ネットボランチ RTA50iのFAQ
IPアドレスの変更方法
作成日 | 1999/Jun/29 |
最終変更日 | 2023/Jan/10 |
文書サイズ | 24KB |
IPアドレスを変更するにはどうしたらいいの?
[ IPアドレスの変更方法の概要 ]
アナログポートに接続されたプッシュフォン式電話機から
IPアドレスの設定を変更できます。
DHCPサーバの設定は変更できません。
シリアルポートから設定を変更する場合、
コマンドによりIPアドレスの設定を変更できます。
DHCPサーバのアドレス割り当て情報も変更することができます。
また、telnet通信の接続を考慮する必要がありませんので、
セカンダリアドレス機能を利用する必要はありません。
telnetとセカンダリアドレス機能を利用することにより、
IPアドレスの設定を変更できます。
DHCPサーバのアドレス割り当て情報も変更することができます。
WWWブラウザのコンソールコマンドの入力機能とセカンダリアドレス機能を
利用することにより、IPアドレスの設定を変更できます。
DHCPサーバのアドレス割り当て情報も変更することができます。
[ PB電話機によるIPアドレス変更の操作手順 ]
工場出荷状態 | 変更例 | |
---|---|---|
IPアドレス | 192.168.0.1/24 | 172.16.184.33/28 |
IPアドレス(小数点付き10進数表記) | 192.168.0.1 | 172.16.184.33 |
ネットマスク(ビット数) | 24 | 28 |
ネットマスク(小数点付き10進数表記) | 255.255.255.0 | 255.255.255.240 |
ip lan address 192.168.0.1/24 dhcp service server dhcp scope 1 192.168.0.2-192.168.0.254/24 analog supplementary-service pseudo call-waiting
ip lan address 172.16.184.33/28 dhcp service server dhcp scope 1 192.168.0.2-192.168.0.254/24 analog supplementary-service pseudo call-waiting
DHCPサーバによりIPアドレスの割り当て領域の設定は変りませんので、 コンピュータなどのTCP/IP設定は、手動で行なう必要があります。
発信音が聞こえます。
ただし、回線が接続されていないときは、話中音が聞こえます。
発信音が止まり、"ツツー、ツツー"という音が聞こえます。
┏━┓┏━┓ ┃*┃┃#┃ ┗━┛┗━┛
IPアドレスの変更するときには、機能番号の"71"を押します。 ネットマスクを変更するときの機能番号は、"72"です。
┏━┓┏━┓ ┃7┃┃1┃ ┗━┛┗━┛
IPアドレスの「小数点付き10進数表記」をそのまま押します。
"."は、"*"を押します。
例えば、172.16.184.33ですと以下のようになります。
┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃1┃7┃2┃*┃1┃6┃*┃1┃8┃4┃*┃3┃3┃ ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛
"ピー"という音が聞こえ、設定が変更されます。 設定内容が変更されなかったときは、"ピー、ピー"と聞こえますので、 設定内容を確認してかた、もう一度操作してください。
┏━┓ ┃#┃ ┗━┛
設定を続けて行なうときは、受話器をあげたまま操作を繰り返します。
設定を途中で止めたいときは、受話器を置きます。
発信音が聞こえます。
ただし、回線が接続されていないときは、話中音が聞こえます。
発信音が止まり、"ツツー、ツツー"という音が聞こえます。
┏━┓┏━┓ ┃*┃┃#┃ ┗━┛┗━┛
ネットマスクの変更するときには、機能番号の"72"を押します。 IPアドレスを変更するときの機能番号は、"71"です。
┏━┓┏━┓ ┃7┃┃2┃ ┗━┛┗━┛
ネットマスクの「小数点付き10進数表記」をそのまま押します。
"."は、"*"を押します。
例えば、28ビットマスクは、255.255.255.240になりまので、
以下のように押します。
┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃2┃5┃5┃*┃2┃5┃5┃*┃2┃5┃5┃*┃2┃4┃0┃ ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛
"ピー"という音が聞こえ、設定が変更されます。 設定内容が変更されなかったときは、"ピー、ピー"と聞こえますので、 設定内容を確認してかた、もう一度操作してください。
┏━┓ ┃#┃ ┗━┛
設定を続けて行なうときは、受話器をあげたまま操作を繰り返します。
設定を途中で止めたいときは、受話器を置きます。
[ シリアルポートによるIPアドレス変更の操作手順 ]
工場出荷状態 | 変更例 | |
---|---|---|
IPアドレス | 192.168.0.1/24 | 172.16.184.33/28 |
DHCPサーバの割当領域 | 192.168.0.2-192.168.0.254/24 | 172.16.184.34-172.16.184.46/28 |
ip lan address 192.168.0.1/24 dhcp service server dhcp scope 1 192.168.0.2-192.168.0.254/24 analog supplementary-service pseudo call-waiting
ip lan address 172.16.184.33/28 dhcp service server dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28 analog supplementary-service pseudo call-waiting
