設定(YNOで管理する場合)
5. 設定(YNOで管理する場合)
メモ
|
管理形態が「クラウド」の場合(すなわち、YNOを利用する場合)における、本製品の設定手順を説明します。
設定の目的や、設置先のネットワーク環境によって、設定手順が異なります。本ページでは、以下の4パターンの設定手順を紹介しています。
メモ
|
5.1. YNOに接続する(DHCP環境)
重要
|
メモ
|
YNOを利用して本製品を管理する場合は、以下の流れで初期設定を行います。
-
本製品をYNOに登録する
登録操作は、YNOマネージャーのGUIを開いて行います。メモ
-
YNOのオペレーターに限り、操作が可能です。
-
-
本製品をインターネットに接続するための設定をする
設定操作は、本製品に接続したパソコンのウェブブラウザーから、本製品の仮想コントローラーのWeb GUIを開いて行います。 -
本製品をYNOに接続する
本製品をインターネットに接続すると、自動でYNOマネージャーに接続します。
YNOマネージャーとの認証に成功すると、本製品がYNOの管理対象になります。 -
YNOから、グループCONFIGを自動取得する
手動の操作は必要ありません。本製品がYNOの管理対象になっている場合は、自動で、設定の取得・更新が行われます。 -
(グループCONFIGを登録していない場合)グループCONFIGをYNOに登録する
YNOマネージャーにグループCONFIGを登録していない場合(「1. 本製品をYNOに登録する」 で、新規作成したグループを本製品に割り当てた場合など)は、YNOマネージャーのGUI経由で登録を行います。メモ
-
YNOのオペレーターに限り、操作が可能です。
-
本章では、DHCP環境のネットワーク配下で本製品を利用する場合に、本製品をYNOに接続するまでの手順を説明します。
- ■手順の流れ
-
-
-
YNOに接続できている場合
→「 8. 設置する 」に進む -
インターネットには接続できているが、YNOに接続できていない場合
→「 1. 本製品をYNOに登録する 」に戻る -
インターネットに接続できていない場合
→「 4. パソコンのネットワーク設定をする 」に進む
-
5.1.1. 本製品をYNOに登録する
YNOを利用して本製品を管理するために、YNOマネージャーへの機器登録を行います。
機器登録は、YNOマネージャーのGUIで行います。
重要
|
-
用意したすべての本製品の、シリアル番号(製造番号)とDevice IDを確認します。
重要
-
シリアル番号とDevice IDは、端末ごとに異なります。
シリアル番号とDevice IDは、以下の箇所に記載されています。
-
機器本体の裏にあるラベル(画像赤枠内)
-
機器のWeb GUIのトップページ(画像赤枠内)
メモ
-
機器のWeb GUIを開くには、まず、本製品とパソコンを同一のネットワークに接続する必要があります。手順について詳しくは、以下の章をご覧ください。
ウェブブラウザーのアドレスバーに「http://(本製品のIPアドレス)/」を半角英数字で入力すると、機器のWeb GUIが開きます。
パソコン用のソフトウェア「Yamaha LAN Monitor」や、ヤマハルーター・ヤマハスイッチの「LANマップ機能」を用いると、本製品が取得しているIPアドレスを確認できます。
Yamaha LAN Monitor: https://network.yamaha.com/support/download/utility/lan_monitor/
LANマップ機能: http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/lanmap/
-
-
-
YNOマネージャーのGUIに、オペレーターのアカウントでログインします。
-
「APの登録」画面で、用意したすべての本製品を登録します。
登録する機器の情報として、以下を入力してください。-
手順1.で確認した、シリアル番号とDevice ID
-
グループ名
メモ
-
操作方法について詳しくは、「YNO操作マニュアル」をご覧ください。
YNO操作マニュアル: http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/yno/manual/start_using_yno.html#ynoマネージャーに機器を登録する
-
5.1.2. 本製品をネットワークに接続する
用意したすべての本製品を、設置先のネットワークに接続してください。
- ■PoE給電機器を使用する場合
-
本製品は、IEEE802.3atやIEEE802.3btに対応したPoE給電機器からの給電に対応しています。PoE給電機器を使用する場合は、以下の手順に従って接続してください。本ガイドでは、弊社別売のPoEインジェクター(品番:YPS-PoE-BT)を例に説明します。
重要
-
手順を始める前に、YPS-PoE-BTの電源を切っておいてください。
YPS-PoE-BTの電源を入れた状態で手順を始めると、本製品がIPアドレスの自動取得に失敗する可能性があります。IPアドレスの自動取得に失敗した場合、本製品は固定IPアドレス「192.168.100.240/24」で起動します。
メモ
-
YPS-PoE-BTのPoE給電機能について詳しくは、YPS-PoE-BTの取扱説明書をご覧ください。
-
IEEE802.3bt非対応でIEEE802.3atに対応したPoE給電機器で給電する場合、工場出荷時状態では無線機能を使用できません。設定後使用可能になります。詳しくは、「技術資料」(ウェブサイトに掲載)をご覧ください。
ヤマハネットワーク機器の技術資料:
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/
-
YPS-PoE-BTのLAN+PoEポートと、本製品のLANポートを、LANケーブルで接続します。
-
設置先のネットワーク機器(ルーター)のLANポートと、YPS-PoE-BTのLANポートを、LANケーブルで接続します。
同様の手順を行い、用意したすべての本製品を、設置先のネットワーク機器(ルーター)に接続してください。
-
YPS-PoE-BTの電源プラグを、コンセントに接続します。
YPS-PoE-BTから給電がされると、本製品の電源が入ります。
-
そのまま数分待ちます。
メモ
-
本製品が起動してからYNOへの接続処理が終わるまでに、10分程度かかることがあります。
-
-
- ■電源アダプターを使用する場合
-
別売の電源アダプター(YPS-12V3A)を使用する場合は、以下の手順に従って接続してください。
警告
-
電源アダプターは、必ずヤマハのYPS-12V3Aを使用する。
他の電源アダプターを使用すると、火災や感電、故障の原因になります。
-
設置先のネットワーク機器(ルーター)のLANポートと、本製品のLANポートを、LANケーブルで接続します。
同様の手順を行い、用意したすべての本製品を、設置先のネットワーク機器(ルーター)に接続してください。
-
電源アダプターを本製品に接続します。
-
電源プラグをコンセントに接続します。
本製品の電源が入ります。
-
そのまま数分待ちます。
メモ
-
