http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/Rev.11.01/relnote_11_01_06.html
Revision : 11.01.06
Release : Apr. 2012, ヤマハ株式会社

Rev.11.01.06リリースノート


RTX810 Rev.11.01.04からの変更点


■機能追加

  1. L2TP/IPsecでNATトラバーサルに対応した。

  2. L2TP/IPsecで、PPP認証方式としてPAPまたはCHAPを用いた場合のRADIUS認証に対応した。

  3. モバイルインターネット機能で、以下のデータ通信端末に対応した。

  4. RADIUSを使用したログインユーザーの管理機能を追加した。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/login-radius/index.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  5. NGN網接続時のRADIUSアカウンティングに対応した。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/ngn/ngn-radius-account/index.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  6. NTT東日本/NTT西日本のデータコネクトサービスを利用した拠点間接続で、接続に失敗した場合に発信先の相手番号を変更して接続を試みることができるようにした。

    ○NGN網を介したトンネルインタフェースで接続に失敗した場合に接続を試みる相手番号の設定

    [書式]
    tunnel ngn fallback remote_tel [remote_tel ...]
    no tunnel ngn fallback [remote_tel ...]
    [設定値及び初期値]
    • remote_tel
      • [設定値] : 相手電話番号
      • [初期値] : -
    [説明]
    NGN網を介したトンネルインタフェースで使用する相手番号は、ipsec ike remote nameコマンドやtunnel endpoint nameコマンドで設定した番号に対して発信するが、これが何らかの原因で接続できなかった場合に、設定された番号に対して発信する。
    設定は最大7個まで可能で、接続に失敗すると設定された順番に次の番号を用いて接続を試みる。
  7. DNSフォールバック動作をルーター全体で統一することができるようにした。

    ○DNSフォールバック動作をルーター全体で統一するか否かの設定

    [書式]
    dns service fallback switch
    no dns service fallback
    [設定値及び初期値]
    • switch
      • [設定値] :
        設定値 説明
        on DNSフォールバック動作をIPv6優先に統一する
        off DNSフォールバック動作は機能ごとにまちまちである
      • [初期値] : off
    [説明]
    DNSフォールバック動作をルーターのすべての機能で統一するか否かを設定する。
    DNSでホスト名をIPアドレスに変換する場合、IPv4/IPv6いずれかをDNSサーバーに先に問い合わせ、アドレスが解決できない場合に他方のアドレスを問い合わせる動作を、DNSフォールバックと呼ぶ。ルーター自身が問い合わせる場合、IPv4を優先するかIPv6を優先するかは機能ごとにまちまちであった。具体的には、以下の機能ではDNSフォールバック動作ではIPv6が優先されるが、その他の機能ではIPv4が優先されている。
    • HTTPリビジョンアップ機能
    このコマンドをonに設定すると、ルーターのすべての機能でIPv6が優先されるようになる。
    [ノート]
    DNSリカーシブサーバーとして、LAN内のPC等の問い合わせを上位のDNSサーバーに転送する際には、PC等の問い合わせ内容をそのまま上位サーバーに転送するため、DNSフォールバックの動作もPC等の実装がそのまま反映され、このコマンドの設定には影響を受けない。
  8. DNSキャッシュの内容を表示するコマンドを追加した。

    ○DNSキャッシュの内容を表示する

    [書式]
    show dns cache
    [説明]
    DNSキャッシュの内容を表示する。
  9. インタフェースのカウンター情報をクリアするコマンドを追加した。

    ○インタフェースのカウンター情報のクリア

    [書式]
    clear status interface
    clear status pp pnum
    clear status tunnel tunnel_num
    [設定値及び初期値]
    • interface
      • [設定値] : LANインタフェース名
      • [初期値] : -
    • pnum
      • [設定値] : 相手先情報番号
      • [初期値] : -
    • tunnel_num
      • [設定値] : トンネルインタフェース番号
      • [初期値] : -
    [説明]
    指定したインタフェースのカウンター情報をクリアする。
  10. IPv6プレフィックスに変化があったときにSYSLOGに記録するコマンドを追加した。

