] ヤマハスイッチの給電が停止しています。 スレーブスイッチの内部温度が60℃以上になり給電が停止した
[mac] ヤマハスイッチのポート(n)で内部温度が60℃以上になったため、給電が停止しました。 スレーブスイッチのポート(n)で内部温度が60℃以上になり給電が停止した ×
[mac] ヤマハスイッチのポート(n)で給電クラス設定より大きなクラスを認識したため、給電が停止しています。 スレーブスイッチのポート(n)で給電クラス設定より大きなクラスを認識し給電が停止した ×
[mac] ヤマハスイッチのポート(n)でClass4(30W)給電により、Class3(15.4W)を給電していたポートの給電が停止しています。 スレーブスイッチのポート(n)でClass4(30W)給電により、Class3(15.4W)を給電していたポートの給電が停止した ×
[mac] ヤマハスイッチの供給電力が最大給電能力を超えています。 スレーブスイッチの供給電力が最大給電能力を超えた
[mac] ヤマハスイッチのポート(n)の給電が停止しました。 スレーブスイッチのポート(n)の給電が停止した × SWX2200-8PoE、SWX2100-10PoE、SWX2100-5PoEで発生
[mac] ヤマハスイッチのポート(n)でClass0の機器に給電を開始しました。 スレーブスイッチのポート(n)でClass0の機器に給電を開始した ×
[mac] ヤマハスイッチのポート(n)でClass1の機器に給電を開始しました。 スレーブスイッチのポート(n)でClass1の機器に給電を開始した ×
[mac] ヤマハスイッチのポート(n)でClass2の機器に給電を開始しました。 スレーブスイッチのポート(n)でClass2の機器に給電を開始した ×
[mac] ヤマハスイッチのポート(n)でClass3の機器に給電を開始しました。 スレーブスイッチのポート(n)でClass3の機器に給電を開始した ×
[mac] ヤマハスイッチのポート(n)でClass4の機器に給電を開始しました。 スレーブスイッチのポート(n)でClass4の機器に給電を開始した ×
[mac] ヤマハスイッチのポート(n)で過電流が生じたため、給電が停止しました。 スレーブスイッチのポート(n)で過電流が生じて給電が停止した ×
[mac] ヤマハスイッチのポート(n)で供給電力が最大給電能力を超えたため、給電が停止しました。 スレーブスイッチのポート(n)で供給電力が最大給電能力を超えて給電が停止した ×
[mac] ヤマハスイッチのポート(n)で電源が故障したため、給電が停止しました。 スレーブスイッチのポート(n)で電源故障で給電が停止した ×
[mac] ヤマハスイッチの電源に異常が発生しています。 スレーブスイッチの電源が故障した
[mac] ヤマハスイッチのポート(n)のSFP受光レベルが正常に戻りました。 スレーブスイッチのポート(n)のSFP受光レベルが正常に戻った × SWX-2300シリーズ、SWX2100-24Gで発生
[mac] ヤマハスイッチのポート(n)のSFP受光レベルが下限閾値を下回っています。 スレーブスイッチのポート(n)のSFP受光レベルが下限閾値を下回った
[mac] ヤマハスイッチのポート(n)のSFP受光レベル上限閾値を超えています。 スレーブスイッチのポート(n)のSFP受光レベルが上限閾値を超えた

6-4-3. スナップショット機能による通知

スナップショット機能によってネットワークの異常が検知されたり、スナップショットの作成が開始されたりするとLANマップとSYSLOGにメッセージが出力されます。SYSLOGに出力されるメッセージの詳細は「SYSLOGメッセージ一覧」を参照してください。

以下にLANマップの「通知エリア」、および「履歴エリア」に出力されるメッセージを示します。macはメッセージの対象となる機器のMACアドレス、nはポート番号、routeは経路です。「通知エリア」と「履歴エリア」の両方に表示されるメッセージと片方のみに表示されるメッセージがあります。なお、スナップショット機能による警告の対象ではない端末に対するメッセージは表示されません。

