はじめに
1. はじめに
本章では、はじめにご確認いただきたい内容を以下で説明します。
1.1. 本製品の特長
スマートL2スイッチ『SWX2220シリーズ』(以下、本製品)は、「SWX2210シリーズ」の機能を継承し、既設のLANケーブルを活用して高速化する マルチギガビット に対応したモデルです。Wi-Fi 6 (IEEE 802.11ax) に対応した無線LANアクセスポイントへの給電(PoE対応モデル)、高速なLANポートを搭載した端末の収容など、中小規模ネットワークのフロアスイッチやアクセススイッチとしてご利用いただけます。
- SWX2220シリーズのラインナップ
-
ポート数 PoE対応モデル PoE非対応モデル 2.5G LANポート 10G LANポート SFP+スロット 26
SWX2220P-26NT
SWX2220-26NT
20
4
2
18
SWX2220P-18NT
SWX2220-18NT
12
4
2
10
SWX2221P-10NT
SWX2220-10NT
8
2
1.1.1. インターフェースの特長
フロアスイッチやアクセススイッチとして利用するときは、インターフェースをダウンリンク用途(下流への接続)とアップリンク用途(上流への接続)に役割を分けて利用します。ダウンリンクには、下流のスイッチ・無線LANアクセスポイントや端末をつなぎます。アップリンクには、バックボーンなどの上流のスイッチをつなぎます。
ここでは、ダウンリンク用途とアップリンク用途に分けて、インターフェースの特長を説明します。
- アップリンクとダウンリンクの利用イメージ(SWX2221P-10NTの例)
-
- アップリンクとダウンリンクのインターフェースの特長(SWX2221P-10NTの例)
-
ダウンリンク用途 アップリンク用途 名称
ポート番号
1 ~ 8
9 ~ 10
特長
マルチギガビット 対応
マルチギガビット 対応
10ギガビット 対応
SFP+/SFPモジュール 対応LANポート
100BASE-TX
1000BASE-T
2.5GBASE-T100BASE-TX
1000BASE-T
2.5GBASE-T
5GBASE-T
10GBASE-TPoE給電
【PoE対応モデル】
PoE
PoE+-
SFP+スロット
-
1000BASE-SX
1000BASE-LX
10GBASE-SR
10GBASE-LR-
1 Gbpsを超える伝送方式を 太字 にしています。
-
詳細は、「 技術資料 」または「 コマンドリファレンス 」をご確認ください。
-
1.1.2. LANの設置や管理に関する特長
ネットワーク活用の拡大と共に規模が大きくなっていくLANに対応する本製品の特長を示します。
-
高速・大容量・高品質な通信を実現
-
多数の2.5ギガビット機器の収容に適したポート構成
Wi-Fi 6/6E に対応した無線LANアクセスポイントの収容に適した2.5ギガビットLANポートに加え、 上位のネットワーク機器やサーバーとの接続に適した10ギガビットLANポートおよび2個のSFP+スロットを搭載しています。そのため収容した機器と上位機器の間の通信を高速に転送できます。 -
Web会議アプリケーション向けQoS最適設定
Web会議アプリケーション使用時に最適なQoS設定を Web GUI 上から簡単に設定することができ、 Web会議アプリケーションの通話品質向上に貢献します。
-
-
日ごとのネットワーク保守・運用業務を軽減
-
LANの見える化(LANマップ)
本製品をLANマップ機能が搭載されたヤマハ製スイッチやルーターに接続していただくと、ネットワーク構成や機器情報の表示、VLANの一括設定などをLANマップの Web GUI 上で操作できます。 -
LLDP自動設定によるヤマハ無線アクセスポイントとの連携
LLDP自動設定機能は、本製品とヤマハ製無線アクセスポイントを接続するだけで、RADIUSクライアントとして動作する設定や、無線アクセスポイントの死活監視の設定を自動化できます。
-
-
安心で安全なネットワークを実現するセキュリティー機能に対応
-
IEEE802.1X認証
強固なセキュリティーを実現するIEEE802.1X認証に対応し、不正なユーザーやデバイスの接続を制限できます。 -
DHCPスヌーピング
DHCPサーバーへの攻撃やなりすましを防ぐDHCPスヌーピングに加え、Option82にも対応し、DHCPによるアドレス割り当てをより安全にかつ柔軟に行うことができます。
-
-
大容量給電能力を備え、豊富なPoE給電制御に対応【PoE対応モデル】
-
大容量のPoE給電能力
大容量のPoE給電能力により、無線LANアクセスポイントなどの受電機器を多台数接続できます。PoE対応モデル 最大給電容量 PoE給電ポート数 平均給電容量 SWX2220P-26NT
370 W
24
15.4 W/ポート
SWX2220P-18NT
247 W
16
15.4 W/ポート
SWX2221P-10NT