本製品が起動してからYNOへの接続処理が終わるまでに、10分程度かかることがあります。
-
-
5.1.3. YNOに接続していることを確認する
本体天面のインジケーターで、YNOへの接続状態を確認します。
重要
|
-
本体天面の左下にある、インジケーター3つ(POWERインジケーター、LANインジケーター、YNOインジケーター)の点灯状態を確認します。
メモ
-
各インジケーターの位置および点灯状態について、詳しくは「 各部の名称と機能 」をご覧ください。
以下の表に従って、次の手順に進んでください。
インジケーターの点灯状態 本製品の接続状態、および次の手順 すべてのインジケーターが青色点灯
YNOマネージャーとの認証に成功しています。
以下のうち、当てはまる項目の手順に進んでください。-
YNOのオペレーター
-
グループCONFIGを登録していない場合 (手順「 本製品をYNOに登録する 」で、新規作成したグループを本製品に割り当てた場合など)
手順「 YNOマネージャーにグループCONFIGを登録する 」に進んでください。 -
グループCONFIGを登録済みの場合
手順「 設置する 」に進んでください。
-
-
YNOのオペレーターでない方
手順「 設置する 」に進んでください。
LANインジケーターが青色点灯でない(点滅、または色が青以外)
インターネットに接続していません。
以降の手順 に進み、インターネット接続に必要な設定を行ってください。また、設置先のネットワーク環境に問題がないか、確認してください。
LANインジケーターは青色点灯だが、YNOインジケーターが青色点灯でない(点滅、または色が青以外)
YNOマネージャーとの認証に失敗しています。
YNOインジケーターの点灯状態を参考に、失敗の原因を特定・解消してください。また、必要に応じて、以下の操作を行ってください。
-
YNOのオペレーター
手順「 機器をYNOに登録する 」を正しく行っているか、確認してください。 -
YNOのオペレーターでない方
本製品のシリアル番号とDevice IDをご確認のうえ、YNOのオペレーターにお問い合わせください。メモ
-
シリアル番号とDevice IDの確認方法については、「 機器をYNOに登録する 」の手順1.をご覧ください。
-
-
5.1.4. パソコンのネットワーク設定をする
本製品の設定を行うためのパソコンを、本製品と同じネットワークに接続します。
仮想コントローラーのWeb GUIを開くために、設定用のパソコンのIPアドレスを一時的に変更してください。
なお、パソコンのIPアドレスの設定方法は、OSにより異なります。本ガイドでは、Windows 10を例に説明します。
注意
|
-
設定用のパソコンと、本製品を接続したネットワーク機器(ルーター)のLANポートを、LANケーブルで接続します。
-
パソコンのスタートメニュー画面から、「設定アイコン」( )-「ネットワークとインターネット」の順にクリックします。
-
「アダプターのオプションを変更する」をクリックします。
-
変更するアダプターを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
変更するアダプターのプロパティ画面が表示されます。
-
「この接続は次の項目を使用します」項目で「インターネットプロトコルバージョン 4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
「インターネットプロトコルバージョン 4(TCP/IPv4)のプロパティ」画面が表示されます。
-
「IPアドレスを自動的に取得する」と、「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」を選択します。
-
「OK」をクリックします。
「インターネットプロトコルバージョン 4(TCP/IPv4)のプロパティ」画面が閉じます。
-
「閉じる」をクリックします。
変更したアダプターのプロパティ画面が閉じます。
-
(以降の手順で、パソコンがIPアドレスを正常に取得できていることを確認します)
手順4.と同じアダプターを右クリックし、「状態」をクリックします。
-
「詳細」をクリックします。
「ネットワーク接続の詳細」画面が表示されます。
-
IPアドレスを正常に取得できている場合は、以下のように表示されます。
-
「DHCP 有効」が「はい」になっている
-
「IPv4 アドレス」「IPv4 デフォルトゲートウェイ」「IPv4 DHCP サーバー」の、IPアドレスが表示されている
-
5.1.5. 仮想コントローラーのWeb GUIを開く
本製品の設定変更は、仮想コントローラーのWeb GUIから行います。本製品と同じネットワークに接続した設定用のパソコンで以下の操作を行い、Web GUIを開いてください。
注意
|
メモ
|
-
本製品(複数台接続した場合は、どれか1台)が取得しているIPアドレスを確認します。
以降の設定内容は、本製品のIPアドレスが「192.168.1.2/24」である場合を例に説明します。メモ
-
パソコン用のソフトウェア「Yamaha LAN Monitor」や、ヤマハルーター・ヤマハスイッチの「LANマップ機能」を用いると、本製品が取得しているIPアドレスを確認できます。
Yamaha LAN Monitor: https://network.yamaha.com/support/download/utility/lan_monitor/
LANマップ機能: http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/lanmap/
-
-
Microsoft Edgeを起動します。
-
アドレスバーに「http://(手順1.で確認したIPアドレス)/」を半角英数字で入力し、Enterキーを押します。
「ユーザー名」と「パスワード」を入力する画面が表示されます。
-
「ユーザー名」欄に「admin」と半角で入力し、「パスワード」欄は空欄のまま「OK」をクリックします。
本製品のWeb GUIのトップページが表示されます。
-
「クラスター情報」の「仮想コントローラーのIPアドレス」欄に、IPアドレスが表示されていることを確認します。
メモ
-
IPアドレスが表示されていない場合は、仮想コントローラーがまだ起動していません(本製品を起動してから仮想コントローラーが起動するまでに、数分かかります)。
数分後にウェブブラウザーの画面表示を更新し、IPアドレスが表示されていることを確認してください。
-
-
「仮想コントローラー」をクリックします。
「ユーザー名」と「パスワード」を入力する画面が表示されます。
-
「ユーザー名」欄に「admin」と半角で入力し、「パスワード」欄は空欄のまま「OK」をクリックします。
-
本製品が工場出荷状態の場合は、「管理形態の選択」ダイアログが表示されます。
「クラウドから管理する」をクリックします。メモ
-
手順8.を実行した後は、「管理形態の選択」ダイアログは表示されません。
以降、管理形態の設定を変更したい場合は、Web GUIのメニュー「基本設定」-「管理モード」から操作できます。
-
-
仮想コントローラーのWeb GUIのトップページが表示されます。
メモ
-
管理形態の設定によって、メニューの項目表示が異なります。
