資料

1. 「機器詳細」ビューのポートアイコン表示

「機器詳細」ビューに表示される機器のポートは、アイコンの色や形状によって、各ポートの状態が確認できます。
「機器詳細」ビューの[ポート状態]タブ、[帯域使用量(%)]タブ、[PoE給電状態(クラス)]タブを切り替えることで、下記のアイコンが表示されます。

  • [帯域使用量(%)]タブは、ヤマハスイッチのみ表示されます。

  • [PoE給電状態(クラス)]タブは、ヤマハPoEスイッチのみ表示されます。

1.1. [ポート状態]タブのアイコン

tab1

各ポートの接続状態や通信スピードの状態を表示します。

アイコン 意味

port 10g base t

ポート正常(10GBASE-T)

port 5g base t

ポート正常(5GBASE-T)

port 25g base t

ポート正常(2.5GBASE-T)

port 1000 base t

ポート正常(1000BASE-T)

port 100 base tx

ポート正常(100BASE-TX)

port 10 base t

ポート正常(10BASE-T)

port error

ポート異常発生

port link down

リンクダウン

port sfp 10g base lxsx

SFPポート正常(10GBASE-LX/SX)

port sfp 1000base lxsx

SFPポート正常(1000BASE-LX/SX)
または
スタックリンクの確立

port sfp error

SFPポート異常発生

port sfp caution

SFPポート注意状態

port 24g 5g 6g enable invalid

2.4 GHz、5 GHz、 6 GHzの無線の有効/無効状態

1.2. [帯域使用量(%)]タブのアイコン

tab2

各ポートの帯域使用量を表示します(ヤマハスイッチのみ)。

アイコン 意味

port 95 100

帯域使用量 95%以上 100%以下

port 85 95

帯域使用量 85%以上 95%未満

port 75 85

帯域使用量 75%以上 85%未満

port 65 75

帯域使用量 65%以上 75%未満

port 55 65

帯域使用量 55%以上 65%未満

port 45 55

帯域使用量 45%以上 55%未満

port 35 45

帯域使用量 35%以上 45%未満

port 25 35

帯域使用量 25%以上 35%未満

port 15 25

帯域使用量 15%以上 25%未満

port 75 15

帯域使用量 7.5%以上 15%未満

port 0 75

帯域使用量 0%以上 7.5%未満

port error2

異常発生

port link down

リンクダウン

port stack

スタックポートのため帯域使用量を表示できない

port sfp caution

注意状態(SFPポート)

1.3. [PoE給電状態(クラス)]タブのアイコン

tab3

各ポートのPoE給電状態を表示します(PoE対応ヤマハスイッチのみ)。

アイコン 意味

port class0

Class 0で給電中

port class1

Class 1で給電中

port class2

Class 2で給電中

port class3

Class 3で給電中

port class4

Class 4で給電中

port class5

Class 5で給電中

port class6

Class 6で給電中

port class7

Class 7で給電中

port class8

Class 8で給電中

port unpowered

未給電

port invalid

給電機能が無効または電力使用量が超えたため給電を停止中

port over current

過電流が生じたため給電を停止中または給電制御で致命的な異常が発生中

2. 通知エリアと履歴エリアに表示されるメッセージ

通知エリアと履歴エリアで表示されるメッセージは以下のとおりです。

2.1. スイッチ機能の異常メッセージ

スイッチ機能の異常時には以下のメッセージを表示します。macはメッセージの対象となる機器のMACアドレス、labelは機器識別ラベル(空欄の場合は表示されない)、mはスタックID、nはポート番号、tは温度、xはQoS送信キューの番号、fnはファンの番号を示します。“(スタックID:m)”はスタック機能が有効なスイッチ機器以外では表示されません。

メッセージ

[mac] label : ヤマハスイッチのファンが停止しています。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n1, n2…​)でループが発生しています。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)の給電が停止しました。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)でClass0の機器に給電を開始しました。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)でClass1の機器に給電を開始しました。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)でClass2の機器に給電を開始しました。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)でClass3の機器に給電を開始しました。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)でClass4の機器に給電を開始しました。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)でClass5の機器に給電を開始しました。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)でClass6の機器に給電を開始しました。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)でClass7の機器に給電を開始しました。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)でClass8の機器に給電を開始しました。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)で給電クラス設定より大きなクラスを認識したため、給電が停止しています。

[mac] label : ヤマハスイッチのポートでClass4 (30W)給電を開始したため、対になっているポート(n)からのClass3 (15.4W)給電を停止しています。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)で過電流が生じたため、給電が停止しました。

[mac] label : ヤマハスイッチの供給電力が最大給電能力を超えたため、ポート(n)の給電が停止しました。

[mac] label : ヤマハスイッチの内部温度がt℃以上になったため、ポート(n)の給電が停止しました。

[mac] label : ヤマハスイッチのファンが停止したため、ポート(n)の給電が停止しました。

[mac] label : ヤマハスイッチの電源が故障したため、ポート(n)の給電が停止しました。

[mac] label : ヤマハスイッチの給電が停止しています。

[mac] label : ヤマハスイッチの電源に異常が発生しています。

[mac] label : ヤマハスイッチの供給電力が最大給電能力を超えています。

[mac] label : バックアップ経路で接続されています。(メイン経路:ポート(n))