    ○IPv6プレフィックスに変化があったときにSYSLOGに記録するか否かの設定

    [書式]
    ipv6 interface prefix change log log
    ipv6 pp prefix change log log
    ipv6 tunnel prefix change log log
    no ipv6 interface prefix change log [log]
    no ipv6 pp prefix change log [log]
    no ipv6 tunnel prefix change log [log]
    [設定値及び初期値]
    • interface
      • [設定値] : LANインタフェース名
      • [初期値] : -
    • log
      • [設定値] :
        設定値 説明
        on IPv6プレフィックスの変化をSYSLOGに記録する
        off IPv6プレフィックスの変化をSYSLOGに記録しない
      • [初期値] : off
    [説明]
    IPv6プレフィックスに変化があったときにそれをSYSLOGに記録するか否かを設定する。
    ログはINFOレベルのSYSLOGで記録される。
    同じプレフィックスに対するアドレスを複数設定した場合、複数回同じログが表示される。
  11. ポート分離機能に、ルーターを経由した通信を制限する機能を追加した。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/port-split/index.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  12. かんたん設定ページでNTT東日本/NTT西日本のフレッツ光ネクストにおけるインターネット(IPv6 IPoE/IPv6 PPPoE)接続に対応した。

    また、LAN側のプロバイダ名称の設定にプロトコルのパラメーターを追加し、IPv6 IPoE接続、またはIPv6 PPPoE接続のプロバイダ設定とその他のプロバイダ設定を区別できるようにした。

    ○LAN側のプロバイダ名称の設定

    [書式]
    provider interface name [protocol] type:name
    no provider interface name [protocol] [type:name]
    [設定値及び初期値]
    • interface
      • [設定値] : LANインタフェース名、WANインタフェース名
      • [初期値] : -
    • protocol ★
      • [設定値] :
        設定値 説明
        ipv4 IPv4アドレスを用いたプロバイダ設定の名称
        ipv6 IPv6アドレスを用いたプロバイダ設定の名称
      • [初期値] : -
    • type
      • [設定値] : プロバイダ情報の識別情報 ("PRV" など )
      • [初期値] : -
    • name
      • [設定値] : ユーザーが設定したプロバイダの名称など
      • [初期値] : -
    [説明]
    かんたん設定専用の識別コマンド。かんたん設定ページでプロバイダ名称等で入力した名称が設定される。
    protocolを省略した場合は、IPv4アドレスを用いたプロバイダ設定の名称とする。
  13. かんたん設定ページに[スイッチ制御(スイッチの指定方法の変更)]ページを追加した。
    [スイッチ制御(スイッチの管理トップページ)]ページでルーターの詳細表示画像をクリックしたときに表示される[スイッチ制御(スイッチの管理情報)]ページからアクセスでき、スイッチに適用されている設定の指定方法を変更できる。

■仕様変更

  1. スイッチ管理台数の上限を32とした。
    一部機能には上限台数には別の制限がかかる。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/swctl/index.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  2. ポート分離機能とスイッチ制御機能を併用できるようにした。

  3. L2TP/IPsecでファストパスに対応した。
    以下の条件に合致するパケットはノーマルパスで処理される。

  4. IPv4ファストパスのフローを消すタイミングを、フローの生成時刻からの一定時間経過後から、当該フローを利用するパケットの最終通過時刻からの一定時間経過後に変更した。なお、一定時間とはip flow timerコマンドで設定されている時間を指す。

  5. PAP認証で、Msg-LengthフィールドのないPAPを受理するように変更した。

  6. IPsec認証方式のXAUTH認証、EAP-MD5認証で使用するユーザー数、ユーザーグループ数を1000に変更した。

    ○XAUTH認証、EAP-MD5認証に使用するユーザーIDの設定

    [書式]
    auth user userid username passsword
    no auth user userid [username ...]
    [設定値及び初期値]
    • userid
      • [設定値] : ユーザー識別番号 (1..1000) ★
      • [初期値] : -
    • username
      • [設定値] : ユーザー名
      • [初期値] : -
    • password
      • [設定値] : パスワード
      • [初期値] : -
    [説明]
    IKEv1のXAUTH認証、またはIKEv2のEAP-MD5認証に使用するユーザーIDを設定する。

