困ったときは
7. 困ったときは
7.1. お問い合わせになる前に
本書の内容をご覧になり、問題が解決できるかどうかご確認ください。それでも、問題が解決しない場合は、サポート窓口までご相談ください。
7.2. サポート窓口のご案内
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ヤマハルーターお客様ご相談センター
TEL : 03-5651-1330
FAX : 053-460-3489 -
ご相談受付時間
9:00 ~ 12:00 13:00 ~ 17:00(土・日・祝日、弊社定休日、年末年始は休業とさせていただきます) -
お問い合わせページ
7.3. 症状・原因・対策
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ライセンス設定に関するトラブル
症状 原因 対策 本製品へのログイン時に「Valid license is not found. Operates in speed limited mode.」というメッセージがコンソールに出力される
現在の日付設定で有効となるライセンスがインポートされていない
・
vrx user
コマンドでユーザーIDとパスワードが正しく設定されているか確認する・
show status license vrx
コマンドでライセンスの有効期限を確認する・ ライセンスがインポートされていない場合は「ライセンスを本製品にインポートする」の説明に従って、ライセンスをインポートする
(⇒ 本製品へライセンスをインポートする )本製品へのログイン時に「The License expires on yyyy/mm/dd.」というメッセージがコンソールに出力される
現在有効なライセンスの満了日まで3ヶ月以内となった
ライセンスを継続して利用する場合は、「ライセンスを本製品にインポートする」の説明に従って、次年度版ライセンスをインポートする
(⇒ 本製品へライセンスをインポートする )本製品へのログイン時に「License is invalidated because there is a possibility that the date was changed improperly. Operates in speed limited mode.」というメッセージがコンソールに出力される
ルーターの日付が不正に変更された可能性があるため、ライセンスが無効となった
ルーターの日付設定を確認する
インポートしたライセンスの情報が本製品に反映されない
vrx user
コマンドの設定が変更されたvrx user
コマンドでユーザーIDとパスワードが正しく設定されているか確認するルーターの現在の日付がライセンスの有効期限の範囲外となっている
・
show status license vrx
コマンドでライセンスの有効期限を確認する・ ルーターの日付設定を確認する
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インターネット経由の通信ができない
症状 原因 対策 SSHで本製品にアクセスできない
AWSのセキュリティグループの設定でSSHが許可されていない
AWSマネジメントコンソールにアクセスし、セキュリティグループの設定から、SSH(TCPの22番ポート)の通信を許可するように変更する
参考ドキュメント:
公開鍵認証を使用しているときに、間違った秘密鍵を選択している
vRXインスタンスの作成時に設定したキーペアを使用しているか確認する
パスワード認証を使用しているときに、ログインユーザーが設定されていない、もしくは誤ったログインユーザーが設定されている
login user
コマンドでユーザー名とパスワードが正しく設定されているか確認する本製品のコンソールから
restart
コマンドを実行したり、AWS マネジメントコンソールから vRX インスタンスの再起動を実行したりしたことにより、SSH が切断されたvRXインスタンスが再起動するまでしばらく待ってから再度SSHで接続してログインする
IPv4 や SSH の設定を誤った
・ AWS マネジメントコンソールで EC2 インスタンスを再起動し、最後に保存した設定を復元する
・ AWS マネジメントコンソールで EC2 インスタンスを停止させ、インスタンスのユーザーデータに正しい設定を格納した上で起動する
本製品からPINGの応答が返って来ない
AWSのセキュリティグループの設定でICMPが許可されていない
AWSマネジメントコンソールにアクセスし、セキュリティグループの設定から、ICMPの通信を許可するように変更する
参考ドキュメント:
本製品が起動していない
「本製品を起動する」の説明に従って、本製品を起動する
(⇒ 本製品を起動する )通信速度が遅い
現在の日付設定で有効となるライセンスがインポートされていない
・
vrx user
コマンドでユーザーIDとパスワードが正しく設定されているか確認する・
show status license vrx
コマンドでライセンスの有効期限を確認する・ ライセンスがインポートされていない場合は「ライセンスを本製品にインポートする」の説明に従って、ライセンスをインポートする
(⇒ 本製品へライセンスをインポートする ) -
VPN接続ができない
症状 原因 対策 拠点間接続(IPsec)経由の VPN 通信ができない
基本ライセンスとVPNオプションライセンスがインポートされていない
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show status license vrx
コマンドを使用して基本ライセンスとVPNオプションライセンスの2つが表示されるか確認する -
ライセンスが表示されない場合は、「ライセンスを本製品にインポートする」の説明に従ってライセンスをインポートする
(⇒ 本製品へライセンスをインポートする )
経路情報が誤って設定されている
経路情報に接続先の LAN のネットワークアドレスが正しく設定されているか確認する
L2TP/IPsec を用いたリモートアクセスができない
L2TP/IPsec クライアント(YMS-VPN8 やスマートフォン等)の設定が間違っている
・ 接続先の IP アドレスまたはホスト名が正しいか確認する
・ L2TP/IPsec の事前共有鍵が正しいか確認する
・ ユーザー名とパスワードが正しいか確認する
L2TP/IPsec クライアント(YMS-VPN8 やスマートフォン等)に付与する IP アドレスが、AWS の VPC 内で使用しているネットワークアドレスに従属している
「L2TP/IPsec を用いたリモートアクセス」の設定例のように、AWS の VPC 側と L2TP/IPsec クライアント(YMS-VPN8 やスマートフォン等)側で異なるネットワークアドレスになるように本製品の設定を変更する
(⇒ L2TP/IPsec を用いたリモートアクセス ) -
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VPC内の通信ができない
症状 原因 対策 他のEC2インスタンスと通信できない
通信相手の EC2 インスタンスの MTU が 1500 byteを超えている
EC2 インスタンスのネットワークインターフェイスに割り当てられていない IPv4 アドレスを使用している
DHCP で IPv4 アドレスを取得するように設定する
または、AWS マネジメントコンソールでネットワークインターフェイスに割り当てられたプライベート IPv4 アドレスを確認し、本製品の LAN インタフェースに設定するEC2 インスタンスのネットワークインターフェイスに割り当てられていない IPv6 アドレスを使用している
AWS マネジメントコンソールでネットワークインターフェイスに割り当てられた IPv6 アドレスを確認し、本製品の LAN インタフェースに設定する
参考ドキュメント:
LAN間の通信ができない
AWSのネットワークインターフェイスの設定で送信元/送信先チェックが「有効」になっている
AWSマネジメントコンソールにアクセスし、ネットワークインターフェイスの設定から、送信元/送信先チェックを「無効」に変更する
参考ドキュメント:AWSのセキュリティグループの設定で目的の通信が許可されていない
AWSマネジメントコンソールにアクセスし、セキュリティグループの設定から、目的の通信を許可するように変更する
参考ドキュメント: -
ファイルシステムに関するトラブル
症状 原因 対策 ファイルサーバーをマウントできない
ファイルサーバーと通信ができない
本製品の
ping
コマンドを利用してファイルサーバーと通信できるか確認するSambaサーバーのユーザー名とパスワードが間違っている
・ Sambaサーバーのユーザー名とパスワードが正しいか確認する
・ 「外部ストレージをマウントする」の説明に従って、Sambaサーバーをマウントする
(⇒ 外部ストレージをマウントする )
ヤマハ株式会社
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