240 W
8
30.0 W/ポート
-
端末の死活監視
端末監視機能との連携により、フリーズした無線アクセスポイントやIPカメラを再起動して自動復旧できます。 -
給電制御スケジューリング
スケジュール機能との連携により、指定した期間だけPoE給電を有効にすることで、不要な時間帯の消費電力削減や、不正な時間帯での無線LAN使用制限ができます。 -
Continuous PoE
Continuous PoE 機能は、ファームウェアのアップデートなどの理由で 本製品が再起動している間でも、PoE受電機器への給電を継続させることができます。 Continuous PoE 機能により、PoE受電機器の予期せぬ停止を防ぐことができます。
-
-
人・環境に優しい設計
-
ファンの静音設計
一般的なオフィスの室温においてNC値(騒音評価値)25以下を実現し、静音性が求められる劇場やラジオスタジオなどへの設置も適しています。 -
消費電力の見える化
消費電力の推移を統計情報として記録し、Web GUI 上に表示することができます。 無駄な電力消費に気づくことができるため、本製品の給電制御スケジューリングなどを活用し、電力消費を適切に削減できます。 -
梱包材のプラスチック削減
【SWX2220P-26NT】【SWX2220-26NT】【SWX2220P-18NT】【SWX2220-18NT】
環境に配慮し、梱包材で使用するプラスチックを、 SWX2221P-10NTやSWX2220-10NT からの重量比で約8割削減しました。
-
1.2. 付属品
以下の付属品が同梱されているか、ご確認ください。
-
はじめにお読みください(保証書含む):1枚
-
AC100V用電源コード:1本
-
付属AC100V用電源コード専用抜け防止金具:1個
電源コードの取り付けに使用します。取り付け方は「 電源コードを接続する 」をご覧ください。 -
ゴム足:4個
水平設置に使用します。取り付け方は「 水平に設置する 」をご覧ください。 -
ダストカバー:2個
工場出荷時に SFP+スロット に取り付け済みです。ほこりなどの侵入を防止するため、未使用スロットは、ダストカバーを取り付けたままご使用ください。 -
19インチラックマウント用金具:2個
19インチラック(1Uサイズ)への設置に使用します。取り付け方は「 19インチラックに設置する 」をご覧ください。 -
ラックマウント用金具取り付けネジ(皿小ネジ、M3×6、黒色):8本
-
ウォールマウント用金具:2個
壁面への設置に使用します。取り付け方は「 壁面に設置する 」をご覧ください。 -
ウォールマウント用金具取り付けネジ(ナベ小ネジ、ワッシャー付き、M3×6、銀色):6本
以下のケーブルは同梱されていません。各規格をご確認のうえ、別途ご用意ください。
|
1.3. 別売品
以下の別売品(オプション品)をご用意しています。
-
SFP+モジュール:YSFP-10G-SR/YSFP-10G-LR
10GBASE-SR/10GBASE-LR に適合した光ファイバーケーブルの接続に使用します。 SFP+スロットへの取り付け方法は「 SFP+/SFPモジュールを取り付ける 」をご覧ください。
SFP+/SFPモジュールの取扱説明書を参照し、適合する光ファイバーケーブルをご使用ください。 -
SFP モジュール:YSFP-G-SXA/YSFP-G-LXA
1000BASE-SX/1000BASE-LX に適合した光ファイバーケーブルの接続に使用します。 SFP+スロットへの取り付け方法は「 SFP+/SFPモジュールを取り付ける 」をご覧ください。
SFP+/SFPモジュールの取扱説明書を参照し、適合する光ファイバーケーブルをご使用ください。 -
ダイレクトアタッチケーブル:YDAC-10G-3M/YDAC-10G-1M
ヤマハ製品のSFP+スロット間の接続に使用します。距離は限定されますが、安価に10ギガビット・イーサネット環境が構築できます。 SFP+スロットへの取り付け方法は「 ダイレクトアタッチケーブルを取り付ける 」をご覧ください。
別売品の最新情報や詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://network.yamaha.com/products/options |
以下のユーティリティー(無償ダウンロード)をご用意しています。
-
Yamaha LAN Monitor
「Yamaha LAN Monitor」は、 パソコン(WindowsやMacOS)上で ヤマハスイッチや ヤマハ無線LANアクセスポイント の情報や 接続機器を監視、 制御できるソフトウェアです。
ユーティリティーの最新情報や詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://network.yamaha.com/support/download/utility |
1.4. マニュアルのご案内