    ○XAUTH認証、EAP-MD5認証に使用するユーザーIDの属性の設定

    [書式]
    auth user attribute userid attribute=value [attribute=value ...]
    no auth user attribute userid [attribute=value ...]
    [設定値及び初期値]
    • userid
      • [設定値] : ユーザー識別番号 (1..1000) ★
      • [初期値] : -
    • attribute=value
      • [設定値] : ユーザー属性
      • [初期値] : xauth=off
    [説明]
    IKEv1のXAUTH認証、またはIKEv2のEAP-MD5認証に使用するユーザーIDの属性を設定する。

    ○XAUTH認証、EAP-MD5認証に使用するユーザーグループの設定

    [書式]
    auth user group groupid userid [userid ...]
    no auth user group groupid [userid ...]
    [設定値及び初期値]
    • groupid
      • [設定値] : ユーザーグループ識別番号 (1..1000) ★
      • [初期値] : -
    • userid
      • [設定値] : ユーザー識別番号もしくはユーザー識別番号の範囲
      • [初期値] : -
    [説明]
    IKEv1のXAUTH認証、またはIKEv2のEAP-MD5認証に使用するユーザーグループを設定する。

    ○XAUTH認証、EAP-MD5認証に使用するユーザーグループの属性の設定

    [書式]
    auth user group attribute groupid attribute=value [attribute=value ...]
    no auth user group attribute groupid [attribute=value ...]
    [設定値及び初期値]
    • groupid
      • [設定値] : ユーザーグループ識別番号 (1..1000) ★
      • [初期値] : -
    • attribute=value
      • [設定値] : ユーザーグループ属性
      • [初期値] : xauth=off
    [説明]
    IKEv1のXAUTH認証、またはIKEv2のEAP-MD5認証に使用するユーザーグループの属性を設定する。

    ○XAUTHによるユーザー認証の設定

    [書式]
    ipsec ike xauth request gateway_id auth [group_id]
    no ipsec ike xauth request gateway_id [auth ...]
    [設定値及び初期値]
    • gateway_id
      • [設定値] : セキュリティ・ゲートウェイの識別子
      • [初期値] : -
    • auth
      • [設定値] :
        設定値 説明
        on 要求する
        off 要求しない
      • [初期値] : off
    • group_id
      • [設定値] : 認証に使用するユーザーグループの識別番号 (1..1000) ★
      • [初期値] : -
    [説明]
    IPsecの認証を行う際、Phase1終了後にXAUTHによるユーザー認証をクライアントに要求するか否かを設定する。
    group_idを指定した場合には、該当のユーザーグループに含まれるユーザーを認証の対象とする。
    group_idの指定がない場合や、指定したユーザーグループに含まれるユーザー情報では認証できなかった場合、RADIUSサーバーの設定があればRADIUSサーバーを用いた認証を追加で試みる。

    ○EAP-MD5によるユーザー認証の設定

    [書式]
    ipsec ike eap request gateway_id sw group_id
    no ipsec ike eap request gateway_id [sw ...]
    [設定値及び初期値]
    • gateway_id
      • [設定値] : セキュリティ・ゲートウェイの識別子
      • [初期値] : -
    • sw
      • [設定値] :
        設定値 説明
        on 要求する
        off 要求しない
      • [初期値] : off
    • group_id
      • [設定値] : 認証に使用するユーザーグループの識別番号 (1..1000) ★
      • [初期値] : -
    [説明]
    IKEv2で、EAP-MD5認証をクライアントに要求するか否かを設定する。group_idを指定した場合には、該当のユーザーグループに含まれるユーザーを認証の対象とする。
    本コマンドによる設定はルーターが応答側として動作するときにのみ有効であり、始動側のセキュリティ・ゲートウェイから送信されたIKE AUTH交換にAUTHペイロードが含まれない場合にEAP-MD5によるユーザー認証を行う。
  7. EAP-MD5認証で証明書要求ペイロードを送信できるようにした。

    ○EAP-MD5認証で証明書要求ペイロードを送信するか否かの設定

    [書式]
    ipsec ike eap send certreq gateway_id switch
    no ipsec ike eap send certreq gateway_id [switch]
    [設定値及び初期値]
    • gateway_id
      • [設定値] : セキュリティ・ゲートウェイの識別子
      • [初期値] : -
    • switch
      • [設定値] :
        設定値 説明
        on 送信する
        off 送信しない
      • [初期値] : off
    [説明]
    EAP-MD5認証方式の場合、始動側のセキュリティ・ゲートウェイから送信するIKE_AUTH交換に、証明書要求(CERTREQ)ペイロードを含めるか否かを設定する。
    [ノート]
    本コマンドはIKEv2でのみ有効であり、IKEv1の動作に影響を与えない。
  8. DHCPv6クライアント機能で、Inform-Requestを送信できるように変更した。

