5. 設定と管理の方法

本章では、設定や管理に使う機能(前提知識)について説明します。 「 オンプレミス管理 」 と 「 クラウド管理 」 の始め方(設定方法)は、次章以降で説明します。

項目 設定や管理に使う機能(前提知識)

プログラムや設定情報とその保存領域

コマンド設定やWeb GUI設定

システム動作状態のログ(SYSLOG)

ユーザー、機器、接続ホストのアクセス管理

オンプレミス管理とクラウド管理の用途や特長

監視、管理、運用、保守の準備

5.1. プログラムと設定情報について

プログラムと設定情報は、Flash ROMに保存されています。プログラムと設定情報は、Flash ROMからRAMに読み込まれてルーターとして動作します。

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プログラムと設定情報に関わる用語一覧
用語 概要

内部メモリー

内部メモリーには、RAMとFlash ROMの2種類があります。

RAM
(揮発性メモリー)

ファームウェア CONFIG ログ(SYSLOG) などの動作に使用するメモリーです。

Flash ROM
(不揮発性メモリー)

ファームウェア CONFIG ログ(SYSLOG) (パワーオフログ保存機能)などの保存に使用するメモリーです。

外部メモリー

ファームウェア CONFIG ログ (パワーオフログ保存機能)などの保存(書き込み、export)や参照(読み込み、import)に使用するメモリーです。外部メモリーには、USBメモリーやmicroSDカードが利用可能です。

動作メモリー

動作には、内部メモリーのRAMを使用

保存メモリー

保存や起動(参照)には、内部メモリーのFlash ROM、または外部メモリーを使用

ファームウェア

製品を動作させるプログラム

CONFIG

設定に関する情報(設定情報)の一部または全部

ログ(SYSLOG)

システム動作状態をSYSLOG形式で記録(ログ)したもの

設定ファイル

設定情報一式を収めたひとかたまりのファイル、設定情報のファイル

退避ファイル

破損や損失に備えた設定ファイルの写し
内部メモリー(Flash ROM)に save コマンドを実行したとき、自動生成(コピー)される

ファームウェアとは
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  • ルーター機能を実現した機器に組み込む「プログラム」を"ファームウェア"(firmware)と呼びます。

  • 機能強化や不具合修正したファームウェアを定期的にウェブサイトで無料公開しており、最新の状態で利用できます。

  • 内部メモリー(Flash ROM)に 複数のファームウェア を保存し、使い分けることができます。

    • たとえば、新しいファームウェアの動作確認を行うとき、運用ファームウェアと試験ファームウェアの切り替えをスムーズに行うことができます。

    • たとえば、新しいファームウェアの切り替えを行うとき、現行ファームウェアと更新ファームウェアの切り替えをスムーズに行うことができます。

CONFIGとは
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  • ルーター機能の動作を指定する「設定情報」を"CONFIG"と呼びます。

  • 内部メモリー(Flash ROM)に複数のCONFIGを保存し、使い分けることができます。

  • CONFIGは、履歴も保存できます。

    • CONFIGの履歴ファイルを「退避ファイル」(バックアップファイル)と呼びます。

設定ファイル
  • CONFIGをまとめたファイルを「設定ファイル」と呼びます。

  • 設定ファイルは、Windows のメモ帳などで直接編集できるテキストファイルです。

    項目 設定値

    文字コード形式

    シフト JIS

    改行形式

    CR+LF

    コメント行

    行頭に'#'を入れる

    最終行

    空行を入れる

  • 本製品は5個の設定ファイル(config0~config4)を内蔵の内部メモリー(Flash ROM)に記録できます。

退避ファイル
  • 設定ファイルにはそれぞれ2個の退避ファイル(バックアップファイル)を持つことができます。退避ファイルの名称は、「configX.1」、「configX.2」となります。退避ファイルは、 save コマンド を実行するごとに自動生成されます。