本製品には、以下のマニュアルが用意されています。取り扱いシーンに適したマニュアルをお読みください。
本製品を設置するときは、「はじめにお読みください」や「ユーザーガイド」の「 安全上のご注意 」を必ず守ってください。 |
-
はじめにお読みください ( 製品添付 および ウェブサイト )
本製品をお使いになるうえでの注意事項、保証書、保証規定が記載されています。ご使用前に必ずお読みください。 -
ユーザーガイド (本ガイド)
製品概要と、ハードウェア仕様、各部の名称、サポート窓口、本製品や別売品の設置方法、接続方法、設定方法など、設定を開始するまでの手順が記載されています。 -
ネジの位置決め用シート ( ウェブサイト )
ユーザーガイドの取り付け手順に従って、安全にネジ止めをするためのガイドシートです。本製品を壁面に設置する際に紙に印刷してご活用ください。 -
技術資料 ( ウェブサイト )
本製品の基本機能の詳細仕様やWeb GUIの操作方法が記載されています。 -
コマンドリファレンス ( ウェブサイト)
本製品のコマンドの使い方や、設定するための書式、説明、使用例が記載されています。 -
Web GUIのヘルプ (本製品に組み込み)
Web GUI設定時に参照できる各設定項目の詳細説明が記載されています。
上記のマニュアルの最新版は以下のウェブサイトに掲載しています。
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/SW/support/document/index.html |
1.5. 本ガイドの表記について
1.5.1. 内容について
-
本ガイドでは、インターネットやネットワークに関する基礎知識は解説しておりません。 詳しくは、市販の解説書などを参考にしてください。
-
本ガイドの記載内容の一部または全部を無断で転載することを禁じます。
-
本ガイドに記載されているイラストや画面は、すべて説明のためのものです。
-
本ガイドの内容および本体の仕様は、改良のため予告なく変更されることがあります。
-
本ガイドは、発行時点での最新仕様で説明しています。最新版は、 ウェブサイト から ダウンロードできます。
-
本ガイドでは、グローバルIPアドレスを例示するとき、文書作成用途として RFC6890 で予約されているIPアドレスの中から、以下に示すIPアドレスを使用する場合があります。
記載用途 IP アドレスの範囲 グローバルIPアドレスの例示
203.0.113.0/24
このIPアドレスは、通信には使用できません。実際に設定するときは、ご利用環境に合わせたIPアドレスをお使いください。
1.5.2. 略称について
本ガイドではそれぞれの社名・製品にの略称や表記を次のように記載しています。
表記 | 内容 |
---|---|
本製品 |
ヤマハL2スイッチ シリーズ
|
【SWX2221P-10NT】 |
SWX2221P-10NTだけに関する記載を表します。 |
【PoE対応モデル】 |
SWX2221P-10NT SWX2220P-18NT SWX2220P-26NT に関する記載を表します。 |
【PoE非対応モデル】 |
SWX2220-10NT SWX2220-18NT SWX2220-26NT に関する記載を表します。 |
Windows |
Microsoft ® Windows ® |
全モデルに共通する記載には、モデル名は付いていません。 |
1.5.3. 商標について
本ガイドに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標あるいは商標です。
-
Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
1.5.4. 記号について
本ガイドに記載されている記号とその内容は以下のとおりです。
製品の故障、損傷や誤動作、データの損失を防ぐため、お守りいただく内容です。
「 使用上のご注意 」と同等です。 |
製品を正しく操作、運用するために、知っておいていただきたい内容です。 |
操作や運用の参考情報です。 |
1.5.5. 記述形式について
内容の理解を助けるために、本文では以下のルールで表記します。
記載内容 | ルール | 記述例 |
---|---|---|
本文中の注意事項 |
アンダーラインで強調 |
通信を遮断する |
コマンド |
小文字の太字 |
show logging コマンド |
キーボードのキー |
大括弧[ ]で囲む |
[Enter]キー |
複数のキーを同時に押す場合 |
同時に押すキーを列挙し、「+」でつなげる |
[Ctrl]+[X] |
Web GUIの操作ボタン |
大括弧[ ]で囲む |
[設定]ボタンを押す |
1.6. 安全上のご注意
本製品を安全にお使いいただくために、以下の注意事項をよくお読みになり、必ず守ってお使いください。 本項に示した注意事項は、本製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害を未然に防止するためのものです。