    ○DHCPv6の動作の設定

    [書式]
    ipv6 interface dhcp service type
    ipv6 interface dhcp service client [ir=value]
    ipv6 pp dhcp service type
    ipv6 pp dhcp service client [ir=value]
    ipv6 tunnel dhcp service type
    ipv6 tunnel dhcp service client [ir=value]
    no ipv6 interface dhcp service
    no ipv6 pp dhcp service
    no ipv6 tunnel dhcp service
    [設定値及び初期値]
    • interface
      • [設定値] : LANインタフェース名
      • [初期値] : -
    • type
      • [設定値] :
        設定値 説明
        off DHCPv6を使わない
        client クライアント
        server サーバー
      • [初期値] : off
    • value ★
      • [設定値] :
        設定値 説明
        on クライアントとして動作する時、Inform-Requestを送信する
        off クライアントとして動作する時、Solicitを送信する
      • [初期値] : off
    [説明]
    各インタフェースにおけるDHCPv6の動作を設定する。
  9. DHCPv6サーバー機能で、上位のサーバーからプレフィックスなどの情報を取得するまでルーター配下の端末からのInform-Requestに応答しないようにした。
    また、Inform-Requestに応答できる場合には、Domain Search List(24)、SNTP Servers(31)オプションに上位サーバーから取得した情報を応答するようにした。

  10. DHCPv6クライアント機能で、Request、Inform-Requestの要求オプションリストにDomain Search List(24)、SNTP Servers(31)を設定するようにした。

  11. DHCPv6-PDプロキシ機能で、取得したプレフィックスを基に複数のプレフィックスを動的に生成した場合、インタフェース毎に異なるプレフィックスを配布できるようにした。
    なお、DHCPv6-PDで取得したプレフィックス長が、配布するプレフィックス長より短い場合のみ上記動作となる。

  12. DHCPサーバー機能で、1〜49、62〜254のオプション番号をdhcp scope optionコマンドで設定できるように変更した。

    ○DHCPオプションの設定

    [書式]
    dhcp scope option scope_num option=value
    no dhcp scope option scope_num [option=value]
    [設定値及び初期値]
    • scope_num
      • [設定値] : スコープ番号(1..65535)
      • [初期値] : -
    • option
      • [設定値] :
        • オプション番号(1..49,62..254)またはニーモニック ★
        • 主なニーモニック
          router 3
          dns 6
          hostname 12
          domain 15
          wins_server 44
      • [初期値] : -
    • value : オプション値
      • [設定値] :
        • 値としては以下の種類があり、どれが使えるかはオプション番号で決まる。例えば、'router','dns','wins_server'は IPアドレスの配列であり、'hostname','domain'は文字列である。
          1オクテット整数 0..255
          2オクテット整数 0..65535
          2オクテット整数の配列 2オクテット整数をコンマ(,)で並べたもの
          4オクテット整数 0..2147483647
          IPアドレス IPアドレス
          IPアドレスの配列 IPアドレスをコンマ(,)で並べたもの
          文字列 文字列
          スイッチ "on","off","1","0"のいずれか
          バイナリ 2桁十六進数をコンマ(,)で並べたもの
      • [初期値] : -
    [説明]
    スコープに対して送信するDHCPオプションを設定する。dns serverコマンドやwins serverコマンドなどでも暗黙のうちにDHCPオプションを送信していたが、それを明示的に指定できる。また、暗黙のDHCPオプションではスコープでオプションの値を変更することはできないが、このコマンドを使えばそれも可能になる。
    [ノート]
    no dhcp scopeコマンドでスコープが削除されるとオプションの設定もすべて消える。
  13. NTT東日本/NTT西日本のデータコネクトサービスを利用した拠点間接続で、show status tunnelコマンドにより、通信中の帯域を表示するようにした。

  14. 以下のデータ通信端末を使用するとき、show status usbhostコマンドで電話番号が表示されるようにした。

  15. ntpdateコマンドおよび、SNTPサーバー機能で、IPv6に対応した。
    SNTPサーバー機能では、グローバルユニキャストアドレスであるIPv6アドレスからのアクセスのみ対応している。