出力メッセージ 説明 通知エリア 履歴エリア
[mac] 登録されていないヤマハスイッチ/ヤマハ無線AP/ヤマハルーターがあります。 スナップショットに登録されていないスレーブが検出された
[mac] 接続ポートの異なるヤマハスイッチ/ヤマハ無線AP/ヤマハルーターがあります。
正しい経路はroute、アップリンクポートはnです。
接続ポートがスナップショットと異なるスレーブが検出された
スレーブがヤマハ無線APである場合、アップリンクポートは表示されない
[mac] 見つからないヤマハスイッチ/ヤマハ無線AP/ヤマハルーターがあります。 スナップショットに登録されているスレーブが接続されていない
[mac] ヤマハスイッチ/ヤマハ無線AP/ヤマハルーターの状態がスナップショットファイルと一致しました。 異常が検出されていたスレーブがスナップショットと一致した ×
[mac] 登録されていない端末があります。 スナップショットに登録されていない端末が検出された
[mac] 接続ポートの異なる端末があります。正しい経路はrouteです。 接続ポートがスナップショットと異なる端末が検出された
[mac] 見つからない端末があります。 スナップショットに登録されている端末が接続されていない
[mac] 端末の状態がスナップショットファイルと一致しました。 異常が検出されていた端末がスナップショットの情報と一致した ×
スナップショットファイルを作成してください。 スナップショットを読み込むことができなかった ×
スナップショットファイルの作成を開始しました。 スナップショットの作成が開始された ×
スナップショットファイルの作成が完了しました。 スナップショットの作成が完了した ×
スナップショットファイルの作成中です。 スナップショットの作成を実行中 ×
スナップショットファイルの作成を中断しました。 スナップショットの作成が中断された ×
スナップショットファイルの作成に失敗しました。 スナップショットの作成が失敗した ×

6-4-4. メール通知機能

LANマップはネットワークの異常を検知すると、設定したメールアドレスに対して検知した内容をメールで通知することができます。

RTX1210では、Rev.14.01.09以降のファームウェアでLANマップのメール通知機能を使用することができます。

注意事項

メール通知機能の基本的な動作については、「バックアップ/経路変更時のメール通知」を参照してください。

メール通知機能の設定

メール通知機能の設定は 「詳細設定」タブの「メール通知機能」ページで行います。「メール通知機能」ページでは以下の内容が表示されます。「メール通知機能」ページの詳細は、GUIのヘルプページを参照してください。

  1. 登録されているメールサーバーの一覧
    メール送信に使用するメールサーバー(SMTPサーバー)の一覧です。
    一覧表の上側にある「新規」ボタンより、メールサーバーを追加することができます。また、表の右側にある「変更」ボタンより、メールサーバーの設定を変更することができます。設定を削除する場合は、削除したい設定のチェックボックスを選択して、一覧表の上側にある「削除」ボタンを押してください。
  2. メール通知の設定一覧
    現在設定されているメール通知の設定の一覧です。一覧に登録されている設定にしたがって、メールが送信されます。
    一覧表の上側にある「新規」ボタンより、メール通知の設定を追加することができます。LANマップのメール通知機能を有効にする場合は、「通知内容」で「LANマップの異常検知」を選択してください。表の右側にある「変更」ボタンより、メール通知の設定を変更することができます。設定を削除する場合は、削除したい設定のチェックボックスを選択して、一覧表の上側にある「削除」ボタンを押してください。

メール通知の契機

LANマップのメール通知機能は、以下を契機として動作します。

  1. メール通知の契機
    • スレーブの異常が発生、または解消が検知された
    • スナップショットとの差分が発生、または解消が検知された

最初の契機のあと、「メール通知の設定」の「メール送信待機時間」で指定した時間が経過するとメールが送信されます。また、「メール送信待機時間」で指定した時間内に同じ「メール通知の設定」を使用する他のメール通知機能(状態メール通知など)が動作した場合は、すべて同一のメールで通知されます。

