RTシリーズのログに関するFAQ
ログ(syslog)にこんなメッセージが出て来たけど、何これ?
最終変更日 | 2009/Apr/20 |
文書サイズ | 35KB |
ログ(syslog)にこんなメッセージが出て来たけど、何これ?
[ 注意 ]
"show config"コマンドの内容、"show log"コマンドの内容などは、障害解析の参考になりますが、プライバシーに関する情報が含まれおります。
質問などの為とはいえ、不用意にそのまま第三者に渡さないようにしましょう。
もし、必要な場合は、電話番号やパスワードなどは隠蔽するように注意して下さい。
また、logの内容のうち、16進ダンプの部分は、電話番号などの個人情報も含まれておりますので取り扱いに注意してください。まずは、削除しとくのが無難ですね。
不要なトラブルは、未然に防ぎたいものね。
[ ログのインタフェースの区別方法 ]
PP[nn] ...
特定の接続相手 PP[nn] におけるPPP(RFC1661など)に関するログ情報です。
nn番目の接続相手。
PP[nn/m] ...
MPが使用可能に設定されている接続相手 PP[nn/m]
におけるPPP(RFC1661など)に関するログ情報です。
nn番目の接続相手情報のうち、m番目の接続。
PP[ANONYMOUSm] ...
不特定の接続相手(anonoymous) PP[ANONYMOUSm]
におけるPPP(RFC1661など)に関するログ情報です。
anonymnous接続相手のうち、m番目の接続。
PP[LEASED] ...
専用線の接続相手(leased)におけるPPP(RFC1661など)に関するログ情報です。
PP[LEASED]は、pp select
leasedが使える1ポート専用モデル特有です。
LAN ...
LANインタフェースに関するログ情報です。
LANn ...
n番目のLANインタフェースに関するログ情報です。
LANC: ....
LANコントローラ(LANC)に関するログ情報です。
TEL[nn/m] ...
アナログTAポートの情報です。
[nn/m]:カスケード接続対応機種、非対応機種で意味が違います。
[カスケード接続対応の機種]
※RT57i/RTV700等
TEL[nn/m]
↑
機器番号/TELポート番号
機器番号nnのTELポートmの接続に関するログであることを示します。
カスケード接続していない場合は機器番号は"00"です。
[カスケード接続非対応の機種]
※RTA50i/RTA52i等
TEL[nn/m]
↑
TELポート番号/通話呼
nn番目のポートのうち、m番目の接続に関するログであることを示します。
[**/*]:カスケード接続対応機種で機器、TELポートが確定していない場合に表示されます。
着信中のようにTELポートが確定していない場合です。着信時、複数のTELポートで呼出しているような場合には、 TELポートは特定できないのでこの表示になります。
[00/1]:カスケード接続対応機種で機器番号"00"のTELポート1を示しています。
カスケード接続していない場合は機器番号は"00"です。
[02/2]:カスケード接続非対応機種でTELポート2の2通話目を示しています。
TA[nn] ...
データTAポートの情報です。
nn番目のポートの接続に関するログです。
ISDN-DCP[xx] ...
ISDNDCPD[nn] ...
LAN版RVS-COM/ISDN-DCP関連のログです。
[ ISDN回線関係のログ ]
ISDN SEND ...
、または、ISDN[n] SEND ...
ISDNレイヤ3(TTC標準JT-Q931):続く16進ダンプの情報を網に送信した。
[SETUP]
ISDN RECV ...
、または、ISDN[n] RECV ...
ISDNレイヤ3(TTC標準JT-Q931):続く16進ダンプの情報を網から受信した。
[SETUP]
ISDN SEND [SETUP]
…呼設定ISDN RECV
[CALL PROC]
…呼設定処理中ISDN SEND [CONN]
…応答こちらから回線に接続要求して、正常に接続できました。
ISDN SEND [DISC]
…切断ISDN RECV
[REL]
…解放ISDN SEND [REL COMP]
…解放完了こちらから回線に切断要求して、正常に切断できました。
ISDN RECV [SETUP]
…呼設定ISDN SEND
[CALL PROC]
…呼設定処理中ISDN RECV [CONN]
…応答相手から回線の接続要求があり、正常に接続できました。
ISDN RECV [DISC]
…切断ISDN SEND
[REL]
…解放ISDN RECV [REL COMP]
…解放完了相手から回線の切断要求があり、正常に切断できました。
[ PIAFS関係のログ ]
PIAFS(BRI=n,CH=m): Opening
PIAFS対応処理が始まった。
PIAFS(BRI=n,CH=m): SYNC pattern found ...