  16. show techinfoコマンドの結果に以下のコマンドを追加した。

  17. かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[設定ファイル・ファームウェアファイルのコピー]ページから内蔵フラッシュROM間でも設定ファイルのコピーを行えるようにした。

  18. かんたん設定ページのモバイルインターネット接続の設定で、接続インタフェースを選択する項目を追加した。

  19. かんたん設定ページのスイッチ制御のページで、以下のダブルクリックで操作する項目をシングルクリックで操作するように変更した。

  20. Luaスクリプト機能で、以下の変更を行った。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/lua/index.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

■バグ修正

  1. 不正なフォーマットのDNSパケットを受信すると、その後の動作が不安定になり、リブートしたりハングアップしたりすることがあるバグを修正した。

  2. QoSのDCC機能により帯域を制御されたときに、その対象となるホストからWebアクセスを行うと、その後リブートすることがあるバグを修正した。
    Webアクセスによる制御通知をoffに設定している場合には発生しない。

  3. BGPで24対地以上のネイバと接続した状態でbgp configure refreshコマンドを実行するとリブートするバグを修正した。
    この修正に伴い、bgp neighborコマンドを32個までしか設定できないようにした。

  4. OSPFで広告可能な外部経路として取り込まれている静的な経路について以下の条件を満たす設定を連続して1秒以内に行うとリブートすることがあるバグを修正した。

  5. ディレクティッドブロードキャスト宛のMagicPacketを受信したとき、ディレクティッドブロードキャストと同じサブネットのIPアドレスが設定されたLANインタフェースにおいて以下の設定がされているとリブートするバグを修正した。

  6. モバイルインターネット機能で、以下のデータ通信端末で通信中に、USBボタンを押さずにデータ通信端末を取り外すとリブートすることがあるバグを修正した。

  7. NTT東日本/NTT西日本のデータコネクトサービスを利用した拠点間接続で、IPUDPトンネルに対して切断状態から負荷をかけるとリブートすることがあるバグを修正した。

  8. ルーターのTCPアプリケーションで、切断処理中にRSTを受信したときに稀にリブートすることがあるバグを修正した。

  9. SFTP接続で、接続してから数分後にリブートすることがあるバグを修正した。

  10. 111文字以上の名前をもつファイルやディレクトリが格納された外部メモリを挿入すると、リブートしたりハングアップしたりするバグを修正した。

  11. サブディレクトリの階層数が27階層を超えるディレクトリをもつ外部メモリを挿入すると、リブートするバグを修正した。

  12. Luaスクリプト機能で、rt.syslogwatch関数を使用するとリブートすることがあるバグを修正した。

  13. かんたん設定ページのウィザードで、ブラウザの「戻る」ボタンを使用してページを元に戻す動作を繰り返していると、リブートすることがあるバグを修正した。

  14. かんたん設定ページで、「DHCPを用いる端末型ブロードバンド接続(CATVインターネットなど)」のプロバイダが設定されている場合、[詳細設定と情報]-[LANの設定]ページで、プライマリIPアドレスとセカンダリIPアドレスの設定を削除するとリブートするバグを修正した。

  15. DHCPv6クライアント機能で、サーバーから情報を取得するときにメモリリークするバグを修正した。

  16. ipv6 interface dhcp serviceコマンドで、入力したコマンドがエラーとなったときメモリリークするバグを修正した。

  17. RAプロキシの設定をしているとき、RAを受信するとメモリリークするバグを修正した。
    メモリリークが発生すると、show ipv6 route summaryコマンドまたはshow ipv6 route detailコマンドを実行したとき、同じ宛先に対するimplicit経路やtemporary経路が複数個表示されていた。

  18. ルーターがRADIUSサーバーから受信したAccess-AcceptにFilter-Id属性またはTunnel-Password属性が2つ以上含まれているとメモリリークするバグを修正した。

  19. queue class filterコマンドを上書きした場合および、no queue class filterコマンドで設定を削除した場合に、メモリリークするバグを修正した。

