ネットボランチ RTA52iのFAQ

使った覚えがないのにルータが通信している？(ように見える？)

[ ルータが自動接続するしくみ ]

• モデム/TAとコンピュータ

  1回線を1台のコンピュータ(人)で占有します。

  プロバイダへの接続管理は、一人で行なわなければなりません。

  プロバイダ : : 電話回線 : +-------------+ | モデム/TA | +------+------+ | +------+------+ | コンピュータ| +-------------+

• LANとルータとコンピュータ

  1回線を複数のコンピュータや人で共有します。

  プロバイダへの接続管理は、必要な時にルータが代行します。
  

  プロバイダ : : ISDN回線 : +------------+ | RTシリーズ | (NATおよびIPマスカレード) +-----+------+ | 192.168.0.1 | 192.168.0.0/24 ------+----------------+----------------+----------------+----- | | | | |192.168.0.2 |192.168.0.3 |192.168.0.4 |192.168.0.5〜 +------+------+ +------+------+ +------+------+ +------+------+ | コンピュータ| | コンピュータ| | コンピュータ| | コンピュータ| … +-------------+ +-------------+ +-------------+ +-------------+

• プロバイダへの接続を要求するLAN上のコンピュータ達

  LAN上のコンピュータ達は、知りたいこと、知らないことは、とりあえず、 知っているかもしれない人(インターネット)に聞いてしまいます。

  ルータは、接続を要求されたら、プロバイダに接続するように作られています。 というか、それがルータの本来の役割なのです。

• コンピュータ達は、どのような内容の接続を要求するのでしょう？

  [ こんなことしたら発呼してよ！(期待される発呼) ]

  • 着信メールを確認する→読む。
  • メールを送信する。
  • ネットサーフィン(死語？)する。
  • 情報やプログラムをダウンロードする。

  [ こんなことで発呼しないでよ！(期待されない発呼) ]

  • パソコンを立ち上げた。
  • ネットワークコンピュータをブラウズした。
  • …知らない間にダイヤルアップ接続してしまいます。

• 「期待している発呼」と「期待されない発呼」の違い

  ルータは、「期待している発呼」と「期待されない発呼」を区別できません。
  ルータにとっては、どちらも同等の情報なのです。

  (人に)期待されようが、(人に)期待されまいが、 (コンピュータに)要求されれば、ルータは発呼します。

• お願い:
  「期待されない発呼」の原因や症状を捕まえて、 ルータに指導/補導してやってください。
  1. 発呼原因を究明し発呼させないように指導する。
  2. 発呼症状を究明してルータに指導する。
  3. ...

[ ファームウェアによるユーザ支援 (要望やtipsの盛り込み) ]

• リリースノート

  各リビジョンでの機能の追加・変更の詳しい内容は、 リリースノートで報告しております。
  

  • Rev.3.06系のリリースノート
  • Rev.4.01系のリリースノート

• DNSリカーシブサーバ機能のログの詳細化
  • DNSサーバへの問い合せ

    コンピュータの名前解決の為にDNSサーバに問い合せを行なうことは、 頻繁に行なうことで、発呼原因のひとつです。

  • 何が問い合せるのか？

    例えば、Windowsであれば、 「NetBIOS名の名前解決でDNSへ問い合せたくない。」のような 設定を行うことで、典型的な発呼要因は抑えられますが、アプリケーションも それぞれ問い合せを行なうこともあり、発呼原因の追及はなかなか難しい。

  • 発呼原因となったコンピュータは、どいつだ！？

    IPフィルタのログと発呼の原因となったパケットのログで、対象がDNS問い 合わせパケットであれば、問い合わせているFQDNを一緒に表示するようにし た。また、自分がリカーシブ動作をして生成した問い合わせパケットであれ ば、元のDNS問い合わせパケットを送信したホストのIPアドレスも表示する ようにした。