相手から同期フレームがきた。
PIAFS: Timer T001 expired
T001やT101などはPIAFSの接続状態を管理するタイマです。これらのタイマがタイムアウトするような状況では、
PHS端末の通信状態が悪くなって通信不能になっていると思われます。
電波状態の良いところで接続を試みてください。
タイマの名称 | 簡単な説明 |
---|---|
T001 | 同期受け付け待ちタイマ(15秒以上) 同期要求を出したのに同期受付が届かなかった。 |
T002 | 同期受付送出後タイマ(15秒以上) 同期受付を出したのに、相手から制御フレームか、同期フレームが届かなかった。 |
T003 | 同期要求待ちタイマ(15秒以上) 連続FCSエラーを検出してたのに、相手から同期要求が来なかった。 |
T101 | 制御送信待ちタイマ(10秒以上) 制御フレームの確認情報が来なかった。 |
[ PPインタフェース関係のログ(PPPのログ) ]
PP[XX] Detect BRI connector trouble(BRI1), Call request is
rejected
接続しようとしましたが、正しくISDN回線との接続されていませんでしたので、接続要求は拒否されました。配線などを確認してください。
また、L1 LEDのある機種では、
LEDが消灯していると思われます。
PP[XXX] IP Commencing:
発呼要因となるIPパケットの記録です。
PP[XXX] IPX Commencing: ....
このIPXパケットによりPP[XXX]の接続(通信)を始める。
PP[XXX] SEND BACP ConfReq/MP in
STARTING
PP[XXX] RECV BACP ConfReq/MP in
REQSENT
PP[XXX] SEND BACP ConfAck/MP in
REQSENT
PP[XXX] RECV BACP ConfAck/MP in
ACKSENT
PP[XXX] PPP/BACP up
PP[XXX]の接続で、BACPのネゴシエーションをしています。
その結果、BACPが働いています。
PP[XXX] Give up establishing PPP/LCP in REQSENT
PPPのうち、LCPという基本のプロトコルのネゴシエーションがうまく行かなかったと言ってます。
例えば、CISCOのWANプロトコルのデフォルト設定は、PPPではありません。
→CISCO側の設定に「encapsulation ppp」を追加します。
PP[XX] IP Commencing: UDP 192.168.1.2:1024 > DNSサーバ:53
PP[XX]
Calling 接続先の電話番号 with 1B mode
PP[XX] PAP Timeout
PP[XX]
Disconnect complete
PP[XX] Disconnected cause [No error.]
PP[XX]
Disconnected by [User]
PP[XX] Charge is 10 yen
「相手側(ブロバイダ側)の認証の返答が遅い!」と言っています。相手側の認証に時間が掛っている可能性があります
pp select N ppp pap maxauthreq 10
pp select N ppp pap restart 10000
PP[XX] IP Commencing: UDP 192.168.1.2:1024 > DNSサーバ:53
PP[XX]
Calling 接続先の電話番号 with 1B mode
PP[XX] CHAP Response Error
same message
repeated 1 times
PP[XX] CHAP Timeout
PP[XX] Disconnecting, cause [No
error.]
PP[XX] Disconnect complete
PP[XX] Disconnected cause [No
error.]
PP[XX] Disconnected by [User]
PP[XX] Charge is 10 yen
PC(192.168.1.2) からの DNSサーバに問い合わせのパケットが発生し、発呼しました。しかし、CHAP認証に失敗しました。
pp select N ppp chap maxchallenge 10
pp select N ppp chap restart 10000
pp select N ppp auth accept pap
PP[ANONYMOUSxx] Call detected from user 'USER'
ユーザ名’USER’からの接続を検出したことを示します。
PP[01/2] Link is bound to MP
のようなログになっていますね。〜 PP[01/1] PPP/IPCP up 〜 PP[01/2] Link is bound to MP 〜
PP[XX] Too soon after last disconnect. Call request is rejected
このログが記録されるのは、正常切断のあと isdn call block timeコマンドで設定した値より短い時間で再発信した場合です。isdn call block timeコマンドで設定した値のみが関係します。
PP[XX] Too soon after last call failure. Call request is rejected
このログは、何らかの異常切断があった後、isdn call prohibit timeコマンドによる設定値(デフォルト60秒)の時間内に、再発信しようとしたときに記録されます。isdn call prohibit timeコマンドで設定した値のみが関係します。
PP[XX] Disconnected cause [..........]