[mac] label : メイン経路で接続されました。

[mac] label : ヤマハスイッチのループが解消されました。

[mac] label : ヤマハスイッチの給電停止が解消されました。

[mac] label : ヤマハスイッチの電源異常が解消されました。

[mac] label : ヤマハスイッチの供給電力の最大給電能力超過が解消されました。

[mac] label : ヤマハスイッチのファン停止が解消されました。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)の受光レベルが弱すぎます。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)の受光レベルが強すぎます。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)の受光レベルが正常に戻りました。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)の送信負荷が高くなっています。(QoS送信キュー:x)

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)の送信負荷が上限に達しました。(QoS送信キュー:x)

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)の送信負荷が正常に戻りました。(QoS送信キュー:x)

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)の電源電圧が上限閾値を超えました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のの電源で過電流が発生しました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のファン回転速度が上がりました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のファン回転速度が下がりました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のファン(FANfn)が停止しています。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のCPU温度が閾値を超えています。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のCPU温度が正常に戻りました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のCPUで温度異常が発生しました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のPHY温度が閾値を超えています。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のPHY温度が正常に戻りました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のPHYで温度異常が発生しました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のSFPモジュール温度が閾値を超えています。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のSFPモジュール温度が正常に戻りました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のSFPモジュールで温度異常が発生しました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)の本体温度が閾値を超えています。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)の本体温度が正常に戻りました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)の本体で温度異常が発生しました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のPSE温度が閾値を超えています。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のPSE温度が正常に戻りました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のPSEで温度異常が発生しました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)の給電能力オーバーにより給電を強制停止しました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)の温度異常により給電を強制停止しました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のファン停止により給電を強制停止しました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)の給電強制停止を解除しました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)の電源異常により給電を強制停止しました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のMAC温度が閾値を超えています。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のMAC温度が正常に戻りました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)のMACで温度異常が発生しました。

[mac] label : ヤマハスイッチ(スタックID:m)の温度センサーで異常が発生しました。

[mac] label : ヤマハスイッチのスタックポート(m.n)がリンクダウンしました。

[mac] label : ヤマハスイッチのスタックポート(m.n)がリンクアップしました。

Dante対応機器に変化があった場合に、以下のメッセージを表示します。

メッセージ

<機器名>のワードクロックがUnlockになりました。

<機器名>のワードクロックがLockしました。

<機器名>のPrimaryポートがリンクダウンしました。DanteはSecondaryポートのみで動作中です。

<機器名>のSecondaryポートがリンクダウンしました。DanteはPrimaryポートのみで動作中です。

<機器名>のPrimaryポートがリンクアップしました。

<機器名>のSecondaryポートがリンクアップしました。

<機器名>のDanteモジュールがSafeモードで起動しています。

2.3. スナップショット機能によるメッセージ

スナップショット機能によってネットワークの異常を検知したり、スナップショットの作成を開始したりすると、以下のメッセージを表示します。macはメッセージの対象となる機器のMACアドレス、labelは機器識別ラベル(空欄の場合は表示されない)、nはポート番号を示します。なお、スナップショット機能による監視の対象ではない端末に対するメッセージは表示されません。

メッセージ

[mac] label : 機器の状態がスナップショットと一致しました。

[mac] label : 登録されていない機器 [mac] labelが接続されています。

[mac] label : ポートnに [mac] labelが接続されていません。

[mac] label : 接続ポートの異なる機器があります。[mac] labelをポートnに接続してください。

スナップショットを作成してください。

スナップショットの作成を開始しました。

スナップショットの作成が完了しました。

スナップショットの作成を中断しました。

スナップショットの作成に失敗しました。

[mac] label : 接続機器の異なるポートがあります。ポートnに [mac] labelを接続してください。

2.4. PoE機能によるメッセージ

PoE機能による電力の供給について異常を検知した場合は、以下のメッセージを表示します。macはメッセージの対象となる機器のMACアドレス、labelは機器識別ラベル(空欄の場合は表示されない)、qは電力量の数値、nはポート番号、portIpはポートに接続されている機器のIPアドレス、portMacはポートに接続されている機器のMACアドレスを示します。なお、PoE給電に対応していない端末に対するメッセージは表示されません。

