各部の名称と機能
2. 各部の名称と機能
2.1. 前面
【SWX2310-52GT】
【SWX2310-28GT】
【SWX2310-18GT】
【SWX2310-10G】
- ① POWERランプ
-
通電時に点灯します。
POWERランプ 状態 消灯
電源OFF
点滅(緑色)
電源ON、起動中
点灯(緑色)
電源ON、正常
点灯(橙色)
電源ON、異常発生
注意 : 以下の異常を検知するとPOWERランプが橙色で点灯します。検知された異常の状態を確認して適切に対応してください。
-
ファンの停止【SWX2310-52GT】
本製品で発生した熱を排出するファンが停止しています。
すぐに使用を中止し、必ずご購入の販売店に修理や点検をご依頼ください。 -
本製品内部温度の異常
本製品内部の温度が異常です。
本製品内部の温度が適正になるように、設置環境を見直して本製品を正しく設置してください。
show environment コマンドで、温度異常とファン異常を確認できます。
コマンドに関する詳細についてはコマンドリファレンス(ヤマハWebサイト)をご覧ください。 -
- ② mini-USB CONSOLEポート
-
設定用のmini-USBポートです。パソコンのUSBポートとUSBケーブルで接続します。USB Type AコネクターとUSB mini-B(5ピン)コネクターのUSBケーブルをご使用ください。
メモ :データ通信対応のケーブルをご用意ください。充電専用ケーブルはご使用できません。
- ③ RJ-45 CONSOLEポート
-
設定用のRJ-45ポートです。パソコンのRS-232C端子(COMポート)と、RJ-45/DB-9コンソールケーブルで接続します。
- ④ microSDランプ
-
microSD カードの接続、使用状態を示します。
microSDランプ 状態 消灯
microSDカードがスロットに挿入されていません。
点滅(緑色)
microSDカードにアクセスしています。
点灯(緑色)
microSDカードが挿入されています。
注意 :緑点滅しているときには、microSDカードを取り出さないでください。
- ⑤ microSDスロット
-
microSDカードを挿入するスロットです。
- ⑥ LANポート
-
10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-Tのポートです。
IEEE802.3az Energy Efficient Ethernet(EEE)に対応しており、イーサネット通信の省電力を実現できます(低消費電力モード)。
低消費電力モードの設定について詳しくは、コマンドリファレンス(ヤマハWebサイト)をご覧ください。
- ⑦ SFP+ポート【SWX2310-52GT】【SWX2310-28GT】【SWX2310-18GT】
-
1000BASE-SX、1000BASE-LX、10GBASE-SR、10GBASE-LRのポートです。
別売のSFPモジュール(YSFP-10G-SR、YSFP-10G-LR、YSFP-G-SXA、YSFP-G-LXA)やダイレクトアタッチケーブル(YDAC-10G-3M、YDAC-10G-1M)を装着します。
SFPモジュールの対応製品については、「 別売品 」をご覧ください。
SFPモジュールの取り付け方については、「 SFPモジュールを装着する 」をご覧ください。
ダイレクトアタッチケーブルの取り付けについては、「 ダイレクトアタッチケーブルを装着する【SWX2310-52GT】【SWX2310-28GT】【SWX2310-18GT】 」をご覧ください。
このポートはスタック接続でも使用します。スタック接続については「 スタック接続する【SWX2310-52GT】【SWX2310-28GT】 」をご覧ください。 - ⑧ Stack ID表示ランプ【SWX2310-52GT】【SWX2310-28GT】
-
スタック接続時のStack IDを表示します。
スタック接続していない場合、‘1’を表示します。 - ⑨ SFPポート【SWX2310-10G】
-
1000BASE-SX、1000BASE-LXのポートです。
別売のSFPモジュール(YSFP-G-SXA、YSFP-GLXA)を装着します。
SFPモジュールの取り付け方については、「 SFPモジュールを装着する 」をご覧ください。
2.2. 底面
【SWX2310-52GT】 |
【SWX2310-28GT】 |
|
|
【SWX2310-18GT】 |
【SWX2310-10G】 |
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- ⑩ レッグ取り付けガイド
