RTシリーズとWindowsに関するFAQ
遠隔地とWindowsのネットワークファイル共有がしたい
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遠隔地とWindowsのネットワークファイル共有がしたい
以下のような構成のとき、「ネットワークコンピュータのブラウズ」は、 遠隔地(Remote,WAN)側のコンピュータは「ブラウズ」できません。
Windows95等 | ---------+----------------------------+--------- | RTシリーズ : : (ISDN, 専用線, 等) : RTシリーズ | ---------+----------------------------+--------- | Windows95等ちなみに、ローカルルータで繋がった2つのLAN間でも同等です。
-----------+------------- LAN | +--------+---------+ | ローカル・ルータ | +--------+---------+ | -----------+------------- LAN
一応、「ネットワークファイル共有」は、NetBIOSというプロトコル上で
実現されておりますので、遠隔地(Remote,WAN)側のコンピュータと
TCP/IPで通信可能であれば、共有することが可能です。
.... NBT (=NetBIOS over TCP/IP)
このようなとき、遠隔地(Remote,WAN)側のコンピュータのファイルを
共有するには、「ネットワークコンピュータのブラウズ」
以外の方法で、相手のコンピュータの情報を知る(教える)必要があります。
「名前解決」
→名前からIPアドレスを検索する仕組
ネットワークファイル共有が可能な状態に設定されていれば、 プリンタへのプリントも可能になります。
「名前解決」は、「名前空間(?)」の種類によって、いくつか種類があります。
Windows95の「名前解決」は、以下のものがあります。
ここでは、Windows95で、ファイル共有する手順を紹介します。
[ Windows95 ]
エクスプローラなどでディレクトリを開き、右クリックでポップアップした ウィンドウメニューの「共有」を選択する。
[マイコンピュータ]→[プリンタ]→[共有するプリンタ名]→[プリンタ(P)]→[共有(H)]
leek(192.168.1.2)から、 tomato(192.168.0.2),celery(192.168.0.3),lettuce(192.168.0.4)のファイルに アクセスする状態と想定します。
UNIX (samba) WindowsNT Windows95 | | | | (tomato) | (celery) | (lettuce) | 192.168.0.2 | 192.168.0.3 | 192.168.0.4 ---------+------+----------------+----------------+------------------ |192.168.0.1 | RTシリーズ : : (ISDN, 専用線, 等) : RTシリーズ | |192.168.1.1 ---------+------+---------------- | 192.168.1.2 | (leek) | Windows95
LMHOSTSというファイルに、対象コンピュータのIPアドレスとホスト名 を登録します。
-- 192.168.0.2 toamto #PRE # UNIX (samba) 192.168.0.3 celery #PRE # Windows NT 192.168.0.4 lettuce #PRE # Windows95 --
[ tips ]
-- 192.168.0.5 "water melon" #PRE # Windows --
leek(192.168.1.2)から、
tomato(192.168.0.2),celery(192.168.0.3),lettuce(192.168.0.4)のファイルに
アクセスする状態と想定します。
NetBIOS名の「名前解決」は、leek(192.168.1.2)から、
kelp(192.168.1.3)にアクセスして処理します。
UNIX (samba) WindowsNT Windows95 | | | | (tomato) | (celery) | (lettuce) | 192.168.0.2 | 192.168.0.3 | 192.168.0.4 ---------+------+----------------+----------------+------------------ |192.168.0.1 | RTシリーズ : : (ISDN, 専用線, 等) : RTシリーズ | |192.168.1.1 ---------+------+----------------+---------------- | 192.168.1.2 | 192.168.1.3 | (leek) | (kelp) | | Windows95 WINS (Window NT)
WINSサーバ同士で、定期的に情報交換するように設定すると、
異るセグメントのネットワークコンピュータでも
ブラウズ可能になるようです。
leek(192.168.1.2)から、