上の画像は、「管理形態の選択」ダイアログで「クラウドから管理する」を選択した場合の画面表示です。
-
5.1.6. 仮想コントローラーのネットワーク設定をする
本製品を接続するネットワークに合わせて、インターネット接続に必要な情報を設定します。
インターネット接続にプロキシサーバーを利用する場合は、以下の手順に従って設定をしてください。
-
Web GUIのメニューから、「基本設定」-「クラスター設定」を順にクリックします。
「クラスター設定」画面が表示されます。
-
「仮想コントローラーとクラスターAPの共通ネットワーク設定」の内容を変更します。
ここでは例として、以下の設定を入力しています。項目 入力内容 Proxyサーバーのアドレス
192.168.2.1
Proxyサーバーのポート番号
8080
メモ
-
設定内容について詳しくは、Web GUIの「ヘルプ」をご覧ください。
-
-
「設定」をクリックします。
設定内容が保存されます。
5.1.7. 設定送信をする
「設定送信」を行い、変更した設定を、用意したすべての本製品に反映してください。
-
「設定送信」をクリックします。
「設定送信」画面が表示されます。メモ
-
Web GUIのメニュー「設定送信」-「設定送信」からもアクセスできます。
-
-
「送信」をクリックします。
「送信先」に表示されているすべての無線LANアクセスポイントに、設定内容が送信されます。 -
そのまま数分待ちます。
メモ
-
設定送信してからYNOへの接続処理が終わるまでに、10分程度かかることがあります。
その後、手順「 YNOに接続していることを確認する 」に進んでください。
-
5.2. YNOに接続する(固定IPアドレス環境)
重要
|
メモ
|
YNOを利用して本製品を管理する場合は、以下の流れで初期設定を行います。
-
本製品をYNOに登録する
登録操作は、YNOマネージャーのGUIを開いて行います。メモ
-
YNOのオペレーターに限り、操作が可能です。
-
-
本製品をインターネットに接続するための設定をする
設定操作は、本製品に接続したパソコンのウェブブラウザーから、本製品の仮想コントローラーのWeb GUIを開いて行います。 -
本製品をYNOに接続する
本製品をインターネットに接続すると、自動でYNOマネージャーに接続します。
YNOマネージャーとの認証に成功すると、本製品がYNOの管理対象になります。 -
YNOから、グループCONFIGを自動取得する
手動の操作は必要ありません。本製品がYNOの管理対象になっている場合は、自動で、設定の取得・更新が行われます。 -
(グループCONFIGを登録していない場合)グループCONFIGをYNOに登録する
YNOマネージャーにグループCONFIGを登録していない場合(「1. 本製品をYNOに登録する」 で、新規作成したグループを本製品に割り当てた場合など)は、YNOマネージャーのGUI経由で登録を行います。メモ
-
YNOのオペレーターに限り、操作が可能です。
-
本章では、固定IPアドレス環境のネットワーク配下で本製品を利用する場合に、本製品をYNOに接続するまでの手順を説明します。
- ■手順の流れ
5.2.1. 本製品をYNOに登録する
YNOを利用して本製品を管理するために、YNOマネージャーへの機器登録を行います。
機器登録は、YNOマネージャーのGUIで行います。
重要
|
-
用意したすべての本製品の、シリアル番号(製造番号)とDevice IDを確認します。
重要
-
シリアル番号とDevice IDは、端末ごとに異なります。
シリアル番号とDevice IDは、以下の箇所に記載されています。
-
機器本体の裏にあるラベル(画像赤枠内)
-
機器のWeb GUIのトップページ(画像赤枠内)
メモ
-
機器のWeb GUI を開く場合は、先に、 以降の手順 を一通り行ってください。
その後、ウェブブラウザーのアドレスバーに「http://(本製品のIPアドレス)/」を半角英数字で入力すると、機器のWeb GUIが開きます。
-
-
-
YNOマネージャーのGUIに、オペレーターのアカウントでログインします。
-
「APの登録」画面で、用意したすべての本製品を登録します。
登録する機器の情報として、以下を入力してください。-
手順1.で確認した、シリアル番号とDevice ID
-
グループ名
メモ
-
操作方法について詳しくは、「YNO操作マニュアル」をご覧ください。
YNO操作マニュアル: http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/yno/manual/start_using_yno.html#ynoマネージャーに機器を登録する
-
5.2.2. 本製品とパソコンを接続する
本製品の初期設定を行うために、用意したすべての本製品と、設定用のパソコンを、同一のネットワークに接続してください。
- ■PoE給電機器を使用する場合
-
本製品は、IEEE802.3atやIEEE802.3btに対応したPoE給電機器からの給電に対応しています。PoE給電機器を使用する場合は、以下の手順に従って接続してください。本ガイドでは、弊社別売のPoEインジェクター(品番:YPS-PoE-BT)を例に説明します。
重要
-
手順を始める前に、YPS-PoE-BTの電源を切っておいてください。
メモ
-
YPS-PoE-BTのPoE給電機能について詳しくは、YPS-PoE-BTの取扱説明書をご覧ください。
-
IEEE802.3bt非対応でIEEE802.3atに対応したPoE給電機器で給電する場合、工場出荷時状態では無線機能を使用できません。設定後使用可能になります。詳しくは、「技術資料」(ウェブサイトに掲載)をご覧ください。
ヤマハネットワーク機器の技術資料:
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/
-
YPS-PoE-BTのLAN+PoEポートと、本製品のLANポートを、LANケーブルで接続します。
-
(本製品を2台以上導入する場合)
別途用意したスイッチのLANポートと、YPS-PoE-BTのLANポートを、LANケーブルで接続します。
同様の手順を行い、用意したすべての本製品をスイッチに接続してください。メモ
-
本製品を1台だけ導入する場合は、この手順は不要です(スイッチを使わなくても設定できます)。
-
-
以下の手順を行い、設定用のパソコンと本製品を、同一のネットワークに接続します。
-
本製品を1台だけ導入する場合:
設定用のパソコンのLANポートと、YPS-PoE-BTのLANポートを、LANケーブルで接続します。 -
本製品を2台以上導入する場合:
設定用のパソコンのLANポートと、手順2.のスイッチのLANポートを、LANケーブルで接続します。
-
-
YPS-PoE-BTの電源プラグを、コンセントに接続します。
YPS-PoE-BTから給電がされると、本製品の電源が入ります。
-
- ■電源アダプターを使用する場合
-
別売の電源アダプター(YPS-12V3A)を使用する場合は、以下の手順に従って接続してください。
警告
-
電源アダプターは、必ずヤマハのYPS-12V3Aを使用する。