前回のメール送信のあと、ネットワークの状態に変化がない(新規の異常、および異常の解消が検知されていない)場合はメールは送信されません。

通知内容について

LANマップのメール通知機能により送信されたメールには以下の情報が含まれています。

  1. 通知内容に含まれる情報
    • 新規に検知された異常
    • 前回のメール送信から今回のメール送信までの間に解消された異常(※1)
    • 検知後、解消されていない異常(※2)(※3)
    • 上記の各異常に該当する機器の情報
    1. (※1)前回のメール送信の時点で解消済みの異常は含まれません。
    2. (※2)一部例外があります。詳細は「異常の種類」を参照してください。
    3. (※3)「詳細設定」タブの「メール通知機能」ページで「メール通知の設定」を追加、変更、および削除した場合、解消されていない異常の情報はクリアされます。
  1. フォーマット
    通知内容は以下のフォーマットにしたがって表示されます。最初にヘッダ情報が表示され、次に検知した異常の種類と該当する機器の情報が表示されます。
    Model: マスターの機種名
    SystemName: マスターの機器名
    Revision: マスターのファームウェアリビジョン
    Time: メールの送信時間
    Template ID: 「通知メールの設定」を示すID
    
    
    <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<   LANマップ 異常検知   >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
    
    
    [LANインターフェース  異常の種類]
    
      機器の詳細(項目は異常の種類ごとに変化)
    ============================================================================
    (発生: YYYY/MM/DD tt:mm:ss  解消: YYYY/MM/DD tt:mm:ss)
      機器の詳細
    ----------------------------------------------------------------------------
    (発生: YYYY/MM/DD tt:mm:ss  解消: YYYY/MM/DD tt:mm:ss)
      機器の詳細
          ・
          ・
    以降、すべての機器の詳細を表示するまで繰り返し
    
    
    [LANインターフェース  異常の種類]
          ・
          ・
    以降、すべての異常を表示するまで繰り返し
    
    マスターが以下の機種、およびファームウェアである場合、「SystemName」は表示されません。
    機種 ファームウェア
    NVR510 Rev.15.01.09より前
    NVR700W Rev.15.00.10より前
    RTX1210 Rev.14.01.20より前
  2. 通知例
    Model: RTX1210
    SystemName: RTX1210_XXXXXXXXX
    Revision: Rev.14.01.20
    Time: 2015/05/21 15:53:16
    Template ID: 1
    
    
    <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<   LANマップ 異常検知   >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
    
    
    [LAN1 ループ発生]
    
      種類                                機器名
      MACアドレス                         異常検出ポート
      経路
    ============================================================================
    (発生: 2015/05/21 15:52:46  解消: 2015/05/21 15:52:58)
      SWX2200-24G                         SWX9
      00:a0:de:00:00:09                   1-5
      lan1:2-24-24-24-24-24-24-24(UpLink:1)
    
    
    [LAN1 不正機器の接続(SnapShot)]
    
      種類                                機器名
      MACアドレス                         コメント
      経路
    ============================================================================
    (発生: 2015/05/21 15:52:14  解消: ----/--/-- --:--:--)
      -                                   -
      aa:aa:aa:01:01:01                   -
      lan1:1-7
    ----------------------------------------------------------------------------
    (発生: 2015/05/21 15:52:20  解消: ----/--/-- --:--:--)
      -                                   -
      aa:aa:aa:02:02:02                   -
      lan1:1-8
    
    
    [LAN3 接続ポートの不一致(SnapShot)]
    
      種類                                機器名
      MACアドレス                         コメント
      経路
      経路(SnapShot)
    ============================================================================
    (発生: 2015/05/21 15:52:03  解消: ----/--/-- --:--:--)
      デスクトップPC                      Host_Name2
      bb:bb:bb:02:02:02                   Comment2-over30-1234567890abcd..
      lan3-1-24-10
      lan3-1-24-11
    