tomato(192.168.0.2),celery(192.168.0.3),lettuce(192.168.0.4)のファイルに
アクセスする状態と想定します。
NetBIOS名の「名前解決」は、leek(192.168.1.2)から、
kelp(192.168.1.3)にアクセスして処理します。
UNIX (samba) WindowsNT Windows95 | | | | (tomato) | (celery) | (lettuce) | 192.168.0.2 | 192.168.0.3 | 192.168.0.4 ---------+------+----------------+----------------+------------------ |192.168.0.1 | RTシリーズ : : (ISDN, 専用線, 等) : RTシリーズ | |192.168.1.1 ---------+------+----------------+---------------- | 192.168.1.2 | 192.168.1.3 | (leek) | (kelp) | | Windows95 WINS (samba nmbd)
後日記述するように努力致します。
今のところは、manなどを参照してください。
man nmbd
man smb.conf
/usr/local/samba/lib/smb.confを記述することにより、 各自のホームディレクトリや共有ディレクトリを 公開できるようになります。 ユーザ名とパスワードによるアクセス制限のほか、 IPアドレスによるアクセス制限が可能になります。
sambaの動作状態を細かく設定できます。
BSD系(SunOS 4.1など)ならば、/etc/printcapを正しく記述してあると
TCP/IPのLPRプロトコルを受け付けるプリンタをWindowsプリンタ共有スタイルで
利用できるようになります。
System V系ですと、/etc/printcapに相当する記述を追加することで、
BSD系と同等で利用できるようになるようです。
通常ですとWindows95はアプリケーションの追加が必要。
WindowsNTはオプション機能をインストールすれば可能。
のような処置が必要なところ、sambaが代行してくれます。
デフォルトのままなら「/usr/local/samba/lib/lmhosts」に
のように記述すればいいと思います。-- 192.168.1.2 leek # Windows95 192.168.1.3 kelp M # UNIX (samba) 192.168.0.2 toamto # UNIX (samba) 192.168.0.3 celery # Windows NT 192.168.0.4 lettuce # Windows95 --
LMHOSTSファイルにコンピュータのIPアドレスの登録ができたら、
実際のファイルにアクセスしてみます。
「ネットワークコンピュータ」で「ブラウズ」できませんから、
異なる方法を取ります。
# 同一セグメントで、NetBEUIが話せない機器にもこの方法が有効です。
例えば、バージョンの古いsamba。
[ tips ]
次回以降毎回ネットワークコンピュータを検索するのが面倒な場合、 デスクトップにショートカットを登録しておくと便利です。
共有ファイルをドライブに割り当てることができます。
設定次第では、起動時に毎回割り当てさせることもできます。
[スタート]→[プログラム(P)]→[エクスプローラ]
やってみたい人は、まず、MS-DOSプロンプトで、 「net /?」 or 「net -h」とタイプしてみましょう。いくらか説明が出ます。 そこから先は、御自分でトライしてみましょう。
チェックするツールは、コマンドラインから実行します。
ping IPアドレスこれができなければTCP/IPの設定を再確認する。 ダイアルアップ接続の時はダイアルアップの設定情報も再確認。
ping 192.168.0.2 ping 192.168.0.3 ping 192.168.0.4
ping NetBIOSホスト名NetBIOS名の「名前解決」ができないと、 NetBIOSでファイル共有やプリンタ共有はできない。
ping toamto ping celery ping lettuce
PingできないときはLMHOSTSファイルかWINSサーバを正しく設定する。 NetBIOSホスト名とはコンピュータ名ですね。
nbtstat -c同一セグメントなら、ブラウズして共有情報を閲覧すると登録される。
net configログイン(共有)するときは、ログイン可能なユーザ名である必要があります。
症状:
RT80iのWWW簡単設定で自動設定されたりするNetBIOSのフィルタ(ポート137,138,139)は、
Winodwsのファイル共有する場合は、フィルタを外す必要があります。
# だって、NetBIOSの機能を使うんだもの。
以下のようにLAN側にNetBIOSのフィルタを設定するパターンが多いです。
ip filter 1 reject * * udp,tcp netbios_ns-netbios_ssn * ip filter 2 reject * * udp,tcp * netbios_ns-netbios_ssn ip filter 100 pass * * * * * ip lan secure filter in 1 2 100
以下のコマンドを入力すると....