他の電源アダプターを使用すると、火災や感電、故障の原因になります。
-
(本製品を2台以上導入する場合)
別途用意したスイッチのLANポートと、本製品のLANポートを、LANケーブルで接続します。
同様の手順を行い、用意したすべての本製品をスイッチに接続してください。メモ
-
本製品を1台だけ導入する場合は、この手順は不要です(スイッチを使わなくても設定できます)。
-
-
以下の手順を行い、設定用のパソコンと本製品を、同一のネットワークに接続します。
-
本製品を1台だけ導入する場合:
設定用のパソコンのLANポートと、本製品のLANポートを、LANケーブルで接続します。 -
本製品を2台以上導入する場合:
設定用のパソコンのLANポートと、手順1.のスイッチのLANポートを、LANケーブルで接続します。
-
-
電源アダプターを本製品に接続します。
-
電源プラグをコンセントに接続します。
本製品の電源が入ります。
-
5.2.3. パソコンのネットワーク設定をする
工場出荷状態の本製品を、DHCPサーバーが存在しないネットワークに接続すると、仮想コントローラーのIPアドレスが「192.168.100.241/24」になります。
仮想コントローラーのWeb GUIを開くために、設定用のパソコンのIPアドレスを一時的に変更してください。
なお、パソコンのIPアドレスの設定方法は、OSにより異なります。本ガイドでは、Windows 10を例に説明します。
注意
|
-
スタートメニュー画面から「設定アイコン」( )-「ネットワークとインターネット」の順にクリックします。
-
「アダプターのオプションを変更する」をクリックします。
-
変更するアダプターを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
変更するアダプターのプロパティ画面が表示されます。
-
「この接続は次の項目を使用します」項目で「インターネットプロトコルバージョン 4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
「インターネットプロトコルバージョン 4(TCP/IPv4)のプロパティ」画面が表示されます。
-
「次のIPアドレスを使う」を選択し、「IPアドレス」欄に「192.168.100.1」、「サブネットマスク」欄に「255.255.255.0」を入力します。
-
「OK」をクリックします。
「インターネットプロトコルバージョン 4(TCP/IPv4)のプロパティ」画面が閉じます。
-
「閉じる」をクリックします。
変更したアダプターのプロパティ画面が閉じます。
5.2.4. 仮想コントローラーのWeb GUIを開く
本製品の設定変更は、仮想コントローラーのWeb GUIから行います。本製品に接続した設定用のパソコンで以下の操作を行い、Web GUIを開いてください。
注意
|
メモ
|
-
Microsoft Edgeを起動します。
-
アドレスバーに「http://192.168.100.241/」を半角英数字で入力し、Enterキーを押します。
「ユーザー名」と「パスワード」を入力する画面が表示されます。メモ
-
手順を実行しても画面が表示されなかった場合は、数分後に、もう一度手順を実行してください。
(本製品の電源を入れてから仮想コントローラーが起動するまでに、数分かかります)
-
-
「ユーザー名」欄に「admin」と半角で入力し、「パスワード」欄は空欄のまま「OK」をクリックします。
-
本製品が工場出荷状態の場合は、「管理形態の選択」ダイアログが表示されます。
「クラウドから管理する」をクリックします。メモ
-
手順4.を実行した後は、「管理形態の選択」ダイアログは表示されません。
以降、管理形態の設定を変更したい場合は、Web GUIのメニュー「基本設定」-「管理モード」から操作できます。
-
-
仮想コントローラーのWeb GUIのトップページが表示されます。
メモ
-
管理形態の設定によって、メニューの項目表示が異なります。
上の画像は、「管理形態の選択」ダイアログで「クラウドから管理する」を選択した場合の画面表示です。
-
5.2.5. 仮想コントローラーのネットワーク設定をする
本製品を接続するネットワークに合わせて、インターネット接続に必要な情報と、仮想コントローラーのIPアドレスを設定します。本ガイドでは、以下の内容を設定する場合を例に説明します。
設置先のネットワークの情報 |
デフォルトゲートウェイ |
192.168.1.1 |
---|---|---|
DNSサーバー |
192.168.1.1 |
|
プロキシサーバー |
利用する
|
|
仮想コントローラーのIPアドレス |
192.168.1.200/24 |
-
Web GUIのメニューから、「基本設定」-「クラスター設定」を順にクリックします。
「クラスター設定」画面が表示されます。
-
「仮想コントローラーとクラスターAPの共通ネットワーク設定」の内容を変更します。
ここでは例として、以下の設定を入力しています。項目 入力内容 デフォルトゲートウェイ
192.168.1.1
DNSサーバー(プライマリ)
192.168.1.1
Proxyサーバーのアドレス
192.168.2.1
Proxyサーバーのポート番号
8080
重要
-
インターネット接続にプロキシサーバーを利用している場合は、Proxyサーバーの設定を入力してください。
メモ
-
設定内容について詳しくは、Web GUIの「ヘルプ」をご覧ください。
-
-
「仮想コントローラーのネットワーク設定」の内容を変更します。
ここでは例として、以下の設定を入力しています。項目 入力内容 DHCP (IPv4)
無効
IPアドレス (IPv4)
192.168.1.200
ネットマスク
24
メモ
-
設定内容について詳しくは、Web GUIの「ヘルプ」をご覧ください。
-
-
「設定」をクリックします。
設定内容が保存されます。それに伴い、Web GUIへのアクセスが中断されます。
(手順5.以降で、仮想コントローラーのWeb GUIを開き直します)注意
-
手順3.でネットワークアドレスが異なるIPアドレスを設定した場合、そのまま手順5.に進んでも、パソコンは本製品の仮想コントローラーと通信できません。
設定内容に合わせて パソコンのネットワーク設定を変更 し、手順5.に進んでください。
-
-
アドレスバーに「http://(手順3.で設定したIPアドレス)/」を半角英数字で入力し、Enterキーを押します。
「ユーザー名」と「パスワード」を入力する画面が表示されます。
-
「ユーザー名」欄に「admin」と半角で入力し、「パスワード」欄は空欄のまま「OK」をクリックします。
仮想コントローラーのWeb GUIが表示されます。
5.2.6. IPアドレスを設定する
本製品を接続するネットワークに合わせて、本製品のIPアドレスの設定を変更してください。本ガイドでは、2台の本製品に対して「192.168.1.201/24」と「192.168.1.202/24」を設定する場合を例に説明します。
-
Web GUIのメニューから、「基本設定」-「クラスターAP管理」を順にクリックします。
「クラスターAP管理」画面が表示されます。
-