  20. かんたん設定ページで、特定のページへ遷移したときにメモリリークすることがあるバグを修正した。

  21. IPv6マルチキャストパケットが以下の条件でファストパス処理されないバグを修正した。

  22. 一つの宛先ネットワークに対して複数のゲートウェイが存在するとき、最初のゲートウェイがip interface vrrp shutdown triggerコマンドのroute形式のnexthopで設定したIPアドレスでなかった場合に、2番目以降のゲートウェイにnexthopで設定したIPアドレスが存在していてもVRRPをシャットダウンしてしまうバグを修正した。

  23. VRRPで、仮想ルーターのIPアドレスとしてVRRPグループに所属するVRRPルーターのうちの1台のIPアドレスを利用する場合、マスタールーターがシャットダウンし、INITIALIZE状態になっても仮想ルーターのIPアドレス宛のARP Requestを受信するとARPテーブルに登録してしまうバグを修正した。

  24. OSPFでタイプ5(AS External)LSAのLink State IDを決定するときに、複数のLink State IDとバッティングした場合に正しく経路が広告されないことがあるバグを修正した。

  25. 経路指定があるRIPリクエストを受信した場合、コンソールに"free[xxx:yy]: illegal address〜" というエラーログが出力されるバグを修正した。
    ヤマハルーターではこのようなリクエストを送信することはないため、ヤマハルーター間でRIPによる経路交換を行う場合は発生しない。

  26. anonymous接続で名前によるルーティングを設定している場合、PPPのLCPセッション確立後にLCP Configure Requestが再送されると、PPPセッションの切断後にその相手先へ接続できなくなる可能性を排除した。

  27. DNSサーバー機能で、PPインタフェースで取得しているDNSサーバーがIPv6アドレスのサーバーのみのとき、そのPPインタフェースがdns server selectコマンドにrestrictオプションなしで設定されていると名前解決できないバグを修正した。

  28. DHCPv6で取得したDNSサーバーアドレスのみが有効な環境で、ルーター配下の端末からDNSクエリーを受信すると、そのクエリーを破棄してしまうバグを修正した。

  29. DHCPv6-PD機能で、プレフィックス情報取得後にReconfigureメッセージを受信したとき、要求された動作に移行しないことがあるバグを修正した。

  30. RAを送信するとき、パケットの送信元IPv6アドレスとして不正なアドレスが選択されることがあるバグを修正した。

  31. IPv6 PPPoE接続がキープアライブでダウン後、接続が復旧してもSTATUS LEDが消えないバグを修正した。

  32. モバイルインターネット機能で、網からの切断処理が正しく行われないことがあるバグを修正した。

  33. モバイルインターネット機能で、電波受信レベルが取得できないことがあるバグを修正した。

  34. モバイルインターネット機能で、PINコードが設定された以下のデータ通信端末がアタッチできないバグを修正した。

  35. モバイルインターネット機能のWANインタフェースで、フィルター型ルーティングにおいてDNSの名前解決に失敗することがあるバグを修正した。

  36. モバイルインターネット機能のWANインタフェースで、網への発信が失敗した場合でも、連続して発信要求を実行できてしまうバグを修正した。

  37. モバイルインターネット機能(WANインタフェース/PPインタフェース)で、docomo L-02Cを使用しているとき、接続失敗後に再接続できなくなることがあるバグを修正した。

  38. モバイルインターネット機能のPPインタフェースで、docomo L-02Cを使用しているとき、誤ったアクセスポイント名へ接続したときの切断処理時間が早くなるよう修正した。

  39. モバイルインターネット機能で、電波の受信レベル取得をDOWNLOADボタン操作で実行したときに取得結果が正しくLED表示されないバグを修正した。

  40. モバイルインターネット機能で、show status usbhost modemコマンドで表示される受信データ長が、実際の受信データ長よりも大きくなってしまうことがあるバグを修正した。

  41. モバイルインターネット接続によるPPTP接続で、不当なLCPパケットの送信により、PPPのLCPセッションの確立に失敗することがあるバグを修正した。

  42. データ通信端末をUSBポートから取り外した後、稀にそれ以降USBポートやmicroSDスロットに挿入されたデバイスが認識されないことがあるバグを修正した。