[..........]の中身は、Q.931
理由表示情報要素番号やRTシリーズの切断コード表の内容です。
PP[XX] Disconnected cause [No
circuit/channel available(34)]
Q.931
理由表示情報要素番号によると、この場合「NTTの交換機により回線の接続要求が拒否されました。その理由は、利用可能な2回線(2B)が2回線共使用中である為だ。」、と、通知されていたようです。
コールバックに応答しようとして失敗した時にこのようなログが残っていた場合、
NTTの回線交換機の都合によりコールバックの為の再接続時間を少し遅らせる必要があるようです。再接続の時間をisdn callback response
timeコマンドで調整してください。
PP[XX]Detect down via LCP keepalive
LCPキープアライブにより切断を検出したことを示します。
PPPOE[XX] Disconnected, cause [PPP: LCP Keepalive failure]
LCPでのkeepaliveに失敗をしたため、切断されたことを示します。
PPPOE[XX] Cannot send packet (LANx link down)
LANxのリンクがダウンしていたのでパケットを送出できなかったことを示します。
PPPOE[XX] SEND PADI
PPPOE[XX] Disconnected, cause [PPPoE: PADI Timeout]
ルータからPADIの要求を網側に対して送出したが、網側から応答が返ってこない(PPPoE接続でPADIタイムアウト)ため、切断されたことを示します。
接続先にサーバが存在しない、またはサーバまでの区間の回線状態が良くない可能性があります。
PP[XX] SEND LCP ConfReq in REQSENT
PP[XX] Give up establishing PPP/LCP in REQSENT
PP[XX] PPTP Disconnected, cause [PPP: LCP Timeout]
LCPでのパケットのリクエストをルータから送出しているが、相手側からLCPのネゴシエーションに対しての応答がなかったため、PPTPが切断されました。
設定誤りの可能性があります。
PPPOE[01] Too many authentication errors. Call request is rejected
相手に認証させるのに失敗した回数が多すぎるため発信できないことを示します。
ユーザID、パスワードを確認して、誤りがある場合には、正しいユーザID、パスワードを設定し直してください。
ユーザID、パスワードが正しいにも関わらず、このエラーで接続できなくなった場合には、
pppoe call prohibit auth-error count offコマンドで、認証失敗が連続して発生しても発信を制限しないようにしてください。
PP[XX/X] Disconnected cause [PPP: Peer refused authentication]
接続相手に対して認証要求をしたが、相手から認証が拒否されたため切断されたことを示します。
設定誤りの可能性があります。
PPPOE[XX] Disconnected, cause [PPP: I refused authentication]
接続相手側から認証要求が来たが、自分が認証を拒否したため、切断されたことを示します。
設定誤りの可能性があります。
PPPOE[XX] Receive short payload(356/359)
対向側から不完全なパケットが流れてきている状態を示します。
ほとんどの場合はTCPの再送により通信は継続されますが、あまりに頻繁に発生する場合はアプリケーションによっては接続不可になることもあります。
Detect call at BRI1 from ’電話番号情報’
Choice x as peer number
BRI1で'電話番号情報'からの着信を検出し、着信PPとして、xを選んだことを示します。
[ LAN関係のログ ]
LANC: Unsupported protocol (nnnn)
このメッセージは LAN
側から自分が扱えないプロトコルのパケットを受け取ったという意味です。(nnnn)
はイーサネットタイプを表します。主なものは以下のとおり:
nnnn Protocol ------------------------ 0800 IP 0806 ARP 809B AppleTalk 8137 Novell IPX ------------------------その他のもの:
ARP:
Duplicate IP address (XXX.XXX.XXX.XXX) YY:YY:YY:YY:YY:YY
起動時などときに自己IPアドレスの重複チェックを行なった結果、自己IPアドレスである
XXX.XXX.XXX.XXX
を使用している機器があるようです。機器のイーサネットMACアドレスは、
ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ
です。アドレスが重複している状態では、正しい通信が行なえませんので、原因を究明して、適切にIPアドレスを割り当ててください。
LANCx: Reinitialized
