RTシリーズのインストールとリビジョンアップに関するFAQ
リビジョンアップの手順を具体的に教えてください
最終変更日 | 2023/Jan/12 |
文書サイズ | 11KB |
リビジョンアップの手順を具体的に教えてください
イメージ: www.rtpro.yamaha.co.jpのあるネットワーク ------+-----------------------------+--------------- : | ↑ : +---------------+---------------+ インターネット : | www.rtpro.yamaha.co.jp | ↓ : | (WWW サーバ) | : +-------------------------------+ ------+-------+----- | プロバイダなど : : ファームウェア (rt80i.binなど) : ↓ +------------+ ↓ | RTシリーズ | ファームウェア入手 +-----+------+ ↓ | ↓ | 192.168.0.1/24 ------+-------------------------------------+----------------- | 192.168.0.2/24 | +-----------+-----------+ | Windows/Mac/UNIX/... | +-----------------------+ (tftp サーバ) (tftp クライアント) (put) ・execファイル ←リビジョンアップ← ・rt80i.binなど |
ファームウェアの各リビジョンには、一緒に リリースノートが用意されています。 リビジョンアップの前には必ずリリースノートを読んで、どのような変更や修正、 機能追加が行われたか確認しておいてください。
ファームウェアは、以下のURLから入手することができます。ファームウェア 本体であるバイナリファイルと、その内容が正しいかどうかを確認するための MD5ファイルがあるので両方をダウンロードしてください。
ファームウェア http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/firmware/index.html リリースノート http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/index.html
バイナリファイルが正しく入手できたかどうかをMD5チェックサムで確認しま す。
入手したバイナリファイルのMD5チェックサムを計算するには、md5sumやある いは、md5というツールが必要です。RedHat Linuxにはmd5sumが、FreeBSDには md5が用意されていることは確認しています。その他のOSで、md5sumあるいは md5を持っていない場合は、MD5SUM配布ページからmd5sumを入手してください。
入手したバイナリファイルをMD5チェックサムでチェックする方法
C:\> dir rt80i.* 〜〜〜〜 RT80I BIN 983,040 98-01-XX XX:XX rt80i.bin RT80I MD5 44 98-01-XX XX:XX rt80i.md5 〜〜〜〜 C:\> type rt80i.md5 9f7d899efc5a28c4d1803a3998620b70 *rt80i.bin C:\> md5sum -cv rt80i.md5 rt80i.bin OK C:\> |
入手したバイナリファイルのMD5チェックサム値を表示させる方法
C:\> md5sum -bv rt80i.bin 9f7d899efc5a28c4d1803a3998620b70 *rt80i.bin C:\> |
ファイル名をオリジナルから変更しても、MD5チェックサム値は変りません。 ただし、ファイル名を変更した場合には、md5sumの-cオプションではチェック できなくなりますので、MD5チェックサム値を表示させた上で、正しいチェッ クサムと比較してください。
おおまかに2つの手続きが必要です。
※Windows Vista以降/Mac OS High Sierra以降からTFTPを利用する手順については こちら を参照してください。
以下のようなところで紹介していますので、参照してください。
リビジョンアップ(tftp)の失敗に関する傾向と対策
RTが正しくファームウェアを受け取れなかった。 |
Update file receiving... Fail Data Transfer |
リビジョンアップが完了すると自動的に再起動します。
RTシリーズではTFTPで受信した時にバイナリファイルの正当性をチェックして いますので、誤ったバイナリファイルを書き込むことはできないようになって います。誤ったバイナリファイルを受信した場合には、TFTPの段階でエラーを 返すようにしています。
正しい場合の設定用シリアルの出力例 (改行位置変更,tftp→再起動) |
Update file receiving... Testing received file... Writing to Nonvolatile Memory... done RT80i Rev.2.02.15 (Thu Oct 23 14:36:27 1997) 00:a0:de:xx:xx:xx Memory 4Mbytes, 1BRI |
誤った場合の設定用シリアルの出力例 (改行位置変更,tftp→廃棄) |
Update file receiving... Testing received file... Fail!! |
もし、リビジョンアップに失敗した場合には、ファームウェアは書き変わって いませんから、リビジョンアップをやりなおして下さい。
ただし、リビジョンアップの途中でRTシリーズの電源を落としてしまったりし て、どうしても起動しない場合は、ヤマ ハの問い合わせ窓口に連絡して下さい。
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