LAN側やルータ機能の設定例


IPアドレスの変更方法


作成日2000/Feb/24
最終変更日2023/Jan/10
文書サイズ 34KB


[ 概要 ]


[ IPアドレスの変更方法 ]

  1. RTA50iを工場出荷状態に設定します。
  2. WWWブラウザで、ルータの「かんたん設定ページ」を開こう!

    設定用コンピュータをDHCPによるIPアドレス自動取得で起動し、
    WWWブラウザで「http://192.168.0.1/」にアクセスします。

  3. パスワードの設定画面が表示されます。

    2ヶ所のパスワード入力欄に同じパスワードを設定して ボタンを選択します。

    YAMAHA Remote Router RTA50i Rev.3.04.44


    RTA50i かんたん設定ページへ行く前に

    アクセスするためのパスワードを設定します。半角で8文字以内で入力してください。

    パスワード
    確認のため、同じものをもう一度入力してください。
    パスワード

    注意 このパスワードは、今後かんたん設定ページにアクセスする際に必要となりますので、忘れないように注意してください。アクセス時には「ユーザ名」と「パスワード」が要求されますが、「ユーザ名」は空欄とし、パスワードのみを入力してください。

    次のページに進みます。

  4. 正しく設定されると確認の画面が表示されます。

    ここでボタンを選択すると WWWブラウザにより「かんたん設定」にアクセスするパスワードが求められま す。

    パスワードの設定
    パスワードを設定しました。
    「 OK 」ボタンを押すと再度パスワードの入力が求められます。「ユーザ名」は空欄のままとし、設定したパスワードのみを入力してください。

    トップメニューへ

  5. WWWブラウザのパスワード入力画面例

    ネットワークパスワードの入力

    ユーザ名とパスワードを入力してください。
    サイト192.168.0.1
    領域YAMAHA RT
    ユーザ名(U)
    パスワード(P)
    このパスワードを保存する

  6. 「かんたん設定ページへようこそ」が表示されます。

    YAMAHA Remote Router RTA50i Rev.3.04.44


    RTA50i かんたん設定ページへようこそ

    このページではRTA50iの基本的な設定や操作ができます。ルータとしてお使いの場合は、端末型接続またはネットワーク型接続のどちらかを必ず設定してください。複数のPCをLANで接続する場合でも、契約が端末型である場合は端末型接続を選んでください。下の絵をクリックするとそれぞれの画面へ進みます。

    ルータとして使用する場合の必須事項です。TAとしてのみ使う場合は必要ありません。プロバイダとの契約に応じて選んでください。
    端末型接続 個人でプロバイダに加入している場合はほとんどがこの接続です。ダイヤルアップするたびに与えられるひとつのIPアドレスを、LAN側の機器で共有します。
    ネットワーク型接続 プロバイダから固定的に複数のIPアドレスを与えられている場合の接続です。ルータのIPアドレスを変更した後は、それぞれのPCのIPアドレスの変更も必要です。

    オプション事項です。
    電話設定 各TELポートのダイヤルイン番号やサブアドレス、i・ナンバー、フレックスホンなどを設定します。
    料金情報 データ通信や各TELポートの料金を確認します。
    システム管理 メール着信確認/転送機能やRVS-COM、パスワード、時刻などを設定します。メンテナンス用の内部情報も確認できます。

  7. コマンドを入力するために、まず、システム管理画面を表示します。

    システム管理 アイコン(画像)を選択します。

    YAMAHA Remote Router RTA50i Rev.3.04.44

    システム管理

    ISDN回線を使用してメールチェックを行なう場合は課金にご注意ください。
    メールサーバの登録
    4つまで登録できます。メールの着信を確認すると、本体のL1ランプが点滅します。

    LAN接続版RVS-COM(ISDN-DCP)の着信設定
    LAN接続版RVS-COM(ISDN-DCP)の着信を 許可しない 許可する RVS-COM設定


    ルータにアクセスする時のパスワード
    同じものをもう一度
    ルータのISDN番号
    ISDN番号
    サブアドレス
    着信を許可するi・ナンバーのポート番号  ポート1 ポート2
    ルータに設定する日時
    日時を変更しない 下記指定日時に変更する

