ファームウェア更新機能
1. 概要
本製品では、URLを指定またはファイルを選択のいづれかの方法でファームウェアの更新を行うことができます。
2. 注意事項
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ファームウェアにはクラスターバージョンが設定されており、異なるクラスターバージョン間ではクラスターを組むことができません。詳細は クラスターバージョンについて をご確認ください。
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WDSブリッジ機能を使用したAPを含むクラスターをYNOで管理しているとき、YNOからファームウェアの更新を行うと、ゲートウェイと有線LANで接続されていないAPは、1回の更新ではリビジョンアップができない可能性があります。その場合、もう一度ファームウェアの更新を行って、残りのAPをリビジョンアップしてください。
3. 対応ファームウェアリビジョン
このページで説明する内容は、以下のファームウェアを対象としています。
モデル |
ファームウェア |
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更新機能 |
リビジョン番号表示機能 |
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WLX212 |
Rev.21.00.02以降 |
Rev.21.00.14以降 |
WLX413 |
Rev.22.00.01以降 |
Rev.22.00.07以降 |
WLX222 |
Rev.24.00.01以降 |
Rev.24.00.05以降 |
WLX322 |
Rev.25.00.02以降 |
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WLX323 |
Rev.25.01.02以降 |
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4. 設定・操作方法
4.1. クラスター内のすべてのAPのファームウエアを更新したい
4.1.1. [YNO]最新のファームウェアに更新する
YNOマネージャーの「無線AP > 機器管理 > グループ一覧」または「無線AP > 機器管理 > グループ一覧 > クラスター一覧」ページから行います。
ここではグループ一覧での更新手順を記載しますが、クラスター一覧から更新する場合も同様の手順で更新できます。
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グループを選択する
更新を行いたいグループのチェックボックスをオンにし、「ファームウェア更新」をクリックします。 -
ファームウェア更新の設定をする
ジョブ名称、スケジュール、メール通知の有無をそれぞれ設定し、「確認」をクリックします。
確認ダイアログが表示されるので「確定」をクリックします。 -
実行結果を確認する
ファームウェア更新処理がジョブとして登録されます。
画面を更新し、実行結果を確認します。
結果の反映されるまで時間がかかる場合があります。
4.1.2. [仮想コントローラー]最新のファームウェアに更新する
仮想コントローラー Web GUIの[保守] - [ファームウェア更新] ページから行います。
YNOを使用している場合は利用できません。
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ダウンロードするURLを設定する
「ダウンロードするURL」で「ヤマハWebサイト」を選択し「設定」をクリックします。 -
設定送信
設定した内容を反映させるために設定送信を行います。
仮想コントローラーの[設定送信] - [設定送信] を開き、 [送信] ボタンを押します。 -
更新を実行する
「Webサイトから更新する」の「実行」をクリックします。
確認ダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。メモ
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「システムエラー」と表示される場合は、[基本設定] - [クラスター設定]からDNSサーバーやプロキシサーバーの設定をご確認ください。
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ソフトウェアライセンス利用規約を確認する
ソフトウェアライセンス利用規約が記載されたWebサイトへの案内が表示されます。表示されたURLまたはQRコードからWeb サイトにアクセスしてください。
Web サイト上で内容をよくお読みになった上で、ご同意いただけましたら「ソフトウェアライセンス利用規約に同意する」チェックボックスにチェックを入れて、「実行」をクリックします。 -
ファームウェアのリビジョン番号を確認する
現在のファームウェアがアップデート前のリビジョン番号の表示に対応している場合は、ファームウェアの情報をダウンロードして更新するファームウェアのリビジョン番号と現在のリビジョン番号を表示します。
リビジョン番号を確認し、「確認」をクリックします。(リビジョン番号表示に対応していないファームウェアの場合は、この画面は表示されずにファームウェアのダウンロードが開始されます)
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ダウンロードとアップデート
ヤマハのWebサイトからファームウェアファイルのダウンロードが開始され、ファームウェアの更新が実行されます。
4.1.3. [仮想コントローラー]任意のファームウェアで更新する
仮想コントローラー Web GUIの[保守] - [ファームウェア更新] ページから行います。
YNOを使用している場合は利用できません。
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HTTPサーバーを用意する
HTTPサーバーを用意し、更新したいファームウェアを配置します。 -
ダウンロードするURLを設定する
「ダウンロードするURL」で「その他」を選択します。
テキストボックスにファームウェアのURLを入力し、「設定」をクリックします。
URLのパスはファームウェアファイル(例:http://192.168.100.99/wlxNNN.bin)またはファームウェアファイルがあるディレクトリ(例:http://192.168.100.99/)を入力することができます。
ディレクトリを入力した場合は、そのディレクトリ内にあるファイル名がアルファベット小文字で"機種名.bin"のものが対象となります。 -
設定送信
設定した内容を反映させるために設定送信を行います。
仮想コントローラーの[設定送信] - [設定送信] を開き、 [送信] ボタンを押します。 -
更新を実行する
「Webサイトから更新する」の「実行」をクリックします。
確認ダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。メモ
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「システムエラー」と表示される場合は、[基本設定] - [クラスター設定]からDNSサーバーやプロキシサーバーの設定をご確認ください。
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ソフトウェアライセンス利用規約を確認する
ソフトウェアライセンス利用規約が記載されたWebサイトへの案内が表示されます。表示されたURLまたはQRコードからWeb サイトにアクセスしてください。
Web サイト上で内容をよくお読みになった上で、ご同意いただけましたら「ソフトウェアライセンス利用規約に同意する」チェックボックスにチェックを入れて、「実行」をクリックします。 -
ファームウェアのリビジョン番号を確認する
現在のファームウェアがアップデート前のリビジョン番号の表示に対応している場合は、ファームウェアの情報をダウンロードして更新するファームウェアのリビジョン番号と現在のリビジョン番号を表示します。
更新するファームウェアが存在しない機種は、「更新可能なリビジョン」が空欄となります。
リビジョン番号を確認し、「確認」をクリックします。(リビジョン番号表示に対応していないファームウェアの場合は、この画面は表示されずにファームウェアのダウンロードが開始されます)
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ダウンロードとアップデート
「その他」で指定したWebサイトからファームウェアファイルのダウンロードが開始され、ファームウェアの更新が実行されます。
4.2. 一部のAPのみファームウエアを更新したいとき
各AP Web GUIの[保守] - [ファームウェア更新] ページから行います。
メモ
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4.2.1. 最新のファームウェアに更新する
YAMAHA Webサイトからファームウェアをダウンロードし更新を行います。
作業手順は
[仮想コントローラー]最新のファームウェアに更新する
の ダウンロードするURLを設定する 以降をご確認ください。
4.2.2. 任意のファームウェアで更新する
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ファームウェアファイルを準備する
RTPro などからファームウェアファイルをダウンロードします。 -
ファームウェアファイルを選択する
各AP Web GUIの[保守]-[ファームウェア更新] を開き、「ファームウェアファイル」の「ファイルの選択」をクリックします。
ファイル選択ダイアログが表示されるので、ファームウェアファイルを選択し「開く」をクリックします。 -
更新を実行する
「ファイルを転送し更新」の「実行」をクリックします。