ネットボランチ RTA50iのFAQ
Windows2000が利用できますか?
新規作成日 | 2000/Feb/08 |
最終変更日 | 2023/Jan/10 |
文書サイズ | 16KB |
Windows2000が利用できますか?
[ RTA50iは、Windows2000で使えますか? ]
機能 | RTA50i |
IPルーティング | ○ |
DHCPサーバ | ○ |
TA機能 | ○*2 |
TA機能(擬似LAN) | ○*2 |
ユーティリティ | RTA50i |
設定ユーティリティ | × |
RT-RevUpper | ○ |
[ 注意事項 ]
Windows98などからWindows2000へアップグレードされる場合には、
各種設定が「Windows2000のデフォルト値」に変更されると予想されます。
設定が適切であるか、以下のような項目に配慮すると良いでしょう
シリアル機能(データTA機能)を利用する場合には、Windows2000対応 のINFファイルが必要です。
Windows2000用モデム定義ファイル (RTA50i/RTA52i共通)
→「RTA50iのファームウェア配布ページ」
設定ユーティリティ (パソコンセットアップユーティリティ)は、Windows2000に
対応しておりません。
パソコン(Windows2000)のネットワーク設定は、「標準設定(IPアドレスを自動取得する)」を選択するか、
手動で設定してください。
Windows2000の機能により「意図しない発呼」の可能性があります。
[マイネットワーク]のプロパティ→[ローカルネットワーク]のプロパティ→ [TCP/IP]のプロパティ→[詳細設定]→[DNS]と操作すると以下の内容の選択肢があります。
ここの「この接続のアドレスをDNSに登録する」のチェックを外して おいて下さい。
ただし、この対策を施したとしても、 DNSサーバの機能とネットワーク環境に よっては、「意図しない発呼による異常課金となる可能性」がありますので、 十分に注意してください。
Windows2000は、localhostという名前のDNS名のIPアドレスを調べるために
DNSサーバへの問い合わせが発生することがあります。
localhostは、慣例的に機器自身を表わすループバック・アドレス(127.0.0.1)
を表しております。
[かんたん設定]-[システム管理]-[内部情報]に 以下のようなログが残っていたら、このDNSサーバへの問い合せによって、 発呼していますので、対策を実施してください。
PP[XX] IP Commencing: UDP 192.168.0.1:53 > DNSサーバ:53 (DNS Query [localhost] from 192.168.0.2)
|
RT(192.168.0.1)のDNSリカーシブサーバに PC(192.168.0.2)から "localhost" のDNS情報の問い合せ要求があ り、発呼しました。
PP[XX] IP Commencing: UDP 192.168.0.2:1024 > DNSサーバ:53 (DNS Query [localhost])
|
PC(192.168.0.2)がDNSサーバに "localhost" のDNS情報の問い合せ要求があ り、発呼しました。
対策1:
ルータのDNSリカーシブサーバにlocalhostの情報をip hostコマンドで登録しておきます。
ip host localhost 127.0.0.1
|
ip hostコマンドの設定は、かんたん設定のコマンド入力機能などを 利用して設定してください。
[ ip hostコマンドのリリースノート ]
対策2:
Windows2000のhostsファイルに以下の情報を追記してください。
localhost 127.0.0.1
|
[ 参考:Windowsの名前解決情報を指定するファイル ]
OS | 通常のhostsファイルの場所 |
Windows95/Windows98 | C:\WINDOWS\HOSTS |
WindowsNT/Windows2000 | C:\WINNT\SYSTEM32\DRIVERS\ETC\HOSTS |
OS | 通常のlmhostsファイルの場所 |
Windows95/Windows98 | C:\WINDOWS\LMHOSTS |
WindowsNT/Windows2000 | C:\WINNT\SYSTEM32\DRIVERS\ETC\LMHOSTS |
[_ldap._tcp.Default-First-Site-Name._sites.dc._msdcs.DOMAIN]
といった名前の解決Windows2000では、NTドメインにログオンする設定になっていると、 ドメインを探索する過程でNTドメイン名を末尾に持つ名前を解決しようとする DNS要求を発生させます。このDNS要求はWindows2000 Serverの持つDNSサーバで ないと解決できません。
Windows2000のDCE準拠RPC機能により「意図しない発呼」の可能性があります。
発呼を抑えるには、NetBIOSのフィルタ(137-139)に135番を加えます。
# NetBIOS機能の意図しない発呼を抑え込むフィルタ # (ポート番号表記版) ip filter 1 reject * * udp,tcp 137-139 * ip filter 2 reject * * udp,tcp * 137-139 ip filter 100 pass * * * * * ip lan secure filter in 1 2 100 |
# NetBIOS機能+DCE準拠のRPCの意図しない発呼を抑え込むフィルタ # (ポート番号表記版) ip filter 1 reject * * udp,tcp 135,137-139 * ip filter 2 reject * * udp,tcp * 135,137-139 ip filter 100 pass * * * * * ip lan secure filter in 1 2 100 |
「IPアドレスを自動取得する」という状態で設定されます。
これは、ルータなどのDHCPサーバからIPアドレスが自動的に
割り当てられるようにする設定です。
IPアドレスの取得に失敗しています。 このままでは、ルータなどとは、通信できません。
WindowsやMacintoshは、DHCPサーバからIPアドレスを割り当てられなかった
場合にこのようなIPアドレスを自分で使い始めます。
このアドレスが割り当てられていたら、DHCPのアドレス割り当てに失敗してい
ると思われます。ネットワークドライバーのインストール状態や
LANカードやLANケーブルの接続などを確認する必要があります。
ちなみに、IPアドレスのXXX.XXXの部分は、ランダムに決まります。
また、IPアドレスの取得に失敗した場合には、 ipconfig.exeにより、再起動することなく、DHCPサーバからIPアドレスを 再取得することができます。
[マイ コンピュータ]→[コントロールパネル]→[ネットワークとダイヤルアップ接続] という操作でも表示可能
winipcfg.exeは使えません。ipconfig.exeが利用できます。
Windows2000は、WindowsNTの後継製品である為、Windows95/98のツールは
使えないようです。WindowsNTのツールが使えるようです。
→TCP/IPツール(ユーティリティ)は何が使えます?
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