    上記の項目を設定した後、登録ボタンで設定内容を登録してください。

  8. 画面の表示

    システム管理画面で ボタンを選択します。
    画面では、 コマンド入力設定ログが参照できます。

    YAMAHA
    システム管理:内部情報

    Config表示 Syslogへ
    設定内容を表わすものです。直接コマンドを入力して設定を変更することもできます。
    #	RTA50i Rev.3.04.44 (Fri Jan 14 09:42:53 2000)
    #		MAC Address : 00:a0:de:00:00:fa
    #		Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI
    login password *
    administrator password *
    ip lan address 192.168.0.1/24
    dhcp service server
    dhcp scope 1 192.168.0.2-192.168.0.191/24
    analog supplementary-service pseudo call-waiting
    
    コマンド入力 Configへ
    ブラウザで入力可能なコマンドには制限があります。ping や traceroute などの実行コマンドや、help や show で始まる表示コマンドは使えません。


    Syslog表示 Configへ
    各種状態やパケットのやりとりを表わすものです。「最新情報」ボタンで更新します。ブラウザの再読み込み/更新ボタンでも更新されます。
    2000/02/24 15:44:38: Configure save in Nonvolatile memory
    2000/02/24 15:44:40: RTA50i Rev.3.04.44 (Fri Jan 14 09:42:53 2000) starts
    2000/02/24 15:47:27: [DHCPD] Allocates 192.168.0.2: 00:80:98:e0:ee:6f
    2000/02/24 15:48:55: Configure save in Nonvolatile memory
    

  9. ルータの古いアドレスをセカンダリ・アドレスに、 新しいアドレスをプライマリ・アドレスに、 DHCPの割り当て領域の定義を新しい設定に、変更します。

    以下のコマンドを「コマンド入力」の入力枠に入力して ボタンを押します。
    ip lan secondary address 192.168.0.1/24
    ip lan address 172.16.184.33/28
    dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28
    
    コマンド入力 Configへ
    ブラウザで入力可能なコマンドには制限があります。ping や traceroute などの実行コマンドや、help や show で始まる表示コマンドは使えません。


  10. 入力結果が報告されましたか?

    システム管理:内部情報:コマンド入力
    コマンド ip lan secondary address 192.168.0.1/24 を入力しました。
    コマンド ip lan address 172.16.184.33/28 を入力しました。
    コマンド dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28 を入力しました。

    入力確認情報で、正しく入力できたか確認します。 ボタンで、 画面に戻ります。

  11. コマンド入力が設定に反映されているか確認します。

    YAMAHA
    システム管理:内部情報

    Config表示 Syslogへ
    設定内容を表わすものです。直接コマンドを入力して設定を変更することもできます。
    #	RTA50i Rev.3.04.44 (Fri Jan 14 09:42:53 2000)
    #		MAC Address : 00:a0:de:00:00:fa
    #		Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI
    login password *
    administrator password *
    ip lan address 172.16.184.33/28
    ip lan secondary address 192.168.0.1/24
    dhcp service server
    dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28
    analog supplementary-service pseudo call-waiting
    
    コマンド入力 Configへ
    ブラウザで入力可能なコマンドには制限があります。ping や traceroute などの実行コマンドや、help や show で始まる表示コマンドは使えません。


    Syslog表示 Configへ
    各種状態やパケットのやりとりを表わすものです。「最新情報」ボタンで更新します。ブラウザの再読み込み/更新ボタンでも更新されます。
    2000/02/24 15:44:38: Configure save in Nonvolatile memory
    2000/02/24 15:44:40: RTA50i Rev.3.04.44 (Fri Jan 14 09:42:53 2000) starts
    2000/02/24 15:47:27: [DHCPD] Allocates 192.168.0.2: 00:80:98:e0:ee:6f
    2000/02/24 15:48:55: Configure save in Nonvolatile memory
    

  12. 設定用コンピュータのIPアドレスを変更しよう!

    Windows95/Windows98のwinipcfg.exeで「すべて開放(A)」→「すべて書き換え(W)」 と操作をすることで、Windows95/Windows98のIPアドレスが 192.168.0.2から172.16.184.34に書き換えられる。

    再取得する操作ができない場合は、設定用コンピュータを再起動すればよい。

  13. 一時的に付与したルータのセカンダ・リアドレスを消します。

    以下のコマンドを「コマンド入力」の入力枠に入力して ボタンを押します。
    ip lan secondary address clear
    
    コマンド入力 Configへ
    ブラウザで入力可能なコマンドには制限があります。ping や traceroute などの実行コマンドや、help や show で始まる表示コマンドは使えません。


  14. 入力結果が報告されましたか?