それぞれの無線アクセスポイントに対して、IPアドレスの設定を変更します。
ここでは例として、以下の設定を入力しています。設定対象の機器 DHCP (IPv4) IPアドレス (IPv4) ネットマスク 1台目
無効
192.168.1.201
24
2台目
無効
192.168.1.202
24
メモ
-
設定内容について詳しくは、Web GUIの「ヘルプ」をご覧ください。
-
-
「設定」をクリックします。
設定内容が保存されます。
5.2.7. 設定送信をする
「設定送信」を行い、変更した設定を、用意したすべての本製品に反映してください。
-
「設定送信」をクリックします。
「設定送信」画面が表示されます。メモ
-
Web GUIのメニュー「設定送信」-「設定送信」からもアクセスできます。
-
-
「送信」をクリックします。
「送信先」に表示されているすべての無線LANアクセスポイントに、設定内容が送信されます。
5.2.8. 本製品をネットワークに接続する
スイッチに接続しているすべての本製品を、設置先のネットワークに接続してください。
その後、本体天面のインジケーターで、YNOへの接続状態を確認します。
重要
|
-
スイッチに接続しているすべての本製品を、設置先のネットワークに接続します。
-
そのまま数分待ちます。
メモ
-
本製品をネットワークに接続してからYNOへの接続処理が終わるまでに、10分程度かかることがあります。
-
-
本体天面の左下にある、インジケーター3つ(POWERインジケーター、LANインジケーター、YNOインジケーター)の点灯状態を確認します。
メモ
-
各インジケーターの位置および点灯状態について、詳しくは「 各部の名称と機能 」をご覧ください。
以下の表に従って、次の手順に進んでください。
インジケーターの点灯状態 本製品の接続状態、および次の手順 すべてのインジケーターが青色点灯
YNOマネージャーとの認証に成功しています。
以下のうち、当てはまる項目の手順に進んでください。-
YNOのオペレーター
-
グループCONFIGを登録していない場合 (手順「 本製品をYNOに登録する 」で、新規作成したグループを本製品に割り当てた場合など)
手順「 YNOマネージャーにグループCONFIGを登録する 」に進んでください。 -
グループCONFIGを登録済みの場合
手順「 設置する 」に進んでください。
-
-
YNOのオペレーターでない方
手順「 設置する 」に進んでください。
LANインジケーターが青色点灯でない(点滅、または色が青以外)
インターネットに接続していません。
以下の設定を正しく行っているか、確認してください。また、設置先のネットワーク環境に問題がないか、確認してください。
LANインジケーターは青色点灯だが、YNOインジケーターが青色点灯でない(点滅、または色が青以外)
YNOマネージャーとの認証に失敗しています。
YNOインジケーターの点灯状態を参考に、失敗の原因を特定・解消してください。また、必要に応じて、以下の操作を行ってください。
-
YNOのオペレーター
手順「 機器をYNOに登録する 」を正しく行っているか、確認してください。 -
YNOのオペレーターでない方
本製品のシリアル番号とDevice IDをご確認のうえ、YNOのオペレーターにお問い合わせください。メモ
-
シリアル番号とDevice IDの確認方法については、「 機器をYNOに登録する 」の手順1.をご覧ください。
-
-
5.3. YNOマネージャーにグループCONFIGを登録する
メモ
|
YNOマネージャーで作成したグループに対して、グループCONFIGを登録する手順を説明します。
YNOのオペレーターは、新規作成したグループを本製品に割り当てた場合、初期設定の一環として以下の手順を行ってください。
重要
|
重要
|
5.3.1. 仮想コントローラーのWeb GUIを開く
YNOマネージャーのGUIから、仮想コントローラーのWeb GUIにアクセスします。
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YNOマネージャーのGUIに、オペレーターのアカウントでログインします。
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本製品が所属するグループを選択して、「グループCONFIGの設定」ボタンを押します。
メモ
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操作手順について詳しくは、「YNO操作マニュアル」をご覧ください。
YNO操作マニュアル: http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/yno/manual/index.html
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仮想コントローラーのWeb GUIが表示されます。
5.3.2. 管理パスワードを設定する
本製品(および、グループ内のすべての無線LANアクセスポイント)の管理パスワードを設定します。
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Web GUIのメニューから、「基本設定」-「管理パスワード」を順にクリックします。
「管理パスワード」画面が表示されます。
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「管理パスワード」項目で「変更する」を選択し、新しい管理パスワードを入力します。
入力したパスワードは、●で表示されます。
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手順2で入力した管理パスワードを再度入力します。
入力したパスワードは、●で表示されます。
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「設定」をクリックします。
設定内容が保存され、管理パスワードが変更されます。
5.3.3. 無線設定をする
本製品(および、グループ内のすべての無線LANアクセスポイント)の無線設定を行います。ここでは、認証方式として「WPA2-PSK / WPA3-SAE」を設定する場合を例に説明します。
メモ
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Web GUIのメニューから、「無線設定(共通)」-「SSID 管理」を順にクリックします。
表示された「SSID 管理」画面で、無線設定を追加する番号の「追加」をクリックします。 -
設定内容を入力します。
ここでは例として、以下の設定を入力しています。項目 入力内容 バインドする無線モジュール
2.4GHz、5GHz(1)、5GHz(2)
SSID
yamaha
認証方式
WPA2-PSK / WPA3-SAE
PSK(事前認証鍵)
YMH.pass
※入力したパスワードは、●で表示されます。注意
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PSK(事前認証鍵)には、必ず、上の例とは異なる文字列を設定してください。