  43. L2TP/IPsecで、IPsecフェーズ1においてクライアントが提案する暗号化アルゴリズムと認証方式の組に対して、対応可能な複数の組を応答に含めてしまうバグを修正した。

  44. L2TP/IPsecで、IPsecフェーズ1において以下のような条件によるエラーが発生した場合、接続を受け付けたトンネルインタフェースでその後新しい接続を受け付けられなくなることがあるバグを修正した。

  45. L2TP/IPsecで、IPsecフェーズ1で再送された第1メッセージを受信すると切断処理が行われてしまうバグを修正した。

  46. L2TP/IPsecで、show status l2tpコマンドの出力結果に同じセッション番号のセッション情報が2つ表示されることがあるバグを修正した。

  47. L2TP/IPsecで、以下の条件に該当する設定がされていると接続を受け付けられないことがあるバグを修正した。

  48. L2TP/IPsecで、ISAKMP SAが削除されるとそのSAが生成されたトンネルインタフェースで確立しているL2TP/IPsec接続が切断されてしまうバグを修正した。

  49. IKEv2で、設定が正しくても鍵交換に失敗することがあるバグを修正した。

  50. 以下の機能で、RADIUSを使用してPAPでパスワード認証を行う場合、パスワードの長さが17文字以上あると認証できないバグを修正した。

  51. PPPならびにIPsec XAUTHの認証やアカウンティングでRADIUSを使用する場合、Access-Request、Accounting-Requestの再送処理中に再接続を行うと、不正なパケットが送信されたりパケットの送信間隔が設定値よりも短くなったりするバグを修正した。

  52. NTT東日本/NTT西日本のデータコネクトサービスを利用した拠点間接続のIPsecトンネルで、connect tunnelコマンドで接続後パケット送信がない場合、切断タイマーの設定に関係なく60秒で切断されることがあるバグを修正した。

  53. NTT東日本/NTT西日本のデータコネクトサービスを利用した拠点間接続のIPsecトンネルで、ipsec ike remote nameコマンドを一旦設定してから削除し、connect tunnelコマンドを実行すると、SYSLOGに不正なログが出力されるバグを修正した。

  54. 静的IPマスカレードでポート番号を範囲で設定しているときに、LAN1配下の機器からUPnP機能でこの範囲外のポート番号をマッピングできないことがあるバグを修正した。

  55. スイッチングハブを持つLANインタフェースにおいて、switch control useコマンドがonに設定されている状態で、以下のコマンドを当該インタフェースに対して実行すると、SWX2200からルーターに送信されるスイッチ制御機能のパケットがルーターのスイッチングハブの全ポートに転送されるバグを修正した。

  56. SFTPサーバー機能で、切断後すぐに再接続すると稀に接続できないことがあるバグを修正した。

  57. SFTP接続で、INFOレベルのSYSLOGに表示される以下のログにおいて、ユーザー名が正しく表示されないことがあるバグを修正した。

  58. トンネルインタフェースに対するSNMPのMIB変数ifMtuに、ip tunnel mtuコマンドの設定値が反映されないバグを修正した。

  59. モバイルインターネット機能のPPインタフェースで、ifOperStatus以下のMIB変数が正しく表示されないバグを修正した。
    また、送受信数のカウンターがカウントアップされないバグを修正した。

  60. 外部メモリのファイルにアクセスするときに、エイリアス名指定によるアクセスができないことがあるバグを修正した。

  61. USBキーボードやUSBバーコードリーダー以外のサポート対象外のHIDデバイスを接続した状態で、Luaハードウェアライブラリのキーボード制御の開始(rt.hw.open)を実行すると、以降、USBポートに接続されたデバイスが認識できなくなることがあるバグを修正した。

  62. bgp export filterコマンドのpreferenceオプションが動作しないバグを修正した。

  63. queue class filterコマンドでmappingパラメーターとcosパラメーターを同時に設定できないバグを修正した。

  64. no ethernet interface filterコマンドで、フィルター番号が3つ以上指定されていると削除できないバグを修正した。

  65. connect wan1コマンドで、不要なパラメーターを入力してもエラーにならないバグを修正した。

  66. ipv6 interface prefixコマンドで、autoやdhcpが設定できてしまうバグを修正した。

  67. dhcp scope optionコマンドで、設定値が4オクテット整数型のオプションを設定するとき、範囲外の値が設定できてしまうバグを修正した。

  68. disconnect userコマンドで、以下のバグを修正した。

  69. ユーザー名と接続種別を指定してdisconnect userコマンドを実行した場合、当該ユーザーがlogin userコマンドで登録されていても、ログインしていないと「指定されたユーザー名は登録されていません」というエラーメッセージが表示されることがあるバグを修正した。