    識別番号

    設定ファイル

    退避ファイル

    前の設定ファイル

    前の前の設定ファイル

    0

    config0

    config0.1

    config0.2

    1

    config1

    config1.1

    config1.2

    2

    config2

    config2.1

    config2.2

    3

    config3

    config3.1

    config3.2

    4

    config4

    config4.1

    config4.2

  • たとえば、「config1」で動作中に save コマンドを実行した場合は、内部メモリー(Flash ROM) の記録は以下のように変化します。

    • 内部メモリー(Flash ROM)の「config1」の内容が退避ファイル「config1.1」となり、現在 の設定内容が「config1」になります。

    • すでに「config1.1」が存在している場合は、その退避ファイルは「config1.2」になります。

    • すでに「config1.2」が存在している場合は、その内容は破棄されます。

    Note 外部メモリーの設定ファイルで動作している場合は、 save コマンドを実行すると、設定内容が 外部メモリーに保存されます。このとき、退避ファイルは生成されません。
外部メモリー

外部メモリーの操作方法・活用方法は、以下を参照ください。

保存ファイルの種類 設定ファイルの操作方法・活用方法

ファームウェア

9.2.1. ファームウェアを外部メモリーからコピーする

設定ファイル(CONFIG)

9.2.2. 設定ファイル(CONFIG)を外部メモリーにコピーする

ログ( SYSLOG

9.2.3. ログ(SYSLOG)を外部メモリーに保存する

Tip
  • microSDHCカードおよびUSBメモリーの動作確認は、 external-memory performance-test go コマンドで行うことができます。また、microSDHCカードおよびUSBメモリーについて 詳しくは、以下のURLを参照してください。
    https://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/external-memory/

5.2. 設定機能について

本製品は、様々な設定手段が利用できます。設定環境に合わせて、適切な設定方法をご利用ください。本ガイドでは、主に「 5.2.1. CONSOLEポート 」(コンソールよる設定や操作)や「 5.2.6. TFTP 」(設定ファイルの送受信など)による設定方法を説明いたします。

コンソールとWeb GUI
  • コマンドによる設定方法

    • コンソールと設定ファイルの二つがあります。

    • コンソールでは、対話形式で、コマンドを 1 つ 1 つ実行し、設定や操作を行います。

      • 5.2.1. CONSOLEポート 」では、ネットワークを経由しないで、コンソール操作ができます。

      • 5.2.2. TELNET 」、「 5.2.3. SSH 」などでは、ネットワーク経由で、コンソール操作ができます。

    • 設定ファイルでは、必要なコマンド一式を記述した設定ファイル(CONFIG)を送信して、設定や操作を行います。

      • 5.2.6. TFTP 」などでは、ネットワーク経由で、設定ファイルを送信したり受信したりできます。

  • Web GUIによる設定方法

    • Web ブラウザーを用いて設定する方法です。本製品は、非対応です。

設定方法の概要
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コンソール
設定手段 ソフトウェア 暗号 認証

5.2.1. CONSOLEポート

ターミナルソフト

なし

・ユーザーID

5.2.2. TELNET

TELNETクライアント

なし

・ユーザーID
・ホスト制限

5.2.3. SSH

SSHクライアント

あり

・ユーザーID
・公開鍵
・ホスト制限

5.2.4. データコネクトリモートセットアップ

TELNETクライアント

なし

・ユーザーID
・NGN電話番号
・ホスト制限

設定ファイルの送受信
設定手段 ソフトウェア 暗号 認証

5.2.5. YNO

Webブラウザー

あり

・多要素認証

5.2.6. TFTP

TFTPクライアント

なし

・管理パスワード
・ホスト制限

5.2.7. SFTP

SFTPクライアント

あり

・ユーザーID
・公開鍵
・ホスト制限

5.2.8. SCP

SSHクライアント

あり

・ユーザーID
・公開鍵
・ホスト制限

説明図の凡例
分類 図記号 内容

推奨度

setting icon best

お勧めの操作方法

setting icon better

用途やアクセス元を限定すれば、利用可能な操作方法

setting icon bad

セキュリティー観点で、お勧めできない操作方法

概要・根拠

setting icon green

通信方式、推奨・非推奨の理由、安全確保のポイントなど

ソフトウェア種類

setting icon orange

設定用PCで利用するソフトウェアの種類
・ ターミナルソフトウェア
・ TELNETクライアント
・ SSHクライアント
・ TFTPクライアント
・ SFTPクライアント

