RTシリーズとMacintoshに関するFAQ
TCP/IPの手動設定と自動設定(RARP,BOOTP,DHCP)について
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LANに接続するときネットワーク設定(TCP/IP)を自動化するにはどうしたらいいですか?(DHCP)
IPアドレスなどのTCP/IPネットワークの設定情報を自動割り振りする機構には、 いくつかあります。
BOOTP(RFC951)の
改良版ですが、似て非なるもの。
「リース期限」の概念が導入されIPアドレスの割り当てが動的に行なえます。
# DHCPの「D」は、Dynamic(ダイナミック)の「D」
IPアドレス,ネットマスク,ゲートウェイアドレス,DNSサーバアドレスなどが
割り当てられる。
ネットワーク管理者は、自動割り当て範囲を管理します。
機器ユーザは、設定が不要です。
RTでのサポート:DCHPサーバ機能、DHCPリレーエージェント機能
IPアドレス割り当ては、無期限。
IPアドレス,ネットマスク,ゲートウェイアドレス,DNSサーバアドレスなどが
割り当てられる。
ネットワーク管理者は、機器毎に割り当て管理します。
機器ユーザは、設定が不要です。
RTでのサポート:なし
RARPサーバ側の設定で、MACアドレスとIPアドレスの表(データベース)に
よる割り当て。
IPアドレスのみ割り当て可能。
ネットワーク管理者は、機器毎に割り当て管理します。
機器ユーザは、別途ゲートウェイアドレスなどの設定が必要です。
RTでのサポート:RARPクライアント機能
[ Macintoshでは、何が使えるのか? ]
MacTCPは、BOOTPというプロトコルによって、IPアドレスなどを自動取得します。
しかし、BOOTPは、古いプロトコルで、DHCPのイリーガルパケット
(正しくないパケット)と同等になってしまいます。
RTシリーズでは、DHCPイリーガルパケットをBOOTPパケットとして処理した場合、
「DHCPのダイナミック性を損う」ものと判断し、敢えて対応しておりません。(_o_)
RTシリーズのDHCPサーバ機能をご利用頂く場合は、OpenTransportへの移行を
お薦めしております。(_o_)
OpenTransportは、RARP、BOOTP、DHCPの各プロトコルによって、
IPアドレスなどを自動取得が可能です。
しかし、RTシリーズでは、BOOTPをサポートしていませんので、
以下の設定方法になります。
[ OpenTransportのDHCPクライアント機能の注意事項 ]
RTシリーズに実装されているDHCPサーバは、 規定より短いDHCPパケットは、正しくないパケットであるとして、 正しい要求と見倣しません。 古いバージョンのOpenTransportのDHCP機能では、 この短いサイズのパケットを出す場合があります。 RTシリーズのDHCPサーバにこの要求パケットを送信しても 正しくないパケットであるとして受け付けません。
例えば、IPアドレスのリリース要求のパケットが規定より短いパケットであった場合、 DHCPサーバはその要求を受け付けませんので、IPアドレスのリリースは 行なわれません。
ちなみに、MacOS8(OpenTransport 1.3)では、 規定通りのパケットサイズになるようです。
[ FAQ for RT-Series ]
[ FAQ for Macintosh / RTユーティリティ ]