メモ
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設定内容について詳しくは、Web GUIの「ヘルプ」をご覧ください。
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「設定」をクリックします。
設定内容が保存されます。
5.3.4. 設定送信をする
「設定送信」を行い、変更した設定を、YNOマネージャー(および、グループ内のすべての無線LANアクセスポイント)に反映してください。
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「設定送信」をクリックします。
「設定送信」画面が表示されます。メモ
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Web GUIのメニュー「設定送信」-「設定送信」からもアクセスできます。
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「送信」をクリックします。
YNOマネージャー(および、グループ内のすべての無線LANアクセスポイント)に、設定内容が送信されます。
5.4. 運用中のクラスターに本製品を追加する
重要
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メモ
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運用中のクラスターと同じネットワークに本製品を接続すると、運用中のクラスターの設定内容が自動送信されます。
その後、必要に応じて、追加した本製品の設定を手動で変更します。
設置先のネットワーク環境によって、設定手順が異なります。
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DHCP環境の場合
追加したい本製品を、運用中のクラスターと同じネットワークに接続するだけです。手動での機器設定は必要ありません。 -
固定IPアドレス環境の場合
本製品と設定用のパソコンを、運用中のクラスターと同じネットワークに接続します。その後、本体のIPアドレスを手動で設定します。
5.4.1. 本製品をYNOに登録する
YNOを利用して本製品を管理するために、YNOマネージャーへの機器登録を行います。
機器登録は、YNOマネージャーのGUIで行います。
重要
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用意したすべての本製品の、シリアル番号(製造番号)とDevice IDを確認します。
重要
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シリアル番号とDevice IDは、端末ごとに異なります。
シリアル番号とDevice IDは、以下の箇所に記載されています。
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機器本体の裏にあるラベル(画像赤枠内)
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機器のWeb GUIのトップページ(画像赤枠内)
メモ
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機器のWeb GUI を開く場合は、先に、 以降の手順 を一通り行ってください。
その後、ウェブブラウザーのアドレスバーに「http://(本製品のIPアドレス)/」を半角英数字で入力すると、機器のWeb GUIが開きます。※設置先のネットワークがDHCP環境の場合:
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パソコンの接続およびネットワーク設定の手順については、「 パソコンのネットワーク設定をする 」をご覧ください。
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パソコン用のソフトウェア「Yamaha LAN Monitor」や、ヤマハルーター・ヤマハスイッチの「LANマップ機能」を用いると、本製品が取得しているIPアドレスを確認できます。
Yamaha LAN Monitor: https://network.yamaha.com/support/download/utility/lan_monitor/
LANマップ機能: http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/lanmap/
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YNOマネージャーのGUIに、オペレーターのアカウントでログインします。
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「APの登録」画面で、用意したすべての本製品を登録します。
登録する機器の情報として、以下を入力してください。-
手順1.で確認した、シリアル番号とDevice ID
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グループ名
メモ
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操作方法について詳しくは、「YNO操作マニュアル」をご覧ください。
YNO操作マニュアル: http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/yno/manual/start_using_yno.html#ynoマネージャーに機器を登録する
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5.4.2. 本製品をネットワークに接続する
用意したすべての本製品を、運用中のクラスターと同じネットワークに接続してください。
- ■PoE給電機器を使用する場合
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本製品は、IEEE802.3atやIEEE802.3btに対応したPoE給電機器からの給電に対応しています。PoE給電機器を使用する場合は、以下の手順に従って接続してください。本ガイドでは、弊社別売のPoEインジェクター(品番:YPS-PoE-BT)を例に説明します。
重要
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DHCP環境のネットワーク配下に接続する場合は、手順を始める前に、YPS-PoE-BTの電源を切っておいてください。
YPS-PoE-BTの電源を入れた状態で手順を始めると、本製品がIPアドレスの自動取得に失敗する可能性があります。IPアドレスの自動取得に失敗した場合、本製品は固定IPアドレス「192.168.100.240/24」で起動します。
メモ