-
水平置きに設置する場合に、付属のレッグを取り付ける位置を示しています。取り付け方は「設置」の「 水平置きで設置する 」をご覧ください。
水平置きで設置する場合は、付属のレッグを図のように取り付けてください。 - ⑪ マグネットシート取り付けガイド【SWX2310-18GT】【SWX2310-10G】
-
スチール製壁面に設置する場合に、付属のマグネットシートを取り付ける位置を示しています。取り付け方は「設置」の「 スチール製壁面に設置する 【SWX2310-18GT】【SWX2310-10G】 」をご覧ください。
- ⑫ ウォールマウントキット取り付け穴【SWX2310-18GT】【SWX2310-10G】
-
ウォールマウントキットYWK-1200Dを取り付ける際に使用します。取り付け方は「設置」の「 壁面に設置する【SWX2310-18GT】【SWX2310-10G】 」をご覧ください。
- ⑬ ラックマウントキット取り付け穴【SWX2310-10G】
-
ラックマウントキットYMO-RACK1Uを取り付ける際に使用します。取り付け方は「設置」の「 19インチラックに設置する【SWX2310-10G】 」をご覧ください。
2.3. 背面
【SWX2310-52GT】
【SWX2310-28GT】
【SWX2310-18GT】
【SWX2310-10G】
- ⑭ 電源コード抜け防止金具取り付け穴
-
付属の電源コード抜け防止金具(コの字型)を取り付けます。取り付け方は「接続」の「 電源コードを接続する 」をご覧ください。
- ⑮ ファン【SWX2310-52GT】
-
内部で発生する熱を強制的に排出します。異常を検知するとSTATUSランプが橙色で点滅します。
警告 : ファンの排出口をふさいだり、周囲に物を置いたりしない。
火災や故障の原因になります。 - ⑯ 製品ラベル
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本製品の機器名、製造番号、MACアドレスなどを記載しています。
- ⑰ 電源インレット(3極コネクター、C14タイプ)
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付属の電源コードを差し込みます。AC100V、50/60Hzの電源コンセントに接続します。
2.4. 側面
【SWX2310-52GT】 |
【SWX2310-28GT】 |
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【SWX2310-18GT】 |
【SWX2310-10G】 |
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- ⑱ ラックマウント用金具取り付け穴【SWX2310-52GT】【SWX2310-28GT】【SWX2310-18GT】
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19インチラック(1U)に取り付ける際に使用します。取り付け方は「設置」の「 19インチラックに設置する【SWX2310-52GT】【SWX2310-28GT】【SWX2310-18GT】 」をご覧ください。
- ⑲ 通風口
-
本製品に開けられた穴は、外気を取り込むための通風口です。
警告 : 通風口をふさいだり、周囲に物を置いたりしない。
火災や故障の原因になります。
2.5. 上面
【SWX2310-52GT】 |
【SWX2310-28GT】 |
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【SWX2310-18GT】 |
【SWX2310-10G】 |
|
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- ⑲ 通風口
-
本製品に開けられた穴は、外気を取り込むための通風口です。
警告 : 通風口をふさいだり、周囲に物を置いたりしない。
火災や故障の原因になります。
2.6. 表示モードの切り替え
表示モードには、リンク状態や接続速度を表示するLINK/ACTモード、エラー状態を表示するSTATUSモード、ポートのランプを消灯するOFFモードがあります。
通常時は、LINK/ACTモードまたはOFFモードで運用します。エラー発生時は、STATUSモードへ遷移し、エラー状態が復旧するとLINK/ACTモードまたはOFFモードに戻ります。STATUSモードは、自動遷移になります。手動でのSTATUSモードへの切り替えはできません。
