ネットボランチ RTA50iのFAQ


IPアドレスの変更方法


作成日1999/Jun/29
最終変更日2023/Jan/10
文書サイズ 24KB


IPアドレスを変更するにはどうしたらいいの?


[ IPアドレスの変更方法の概要 ]

[ PB電話機によるIPアドレス変更の操作手順 ]

  1. 受話器をあげる。

    発信音が聞こえます。
    ただし、回線が接続されていないときは、話中音が聞こえます。

  2. [*]と[#]を押します。

    発信音が止まり、"ツツー、ツツー"という音が聞こえます。

    ┏━┓┏━┓
    ┃*┃┃#┃
    ┗━┛┗━┛
    
  3. 機能番号を押します。

    IPアドレスの変更するときには、機能番号の"71"を押します。 ネットマスクを変更するときの機能番号は、"72"です。

    ┏━┓┏━┓
    ┃7┃┃1┃
    ┗━┛┗━┛
    
  4. IPアドレスを押します。

    IPアドレスの「小数点付き10進数表記」をそのまま押します。 "."は、"*"を押します。
    例えば、172.16.184.33ですと以下のようになります。

    ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓
    ┃1┃7┃2┃*┃1┃6┃*┃1┃8┃4┃*┃3┃3┃
    ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛
    
  5. [#]を押します。

    "ピー"という音が聞こえ、設定が変更されます。 設定内容が変更されなかったときは、"ピー、ピー"と聞こえますので、 設定内容を確認してかた、もう一度操作してください。

    ┏━┓
    ┃#┃
    ┗━┛
    
  6. 受話器を置きます。(設定を終了)

    設定を続けて行なうときは、受話器をあげたまま操作を繰り返します。

  7. 受話器を置きます。(設定を中断する/設定をやりなおす)

    設定を途中で止めたいときは、受話器を置きます。

  8. 受話器をあげる。

    発信音が聞こえます。
    ただし、回線が接続されていないときは、話中音が聞こえます。

  9. [*]と[#]を押します。

    発信音が止まり、"ツツー、ツツー"という音が聞こえます。

    ┏━┓┏━┓
    ┃*┃┃#┃
    ┗━┛┗━┛
    
  10. 機能番号を押します。

    ネットマスクの変更するときには、機能番号の"72"を押します。 IPアドレスを変更するときの機能番号は、"71"です。

    ┏━┓┏━┓
    ┃7┃┃2┃
    ┗━┛┗━┛
    
  11. ネットマスクを押します。

    ネットマスクの「小数点付き10進数表記」をそのまま押します。 "."は、"*"を押します。
    例えば、28ビットマスクは、255.255.255.240になりまので、 以下のように押します。

    ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓
    ┃2┃5┃5┃*┃2┃5┃5┃*┃2┃5┃5┃*┃2┃4┃0┃
    ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛
    
  12. [#]を押します。

    "ピー"という音が聞こえ、設定が変更されます。 設定内容が変更されなかったときは、"ピー、ピー"と聞こえますので、 設定内容を確認してかた、もう一度操作してください。

    ┏━┓
    ┃#┃
    ┗━┛
    
  13. 受話器を置きます。(設定を終了)

    設定を続けて行なうときは、受話器をあげたまま操作を繰り返します。

  14. 受話器を置きます。(設定を中断する/設定をやりなおす)

    設定を途中で止めたいときは、受話器を置きます。

[ シリアルポートによるIPアドレス変更の操作手順 ]

  1. 準備

  2. 操作例

    ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ┃
    ┃<CR>AT<CR>
    ┃OK
    ┃AT&R<CR>
    ┃OK
    ┃<CR>
    ┃Password: <CR>
    ┃
    ┃RTA50i Rev.3.02.XX (略)
    ┃ Copyright (c) 1994-1998 Yamaha Corporation.
    ┃00:a0:de:03:00:00
    ┃Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI
    ┃> <CR>
    ┃> <CR>
    ┃> administrator<CR>
    ┃Password: <CR>
    ┃# <CR>
    ┃# <CR>
    ┃# ip lan address 172.16.184.33/28<CR>
    ┃# dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28<CR>
    ┃# save all<CR>
    ┃セーブ中...
    ┃セーブ終了
    ┃# show config<CR>
    ┃# RTA50i Rev.3.03.29 (Thu Apr  1 22:11:19 1999)
    ┃# MAC Address : 00:a0:de:00:00:00
    ┃# Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI
    ┃ip lan address 172.16.184.33/28
    ┃dhcp service server
    ┃dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28
    ┃analog supplementary-service pseudo call-waiting
    ┃# quit<CR>
    ┃> quit<CR>
    ┃
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    

[ telnetによるIPアドレス変更の操作手順 ]

[ WWWブラウザによるIPアドレス変更の操作手順 ]