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YPS-PoE-BTのPoE給電機能について詳しくは、YPS-PoE-BTの取扱説明書をご覧ください。
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IEEE802.3bt非対応でIEEE802.3atに対応したPoE給電機器で給電する場合、工場出荷時状態では無線機能を使用できません。設定後使用可能になります。詳しくは、「技術資料」(ウェブサイトに掲載)をご覧ください。
ヤマハネットワーク機器の技術資料:
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/
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YPS-PoE-BTのLAN+PoEポートと、本製品のLANポートを、LANケーブルで接続します。
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設置先のネットワーク機器(ルーター)のLANポートと、YPS-PoE-BTのLANポートを、LANケーブルで接続します。
同様の手順を行い、用意したすべての本製品を、設置先のネットワーク機器(ルーター)に接続してください。
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YPS-PoE-BTの電源プラグを、コンセントに接続します。
YPS-PoE-BTから給電がされると、本製品の電源が入ります。
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そのまま数分待ちます。
メモ
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本製品が起動してからYNOへの接続処理が終わるまでに、10分程度かかることがあります。
その後、次の手順に進みます。以下のうち、当てはまる項目の手順に進んでください。
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設置先のネットワークがDHCP環境の場合
手順「 YNOに接続していることを確認する 」に進んでください。 -
設置先のネットワークが固定IPアドレス環境の場合
手順「 パソコンのネットワーク設定をする 」に進んでください。
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- ■電源アダプターを使用する場合
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別売の電源アダプター(YPS-12V3A)を使用する場合は、以下の手順に従って接続してください。
警告
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電源アダプターは、必ずヤマハのYPS-12V3Aを使用する。
他の電源アダプターを使用すると、火災や感電、故障の原因になります。
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設置先のネットワーク機器(ルーター)のLANポートと、本製品のLANポートを、LANケーブルで接続します。
同様の手順を行い、用意したすべての本製品を、設置先のネットワーク機器(ルーター)に接続してください。
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電源アダプターを本製品に接続します。
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電源プラグをコンセントに接続します。
本製品の電源が入ります。
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そのまま数分待ちます。
メモ
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本製品が起動してからYNOへの接続処理が終わるまでに、10分程度かかることがあります。
その後、次の手順に進みます。以下のうち、当てはまる項目の手順に進んでください。
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設置先のネットワークがDHCP環境の場合
手順「 YNOに接続していることを確認する 」に進んでください。 -
設置先のネットワークが固定IPアドレス環境の場合
手順「 パソコンのネットワーク設定をする 」に進んでください。
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5.4.3. パソコンのネットワーク設定をする
設置先のネットワークが固定IPアドレス環境の場合は、本製品の設定を行うためのパソコンを、本製品と同じネットワークに接続します。
仮想コントローラーのWeb GUIを開くために、設定用のパソコンのIPアドレスを一時的に変更してください。本ガイドでは、仮想コントローラーのIPアドレスが「192.168.1.200/24」である場合を例に説明します。
なお、パソコンのIPアドレスの設定方法は、OSにより異なります。本ガイドでは、Windows 10を例に説明します。
注意
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設定用のパソコンと、設置先のネットワーク機器(ルーター)のLANポートを、LANケーブルで接続します。
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パソコンのスタートメニュー画面から、「設定アイコン」( )-「ネットワークとインターネット」の順にクリックします。
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「アダプターのオプションを変更する」をクリックします。
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変更するアダプターを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
変更するアダプターのプロパティ画面が表示されます。
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「この接続は次の項目を使用します」項目で「インターネットプロトコルバージョン 4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
「インターネットプロトコルバージョン 4(TCP/IPv4)のプロパティ」画面が表示されます。
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「次のIPアドレスを使う」を選択し、「IPアドレス」欄と「サブネットマスク」欄を入力します。
ここでは例として、「IPアドレス」欄に「192.168.1.100」、「サブネットマスク」欄に「255.255.255.0」を入力しています。