5.2.1. CONSOLEポート

CONSOLEポートを使用してコンソール操作ができます。ネットワークに繋がっていない状態でも、ケーブルを用いて直接接続します。

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Tip

用意するケーブルは、「 11.3. コンソールケーブル 」をご覧ください。

5.2.2. TELNET

TELNETは、ネットワーク経由でコンソール操作できます。気軽に使えて、便利ですが、通信内容は暗号化されません。

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5.2.3. SSH

SSHは、ネットワーク経由で安全にコンソール操作できます。通信内容は、公開鍵、秘密鍵などを使って暗号化されます。

600
Tip

5.2.4. データコネクトリモートセットアップ

データコネクトリモートセットアップは、フレッツ 光ネクスト回線のデータコネクトサービス経由でコンソール操作できます。

600
Important
  • 接続時間によって課金されます。

  • 初期管理ユーザー「admin」のパスワードを変更するまでは、データコネクトを利用したログインはできません。

5.2.5. YNO

「Yamaha Network Organizer(YNO)」は、各地に設置されたヤマハネットワーク機器をクラウド上で監視・管理することのできる統合管理環境を提供するサービスです。YNOでは、インターネット経由で、機器の管理、コマンド実行、設定ファイル(CONFIG)の適用やバックアップ、ファームウェア更新、ログ(SYSLOG)管理、統計情報による機器の監視や分析などができます。

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5.2.6. TFTP

TFTPは、ネットワーク経由で設定ファイル(CONFIG)を送受信できます。気軽に使えて、便利です。

  • TFTP を日常利用する場合には、限られた環境下に制限します。

  • 設定ファイルは、Windows のメモ帳などで直接編集できるテキストファイルです。

    項目 設定値

    文字コード形式

    シフト JIS

    改行形式

    CR+LF

    暗号化形式

    ・なし(平文)
    ・AES128
    ・AES256

    パスワード指定の暗号化

    ・不可

  • 遠隔地から設定ファイルを送受信する場合には、優れた暗号機能や認証機能のある「 5.2.7. SFTP 」「 5.2.8. SCP 」などをご検討ください。

  • 操作方法は、「 9.1.2. TFTPで設定ファイルを操作 」を参照してください。

600
Tip

5.2.7. SFTP

SFTPは、ネットワーク経由で安全に設定ファイル(CONFIG)を送受信できます。通信内容は、SSHの仕組みを応用して、公開鍵、秘密鍵などを使って暗号化されます。

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5.2.8. SCP

SCPは、ネットワーク経由で安全に設定ファイル(CONFIG)を送受信できます。通信内容は、SSHの仕組みを応用して、公開鍵、秘密鍵などを使って暗号化されます。

600
Tip

5.3. ログについて

本製品では、システム動作状態のログをSYSLOG形式で記録しています。ログは、内部メモリーへ記録するほか、SYSLOGサーバーに送信したり、外部メモリーに記録したりできます。

ログ(SYSLOG)は、日常管理やトラブルシューティングに利用できます。

  • 正常動作状態を監視

  • 不具合の原因を調査

  • セキュリティー機能の動作常態を確認

  • ネットワークのスキャンや攻撃を監視

なお、一般的にログの取得が難しいタイミング(状況)のログを記録する機能があります。トラブルシューティングにお役立てください。

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SYSLOGとは

SYSLOGは、システムの時系列ログをSYSLOGサーバーに送信・記録するためのプロトコルです。

用語 概要

Facility
(ファシリティ)

ログの種類
syslog facility コマンドで設定する)

Severity
(プライオリティー)

ログの重要度(優先度)

SYSLOGサーバーへの宛先ポート

514番ポート

SYSLOGサーバーへの始点ポート

514番ポート
syslog srcport コマンドで変更できる)

