RTシリーズのインストールとリビジョンアップに関するFAQ

Windows 95 や Windows NT から tftp するにはどうすればいいの?

[ ツール紹介 ]

• RTシリーズ専用のtftpクライアントを作っちゃいました。
  
  • RTシリーズ専用ユーティリティ for Windows
    
  
  注意事項：
  
  • フリーソフトである。
    
  • サポートしない。
    
  • 現在は、ベータ版。
    
  • アーカイブは、LHA形式の自己解凍型実行ファイル。
    
  • インストーラ(InstallShield)付き。
    
  • リビジョンアップ/configの取得/configの設定ができる。
    
  • 基本的にWindows95で、TCP/IP通信可能な状態。
    …つまり、「Windows95からRTへtelnetできる」状態ということかな。
    
  • 意見、感想、要望、不具合報告は、rt100i-users へ発言してみてください。
    作成者に届く&叶うかもしれない。
    
  • 操作の際には、tftpの注意事項も参考に。
    

• Windows NT 3.51以降では、tftpクライアントが添付されています。

  Windows NT に関しては、NT3.51 から tftp が標準装備されました。 コマンドラインベースのツールとなっています。

  また、tftp.exe をそのままWindows 95 に持っていっても ちゃんと動作するようです。
  

  Windows 2000の"tftp.exe"のヘルプ文の表示

  Microsoft Windows 2000 [Version 5.00.2195] (C) Copyright 1985-2000 Microsoft Corp. C:\>tftp Transfers files to and from a remote computer running the TFTP service. TFTP [-i] host [GET | PUT] source [destination] -i Specifies binary image transfer mode (also called octet). In binary image mode the file is moved literally, byte by byte. Use this mode when transferring binary files. host Specifies the local or remote host. GET Transfers the file destination on the remote host to the file source on the local host. PUT Transfers the file source on the local host to the file destination on the remote host. source Specifies the file to transfer. destination Specifies where to transfer the file. C:\>

  "tftp.exe"の実行例

  C:\>tftp -i 192.168.0.1 put rt80i.bin exec

• 一般のフリーウェア／シェアウェア

  Windows 95 には tftp が標準コマンドとしては添付されていませんが、 フリーウェア／シェアウェアが以下のページからいくつかたどることができます。

  • Xiaomu's List of Win95 Internet Apps
  • TFTP Client95
  ※全く初めてのアクセスの場合、DNS検索が上手くできないことがあります。
  　2〜3度繰り返してアクセスしてみてください。
  　また、検索エンジンで「TFTP & Windows」などを検索してみるとか。
  

[ tftpツールによるリビジョンアップ例 ]

• 紹介内容

  「IPアドレスが192.168.0.1のRT80iをリビジョンアップする」という環境で
  tftpクライアントの操作手順を紹介します。

• 注意事項

  実際のtftpの操作の際には、

  • tftpの注意事項
  • リビジョンアップの具体的手順
  も参考にしてください。

• ネットワーク構成イメージ

  ------+-------------------------------------+----------------- | 192.168.0.1/24 | 192.168.0.2/24 | | +-----+------+ +------+------+ | RT80i | | Windows | +-----+------+ +-------------+ (tftp サーバ) (tftp クライアント) (put) ・execファイル ←リビジョンアップ← ・rt80i.binなど (put) ・configファイル ←環境設定の更新← ・テキストファイル ・configファイル →環境設定の取得→ ・テキストファイル (get)

• "RT-Tftp Client for Windows95"を使ってリビジョンアップ
  1. RT-Ulitityのパッケージを取得します。
     →RTシリーズ専用ユーティリティ for Windows95
     
  2. MEMOなどを参照しながらインストールします。
     
  3. 設定関係の確認をします。
     ・許可するtftpクライアントのIPアドレス [ 192.168.0.2 ]
     ・リビジョンアップするRTのIPアドレス [ 192.168.0.1 ]
     ・リビジョンアップするRTのtftp hostコマンドの設定値 [ 192.168.0.2 ],[ any ],[ none ]
     
  4. リビジョンアップするRT側(tftp server側)で、tftp hostコマンドにより tftpクライアント[ 192.168.0.2 ]を許可します。
     

     tftp host 192.168.0.2

     →許可しないと「Access violation」になります。
  5. [スタート]→[プログラム]→[YAMAHA RT-Series ユーティリティ]→[RT-Tftp Client]を選んで、 "RT-Tftp Client"を起動します。
  6. [転送形態]で[リビジョンアップ]を選びます。
  7. [転送ファイル名]を[参照(R)]で選びます。
  8. [転送先アドレス]にRTのIPアドレス[ 192.168.0.1 ]を設定します。
  9. 正しいことを確認したら、[実行(T)]をクリックします。
  10. 「 転送0%→転送99%→RT側でバイナリチェック→ 不揮発性メモリへの書き込み→RTが再起動 」と処理されます。
  11. 不揮発性メモリに書き込むのに時間がかかるため、タイムアウト が発生することがありますが、リビジョンアップは正常に行われていま す。不揮発性メモリへの書き込みが終了時点で、RT-Tftp Clientが終了 可能になります。
  12. [終了(E)]を選んで終了します。
  13. リビジョンアップしたRT側(tftp server側)で、tftp hostコマンドにより tftpクライアントからのアクセスを禁止します。(セキュリティの為)
      

      tftp host none

• WindowsNTのtftp.exeをWindows95のMS-DOSプロンプトで動作させた場合の例
  1. リビジョンアップするRT側(tftp server側)で、tftp hostコマンドにより tftpクライアント[ 192.168.0.2 ]のアクセスを許可します。
     

     tftp host 192.168.0.2

     →許可しないと「Access violation」になります。
  2. WindowsNT付属のtftpクライアントで書き込みを行います。

     C:\RT-BIN>dir 〜 RT100I BIN 〜 TFTP EXE 〜 〜 C:\RT-BIN>tftp /h 〜 # tftp.exe(tftpクライアントプログラム)の使い方が表示される 〜 C:\RT-BIN>tftp -i 192.168.0.1 put rt80i.bin exec 〜 …転送が終るとRT80iが自動でrestartされます。 C:\RT-BIN>

• Windwos 95マシンから"TFTP Client95"を使ってリビジョンアップ
  1. 設定関係の確認をします。
     ・許可するtftpクライアントのIPアドレス [ 192.168.0.2 ]
     ・リビジョンアップするRTのIPアドレス [ 192.168.0.1 ]
     ・リビジョンアップするRTのtftp hostコマンドの設定値 [ 192.168.0.2 ],[ any ],[ none ]
     
  2. リビジョンアップするRT側(tftp server側)で、tftp hostコマンドにより tftpクライアント[ 192.168.0.2 ]を許可します。
     

     tftp host 192.168.0.2

     →許可しないと「Access violation」になります。
  3. (アイコンをダブルクリックするなどして)、"TFTP Client95"を起動します。
  4. 左上のラジオボタンは"Put"、"Binary"を選択します。
  5. それぞれ以下のように設定
     

     Source file	→	rt80i.bin
     Destination file	→	exec
     Remote host	→	RT80iのIPアドレス

  6. 左下の"Put..."ボタンを押すことで、ファイルの転送が始まります。
  7. RT80iが不揮発性メモリに書き込むのに時間がかかるため、タイムアウト が発生することがありますが、リビジョンアップは正常に行われていま す。リビジョンアップが完了すると、RT80iは自動的に再起動します。
  8. リビジョンアップしたRT側(tftp server側)で、tftp hostコマンドにより tftpクライアントからのアクセスを禁止します。(セキュリティの為)
     

     tftp host none

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