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃<CR> ┃AT<CR> ┃OK ┃AT&R<CR> ┃OK ┃<CR> ┃Password: <CR> ┃ ┃RTA50i Rev.3.02.XX (略) ┃ Copyright (c) 1994-1998 Yamaha Corporation. ┃00:a0:de:03:00:00 ┃Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI ┃> <CR> ┃> <CR> ┃> administrator<CR> ┃Password: <CR> ┃# <CR> ┃# <CR> ┃# ip lan address 172.16.184.33/28<CR> ┃# dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28<CR> ┃# save all<CR> ┃セーブ中... ┃セーブ終了 ┃# show config<CR> ┃# RTA50i Rev.3.03.29 (Thu Apr 1 22:11:19 1999) ┃# MAC Address : 00:a0:de:00:00:00 ┃# Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI ┃ip lan address 172.16.184.33/28 ┃dhcp service server ┃dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28 ┃analog supplementary-service pseudo call-waiting ┃# quit<CR> ┃> quit<CR> ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[ telnetによるIPアドレス変更の操作手順 ]
telnetとセカンダリアドレス機能を利用することにより、
IPアドレスの設定を変更できます。
DHCPサーバのアドレス割り当て情報も変更することができます。
[ WWWブラウザによるIPアドレス変更の操作手順 ]
工場出荷状態 | 変更例 | |
---|---|---|
IPアドレス | 192.168.0.1/24 | 172.16.184.33/28 |
DHCPサーバの割当領域 | 192.168.0.2-192.168.0.254/24 | 172.16.184.34-172.16.184.46/28 |
ip lan address 192.168.0.1/24 dhcp service server dhcp scope 1 192.168.0.2-192.168.0.254/24 analog supplementary-service pseudo call-waiting
ip lan address 172.16.184.33/28 dhcp service server dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28 analog supplementary-service pseudo call-waiting
TELNET操作によるIPアドレスの変更方法で 紹介している「セカンダリアドレスとWindows95(98)のDHCP機能を使って IPアドレスを変更する」方法のtelnetによるコマンド入力をWWWブラウザによるコマンド入力(RTA50i, Rev.3.03.28以降)で 行ないます。
[システム管理]→[内部情報]と選択し[Config表示]の部分を探します。
----------------------------------------------------------------------- Config表示 ----------------------------------------------------------------------- 設定内容を表わすものです。直接コマンドを入力して設定を変更することもできます。 ----------------------------------------------------------------------- # RTA50i Rev.3.03.28 (Wed Mar 24 20:14:10 1999) # MAC Address : 00:a0:de:00:00:fe # Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI login password * administrator password * ip lan address 192.168.0.1/24 dhcp service server dhcp scope 1 192.168.0.2-192.168.0.254/24 analog supplementary-service pseudo call-waiting
ファームウェアのリビジョンをRev.3.03.28以降にリビジョンアップしてください。
[システム管理]→[内部情報]と選択し[コマンド入力]の部分を探します。
コマンドを入力するには、四角い入力ボックスにコマンドをタイプした後、
[入力]ボタンを押します。
一度に、複数行の入力をすることもできます。
[システム管理]→[内部情報]→[コマンド入力]
----------------------------------------------------------------------- コマンド入力 ----------------------------------------------------------------------- ブラウザで入力可能なコマンドには制限があります。pingやtracerouteなどの 実行コマンドや、help や show で始まる表示コマンドは使えません。 ----------------------------------------------------------------------- ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━┓ ┃ ┃↑┃ ┃ ┃■┃ ┃ <コマンド入力領域> ┃■┃ ┃ ┃■┃ ┃ ┃■┃ ┃ ┃↓┃ ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋━┫ ┃←■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■→┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━┛ ┏━━━━┓ ┃ 入力 ┃ ┗━━━━┛
