RTシリーズのモバイル通信に関するFAQ
64k PIAFSは、使えますか
最終変更日 | 2022/Dec/28 |
文書サイズ | 12KB |
64k PIAFSは、使えますか
[ 対応状況 ]
機種 | PIAFS 1.1 | PIAFS 2.0 | PIAFS 2.1 |
---|---|---|---|
RTA55i | ○ | ○ | ○ |
RTW65i | |||
RT60w | |||
RTX1000 | ○ | ○ | ○ |
RT300i | ○ | ○ | ○ |
RT105i | ○ | ○ | ○ |
RT140シリーズ | ○ | Rev.4.00.18以降 | Rev.4.00.33以降 |
RT56v | ISDNインタフェースを持たないためPIAFSの機能はありません | ||
RTW65b | |||
RTX2000 | |||
RT105e | |||
RT105p | |||
RTA50i | ○ | Rev.3.03.28以降 | Rev.3.05.28以降 |
RTA52i | ○ | ○ | ○ |
RTA54i | ○ | ○ | ○ |
RT103i | ○ | Rev.4.00.18以降 | Rev.4.00.33以降 |
RT80i | ○ | Rev.3.00.45以降 | Rev.3.00.45以降 |
RT100i RT102i RT200i |
× (ハードの制約から、PIAFSに対応することはできません) |
[ PIAFS 2.1 対応ファームウェアの動作 ]
isdn piafs call SW [64KMODE]
PIAFSモードの発信を可能にするか否かを設定する。また、PIAFSモード の速度を選択する。SWがoffに設定されているときには、発信は同期PPP になり、32kに設定されているときには、発信はPIAFS 32kになる。また、 64kに設定されているときには、発信はPIAFS 64kになる。 SWが64kに設定されている場合には、64KMODEの設定が有効になる。 64KMODEが設定されていない、または、guaranteeに設定されているとき には、発信はギャランティー方式のPIAFS 64kになる。 64KMODEがbest-effortに設定されているときには、発信はベストエフォ ート方式になる。
PIAFS 64kでは特別な発サブアドレスが用いられ、ユーザが設定した発 サブアドレスは無視される。
"isdn piafs call 64k ..." と設定されている相手先には PIAFS 64k で発信します。 その場合、PIAFS 64k 用の発サブアドレスが自動的に付加されるため、通常の発サブ アドレスが設定されていてもそのサブアドレスは相手には通知されません。
発信時にはギャランティモードで発信するかベストエフォートモードで発信するかを コマンドにより指定しなければなりません。
"isdn piafs call 64k guarantee" と設定されているときの発信
接続相手のPIAFS対応状況 | 接続性 |
---|---|
NTT DoCoMoの端末 | 64kbit/s固定で接続します |
DDIPの古い端末 | 接続出来ません |
DDIPの-H端末 | 接続出来ません |
PIAFS 2.0対応のRT | 64kbit/s固定で接続します |
PIAFS 2.1対応のRT | 64kbit/s固定で接続します |
"isdn piafs call 64k best-effort" と設定されているときの発信
接続相手のPIAFS対応状況 | 接続性 |
---|---|
NTT DoCoMoの端末 | 接続出来ません |
DDIPの古い端末 | 接続出来ません |
DDIPの-H端末 | 32kbit/s<->64kbit/s可変で接続します |
PIAFS 2.0対応のRT | 接続出来ません |
PIAFS 2.1対応のRT | 64kbit/s固定で接続します |
着信時に相手から通知される発サブアドレスにより PIAFS 64k の呼であるかどうか、 相手がギャランティモードであるかベストエフォートモードであるか、を自動判定 します。 なお、着サブアドレスは上記の判定には使用されませんので、PIAFS 端末で着サブア ドレスを指定して発信することにより着信側の回線に接続された複数の端末のうちの 一つを指定して着信させることは可能です。
また、着サブアドレスを設定することができない、あるいは、サブアドレスに英字を 含むことができない PIAFS 端末もありうるので、着サブアドレスの使用に関しては 注意が必要です。
"isdn piafs arrive on" と設定されている相手先からの PIAFS 着信が可能です。 "isdn piafs arrive off" と設定されている相手先からの PIAFS 着信は拒否します。 ギャランティモードまたはベストエフォートモードの着信が可能かどうかについては "isdn piafs call ..." の設定には関わらず "isdn piafs arrive" の設定にのみ依存 します。
つまり、着信時にはギャランティモードで着信するかベストエフォートモードで着信 するかをコマンドにより指定する必要はありません。
"isdn piafs arrive on" と設定されているときの着信
接続相手のPIAFS対応状況 | 接続性 |
---|---|
NTT DoCoMoの端末 | 32kbit/sまたは64kbit/s固定で接続します |
DDIPの古い端末 | 32kbit/s固定で接続します |
DDIPの-H端末 | 32kbit/s<->64kbit/s可変で接続します |
ギャランティモードのRT | 相手側で設定された固定速度で接続します |
ベストエフォートモードのRT | 相手側で設定された固定速度で接続します |
相手より通知された PIAFS 64k 用の発サブアドレスは着信の判定に使用されますが、 折り返しの発信時の着サブアドレスとしては使用されません。 また、折り返し発信時には通常の発信時と同様に PIAFS 64k 用の発サブアドレスが 自動的に付加されます。
[ PIAFS 2.0 対応ファームウェアの動作 ]
isdn piafs call SW
PIAFSモードの発信を可能にするか否かを設定する。また、PIAFSモード の速度を選択する。offに設定されているときには、発信は同期PPPにな り、32kに設定されているときには、発信はPIAFS 32kになる。また、64k に設定されているときには、発信はPIAFS 64kになる。
PIAFS 64kでは特別なサブアドレスが用いられ、ユーザが設定したサブア ドレスは無視される。
PIAFS 64kの発信を利用するときは、PIAFSに関係するコマンドを入力する 必要がある。
(設定例)
pp select N isdn piafs call 64k pp enable N※ Nは相手先情報番号
着信については、isdn piafs arriveコマンドで着信を許可するか否かを設 定する。このコマンドは、デフォルトでは着信を許可するように設定されて いる。PHSからルータに着信させるときには、PHSが発番号通知をするように PHSを設定しておく。
[ 主な仕様に関するリリースノート ]
[ 関連情報 ]
[ FAQ for RT-Series ]
[ FAQ for Mobile / Windows / Macintosh ]