    システム管理:内部情報:コマンド入力
    コマンド ip lan secondary address clear を入力しました。

    入力確認情報で、正しく入力できたか確認します。

    [注意!] ここで、ボタンを押しても、 かんたん設定は開きません。

  15. WWWブラウザで、ルータの新しいアドレスにアクセスして、 「かんたん設定ページ」を開こう!

    WWWブラウザでルータの新しいアドレスである 「http://172.16.184.33/」にアクセスします。

    もし、WWWブラウザでかんたん設定ページが開けないようでしたら、 WWWブラウザを一度終了したり、設定用コンピュータを再起動してから、 ルータの新しいアドレス「http://172.16.184.33/」にアクセスしなおしてください。

  16. IPアドレス変更後のの画面を表示し ます。

    システム管理
    と選択することにより、コマンド入力設定ログが参照できます。

    YAMAHA
    システム管理:内部情報

    Config表示 Syslogへ
    設定内容を表わすものです。直接コマンドを入力して設定を変更することもできます。
    #	RTA50i Rev.3.04.44 (Fri Jan 14 09:42:53 2000)
    #		MAC Address : 00:a0:de:00:00:fa
    #		Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI
    login password *
    administrator password *
    ip lan address 172.16.184.33/28
    dhcp service server
    dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28
    analog supplementary-service pseudo call-waiting
    
    コマンド入力 Configへ
    ブラウザで入力可能なコマンドには制限があります。ping や traceroute などの実行コマンドや、help や show で始まる表示コマンドは使えません。


    Syslog表示 Configへ
    各種状態やパケットのやりとりを表わすものです。「最新情報」ボタンで更新します。ブラウザの再読み込み/更新ボタンでも更新されます。
    2000/02/24 15:44:38: Configure save in Nonvolatile memory
    2000/02/24 15:44:40: RTA50i Rev.3.04.44 (Fri Jan 14 09:42:53 2000) starts
    2000/02/24 15:47:27: [DHCPD] Allocates 192.168.0.2: 00:80:98:e0:ee:6f
    2000/02/24 15:48:55: Configure save in Nonvolatile memory
    2000/02/24 15:50:42: same message repeated 2 times
    2000/02/24 15:50:42: [DHCPD] Allocates 172.16.184.34: 00:80:98:e0:ee:6f
    2000/02/24 15:51:11: Configure save in Nonvolatile memory
    2000/02/24 15:53:48: Login succeeded for Serial
    

  17. 上記ログの説明

    時刻説明
    2000/02/24 15:44:38 INITリセットを押しながら起動したので工場出荷状態が保存された
    2000/02/24 15:44:40 RTA50iの起動バナー
    2000/02/24 15:47:27 DHCPサーバがアドレスを付与した
    2000/02/24 15:48:55 設定が保存された(パスワード)
    2000/02/24 15:50:42 「同じメッセージ」が続く場合は、回数が記録される
    1. かんたん設定によるDHCPスコープの変更が保存された。
    2. コマンド入力による設定が保存された(IPアドレス設定とDHCP設定)
    2000/02/24 15:50:42 DHCPサーバがアドレスを付与した
    2000/02/24 15:51:11 設定が保存された(セカンダリIPアドレスのクリア)
    2000/02/24 15:53:48 シリアルからのログインに成功した(DHCP状態の表示)

  18. IPアドレスの変更が終了しました。

    telnetやコンソールによるコマンド入力の補完機能を有効に活用すると タイプミスも少なく手際良く変更が行なえます。 しかし、WWW設定のコマンド入力では、1文字づつ正しく入力する必要があります。 入力ミスが多くてイヤになるような時は、予めテキストエディタなどで、 configを作成しておき、Copy & Pasteの編集機能を使うと手際良く作業で きると思います。
    Copy & Pasteの編集機能は、telnetでも有効な操作です。

  19. (おまけ#1) コンソール(シリアルまたはtelnet)を使ってルータのDHCP状態 を表示するコンソール操作です。

    Password:         
    