メッセージ

[mac] label : ヤマハスイッチの供給電力量がガードバンドの範囲に入りました。

[mac] label : 供給する可能性がある電力量がqWを超えました。状況によってPoE給電できなくなる機器があります。

[mac] label : portIp (portMac)の生存が確認できません。

[mac] label : portIp (portMac)の生存が確認できました。

[mac] label : portIp (portMac)へのPoE給電を停止しました。

[mac] label : portIp (portMac)へのPoE給電を開始しました。

[mac] label : 接続機器への最大供給電力量の合計が供給可能な電力量を上回っています。

[mac] label : ヤマハスイッチの供給電力が最大給電能力を超えたため、ポート(n)の給電が停止しました。

[mac] label : ヤマハスイッチのポート(n)の給電停止が解消されました。

[mac] label : 供給する可能性がある電力量がqWを下回りました。

2.5. その他の通知

メッセージ

スナップショットファイルが不正です。スナップショットファイルの読み込みを中止しました。

スナップショットファイルの情報に不正値が含まれていました。正常な情報のみ反映しました。

スナップショットファイルに重複したMACアドレスがありました。先に記述されているMACアドレスの情報を反映しました。

ラベル設定ファイルが不正です。ラベル設定ファイルの読み込みを中止しました。

ラベル設定ファイルの情報に不正値が含まれていました。正常な情報のみ反映しました。

ラベル設定ファイルに重複したMACアドレスがありました。先に記述されているMACアドレスの情報を反映しました。

Historyファイルが不正です。Historyファイルを破棄しました。

このPC以外のL2MSマネージャー(mac)が検出されました。同一ネットワーク内で使用できるL2MSマネージャーは1台のみです。

L2MSマネージャー(mac)との重複が解消されました。

[mac] label : このPC以外のL2MSマネージャー(mac)がポート(n)で検出されました。同一ネットワーク内で使用できるL2MSマネージャーは1台のみです。

[mac] label : ポート(n)で検出されたL2MSマネージャー(mac)との重複が解消されました。

3. 端末探索の実行結果エリアに表示されるメッセージ

IPアドレスを利用した端末探索の実行結果エリアで表示されるメッセージは以下のとおりです。
x.x.x.xは、Ping/探索実行対象となる機器のIPアドレスを示します。

メッセージ 内容

x.x.x.x : 応答がありました。

対象機器からのPing応答がありました。

x.x.x.x : 要求がタイムアウトしました。

対象機器からのPing応答がありませんでした。
※[IPアドレス範囲]、[ネットワーク内自動探索]の場合は表示されません。

x.x.x.x : 宛先ホストに到達できません。

探索対象が無い状態です。
※[IPアドレス範囲]、[ネットワーク内自動探索]の場合は表示されません。

x.x.x.x : 内部エラーが発生しました。

内部エラーが発生している状態です。

4. ファームウェア/CONFIG一括操作時の実行結果

ファームウェア更新およびCONFIGインポート/エクスポートを複数台一括で実行した際に表示される実行結果は以下のとおりです。

実行結果 説明

完了

ファームウェア更新やCONFIGインポート/エクスポート処理が正常に完了しています。

転送のみ完了(リビジョン取得失敗)

ファームウェアファイルの転送は完了しましたが、更新後のファームウェアリビジョンが取得できなかったため、ファームウェアが正しく適用されていない可能性があります。
ファームウェアの適用状況を別途確認してください。

転送のみ完了(リビジョン不一致)

ファームウェアファイルの転送は完了しましたが、転送したファームウェアファイルのリビジョンと更新後のファームウェアリビジョンが異なっています。
ファームウェアの適用状況を別途確認してください。

転送のみ完了(ファイルリビジョン不明)

ファームウェアファイルの転送は完了しましたが、転送したファームウェアファイルのリビジョンが不正であるため、ファームウェアが正しく適用されたことを確認できませんでした。
ファームウェアの適用状況を別途確認してください。

未実施

転送しようとしたファームウェアファイルのリビジョンが既に適用済みであったため、ファームウェア更新は実施されませんでした。

中断

ユーザー操作によりファームウェア更新やCONFIGインポート/エクスポートがキャンセルされました。

失敗(タイムアウト)

タイムアウトが発生し、ファームウェアやCONFIGの転送に失敗しました。
機器との接続性を確認してください。

失敗(アプリケーションエラー)

アプリケーションエラーが発生し、ファームウェアやCONFIGの転送に失敗しました。

失敗(他の処理を実行中)

機器で他の処理が実行されているため、ファームウェアやCONFIGの転送に失敗しました。

失敗(不正なファイル)

選択したファイルが不正であったため、ファームウェアやCONFIGの転送に失敗しました。

失敗(CONFIGが存在しない)

CONFIGをエクスポートしようとした機器にCONFIGが存在しませんでした。機器のCONFIGが削除されているか、工場出荷状態である可能性があります。

失敗(アクセス権限エラー)

エージェントがDANTEモードで動作している等の理由により、CONFIGにアクセスできませんでした。

失敗(不明なエラー)

上記以外の理由により、ファームウェアやCONFIGの転送に失敗しました。

5. ショートカットキー一覧

Yamaha LAN Monitorのショートカットキーは以下のとおりです。

動作 キー操作

リストのセルの編集

F2

現在選択されているエージェントの接続状態の更新

F5