  70. ルーターに設定しているパスワードの長さが32文字で、かつ暗号化してある場合、パスワード認証において、最初の32文字が正しいパスワードと一致する33文字以上の文字列を入力すると、認証に成功してしまうバグを修正した。
    以下の場合にパスワードは暗号化される。

  71. login userコマンドでユーザー名が32文字であるユーザーを作成している状態で、かんたん設定ページの認証画面において、最初の32文字が設定値と一致する、33文字以上の文字列をユーザー名として入力した場合に、パスワードが正しければログインできてしまうバグを修正した。

  72. user attributeコマンドを用いて、すべてのユーザーに対するadministrator属性をoffに設定しても、個別のユーザーに対する当該コマンドの設定が存在しない場合は、SFTPにおいて管理権限でログインできるバグを修正した。

  73. 以下のコマンドで半角スペースや「'」「#」を含むパスやファイル名などを指定した場合、設定が正しく保存されなかったり、正しく表示されないバグを修正した。

  74. wan auth mynameコマンドで、名前とパスワードの両方に半角スペースや「'」「"」「#」「\」を含む文字列を設定した場合、show configコマンドの実行結果が正しく表示されないバグを修正した。

  75. show status vlanコマンドの実行結果が正しく表示されないことがあるバグを修正した。

  76. show accountコマンドの実行結果に、PPインタフェースごとのアカウント情報が表示されないバグを修正した。

  77. 以下のコマンドのコマンドヘルプの誤記を修正した。

  78. かんたん設定ページで、モバイルインターネット接続中に切断ボタンを押したとき、「プロバイダへの接続/切断」画面で表示される動作状態が正しく表示されないことがあるバグを修正した。

  79. かんたん設定ページからモバイルインターネット接続のプロバイダ設定のみを登録してある場合、データコネクト接続以外のVPN接続の設定が登録できないバグを修正した。

  80. かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[IPv6の設定]ページで、IPv6プレフィックスの設定やIPv6ファイアウォール機能の設定を行うと、設定されていたpp nameコマンドの接続相手名が書き換わってしまうバグを修正した。

  81. かんたん設定ページの「L2TP/IPsecを使用したリモートアクセスVPNサーバー(Anonymous)」の設定で、接続先に割り当てるIPアドレスを「固定割り当て」に設定していたとき、VPN接続ユーザーを新たに登録できないバグを修正した。

  82. かんたん設定ページの「L2TP/IPsecを使用したリモートアクセスVPNサーバー(PP/Anonymous)」の設定で、キープアライブをする設定にしても、登録の修正ページではキープアライブしない設定で表示されてしまうバグを修正した。

  83. かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[コマンドの実行]ページ、またはカスタムGUIからshow status userコマンドを実行した場合、自分自身のユーザー情報の先頭にアスタリスク (*) が付かないバグを修正した。

  84. かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[外部デバイスの設定]-[ファイルの一覧表示]ページで「'」を含むファイル名のファイルを選択できないバグを修正した。

  85. かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[ユーザとアクセス制限の設定(HTTP、TELNET、SSH)]ページで、以下の場合に正しく設定されないバグを修正した。

  86. かんたん設定ページの以下のページで、「&」などのHTMLとして文字参照される文字列がコマンドとして設定されていたり、外部メモリ内のファイル名に使用されていると、正しく表示できなかったり、意図した設定にならないバグを修正した。

  87. かんたん設定ページの以下のページで、半角スペースをテキストボックスに入力したり、外部メモリ内のファイル名に半角スペースが使用されていると、正しく表示されないことがあるバグを修正した。

  88. かんたん設定ページの以下のページで、実際の外部メモリの内容と異なる内容が表示されることがあるバグを修正した。

  89. かんたん設定ページの[スイッチ制御]-[スイッチ制御(タグVLANの設定)]ページで、「設定」ボタンを押すと、javascriptエラーが起こるバグを修正した。

  90. かんたん設定ページの以下のページで、タイトルバーの誤記を修正した。

  91. かんたん設定ページの以下のページの誤記を修正した。

  92. かんたん設定ページの以下のヘルプページの誤記を修正した。

■更新履歴

Apr. 2012, Rev.11.01.06 リリース


以上