RTシリーズとWindowsに関するFAQ
Windows Updateの「Windows 重要な更新の通知」とは?
作成日 | 1999/May/11 |
最終変更日 | 2022/Dec/28 |
文書サイズ | 9.3KB |
Windows Updateを使用していると定期的に発呼してしまいます。
[ Windows 重要な更新の通知 1.01 ]
定期的にマイクロソフト社のホームページに接続します。
ダイヤルアップ環境で、この機能がインストールされましたら、
設定によっては、常時発呼していることになり、
膨大な通信費が発生する可能性があります。
世界中のWindows機が定期的にマイクロソフト社のホームページに接続します。
なかなか繋がらないとか、Update/ダウンロードが遅いとか、
プロバイダの接続回線がパンクして
「最近インターネットが遅くなったね」というような状況が発生する
可能性もあります。
世界中のWindows搭載コンピュータが一斉にアクセスしても大丈夫な設計が
されていると想定すると、世界各地にミラー・サーバが設置されていて、
接続される度に接続先のサーバが変更されている可能性があります。
と考えると、効率が良くなるかどうかは、
中継するサーバ機能がそのような仕組に対応しているかどうかが
ポイントになると思われます。
これは定期的にWindows Updateの情報を提供するサーバを調べ、 重要な更新があった場合、その更新情報を通知してくれるのです。
この機能は、ネットワークにログオンしていない状態(Windows98が起動されている状態)でも、 一生懸命、働いていおります。
実際のダウンロード作業(Windows98の更新作業)は、ユーザの選択に委ねられております。
メールの着信通知機能に似ています。
これらは、定期的(周期的)にメールサーバに接続して、メールの有無を 確認し、ユーザに報告する機能を持っております。 古くからあるものの主な利用環境は、LANなどの常時接続環境を想定されており ますので、ダイヤルアップ環境で利用される場合は、監視する周期の 調整などが必要です。
多くの場合、実際の通信より、DNS情報の問い合せが先に発生します。 よって、従来のログ形式ですと判別は難しいでしょう。 他の解析用機器(LANアナライザなど)を用いて調査することになるでしょう。 RTシリーズのユーザ支援策として、IP Commencingログなどでより多くの情報を残すように仕様変更しました。 リビジョンアップして、ログを監視すれば、解決の糸口になると思われます。
リリースノート情報
一般的にWindows Updateによる定期発呼でしたら以下のようなログが残ります。
PP[XX] IP Commencing: UDP 192.168.0.1:53 > DNSサーバ:53 (DNS Query [windowsupdate.microsoft.com] from 192.168.0.2)
RT(192.168.0.1)のDNSリカーシブサーバに PC(192.168.0.2)から"windowsupdate.microsoft.com"のDNS情報の問い合せ要求があ り、発呼しました。
PP[XX] IP Commencing: UDP 192.168.0.2:1024 > DNSサーバ:53 (DNS Query [windowsupdate.microsoft.com])
PC(192.168.0.2)がDNSサーバに"windowsupdate.microsoft.com"のDNS情報の問い合せ要求があ り、発呼しました。
IPパケットレベルでのフィルタリングで抑えることはできません。
この設定はWindows98のタスクとしてみることが出来ます。
この機能がどうしても必要な状況もあるでしょう。
それぞれのネットワーク環境や管理者の考え方やWindows機の用途など
に依存するのではないでしょうか?
この機能の利用する通信のしくみを理解された上で、 プロバイダとの接続を管理されているネットワーク責任者と 御相談されて、判断されることが望ましいと思います。
「アプリケーションの追加と削除」から 「Microsoft WIndows Critical Update Notification」 を削除してください。
rt100i-users: 17246, 17248, 17251, 17269, 17270
「意図しないダイヤルアップ」の一例です。
rt100i-usersにユーザさんから究明報告がありました。
また、Windows Updateに限らず類似の事例が全く無いわけでもありません。
ということで、他のユーザさんの役に立つ情報(共有したい情報)であると判断し、
その報告していただいた情報や議論された情報を元にして、
できるだけ客観的な事実が伝わるように表現させて頂いております。
[ 関連情報 ]
[ FAQ for RT-Series ]
[ FAQ for Windows / RTユーティリティ ]