SYSLOG(ログ)の重要度
type name 設定コマンド

notice

syslog notice

各種フィルター機能などで検出したパケット情報を出力する

info

syslog info

動作状況を出力する

debug

syslog debug

デバッグ情報を出力する

5.3.1. パワーオフログ保存機能

POWERスイッチを切ったとき、ログ(SYSLOG)のバックアップをとり、ログが消えないようにする機能です。

  • POWERスイッチをSTANDBY( icon power standby )にしたときの動作

    • 本製品のRAM(内部メモリー)に蓄積されていたログをFlash ROM(内部メモリー)に保存します。

  • POWERスイッチをON( icon power on )にしたときの動作

    • 本製品のFlash ROM(内部メモリー)に保存されていたログを内部メモリーのRAM(内部メモリー)に展開します。

  • ログの確認方法

    • 特別な操作は不要です。 show log コマンドなどを実行してください。
      確認したログに「success to extract syslog」の記録があれば、復元に成功しています。

      # show log
      
      ...
      success to extract syslog
      ...
Important
  • パワーオフログ保存機能のため、POWERスイッチを切った状態でも微電流が流れています。
    長期間使用しないときは、必ずコンセントから電源プラグを抜いてください。

  • 以下のような場合には、ログを保存できません。

    • 電源ケーブルの抜き挿しによる再起動をしたとき

    • 停電により再起動したとき

    • システム全体がハングアップしたため電源スイッチの再投入により再起動をしたとき

5.3.2. リブートログ保存機能

設定間違いやファームウェアのバグなどにより意図しないリブート(再起動)が発生した場合、直前のリブート原因を解析できます。

  • リブート発生時の動作

    • リブート直前のログ(SYSLOG)をRAM(内部メモリー)の退避エリアに保存する。

  • リブート発生時の退避ログを確認する方法

    • show log saved コマンドで確認できます。

  • リブート発生時の退避ログを削除する方法

    • clear log saved コマンドで削除できます。

Important
  • 以下のような操作でリブートした場合には、退避ログは保存されません。
    これらの操作をする前に保存されていた退避ログは、上書きされず、残っています。

    • restart コマンドによるリブート

    • リビジョンアップによるリブート

5.4. アクセス管理について

6.3. アクセス管理方法 」にて、「 6.3.1. ユーザーのアクセス管理 」「 6.3.2. 機器のアクセス管理 」「 6.3.3. 接続ホストのアクセス管理 」を制限する方法を紹介します。利用環境に適したアクセス管理をしてください。

  • 6.3.1. ユーザーのアクセス管理
    本製品にログインするユーザーは、「アクセスレベル」を設定した「ユーザーアカウント」を登録して管理します。

    800
  • 6.3.2. 機器のアクセス管理
    本製品へのアクセスをセキュリティークラスで管理できます。セキュリティークラスは、本製品のコンソールへのログイン方法の選択、TELNETクライアント機能の使用可否、SSHクライアント機能の使用可否を設定できます。

    600
  • 6.3.3. 接続ホストのアクセス管理
    本製品のサービスに接続するホストを「アクセスを許可するホスト指定」「サービスの待ち受けポート指定」「サービスのON/OFF指定」で制限できます。利用環境に合わせて設定してください。

    600

5.5. オンプレミス管理とクラウド管理

本製品は、「 オンプレミス管理 」と「 クラウド管理 」が利用できます。導入先ネットワーク環境に合わせて選択してください。

管理方法の想定用途
管理方法 想定用途 注意事項
  • リモート(遠隔地)で管理する

  • 境界防御の外部から内部を管理する

  • 異なる拠点や組織を管理する

  • ネットワーク管理を委託(アウトソース)したり受託(インソース)したりする

  • YNOを利用するため「ライセンスキー」と「規約の同意」が必要です。

  • ローカル(現地)、オンサイト(敷地内)で管理する

  • 境界防御の内部で管理する

  • 境界防御の内部を統合管理する場合には、 SNMP などに対応したネットワーク管理ツールが利用可能です。

Note
  • YNOを利用するには、「ライセンスキー」と「規約の同意」が必要です。

  • 無償で体験いただける試用ライセンスも提供しています。詳しくは以下をご確認ください。
    https://network.yamaha.com/lp/yno_trial