• 接続時間に関する設定
  • 「かんたん設定」のプロバイダ登録のオプション設定の見直し

    →WWW設定のできること

  • 強制切断タイマと再発信抑制タイマの設定

    ユーザ環境に合せた変更を可能とした。

  • 自動切断における切断方式の選択とそれぞれの方式の通信 監視時間の設定

    設定内容と設定内容が理解されやすい説明やレイアウトになるように変更した。

• ブラウザ終了時の発呼を抑えるフィルタ
  • フィルタ機能追加の切っ掛け

    一部のブラウザでは終了時に発呼してしまう症状がありました。 ユーザの要望に答えてIPパケットフィルタにこれをフィルタする機能(tcpfin)を 追加しました。

  • フィルタの適用方法 (お薦め)

    「かんたん設定」のプロバイダに関する設定の古い情報は捨てて、 新規登録することで、自動登録されます。
    ※[オプション設定]は継承されませんので、再設定してください。

• ブラウザによるIPパケットフィルタ設定
  • 支援内容

    「かんたん設定」でフィルタ設定が可能になりました。
    →WWW設定のできること

  • IPパケットフィルタを適用するには、原因を探して設定変更する必要があるので すが、症状がわかっていても、原因のわからないような事もたくさんおこります。
    もし、意図しない発呼の原因となるデータが判明していれば、それを フィルタで落とすことにより、発呼を抑えられます。

  • ブラウザで設定できるようにした。

    IPパケットフィルタを設定するには、コマンドラインから設定する必要がありましたが、 フィルタをブラウザで設定できるようにしたことにより、 設定しやすくなりました。

  • 原因であるアプリケーションやコンピュータがダイヤルアップ接続環境での 利用形態を考慮されているのが理想ですが、現実はまだまだ未成熟で そのようになってないようです。
    

• メール着信確認機能
  • RTA52iのFAQ: 「メール着信確認機能について」
  • 設定に御注意下さい。

    ルータにメール着信の確認させる時、頻繁に確認させると通信費が増えます。
    

  • 切断タイマーの仕様変更

    それ以前の設定で、メール着信確認機能を使用すると、 1回の確認で必ず180秒間接続していました。
    この設定を必要な時間だけ接続するように変更しました。

  • 手動確認の確認周期制限

    手動確認が頻繁に行なわれることを防ぐようにした。

  • メール着信確認を禁止する時間帯

    「かんたん設定」でメール着信確認をしない時間帯を選べるようにした。
    深夜とか、昼間で、確認が無意味な時に接続しないようにすることができます。

• 「かんたん設定」の[プロバイダ登録]の[オプション設定]
  • 深夜時間帯の設定 (課金単位の違いに対応)

    ユーザ環境に合せた変更が可能

  • 自動切断を禁止する時間 (テレホーダイ)

    ユーザ環境に合せた変更が可能

  • 課金制限の設定

    ユーザ環境に合せた変更が可能

• NetBIOSのフィルタの適用
  • 支援内容

    「かんたん設定」で[プロバイダの登録]をすると 自動的にNetBIOSのフィルタが適用されます。

  • Windowsを接続しておくと、Windowsを操作したり、ネットワークに アクセスすると、Windowsがインターネット接続を要求します。 ルータは、Windowsの指示に従い、インターネット接続します。

  • フィルタの適用

    明らかに無用であると思われる要請をルータが受けつけないように する設定を追加していますが、万能ではありません。
    →なぜポート137,138,139(NetBIOS,便利な機能)を、フィルタするんですか？

  • 本当にしなければならないこと。

    そのような場合、Windowsの設定を正しく設定する必要があります。
    →NetBIOS名の名前解決でDNSへ問い合せたくない。
    

[ 情報によるユーザ支援 (関連情報) ]

• 予期しない発呼のFAQ

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[ ファームウェア配布 / マニュアル配布 ]
[ ネットボランチのリビジョンアップの御案内 ]

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