このメッセージは LANコントローラが再初期化された、という意味です。LANポートの異常状態を検知した可能性があり、正常復帰を試みます。
LANCx: PORTx link up
このメッセージは LANポートxがリンクアップした事を示します。
LANC1: PORT1 link up (100BASE-TX Full Duplex)
LANC1: PORT1 link changed (10BASE-T Half Duplex)
LANC1: PORT1 link down
LANCx: PORTx link up
該当LANポートのリンクアップやリンクチェンジ、リンクダウンを検出したことを示します。
ARP: Illegal packet at
ルータが認識できないセグメントのアドレスを持つ端末からのARP通信を受信した事を示します。
[ フィルタ関係のログ ]
PP[XXX] Rejected at OUT(default) filter: TCP YYY.YYY.YYY.YYY:1024
> ZZZ.ZZZ.ZZZ.ZZZ:21
PP[XX]のout方向にIPパケットフィルタが設定されているます。しかし、マッチするpassフィルタが無かった為、このパケットは捨てられました。
つまり、「defaultのフィルタ/暗黙のフィルタ」は、「すべてreject」です。
[INSPECT] PP[XX][in|out][YYYY] [プロトコル] [送信元IP]:[送信元ポート番号] > [受信先IP]:[受信先ポート番号]
[通信を開始した時刻]
動的フィルタで開放した通信ポートを閉じています。接続インターフェースXXの動的フィルタYYYYに合致する通信ポートを通過させるコネクションを閉じた際に記録されます。
[INSPECT] delete session[xxxx] (too many connections)
動的フィルタが管理できるコネクションの最大数を超えるコネクションが発生したため、古いコネクションを削除しました。
[ アナログTAポート関係のログ ]
13:21:47: TEL[01/1] OutGoing Call for 宛先の電話番号
13:21:58:
TEL[01/1] Active
...
13:23:19: TEL[01/1] Disconnect
complete
13:23:19: TEL[01/1] Disconnected cause [No error.]
13:23:19:
TEL[01/1] Disconnected by [User]
13:23:19: TEL[01/1] Charge is 10
yen
アナログポート#1から電話を掛けて、約2分後に切断されました。課金情報は10円と通知されました。
14:22:43: TEL[01/1] InComing Call from 電話番号
14:22:43:
TEL[02/1] InComing Call from 電話番号
14:22:43: TEL[03/1] InComing Call
from 電話番号
14:22:52: TEL[01/1] Active
...
14:28:16: TEL[01/1]
Disconnect complete
14:28:16: TEL[01/1] Disconnected cause [No
error.]
14:28:16: TEL[01/1] Disconnected by [User]
電話が掛ってきました。全ポートで着信しようとしています。アナログポート#1の電話に繋がりました。約5分後に切断されました。着信なので課金情報は通知されませんでした。
TEL[XX/X] InComing Call from 電話番号 as TEL
電話から発信者番号付きの着信がありました。
TEL[XX/X] InComing Call from 電話番号 as FAX
ファクシミリから発信者番号付きの着信がありました。
TEL[XX/X] InComing Call from *** as TEL
電話から発信者番号の無い着信がありました。
TEL[XX/X] InComing Call from 電話番号
発信者番号付きの着信がありました。
発信側の機器が"電話"か"ファクシミリ"かは発信側の機器情報が無いのでわかりません。
TEL[XX/X] InComing Call from ***
発信者番号の無い着信がありました。
発信側の機器が"電話"か"ファクシミリ"かは発信側の機器情報が無いのでわかりません。
TEL[XX/X] InComing Call from 電話番号 as
TEL
...
TEL[XX/X] Disconnect complete
TEL[XX/X] Disconnected cause
[No error.]
TEL[XX/X] Disconnected by [User]
電話が掛ってきて、正常に切れました。
[TEL] Call request is rejected because LINE is not active
ISDN回線(RT56v以外)/アナログ回線(RT56v)との接続を
bri disable (RT56v以外)
pstn disable (RT56v)
isdn use bri1 off (RT57i/RTV700)
のコマンドによって止めている場合にTELポートからISDN回線またはアナログ回線に対して発信を行ったため、発呼要求が拒絶されたことを示します。
[PBX関係のログ ]
NT-BRI[n]...