    
    [LAN3 機器の消失(SnapShot)]
    
      種類                                機器名
      MACアドレス                         コメント
      経路(SnapShot)
    ============================================================================
    (発生: 2015/05/21 15:52:20  解消: 2015/05/21 15:52:30)
      デスクトップPC                      Host_Name1
      bb:bb:bb:01:01:01                   Comment11
      lan3-10
    
  1. 異常の種類
    通知内容に含まれる異常の種類を以下に示します。
    分類 (異常の)種類 説明 備考
    スレーブの異常 ファン異常 スレーブのファンが停止した SWX2200-24G、SWX2200-8PoEで発生
    ループ発生 スレーブのポートでループが発生した -
    バックアップ経路接続 スレーブがバックアップ経路で接続された -
    温度異常 スレーブの内部温度が60℃以上になった SWX2200-8PoEでのみ発生
    最大給電能力超過 スレーブの供給電力が最大供給能力を超えた
    給電Class異常による給電停止 スレーブのポートで給電Class設定より大きなClassを認識したため、給電が停止した
    Class4給電による給電停止 スレーブのポートでClass4(30W)給電により、Class3(15.4W)を給電していたポートの給電が停止した
    過電流による給電停止 スレーブのポートで過電流が生じたため、給電が停止した SWX2200-8PoE、SWX2100-10PoE、SWX2100-5PoEで発生
    電源異常 スレーブの電源が故障した
    スナップショットとの差分 不正機器の接続(SnapShot) スナップショットに登録されていない機器が検出された スナップショット機能が有効になっているインターフェースでのみ通知される
    接続ポートの不一致(SnapShot) 接続ポートがスナップショットと異なる機器が検出された
    機器の消失(SnapShot) スナップショットに登録されている機器が接続されていない
    以下の異常については、LANマップでは異常の解消を検知することができません。これらの異常については新規に検知されたときのみ通知され、以降は通知されません。
    • 給電Class異常による給電停止
    • Class4給電による給電停止
    • 過電流による給電停止
  2. 機器情報
    通知内容に含まれる機器情報を以下に示します。項目によっては表示できる文字数に制限があります。制限を超える場合は省略して表示されます。また、機器情報は発生日時順で表示されます。
    項目名 説明 表示文字数 備考
    発生 機器の異常が検知された日時 -
    解消 機器の異常が解消された日時 - 異常が解消されていない機器では ----/--/-- --:--:-- と表示される
    種類 機器の種類 半角30文字、全角15文字まで
    機器名 機器の名前
    コメント 機器に対するコメント 機器がスレーブの場合は 空欄 となる
    異常検出ポート 異常が検出されたポート 連続したポートが対象の場合はハイフン(-)で省略される、例えば、1,2,3,4,5,6 が対象の場合は 1-6 と表示される
    MACアドレス 機器のMACアドレス -
    経路 機器の経路 半角40文字まで 機器がスレーブスイッチ、またはスレーブルーターの場合は経路の横にアップリンクポート番号が表示される
    経路(SnapShot) スナップショットに登録されている経路
    経路(Master) 機器のマスター経路
    発生と解消を除くその他の機器情報には、すべての異常に共通で表示される情報と一部の異常にのみ表示される情報があります。異常の種類ごとの機器情報を以下に示します。
    異常の種類 機器情報
    種類 機器名 コメント 異常検出ポート MACアドレス 経路 経路(SnapShot) 経路(Master)
    ファン異常 × × × ×
    ループ発生 × × ×
    バックアップ経路接続 × × ×
    温度異常 × × × ×
    電源異常 × × × ×
    最大給電能力超過 × × × ×
    給電Class異常による給電停止 × × ×
    Class4給電による給電停止 × × ×
    過電流による給電停止 × × ×
    不正機器の接続(SnapShot) × × ×
    接続ポートの不一致(SnapShot) × ×
    機器の消失(SnapShot) × × ×