- 「警告」と「注意」について
-
本項では、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害の大きさと切迫の程度
を明示するために、「 警告 」と「 注意 」に区分して掲載しています。「 死亡する可能性または重傷を負う可能性が想定される 」内容です。
「 傷害を負う可能性が想定される 」内容です。
- 記号表示について
-
本項に表示されている記号には、次のような意味があります。
禁止
分解禁止
接触禁止
ぬれ手禁止
必ず実行
必ず実行(保護接地されている適切なコンセントに接続する)
必ず実行(電源プラグを手で持ってコンセントから取り外す)
必ず実行(電源プラグを手で持ってコンセントにしっかり押し込む)
1.6.1. 警告
|
- 異常に気付いたら
|
次のような異常が発生した場合、すぐに電源を遮断する。
電源を遮断するための操作は次のとおりです。
そのまま使用を続けると、火災・感電・故障の原因になります。至急、点検や修理をご依頼ください。 |
- 電源
|
電源コードが破損するようなことをしない。
芯線がむき出しのまま使用すると、火災・感電・故障の原因になります。 |
|
落雷のおそれがあるときは、本製品や電源プラグやコードに触らない。
|
|
電源は本製品に表示している電源電圧で使用する。
|
|
日本国内AC100V(50/60Hz)の電源電圧で使用する場合は、必ず付属の電源コードを使用する。
|
|
次の付属品を他の機器に使用しない。
火災・やけど・故障の原因になります。 |
|
電源プラグを定期的に確認し、ほこりが付着している場合はきれいに拭き取る。
|
|
電源プラグは根元まで確実に差し込む。
|
|
電源プラグは、見える位置で、手が届く範囲のコンセントに接続する。
|
|
長期間使用しないときは、必ずコンセントから電源プラグを抜く。 火災・故障の原因になります。 |
- 接続
|
電源プラグは保護接地されている適切なコンセントに接続する。
|
|
【PoE対応モデル】
|
|
【PoE対応モデル】
|
- 分解禁止
|
本製品を分解したり改造したりしない。
|
- 水に注意
|
水などの液体がかかるような場所で使用しない。
内部に水などの液体が入ると、火災・感電・故障の原因になります。 |
|
ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。また、ぬれた手で本製品を扱わない。
|
- 火に注意
|
本製品の近くで、火気を使用しない。
|
- 取り扱い
|
本製品を落としたり、強い衝撃を与えたりしない。
|
- バックアップバッテリー
|
バックアップバッテリーを自分で交換しない。
|
1.6.2. 注意
|
- 電源
|
電源プラグを差し込んだとき、ゆるみがあるコンセントを使用しない。
|
|
電源プラグを抜くときは、電源コードを持たずに、必ず電源プラグを持って引き抜く。
|
- 設置
|
不安定な場所や振動する場所に置かない。
|
|
本製品を設置する際は、放熱を妨げない。
機器内部に熱がこもり、火災・故障・誤動作の原因になります。 |
|
次のマニュアルで指示された方法で設置する。
放熱が不十分だと機器内部に熱がこもり、火災・故障・誤動作の原因になります。
|
|
付属のゴム足またはラックマウント用金具を使用して水平に設置する。
|
|
塩害や腐食性ガスが発生する場所、油煙や湯気の多い場所に設置しない。
|
|
本製品を移動する前に、必ずすべての接続ケーブルを外す。
|
|
ラックに取り付けるときは、必ず付属品を使用して、専門知識を持った人が取り付ける。
不適切な取り付けは、けが・故障・破損の原因になります。 |
|
据え置き設置する場合は、必ずゴム足を取り付ける。
|
- 接続
|
外部機器を接続する場合は、各機器の取扱説明書をよく読み、説明に従って接続する。
|
|
各ポートの規格に適合したケーブルを接続する。
|
- お手入れ
|
お手入れをする前に、必ずコンセントから電源プラグを抜く。
|
- 取り扱い
|
本製品に長時間触れない。
|
|
本製品のすき間に手や指を入れない。
|
|
本製品のすき間に金属や紙片などの異物を入れない。
|
|
小さな部品は、乳幼児の手の届くところに置かない。
|
|
次のような、無理な力がかかることをしない。
けが・感電・故障・破損の原因になります。 |
|
接続されたケーブルを引っ張らない。
|
1.7. 使用上のご注意
本製品の故障、損傷や誤動作、データの消失を防ぐため、お守りいただく内容です。
- 設置
-
-
本製品を他の機器と重ねて置かないでください。熱がこもり、故障の原因になります。
-
周囲の環境によっては電話、ラジオ、テレビなどに音声や画面の乱れが入る場合があります。その場合は、本製品の設置場所、向きや周囲の環境を変えてください。
-