PBXポートのn番目のポートに関するログを示します。
NT-BRI[1] L1 down
NT-BRI[1] L2[66] rel
PBXポート1にてRTV700がレイヤ1同期外れを検出し、レイヤ2のデータリンクを解放したことを示します。
原因としては、PBXポートのコネクタ接触不良、ケーブル不良、終端抵抗値の不整合、など物理層での問題が考えられます。コネクタ、ケーブル周りの確認をお願いします。また、PBX本体とRTV700のアースを接続すると改善する可能性があります。
[NTL3] L3E(x0182.127): timeout T303
[NTL3] L3E(x0182.127): timeout T312
T303は、着信時にSETUP(呼設定)メッセージを送出し、4秒以内にPBXから着信に対する応答を受信しなかったことを示します。1回目のタイムアウトでSETUPを再送し、2回目のタイムアウトで着信「応答なし」で終了します。
T312は、着信開始時からPBXの応答がない場合に、その着信呼の情報を内部的に完全にクリアするまでのタイマで、10秒=T303×2回+2秒、となっています。
[NTL3] mismatched layer2 link type (configured:p-mp,terminal:p-p)
設定がP-MP(ポイント・マルチポイント)だが、実際に繋がっているのはP-P(ポイント・ポイント)の機器、ということを示しています。RTV700は、PBXポートのインタフェース形態について、実際に接続されている機器と設定値が合っているかどうかを、PBXポートを使った発信または着信を契機として調べており、不一致を検出した場合にはこのようなログを残すようにしております。設定値と機器の不整合を通知することが目的です。
上記が表示される場合、PBXポートに接続されている機器はポイント・ポイントの機器である可能性があります。
RTV700の設定もポイント・ポイントに変更することをお勧めします。
コマンド:"isdn layer2 structure nt-briN p-p"
インタフェース形態が不整合の場合に、PBXポートで着信するとどのような動きになるかは、接続されている機器の動作次第ですので、断定できませんが、このインタフェース不整合が着信拒否の可能性となる可能性もあります。
TEL[01] PREPARE INFO PB DIALIN:[961]
PBダイヤルインの送出内容([961])を示します。(通信前情報通知のリンガ送出時)
TEL[01] DETECT PREINFO_ACK
通信前情報通知のリンガに対してオフフック検出したことを示します。
TEL[01] SEND INFO
通信前情報通知リンガへのオフフック検出を受けて情報送出したことを示します。
TEL[01] DETECT PREINFO_COMP
このログが表示される前に、TEL[01] DETECT OFFHOOK
(一次応答信号検出/通信前情報通知後の受信完了信号未検出)
と表示される場合、ダイヤルイン情報の通知後、端末から受信完了信号が通知されない状態となっており、ダイヤルインで指定した電話機が話中であると認識して、相手にはビジートーンが返ります。
[SIP関係のログ ]
RTP Result Report
This side: Sent 4778 Packets, Received 931 Packets, Lost 140 Packets, Jitter 10 ms
Other side: Lost 0 Packets, Jitter 0 ms
RTPを用いて送受信した音声パケット量と、受信側で観測されたパケットロス数、及びJitter(ジッタ)の値を示します。
Jitterとは、ネットワークを経由することによって、受信側でパケット毎に到着間隔がばらつく現象で、回線が混雑している場合などに発生します。VoIP通信では、Jitterの値が高いほど、音声劣化の大きな原因となります。
[VPM] cmeVpmInit called from vpmFuncReset.
音声接続部分のリセットが発生していることを示します。
[SIPGW Rcv] SIP_RESPONSE[100]
Trying(試行中)
[SIPGW Rcv] SIP_RESPONSE[180]
Ringing(呼び出し中)
[SIPGW Rcv] SIP_RESPONSE[200]
OK(リクエストが成功した)
[SIPGW Rcv] SIP_RESPONSE[407]
Proxy Authentication Required(プロキシ認証が必要)
[SIPGW Rcv] SIP_RESPONSE[486]
Busy Here(着呼側がビジー)
[SIPGW Rcv] SIP_RESPONSE[487]
Request Terminated(リクエストはBYEまたはCANCELリクエストで終了させられた)
[ データTAポート関係のログ ]
Detect call at BRI1 from 電話番号
... 例えば、約1分後
TA[00]
Disconnect complete
TA[00] Disconnected cause [No error.]
