2. 重要なお知らせ

本製品をお使いいただくための、重要な情報を説明します。

2.1. トライアルライセンスの試用

本製品は、有効なライセンスが無い場合には、機能制限モードで動作します。機能制限モードでは、上限速度は 512k bit/s、VPN 対地数は なし (0 対地) に制限されます。本製品にライセンスをインポートすることで、ライセンスに応じた制限に変更されます。
ライセンスの購入にあたっては、事前にトライアルライセンスでの評価を十分に実施してください。

LAN インターフェースは VMware ESXi の仮想スイッチに接続されているため、本製品の LAN インターフェースはリンクダウンしません。そのため、以下の機能において、LAN インターフェースのリンクダウンを契機とする動作に注意が必要です。

  • implicit 経路の削除

    LAN インターフェースのリンクダウンを契機とした implicit 経路の削除は行われません。

  • SNMP トラップの送出

    LAN インターフェースのリンクダウンを契機としたトラップ (IF-MIB::linkDown) は送信されません。

  • VRRP のマスタールーターのシャットダウン

    シャットダウントリガーに LAN インターフェースを指定しても、リンクダウンを契機としたマスタールーターのシャットダウンは行われません。 lan keepalive use コマンドを併用するか、LAN インターフェース以外のトリガーを設定してください。

  • OSPF のネイバーおよび経路情報の更新

    LAN インターフェースのリンクダウンを契機としたネイバーおよび経路情報の更新は行われません。ネイバーおよび経路情報は Hello パケットの不通を契機に更新されます。更新までの許容可能な遅延時間を踏まえ、 ip INTERFACE ospf area コマンドの hello-interval パラメーターと dead-interval パラメーターに適当な値を設定してください。

  • BGP-4 ネイバーおよび経路情報の更新

    LAN インターフェースのリンクダウンを契機としたネイバーおよび経路情報の更新は行われません。キープアライブを有効にすることで、KEEPALIVE メッセージの不通を契機とした更新が可能です。更新までの許容可能な遅延時間を踏まえ、 bpg neighbor コマンドの hold-time パラメーターに適当な値を設定してください。

2.3. SunRPC (NFS 関連) ポートの使用

本製品は NFS による外部ストレージのマウントに対応しているため、ポート 111 を常時開放しています。
NFS を使用しない場合は、本製品の IP フィルター機能でポート 111 をフィルターリングすることを推奨します。
また、不特定多数のホストからアクセスされることがないように、適切にフィルターリングすることを推奨します。

IP フィルターの詳細については、ヤマハネットワーク技術情報サイトの IP フィルター をご覧ください。