各表示モードの遷移は下表をご覧ください。
初期表示モード:LINK/ACTモードの場合
モード名 | モード切り替え | 説明 |
---|---|---|
LINK/ACT |
通常 |
LAN/SFP/SFP+ポートの左ランプにリンク状態、右ランプに接続速度を表示します。 |
▼ ▲ |
STATUS |
エラー発生(復旧でLINK/ACTモードへ自動切り替え) |
LAN/SFP/SFP+ポートのエラー状態を表示します。 |
初期表示モード:OFFモードの場合
モード名 | モード切り替え | 説明 |
---|---|---|
OFF |
通常 |
LAN/SFP/SFP+ポートのランプとStack ID表示ランプを消灯します。 |
▼ ▲ |
STATUS |
エラー発生(復旧でOFFモードへ自動切り替え) |
LAN/SFP/SFP+ポートのエラー状態を表示します。 |
メモ
|
2.6.1. 初期表示モードの切り替え
初期表示モード(LINK/ACTモード、OFFモード)の設定は、 led-mode default コマンドで切り替えます。
メモ :ここでは、「 CONSOLEポートに接続したパソコンからのログイン 」または「 Telnetを使用してコマンドラインで設定する 」でログインしたことを前提に、「LINK/ACTモード▶OFFモード」に変更する場合を説明します。 |
-
enable を入力し、[Enter]キーを押します。
特権EXECモードに変更します。SWX2310>enable SWX2310#
-
configure terminal を入力し、[Enter]キーを押します。
コマンド入力モードをグローバルコンフィグレーションモードに変更します。SWX2310#configure terminal Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. SWX2310(config)#
-
led-mode default off を入力し、[Enter]キーを押します。
OFFモードに変更します。SWX2310(config)#led-mode default off SWX2310(config)#exit SWX2310#
2.7. ポートのランプ
LANポート、SFP/SFP+ポートのランプで、各モードでのポートの状態を示します。
2.7.1. LINK/ACTモード
LANポート、SFP/SFP+ポートのリンク状態と接続速度を表示します。
LANポート
左ランプ | リンクの状態 |
---|---|
消灯 |
リンクを喪失しています。(使用不可) |
点灯(緑色) |
リンクを確立しています。(使用可能) |
点滅(緑色) |
データが流れています。 |
右ランプ | 接続速度 |
---|---|
消灯 |
未接続、または10BASE-Tで接続しています。 |
点灯(橙色) |
100BASE-TXで接続しています。 |
点灯(緑色) |
1000BASE-Tで接続しています。 |
SFP/SFP+ポート
左ランプ | リンクの状態 |
---|---|
消灯 |
リンクを喪失しています。(使用不可) |
点灯(緑色) |
リンクを確立しています。(使用可能) |
点滅(緑色) |
データが流れています。 |
右ランプ | 接続速度 |
---|---|
消灯 |
未接続 |
点灯(緑色) |
1000BASE-SX/LX、10GBASE-SR/LRで接続しています。
|
2.7.2. STATUSモード
LANポート、SFP/SFP+ポートのエラー状態を示します。
以下のエラーを検出すると強制的にSTATUSモードに切り替わり、ポート左右のランプが橙色に点滅します。
-
ループの検出
-
SFP受光レベル異常の検出
LANポート
左ランプ | 右ランプ | エラー情報 |
---|---|---|
消灯 |
消灯 |
正常 |
点滅(橙色) |
点滅(橙色) |
ループを検出しました。
|
SFP/SFP+ポート
左ランプ | 右ランプ | 状態 |
---|---|---|
消灯 |
消灯 |
正常
|
点滅(橙色) |
点滅(橙色) |
ループまたはSFP受光レベル異常を検出しました。 |
詳しくは以下のWebサイトより本製品のページをご覧ください。
ヤマハネットワーク機器の技術資料:
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/
メモ
|
2.7.3. OFFモード
LANポート、SFP/SFP+ポートのランプおよびStack ID表示ランプを消灯します。