TA[00]
Disconnected by [User]
[ ログ要因 ]
[ 対策 ]
ルータ機能の設定を見直してください。
シリアル・ポートの接続先の機器の設定を見直してください。
[ セキュリティゲートウェイ機能とIPsec関係のログ ]
[DHCP関係のログ]
[DHCPD] Allocates 192.168.100.100: **:**:**:**:**:**
DHCPサーバ機能でMACアドレス[**:**:**:**:**:**]のPCに対してIPアドレス[192.168.100.100]を割り当てたことを示します。
[DHCPD] Released 192.168.100.100: **:**:**:**:**:**
DHCPサーバ機能でMACアドレス[**:**:**:**:**:**]のPCに割振っていたIPアドレス[192.168.100.100]が解放されたことを示します。
[DHCPD] Extends 192.168.100.100: **:**:**:**:**:**
MACアドレス[**:**:**:**:**:**]のPCに対して、IPアドレス[192.168.100.100]の割り当てを延長したことを示します。
[DHCPC] Obtained X.X.X.X: LAN2 primary
LAN2に対してDHCPによってIPアドレスが割振られたことを示します。
[DHCPC] Released X.X.X.X: LAN2 primary
LAN2にDHCPによって割振られたIPアドレスを解放したことを示します。
[ NetVolanteDNS関係のログ]
[DDNS] netvolante-dns go PP[xx] (auto)
ネットボランチDNSサーバへの更新を自動的に行ったことを示します。
[DDNS] receive format error
ネットボランチDNSのシーケンスに合わない異常なパケットを受信したことを示します。
[リスタート関係のログ]
Restart by unknown condition
Rebooted by unknown fault
内部状態の異常を検出したので、再起動により復旧を図った可能性があります。
Power-on boot
電源投入により起動したことを示します。
Restart by restart command
restartコマンドにより再起動したことを示します。
[UPnP関係のログ]
[UPnP] Failed TCP connection accept, Error:23, Socket:?
UPnPで使用可能なTCPコネクションの最大数を使い切った状態になっており、そこに新たなTCPコネクションの要求があって確立に失敗した。
[UPnP] Cannot create TCP socket, Error:23
UPnPで使用可能なTCPコネクションの最大数を使い切った状態になっており、TCPコネクションの生成ができなかった。
[ いろいろなログ ]
Login succeeded for
TELNET: aaa.bbb.ccc.ddd
Logout from TELNET:
aaa.bbb.ccc.ddd
aaa.bbb.ccc.dddからのTELNETによるログインが成功し、その後、正常にログアウトしました。
Login failed for TELNET:
aaa.bbb.ccc.ddd
aaa.bbb.ccc.dddからのTELNETによるログインが失敗しました。
Login failed for TELNET:
aaa.bbb.ccc.ddd
aaa.bbb.ccc.dddからのTELNETによるログインの要求がありましたが、そのまま切れました。
Configure save in Nonvolatile memory
設定が不揮発性記憶領域(Flash ROM…電気を切っても忘れないメモリ)に保存されました。
same message repeated 1 times
使用しているバージョンにより多少異りますが、全く同じログが複数続く場合は、このようにまとめられることがあります。
最新の仕様では、本体のログは、このようにまとめられますが、
syslog出力されるものは、まとめられません。
[ 16進数がダンプされたログ ]
ISDNレイヤ3(TTC標準JT-Q931)やPPP(RFC1661など)などに関する詳細情報。
理解するには、それらの規格を理解する必要があります。
参考)http://www.rtpro.yamaha.co.jp/index.htmlの「各種情報へのポインタ」
また、複数のダンプが重なってログされることがありますので、情報毎にインデント(ダンプの始まる桁位置)を分けています。分析する時には、情報毎に区別してください。
[ 個別のsyslog情報 ]
[ 関連情報 ]
[ FAQ for RT-Series ]
[ FAQ for Syslog / files / Intro / Install / Config ]