RTA50iは、INITスィッチを押しながら電源を入れると、 設定が工場出荷状態に戻されます。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃# RTA50i Rev.3.03.29 (Thu Apr 1 22:11:19 1999) ┃# MAC Address : 00:a0:de:00:00:00 ┃# Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI ┃login password * ┃administrator password * ┃ip lan address 192.168.0.1/24 ┃dhcp service server ┃dhcp scope 1 192.168.0.2-192.168.0.254/24 ┃analog supplementary-service pseudo call-waiting ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ip lan secondary address 192.168.0.1/24 ┃ip lan address 172.16.184.33/28 ┃dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃# RTA50i Rev.3.03.29 (Thu Apr 1 22:11:19 1999) ┃# MAC Address : 00:a0:de:00:00:00 ┃# Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI ┃login password * ┃administrator password * ┃ip lan address 172.16.184.33/28 ┃ip lan secondary address 192.168.0.1/24 ┃dhcp service server ┃dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28 ┃analog supplementary-service pseudo call-waiting ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃# RTA50i Rev.3.03.29 (Thu Apr 1 22:11:19 1999) ┃# MAC Address : 00:a0:de:00:00:00 ┃# Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI ┃login password * ┃administrator password * ┃ip lan address 172.16.184.33/28 ┃ip lan secondary address 192.168.0.1/24 ┃dhcp service server ┃dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28 ┃analog supplementary-service pseudo call-waiting ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ip lan secondary address clear ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃# RTA50i Rev.3.03.29 (Thu Apr 1 22:11:19 1999) ┃# MAC Address : 00:a0:de:00:00:00 ┃# Memory 4Mbytes, 1LAN, 1BRI ┃login password * ┃administrator password * ┃ip lan address 172.16.184.33/28 ┃dhcp service server ┃dhcp scope 1 172.16.184.34-172.16.184.46/28 ┃analog supplementary-service pseudo call-waiting ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃1999/06/30 14:39:41: Configure save in Nonvolatile memory ┃1999/06/30 14:39:43: RTA50i Rev.3.03.29 (Thu Apr 1 22:11:19 1999) starts ┃1999/06/30 14:39:50: [DHCPD] Allocates 192.168.0.2: 00:00:f4:5c:b4:b4 ┃1999/06/30 14:40:11: Configure save in Nonvolatile memory ┃1999/06/30 14:43:08: same message repeated 2 times ┃1999/06/30 14:43:08: [DHCPD] Allocates 172.16.184.34: 00:00:f4:5c:b4:b4 ┃1999/06/30 14:44:26: Configure save in Nonvolatile memory ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
時刻 | 説明 |
---|---|
1999/06/30 14:39:41 | INITリセットを押しながら起動したので工場出荷状態が保存された |
1999/06/30 14:39:43 | RTA50iの起動バナー |
1999/06/30 14:39:50 | DHCPサーバがアドレスを付与した |
1999/06/30 14:40:11 | 設定が保存された(パスワード) |
1999/06/30 14:43:08 | 同様のメッセージは、回数がログされる
|
1999/06/30 14:43:08 | DHCPサーバがアドレスを付与した |
1999/06/30 14:44:26 | 設定が保存された(セカンダリIPアドレスのクリア) |
14:39:41〜14:44:26 | 5分ほどで完了しました、ということですね |
telnetやコンソールによるコマンド入力の補完機能を有効に活用すると
タイプミスも少なく手際良く変更が行なえます。
しかし、WWW設定のコマンド入力では、1文字づつ正しく入力する必要があります。
入力ミスが多くてイヤになるような時は、予めテキストエディタなどで、
configを作成しておき、Copy & Pasteの編集機能を使うと手際良く作業で
きると思います。
Copy & Pasteの編集機能は、telnetでも有効な操作です。
[ そのほか ]
IPアドレスやネットマスクを8ビット分ごとに小数点で区切られた10進数で表記する方法
cf.RFC1166(INTERNET NUMBERS)
Carriage Return (Control+M,Ctrl+M,0x0d) のことです。
キーボードでは、ReturnキーやEnterキーや「コントロールキーを押しながらMキーを押す」などで入力できます。
TAB (Control+I,Ctrl+I,0x09) のことです。
キーボードでは、TABキーや「コントロールキーを押しながらIキーを押す」などで入力できます。
[ 関連情報 ]
[ 関連RFC ]
[ IP接続サービス対応ファームウェア配布中 ]
[ RTA50i / RTA50iのFAQ (files) / RTA50iの設定例集 / マニュアル配布 ]
[ ファームウェア配布 / ユーティリティ配布 ]
[ ネットボランチのリビジョンアップの御案内 ]