「マップページ」からネットワークに存在する機器を検索することができます。任意のキーワードと一致する情報を含む全ての機器を見つけることができます。機器検索はキーワードと以下の機器情報を比較することで行われます。キーワードの大文字/小文字は区別されません。

マスターがRev.14.01.09より前のRTX1210である場合、「SSID」、および「周波数」との比較は行いません。

6-5-1. 検索結果の見方

機器検索結果画面

機器検索後のマップページ

  1. 1
    検索欄
    機器の検索条件を入力して機器を検索します。
    1. キーワード入力ボックス
      検索の条件となるキーワードを入力します。
    2. ×ボタン
      機器検索結果の表示を解除します。
    3. 検索ボタン
      機器検索を実行します。
  2. 2
    ツリービュー
    機器検索で発見された機器が接続されているマスター、およびスレーブをブルーグレーでハイライトします。マスター、およびスレーブを選択すると「接続機器ビュー」に接続機器の一覧が表示されます。
  3. 3
    検索結果
    機器検索の結果をリスト表示します。
    リストには以下の項目が表示されます。項目ごとのソートスイッチを押すことでリストを並び替えることができます。初期画面では経路順にソートされています。
    項目名 説明
    経路 機器の経路
    SSID 機器が接続されているSSID
    VLAN ID 機器が接続されているポートが参加しているVLANのID
    種類 機器の種類を表すアイコン
    メーカー 機器のメーカー名
    機器名 機器名
    コメント 機器に対するコメント
    MACアドレス 機器のMACアドレス
    IPアドレス 機器のIPv4アドレス
    機種名 機器の機種名
    OS 機器のOS名
    周波数 機器の周波数
    スナップショット機能 機器をスナップショット機能による警告の対象とするか否かの設定
    マスターがRev.14.01.09より前のRTX1210である場合、「SSID」、および「周波数」は表示されません。
  4. 4
    接続機器ビュー
    機器検索で発見された機器をブルーグレーでハイライトします。異常検知による赤のハイライトと重なった場合は、ブルーグレーが優先されます。

6-5-2. 正規表現

キーワードには正規表現を用いることができます。LANマップで利用できる正規表現の文法を以下に示します。

文法 説明
A Aという文字
ABC ABCという文字列
[ABC] A、B、Cのいずれか1文字
[A-C] A〜Cまでのいずれか1文字
[^ABC] A、B、Cのいずれでもない任意の1文字
. 任意の1文字
A+ 1文字以上のA
A* 0文字以上のA
A? 0文字または1文字のA
^A Aで始まる文字列
A$ Aで終わる文字列
ABC|DEF|GHI ABCまたはDEFまたはGHI
A{2} 2個のA(AA)
A{2,} 2個以上のA(AA、AAA、AAAA、...)
A{2,3} 2個〜3個のA(AA、AAA)
\b スペースなどの単語の区切り
\B \b以外の文字
\d 任意の数値([0-9]と同じ)
\D 数値以外の文字([^0-9]と同じ)
\s 1文字の区切り文字
\S \s以外の1文字
\w 英数文字([A-Za-z0-9_]と同じ)
\W \w以外の文字

7. SYSLOGメッセージ一覧

LANマップにおいて出力されるSYSLOGメッセージを以下に示します。出力されるメッセージには "[LANMAP]" というプレフィックスが付加されます。出力されるメッセージにはlan-map logコマンドがonの場合のみ出力されるメッセージがあります。

端末検出用のSYSLOGメッセージ

interfaceはインターフェース、macはMACアドレスです。

レベル 出力メッセージ 意味 備考
INFO Search Device(interface): SW(mac): Failed. スレーブに接続されている端末の情報の取得に失敗した
DEBUG Search Device(interface): SW(mac): Update. スレーブに接続されている端末の情報を取得した lan-map logコマンドがoffである場合は出力されない