直射⽇光の当たる場所、極端に温度が⾼い場所や低い場所、ほこりが多い場所に設置しないでください。
故障・変形・動作不良の原因になります。 -
周囲温度が極端に変化するなど、結露が発生しそうな場所には設置しないでください。
結露した状態で使用すると故障の原因になります。
結露しているおそれがある場合は、電源を入れずに数時間放置し、結露がなくなってから使用してください。 -
本製品を強い電磁波がある場所に設置しないでください。
動作不良の原因になります。 -
通信ケーブルを電源コードなどに近づけて配線しないでください。
大きな電圧が誘起され、動作不良の原因になります。
-
- 接続
-
-
本製品をインターネットに接続する場合は、セキュリティーを保つため必ずルーターなどを経由し接続してください。経由するルーターなどには適切なパスワードを設定してください。電気通信事業者(移動通信会社、固定通信会社、インターネットプロバイダーなど)の通信回線(公衆回線LANを含む)には直接接続しないでください。
-
本製品を接続している電源ラインにノイズを発生する機器を接続しないでください。
故障・動作不良の原因になります。 -
各通信規格に適したLANケーブルをご使用ください。詳細は「 LANケーブル 」をご確認ください。
LAN規格名 使用LANケーブル 1000BASE-T/2.5GBASE-T/5GBASE-T
エンハンスドカテゴリー5(CAT5e)以上
10GBASE-T
カテゴリー6A以上
ただし、 2.5GBASE-T/5GBASE-T/10GBASE-T でご使用になる場合は、 隣接したケーブルや外部からのノイズの影響により最大伝送距離が規格値より短くなる場合があります。
-
ダイレクトアタッチケーブルやSTPケーブルを使用して接続する場合は、機器同士のアースが同電位となるように接続してください。
-
【PoE対応モデル】
PoE給電中のLANポートからケーブルを抜いて再度ケーブルを差す場合は、5秒以上間隔を空けてください。
故障・誤動作の原因になります。
-
- 取り扱い
-
-
本製品の上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製品などを置かないでください。
接触したところの変色・変質の原因になります。 -
本製品に触れるときは、身体や衣服から静電気を除去してください。
静電気によって故障するおそれがあります。 -
端子の内部に指や⾦属で触れないでください。
故障・接触不良の原因になります。 -
「ユーザーガイド」(ウェブサイト)を必ず読んでから、SFP+スロットには必ず指定の(クラス1レーザーの)SFP+/SFPモジュール(別売)やダイレクトアタッチケーブル(別売)を装着してください。
指定以外のSFP+/SFPモジュールやダイレクトアタッチケーブルを装着した場合は動作の保証はできません。 -
使用しないSFP+スロットにはダストカバーを取り付けておいてください。異物が入り、故障の原因になります。外したダストカバーは、なくさないように保管してください。
-
ダイレクトアタッチケーブル(別売)は取り外しにくい場合がありますので、「ユーザーガイド」(ウェブサイト)の「 ダイレクトアタッチケーブルを着脱する 」を参照して正しく取り外してください。無理に引き抜くと、本製品やダイレクトアタッチケーブルを破損させる原因になります。
-
- お手入れ
-
-
お手入れのときは、乾いた柔らかい布を使用してください。ベンジン、シンナー、洗剤、化学ぞうきんなどで本製品の表面を拭かないでください。変色・変質の原因になります。
-
- 譲渡/廃棄について
-
-
本製品を譲渡する際は、「 はじめにお読みください 」(製品添付)も合わせて譲渡してください。
-
本製品では、時計機能の電源バックアップのためにリチウム電池を使用しています。廃棄する際はお住まいの自治体の指示に従ってください。
-
本製品を譲渡/廃棄する場合は、設定内容を初期化してください。
-
詳しくは、 本製品の設定を工場出荷時の状態に戻す をご覧ください。
-
-
1.8. 重要なお知らせ
1.8.1. 電波障害自主規制について
この装置は、クラスA機器です。この装置を住宅環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。 |
VCCI-A |
1.8.2. 高調波規制について
高調波電流規格 JIS C 61000-3-2 適合品 |
1.8.3. 本製品で使用しているオープンソフトウェア
本製品のファームウェアにはオープンソースソフトウェアが含まれています。ライセンス条文(各オープンソースソフトウェアの著作権情報や使用条件)については、下記のウェブサイトをご覧ください。
|
1.8.4. 本製品の保証範囲について
|
保証や修理、保証書、保証規定などは、「はじめにお読みください」をご確認ください。
お問い合わせの場合は、「 お客様サポートについて 」を参照してください。 |