1. 概要

高速ローミング機能 (IEEE 802.11r) は、 IEEE 802.11r の規格により高速なローミングを実現する機能です。
本機能では、ローミングに必要な各種ステップを削減/省略することでローミングにかかる時間を短縮することができます。

2. 注意事項

  • 本機能は無線端末が IEEE 802.11r の規格によるローミングに対応している必要があります。

  • 本機能を有効にすると、有効にしたVAPに対して IEEE 802.11r の規格によるローミングに対応していない無線端末が接続できなくなる可能性があります。

  • 本機能は他メーカーAPを含んだローミングについては動作保証外となります。

  • WLX212では本機能に対応しません。

3. 対応ファームウェアリビジョン

このページで説明する内容は、以下のファームウェアを対象としています。

モデル ファームウェア

WLX413

Rev.22.00.08以降

WLX222

Rev.24.00.08以降

WLX322

Rev.25.00.03以降

WLX323

Rev.25.01.03以降

WLX212では本機能に対応しません。

4. 詳細

本機能は作成するVAP単位で設定することができます。本機能を有効にするとMDIDという識別子が自動的に生成され、同一VAP内で共有されます。
本機能は、無線端末が同一VAPに対して2回目以降の接続をするとき、ローミングに必要な各種ステップを削減/省略することでローミングにかかる時間を短縮します。

  • PMK (Pairwise Master Key) から PTK (Pairwise Transient Key) の計算方法の変更

  • 4-Way handshake の省略

5. 設定・操作方法

本機能は仮想コントローラーのWeb GUI[無線設定] - [共通] - [SSID 管理]でVAPを追加および編集する際に使用するか否かを選択することができます。
また、本設定項目は、以下の認証方式を選択した場合に設定できます。(設定項目が表示されます。)

  • WPA2-PSK

  • WPA3-SAE

  • WPA-PSK / WPA2-PSK

  • WPA2-PSK / WPA3-SAE

  • WPA2-EAP

  • WPA3-EAP

  • WPA-EAP / WPA2-EAP

以下の認証方式を選択した場合は設定できません。(設定項目が表示されません。)

  • オープン

  • Enhanced Open

  • Open / Enhanced Open

  • 共有

設定された内容は、[設定送信] - [設定送信]で設定を送信することで、初めてAPに適用されます。

IEEE 802.11r
VAP 設定 - 高速ローミング機能 (IEEE 802.11r)
IEEE 802.11r の規格によるローミングに対応している無線端末であっても、特定の認証方式以外では利用できないというケースもあります。詳しくは、お使いになる無線端末の仕様をご確認ください。
本機能を有効にすると、有効にしたVAPに対して IEEE 802.11r の規格によるローミングに対応していない無線端末が接続できなくなる可能性があります。その場合、本機能を無効にするか、VAPを分けて作成し、片方では本機能を有効に、もう片方では無効にするなどして運用してください。