オンプレミス管理
  • CONSOLEポートやTELNETクライアントなどの通信機能によりコンソールを操作し、ネットワーク機器を監視・管理・操作します。

  • 主な、管理の用途

    • ローカル(現地)、オンサイト(敷地内)で管理する

    • 境界防御の内部であれば、、リモート(遠隔地)でも管理する

      600
クラウド管理とは
  • クラウド上の統合管理サービス「Yamaha Network Organizer(YNO)」を介して、ネットワーク機器を監視・管理・操作します。

  • 主な、管理の用途

    • 境界防御の外部から内部を管理する

    • 異なる拠点や組織を管理する

    • ネットワーク管理を委託(アウトソーシング)/受託(インソーシング)する

      600
選択のタイミング

本製品がインターネット(YNO)と通信可能な環境にあれば、いつでも「 クラウド管理 」を開始でき、いつでも終了できます。

5.6. 監視、管理、運用、保守の準備

ネットワークの運用・管理の目的は、ネットワークの適切な運用や監視を通じて、安定稼働する体制を構築することです。
ネットワークの安定稼働をするためにネットワーク機器を取り扱うシーンを紹介いたします。

5.6.1. 日常管理の機会

ネットワークのトラブル防止や安定運用には、日常管理が大切です。

  • 状況に応じた管理の例

    • 新規に相手先情報を追加するとき

    • 不要な相手先情報を削除するとき

    • 相手先情報に変更があったとき

    • インターネットサービスプロバイダーとの接続方法が変更されたとき

    • ネットワークの構成が変更されたとき

    • システムおよびネットワークのセキュリティーを管理するとき

    • 本製品のファームウェアをリビジョンアップするとき

    • 故障やネットワーク障害が発生したとき

  • 定期的な管理の例

    • ユーザーパスワードや管理パスワードの変更

    • 各種通信で使用する認証用パスワードの変更

    • 通信ログのチェック

    • アカウント利用状態のチェック

  • トラブルが発生したら

5.6.2. 運用記録を採っておく

日頃から運用記録を採っておくことで、トラブル発生時に役立ちます。

5.6.3. お客様相談センターへの問い合わせ

目的とする構成や設定(CONFIG)がわからない場合や、相談したいことがある場合は、「 ヤマハネットワーク製品お客様相談センター 」へ問い合わせることもできます。

Tip

5.6.4. 想定外の課金を最小限に抑える工夫

データ通信費は、想定外の課金になる可能性があります。不必要な課金を最小限にするポイントを説明します。

  • 指定した宛先への発着信を制限する
    メンテナンスが必要な場合などに、相手先との発着信を一時的に制限にできます。

    • 指定した宛先への発信を制限する

      • 相手先情報により、回線の自動接続と自動切断を行います。

      • pp disable コマンドを使用すると、指定した相手先への発着信を禁止できます。

    • たとえば、相手先情報番号の2番に対して pp disable コマンドを適用するには、以下のように 設定します。

      # pp disable 2
  • 携帯電話回線の切断タイマーを設定する

    • 切断タイマー一覧

      タイマー種別 コマンド名称 説明

      切断タイマー

      mobile disconnect time

      PP側からデータの送受信がないとき、このタイマーの時間を経過すると、回線を切断します。
      工場出荷時の値は「60秒」です。

      入力切断タイマー

      mobile disconnect input time

      PP側からデータの受信がないとき、このタイマーの時間が経過すると、回線を切断します。
      工場出荷時の値は「120秒」です。

      出力切断タイマー

      mobile disconnect output time

      PP側へデータの送信がないとき、このタイマーの時間が経過すると、回線を切断します。
      工場出荷時の値は「120秒」です。

      強制切断タイマー

      mobile access limit time

      相手に接続する最大時間を制限します。このタイマーの時間が経過すると、通信状態にかかわらず、接続中の回線を強制的に切断します。

      パケット通信量制限による切断

      mobile access limit length

      送受信するパケットの累積送受信データ長が上限値に達すると、通信状態にかかわらず、接続中の回線を強制的に切断します。
      工場出荷時の値は「50 Mバイト」です。

      Tip