show configでは、このようにip lan secure filterコマンドが消えます。ip lan secure filter in clear
つまり、NetBIOSのフィルタを消した(外した)ことになります。ip filter 1 reject * * udp,tcp netbios_ns-netbios_ssn * ip filter 2 reject * * udp,tcp * netbios_ns-netbios_ssn ip filter 100 pass * * * * *
NetBIOSのフィルタを外した状態でWindowsの不必要な発呼を抑える為に
Windowsの設定を変更しておきましょう。
→NetBIOS名の名前解決でDNSへ問い合せたくない
ファイル共有では、ポート139番が使われています。 NetBIOSのフィルタから 139番を通るようにフィルタを設定します。
またはip filter 1 reject * * udp,tcp 137-138 * ip filter 2 reject * * udp,tcp * 137-138
ip filter 1 reject * * udp,tcp netbios_ns-netbios_dgm * ip filter 2 reject * * udp,tcp * netbios_ns-netbios_dgm
症状:
「Lmhosts」ファイルの「拡張子」はありません。
拡張子が付いていると別物と判別されます。
症状:
傾向と対策:
レジストリを変更するとアクセスできるようになります。
詳しくは、最新のsambaを取り寄せて、以下のドキュメントを読んでください。
[ Windows95 / Windows98 ]
---------- Win95_PlainPassword.regの内容 REGEDIT4 [HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\VxD\VNETSUP] "EnablePlainTextPassword"=dword:00000001 ----------
---------- NT4_PlainPassword.regの内容 REGEDIT4 ;Contributor: Tim Small (tim.small@virgin.net) ;Updated: 20 August 1997 ;Status: Current ; ;Subject: Registry file to enable plain text passwords in NT4-SP3 and later [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Rdr\Parameters] "EnablePlainTextPassword"=dword:00000001 ----------
---------- Win2000_PlainPassword.regの内容 REGEDIT4 ;Contributor: Herb Lewis (herb@sgi.com) ;Updated: 16 July 1999 ;Status: Current ; ;Subject: Registry file to enable plain text passwords in Windows 2000 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkStation\Parameters] "EnablePlainTextPassword"=dword:00000001 ----------
最新のsamba(恐らく、1.9.18以降くらい)では、暗号形式をサポートしています。
詳しくは、最新のsambaを取り寄せて、以下のドキュメントを読んでください。
症状:
対策案:
WindowsのTCP/IPのDNSサーバの設定に誤ったIPアドレスが含まれていると
NetBIOS名の名前解決に失敗する(みたい)。(少なくともWindows95aで発生)
症状:
対策案:
TCP/IPプロパティの詳細設定で、「標準のプロトコルに設定(S)」という チェックボックスがある。
通常は、チェックできないようになっているのだが、
時々、チェックできるようになっていて、
チェックする必要のある物が存在する。
TCP/IPが標準プロトコルになるようにチェックする。
すると、UNIX(samba)が見えるようになる。
[ 該当環境 ]
症状:
対策:
TCP/IPのプロパティのなかの「詳細設定」の
「標準のプロトコルに設定する(S)」のチェックマークを確認する。
標準的なWindows95では、ほとんど機能していない感じですが、
Internet Explorer 4.0がインストールされたWindows95では、
機能していた/有効であったという実績があります。
このチェックボックスの名前からすると、
TCP/IPの利用形態としてチェックすることが適正であるような意味だと思いますが、
今迄、don't careだったものが、突然、意味を持つという仕様は、
ユーザ&ネットワーク管理者泣かせで...。
[ 該当環境 ]
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