10. 困ったときは

本章では、vRX さくらのクラウド版に特有のトラブルについて、対処方法を説明します。

ヤマハルーター製品に共通するトラブルへの対処方法については、「 🔗ヤマハネットワーク周辺機器 FAQ 」を参照してください。

10.1. 起動と停止

症状 原因 対策

仮想サーバを起動すると、しばらくして自動でシャットダウンしたり、再起動を繰り返したりする。

仮想サーバのCPUコア数・メモリ搭載量が動作保証の対象外。

さくらのクラウドコントロールパネルで仮想サーバのプラン変更を行い、動作保証対象スペックを満たすようにする。
(⇒ 動作環境

仮想サーバにNICが1個も接続されていない。

さくらのクラウドコントロールパネルで、仮想サーバにNICを1個以上追加する。
(⇒ 本製品を実行する仮想サーバを作成する

本製品を停止する 」の操作を行ってから十数分経過しても、仮想サーバが停止しない。

予期せぬ異常により停止処理が滞っている。

さくらのクラウドコントロールパネルで、仮想サーバの「強制停止」を実施する。

10.2. コンソールとコマンド

症状 原因 対策

さくらのクラウドコントロールパネルのコンソールにおいて、本製品の表示言語を日本語に設定しても反映されない。

同コンソールにおいては、設定によらず英語で表示する仕様。

SSHやTELNETコンソールを使用する。
(⇒ インターネットに接続したパソコンからSSHでアクセス

LAN2, LAN3, LAN4インターフェースを対象としたコマンドの実行がエラーになる。

LANインターフェース使用数に対して、仮想サーバのNIC数が不足している。

さくらのクラウドコントロールパネルで、仮想サーバにNICを追加する。
(⇒ 本製品を実行する仮想サーバを作成する

10.3. ライセンス

症状 原因 対策
  • 本製品へのログイン時に「Valid license is not found. Operates in speed limited mode.」というメッセージがコンソールに出力される。

  • show status license コマンドを実行してもライセンスの情報が表示されない。

ライセンスが適用されていない。

ライセンスを入手し、適用する。
(⇒ ライセンスを適用する

ライセンスユーザーの設定が間違っている。

vrx user コマンドの設定値を確認し、適用済みライセンスのユーザーと異なる場合は修正する。

ライセンスの有効期限を超過している。

show status license vrx コマンドでライセンスの有効期限を確認し、超過している場合は有効なライセンスを別途適用する。
(⇒ ライセンスを適用する

本製品の時計が不正確。

NTPサーバーと定期的に時刻同期を行うように設定する。
(⇒ ライセンスを適用する

本製品へのログイン時に「The License expires on YYYY/MM/DD.」というメッセージがコンソールに出力される。

ライセンスの満了日まで3ヶ月以内となった。

有効期限が延期された新たなライセンスを入手し、適用する。
(⇒ ライセンスを適用する

10.4. 通信全般

症状 原因 対策
  • 他ホストからパケットを受信できない。

  • 送信したパケットが他ホストへ到達しない。

NICの接続先スイッチが間違っている。

さくらのクラウドコントロールパネルでNICの接続を編集し、正しい仮想スイッチを選択する。
なお、LANインターフェースの番号とNICの番号は一致しない点に注意する必要がある。(LANインターフェースの番号 = NICの番号 + 1)

NICのパケットフィルタにより、受信パケットが破棄されている。

  • さくらのクラウドコントロールパネルでパケットフィルタのルールを編集し、受信を許可するパケットを追加する。

  • 本製品のファイアウォールを使用する場合は、NICのパケットフィルタの使用を終了する。
    (⇒ ファイアウォールを設定する

通信速度が遅い。

有効な基本ライセンスが適用されていない。

ライセンス 」を参照。

10.5. VPN接続

症状 原因 対策

VPN接続が確立しない。

有効なVPNオプションライセンスが適用されていない。

ライセンス 」を参照。

VPNオプションライセンスで定められた上限対地数を超えて、VPN接続を確立させようとしている。

VPNオプションライセンスを追加購入し、適用する。
(⇒ ライセンスを適用する

L2TPv3 VPNでLANインターフェースとのブリッジが機能しない。

さくらのクラウドではL2ブリッジを構築できない。

トンネルインターフェースにIPアドレスを割り当て、L3ルーティングを行う。
(⇒ ブリッジインターフェースの動作制約

10.6. ファイルシステム

症状 原因 対策

外部ストレージをマウントできない。

ファイルサーバーと通信ができない。

  • 本製品からのアクセスを受け付ける設定になっているか確認する。

  • ファイルサーバーとの疎通を確認する。

サポート対象外のプロトコルおよびバージョンを使用している。

サポート対象のプロトコルおよびバージョン(「 🔗技術資料 」に記載)を使用できるように、ファイルサーバーの設定を変更する。

Sambaサーバーのユーザー名とパスワードが間違っている。

マウント時に正しいユーザー名とパスワードを指定する。

外部ストレージのディレクトリやファイルの操作に失敗する。

マウント時にプレフィックスとして a または c を指定している。

マウント時に a または c 以外のプレフィックスを指定する。