  1. RTA50iとWindows95(98)を接続し電源を入れる。

    RTA50iは、INITスィッチを押しながら電源を入れると、 設定が工場出荷状態に戻されます。

  2. Windows95(98)のTCP/IPの設定は、IPアドレスの自動取得にしておく。
  3. Windows95(98)のwinipcfg.exeでIPアドレスが192.168.0.2になっていることを確認する。
  4. WWWブラウザで「http://192.168.0.1」にアクセスする。
  5. RTA50iのパスワードを設定する。
  6. [システム管理]→[内部情報]と選択し[Config表示]の部分を探し、 工場出荷状態のConfigを確認します。
    ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ┃# RTA50i Rev.3.03.29 (Thu Apr  1 22:11:19 1999)
    ┃# MAC Address : 00:a0:de:00:00:00
    ┃# Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI
    ┃login password * 
    ┃administrator password * 
    ┃ip lan address 192.168.0.1/24
    ┃dhcp service server
    ┃dhcp scope 1 192.168.0.2-192.168.0.254/24
    ┃analog supplementary-service pseudo call-waiting
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
  7. [システム管理]→[内部情報]と選択し[コマンド入力]の部分を探し、 コマンドの入力領域に以下のようにタイプして、[入力]を押します。
    ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ┃ip lan secondary address 192.168.0.1/24
    ┃ip lan address 172.16.184.33/28
    ┃dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
  8. [システム管理]→[内部情報]と選択し[Config表示]の部分を探し、 現在のConfigを確認します。
    ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ┃# RTA50i Rev.3.03.29 (Thu Apr  1 22:11:19 1999)
    ┃# MAC Address : 00:a0:de:00:00:00
    ┃# Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI
    ┃login password * 
    ┃administrator password * 
    ┃ip lan address 172.16.184.33/28
    ┃ip lan secondary address 192.168.0.1/24
    ┃dhcp service server
    ┃dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28
    ┃analog supplementary-service pseudo call-waiting
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
  9. Windows95(98)のwinipcfg.exeで「すべて開 放」→「すべて書き換え」と操作をすることで、 Windows95(98)のIPアドレスが172.16.184.34に書き換えられる。
    再取得する操作ができない場合は、設定用コンピュータを再起動すればよい。
  10. WWWブラウザで「http://172.16.184.33」にアクセスする。
  11. [システム管理]→[内部情報]と選択し[Config表示]の部分を探し、 現在のConfigを確認します。
    ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ┃# RTA50i Rev.3.03.29 (Thu Apr  1 22:11:19 1999)
    ┃# MAC Address : 00:a0:de:00:00:00
    ┃# Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI
    ┃login password * 
    ┃administrator password * 
    ┃ip lan address 172.16.184.33/28
    ┃ip lan secondary address 192.168.0.1/24
    ┃dhcp service server
    ┃dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28
    ┃analog supplementary-service pseudo call-waiting
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
  12. [システム管理]→[内部情報]と選択し[コマンド入力]の部分を探し、 コマンドの入力領域に以下のようにタイプして、[入力]を押します。
    不要なセカンダリアドレスを削除します。
    ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ┃ip lan secondary address clear
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
  13. [システム管理]→[内部情報]と選択し[Config表示]の部分を探し、 現在のConfigを確認します。
    ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ┃# RTA50i Rev.3.03.29 (Thu Apr  1 22:11:19 1999)
    ┃# MAC Address : 00:a0:de:00:00:00
    ┃# Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI
    ┃login password * 
    ┃administrator password * 
    ┃ip lan address 172.16.184.33/28
    ┃dhcp service server
    ┃dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28
    ┃analog supplementary-service pseudo call-waiting
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
  14. [システム管理]→[内部情報]と選択し[Syslog表示]の部分を探し、 現在のlogを確認します。
    ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ┃1999/06/30 14:39:41: Configure save in Nonvolatile memory
    ┃1999/06/30 14:39:43: RTA50i Rev.3.03.29 (Thu Apr  1 22:11:19 1999) starts
    ┃1999/06/30 14:39:50: [DHCPD] Allocates 192.168.0.2: 00:00:f4:5c:b4:b4
    ┃1999/06/30 14:40:11: Configure save in Nonvolatile memory
    ┃1999/06/30 14:43:08: same message repeated 2 times
    ┃1999/06/30 14:43:08: [DHCPD] Allocates 172.16.184.34: 00:00:f4:5c:b4:b4
    ┃1999/06/30 14:44:26: Configure save in Nonvolatile memory
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    
  15. 上記ログの説明

    時刻説明
    1999/06/30 14:39:41 INITリセットを押しながら起動したので工場出荷状態が保存された
    1999/06/30 14:39:43RTA50iの起動バナー
    1999/06/30 14:39:50DHCPサーバがアドレスを付与した
    1999/06/30 14:40:11設定が保存された(パスワード)
    1999/06/30 14:43:08同様のメッセージは、回数がログされる
    1. 設定が保存された(IPアドレス設定とDHCP設定)
    2. でも、タイプミスした(;_;)ので再設定した。再度、設定が保存された
    1999/06/30 14:43:08DHCPサーバがアドレスを付与した
    1999/06/30 14:44:26設定が保存された(セカンダリIPアドレスのクリア)
    14:39:41〜14:44:265分ほどで完了しました、ということですね

  16. これでIPアドレスの変更が終わりました。

    telnetやコンソールによるコマンド入力の補完機能を有効に活用すると タイプミスも少なく手際良く変更が行なえます。 しかし、WWW設定のコマンド入力では、1文字づつ正しく入力する必要があります。 入力ミスが多くてイヤになるような時は、予めテキストエディタなどで、 configを作成しておき、Copy & Pasteの編集機能を使うと手際良く作業で きると思います。
    Copy & Pasteの編集機能は、telnetでも有効な操作です。

[ そのほか ]

[ 関連情報 ]

[ 関連RFC ]



[ IP接続サービス対応ファームウェア配布中 ]

[ RTA50i / RTA50iのFAQ (files) / RTA50iの設定例集 / マニュアル配布 ]
[ ファームウェア配布 / ユーティリティ配布 ]
[ ネットボランチのリビジョンアップの御案内 ]