    RTA50i Rev.3.04.44 (Fri Jan 14 09:42:53 2000)
      Copyright (c) 1994-2000 Yamaha Corporation.
    00:a0:de:00:00:fa
    Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI
    > show config
    # RTA50i Rev.3.04.44 (Fri Jan 14 09:42:53 2000)
    # MAC Address : 00:a0:de:00:00:fa
    # Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI
    login password *
    administrator password *
    ip lan address 172.16.184.33/28
    dhcp service server
    dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28
    analog supplementary-service pseudo call-waiting
    > show dhcp
    DHCPサービス: Server
    DHCPスコープ: 1
      IPアドレスの範囲: 172.16.184.34-172.16.184.46
          ネットマスク: 28
            リース時間: 72時間 0分
        最大リース時間: 72時間 0分
    > show dhcp status
    DHCPスコープ番号: 1
       ネットワークアドレス: 172.16.184.32
                   割り当て中アドレス: 172.16.184.34
     クライアントイーサネットアドレス: 00:80:98:e0:ee:6f
                         リース残時間: 2日 23時間 56分 41秒
     スコープの全アドレス数: 13
             除外アドレス数: 0
       割り当て中アドレス数: 1
         利用可能アドレス数: 12
    > show log
    2000/02/24 15:44:38: Configure save in Nonvolatile memory
    2000/02/24 15:44:40: RTA50i Rev.3.04.44 (Fri Jan 14 09:42:53 2000) starts
    2000/02/24 15:47:27: [DHCPD] Allocates 192.168.0.2: 00:80:98:e0:ee:6f
    2000/02/24 15:48:55: Configure save in Nonvolatile memory
    2000/02/24 15:50:42: same message repeated 2 times
    2000/02/24 15:50:42: [DHCPD] Allocates 172.16.184.34: 00:80:98:e0:ee:6f
    2000/02/24 15:51:11: Configure save in Nonvolatile memory
    2000/02/24 15:53:48: Login succeeded for Serial
    > quit
    

  20. (おまけ#2) コンソール(シリアルまたはtelnet)を使ってルータの 工場出荷状態のDHCP状態 を表示するコンソール操作です。

    Password:         
    
    RTA50i Rev.3.04.44 (Fri Jan 14 09:42:53 2000)
      Copyright (c) 1994-2000 Yamaha Corporation.
    00:a0:de:00:00:fa
    Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI
    > show config
    # RTA50i Rev.3.04.44 (Fri Jan 14 09:42:53 2000)
    # MAC Address : 00:a0:de:00:00:fa
    # Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI
    login password *
    administrator password *
    ip lan address 192.168.0.1/24
    dhcp service server
    dhcp scope 1 192.168.0.2-192.168.0.191/24
    analog supplementary-service pseudo call-waiting
    > show dhcp
    DHCPサービス: Server
    DHCPスコープ: 1
      IPアドレスの範囲: 192.168.0.2-192.168.0.191
          ネットマスク: 24
            リース時間: 72時間 0分
        最大リース時間: 72時間 0分
    > show dhcp status
    DHCPスコープ番号: 1
       ネットワークアドレス: 192.168.0.0
                   割り当て中アドレス: 192.168.0.2
     クライアントイーサネットアドレス: 00:80:98:e0:ee:6f
                         リース残時間: 2日 23時間 6分 4秒
     スコープの全アドレス数: 190
             除外アドレス数: 0
       割り当て中アドレス数: 1
         利用可能アドレス数: 189
    > dhcp service ?
        入力形式: dhcp service タイプ
                   タイプ = 'server', 'relay' or 'off'
          説明: DHCPサーバとして動作するか、リレーエージェントとして動作するか
                   を設定します
    デフォルト値: server
    > dhcp delete scope ?
        入力形式: dhcp delete scope スコープ番号
                   スコープ番号 = 1-65535
          説明: 定義してあるDHCPスコープを削除します
    > dhcp scope ?
        入力形式: dhcp scope スコープ番号 範囲/マスク [except IPアドレス [IPアド
                   レス...]] [gateway ゲートウェイ] [expire 時間] [maxexpire 時間]
                   スコープ番号 = 1-65535, 範囲 = IPアドレス範囲, 時間 =
                   1-21474836 or 'infinity'
                   このコマンドの後に'bind'または'unbind'を続けると別のコマンドに
                   なります
          説明: DHCPサーバとして動作する時のDHCPスコープを定義します
    > ip lan address ?
        入力形式: ip lan address (IPアドレス/ネットマスク or 'clear')
          説明: LAN側のIPアドレスを設定します
    デフォルト値: 192.168.0.1/24
    > ip lan secondary address ?
        入力形式: ip lan secondary address (IPアドレス/ネットマスク or 'clear')
          説明: LAN側のセカンダリIPアドレスを設定します
    デフォルト値: clear
    > quit
    


[ トラブル対策 ]

[ 関連情報 ]

[ パソコンの設定に関する情報 ]



[ RTA50i (FAQ , 設定例集 / LAN側やルータ機能の設定例 (files) ]