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「OK」をクリックします。
「インターネットプロトコルバージョン 4(TCP/IPv4)のプロパティ」画面が閉じます。
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「閉じる」をクリックします。
変更したアダプターのプロパティ画面が閉じます。
5.4.4. 仮想コントローラーのWeb GUIを開く
本製品の設定変更は、仮想コントローラーのWeb GUIから行います。本製品と同じネットワークに接続した設定用のパソコンで以下の操作を行い、Web GUIを開いてください。
注意
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メモ
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Microsoft Edgeを起動します。
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アドレスバーに「http://(仮想コントローラーのIPアドレス)/」を半角英数字で入力し、Enterキーを押します。
「ユーザー名」と「パスワード」を入力する画面が表示されます。
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「ユーザー名」欄に「admin」と半角で入力し、「パスワード」欄に「(管理パスワード)」を入力して、「OK」をクリックします。
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仮想コントローラーのWeb GUIのトップページが表示されます。
5.4.5. IPアドレスを設定する
本製品を接続するネットワークに合わせて、本製品のIPアドレスの設定を変更してください。本ガイドでは、今回追加する本製品に対して「192.168.1.203/24」を設定する場合を例に説明します。
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Web GUIのメニューから、「基本設定」-「クラスターAP管理」を順にクリックします。
「クラスターAP管理」画面が表示されます。
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今回追加する本製品に対して、IPアドレスの設定を変更します。
ここでは例として、以下の設定を入力しています。設定対象の機器 DHCP (IPv4) IPアドレス (IPv4) ネットマスク 3台目
無効
192.168.1.203
24
メモ
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今回追加する本製品がテーブルに表示されていない場合は、数分後にウェブブラウザーの画面表示を更新してから、設定を入力してください。
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設定内容について詳しくは、Web GUIの「ヘルプ」をご覧ください。
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「設定」をクリックします。
設定内容が保存されます。
5.4.6. 設定送信をする
「設定送信」を行い、変更した設定を、クラスター内のすべての無線LANアクセスポイントに反映してください。
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「設定送信」をクリックします。
「設定送信」画面が表示されます。メモ
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Web GUIのメニュー「設定送信」-「設定送信」からもアクセスできます。
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「送信」をクリックします。
「送信先」に表示されているすべての無線LANアクセスポイントに、設定内容が送信されます。 -
そのまま数分待ちます。
メモ
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設定送信してからYNOへの接続処理が終わるまでに、10分程度かかることがあります。
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5.4.7. YNOに接続していることを確認する
本体天面のインジケーターで、YNOへの接続状態を確認します。
重要
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本体天面の左下にある、インジケーター3つ(POWERインジケーター、LANインジケーター、YNOインジケーター)の点灯状態を確認します。
メモ
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各インジケーターの位置および点灯状態について、詳しくは「 各部の名称と機能 」をご覧ください。
以下の表に従って、次の手順に進んでください。
インジケーターの点灯状態 本製品の接続状態、および次の手順 すべてのインジケーターが青色点灯
YNOマネージャーとの認証に成功しています。
手順「 設置する 」に進んでください。LANインジケーターが青色点灯でない(点滅、または色が青以外)
インターネットに接続していません。
以下のうち、当てはまる項目の手順に進んでください。-
設置先のネットワークがDHCP環境の場合
手順「 本製品をネットワークに接続する 」をやり直してください。
また、設置先のネットワーク環境に問題がないか、確認してください。 -
設置先のネットワークが固定IPアドレス環境の場合
以下の設定を正しく行っているか、確認してください。また、設置先のネットワーク環境に問題がないか、確認してください。
LANインジケーターは青色点灯だが、YNOインジケーターが青色点灯でない(点滅、または色が青以外)
YNOマネージャーとの認証に失敗しています。
YNOインジケーターの点灯状態を参考に、失敗の原因を特定・解消してください。また、必要に応じて、以下の操作を行ってください。
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YNOのオペレーター
手順「 機器をYNOに登録する 」を正しく行っているか、確認してください。 -
YNOのオペレーターでない方
本製品のシリアル番号とDevice IDをご確認のうえ、YNOのオペレーターにお問い合わせください。メモ
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シリアル番号とDevice IDの確認方法については、「 機器をYNOに登録する 」の手順1.をご覧ください。
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