端末情報DB用のSYSLOGメッセージ

pathは端末情報DBのパス、lineはエラーが含まれている行です。

レベル 出力メッセージ 意味
INFO path: Character Code: Not Shift_JIS. Shift-JISでは認識できない文字が含まれている
path: Format Version: Not found. 書式バージョンが見つからない
path: Format Version: Illegal value. 書式バージョンが不正値
path: Device Information: Illegal value. (line 端末情報に不正値が含まれている
path: Device Information: Duplicate device. (line 重複している端末情報がある
Make path: Failed. 端末情報DBの書き込みに失敗した

スナップショット機能用のSYSLOGメッセージ

interfaceはインターフェース、Infoは機器の詳細情報です。

レベル 出力メッセージ 意味 備考
INFO SnapShot(interface): Unknown. [Info] スナップショットに登録されていないスレーブ、および端末が検出された lan-map logコマンドがoffである場合は出力されない
SnapShot(interface): Route difference. [Info] 接続ポートがスナップショットと異なるスレーブ、および端末が検出された
SnapShot(interface): Not found. [Info] スナップショットに登録されているスレーブ、および端末が接続されていない
SnapShot(interface): Status recovered. [Info] 異常が検出されていたスレーブ、および端末がスナップショットと一致した
SnapShot(interface): Can not open snapshot files. スナップショットを読み込むことができなかった
SnapShot(interface): Take snapshot files: Start. スナップショットの作成が開始された
SnapShot(interface): Take snapshot files: Complete. スナップショットの作成が完了した
SnapShot(interface): Take snapshot files: Stop. スナップショットの作成が中断された
SnapShot(interface): Take snapshot files: Failed. スナップショットの作成が失敗した

Infoに含まれる機器情報を以下に示します。機器情報が空の項目は、Infoには表示されません。

項目名 説明 備考
Host_Name 機器の名前
Comment 機器に対するコメント 機器が端末である場合のみ
Route 機器の経路
出力メッセージが「Route difference.」である場合のみ
機器がスレーブスイッチ、またはスレーブルーターの場合は経路の横にアップリンクポート番号が表示される
Route(SnapShot) スナップショットに登録されている経路
MAC_Address 機器のMACアドレス -

注意事項

マスターがRev.14.01.09より前のRTX1210である場合、スナップショット機能用のSYSLOGメッセージには以下のメッセージが表示されます。

lanはLANインターフェース、macはMACアドレス、nはポート番号、routeは経路です。

レベル 出力メッセージ 意味 備考
INFO SnapShot(lan): SW/AP/Device(mac): Unknown. スナップショットに登録されていないスレーブ/端末が検出された lan-map logコマンドがoffである場合は出力されない
SnapShot(lan): SW/AP/Device(mac): Route difference. SnapShot route is route, uplink port is n.
接続ポートがスナップショットと異なるスレーブ/端末が検出された
機器がスレーブAP、または端末の場合はカンマ(,)以降のメッセージは表示されない
SnapShot(lan): SW/AP/Device(mac): Not found. スナップショットに登録されているスレーブ/端末が接続されていない
SnapShot(lan): SW/AP/Device(mac): Normal state. 異常が検出されていたスレーブ/端末がスナップショットと一致した
SnapShot(lan): Can not open snapshot files. スナップショットを読み込むことができなかった
SnapShot(lan): Take snapshot files: Start. スナップショットの作成が開始された
SnapShot(lan): Take snapshot files: Complete. スナップショットの作成が完了した
SnapShot(lan): Take snapshot files: Stop. スナップショットの作成が中断された
SnapShot(lan): Take snapshot files: Failed. スナップショットの作成が失敗した

8. コマンド

L2MSのコマンド

以下のコマンドについては、「L2MSのコマンド」を参照してください。

LANマップのコマンド

スナップショット機能のコマンド

メール通知機能のコマンド

メール通知機能コマンドについては、「トリガによるメール通知機能のコマンド」を参照してください。


9. 関連情報


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