$Date: 2017/11/27 05:35:24 $
コンフィグおよび発行済み証明書のデータは、失われると運用に大きな支障をきたす重要なデータです。
万一失われた場合、運用が停止するのはもちろん、特に証明書データが失われた場合は全ての証明書を配布し直さなければならなくなります。
WLX402では、それらの重要データを機器内部の不揮発性メモリに保存しています。
操作ミスや故障など万一突発的なトラブルが発生して重要データが失われた場合、その後に機器から重要データを取り出し復元することは不可能です。
それらの重要データは、何か設定を変更したとき、また証明書の発行・失効操作を行ったときは、必ずバックアップ操作により機器外部に保存して万一に備えるようお願いいたします。
なお本ドキュメントで説明する手順は、Controller-APにおける手順のみを対象とします。
本ドキュメントに記載の手順は、以下のファームウェアでサポートしています。
ファームウェア |
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Rev.17.00.05以降 |
機器のコンフィグはWeb設定画面の以下から取得します。
[管理機能]-[設定 (保存 / 復元)]-[設定のバックアップ]
「現在の設定をファイルへ出力」の「実行」ボタンを押してコンフィグをダウンロードします。
発行済み証明書のデータはWeb設定画面の以下から取得します。
[拡張機能]-[RADIUSサーバー]-[ユーザー管理]
「ユーザー情報管理」のボタンを押してユーザー情報管理のページを開きます。
「証明書のリストアとバックアップをします」の「バックアップ」ボタンを押します。
パスワードを訊かれますので、必ずパスワードを設定してください。
パスワードを設定すると証明書のバックアップファイルのダウンロードが始まります。
機器のWeb設定画面を開くには、以下の2通りの方法があります。いずれかの方法で機器のWeb設定画面を開いてください。
ヤマハルーターやヤマハスイッチのL2MS機能を有効にしている場合、LANマップ機能の一覧マップページからAPのWeb設定画面を開くことができます。
詳しくはLANマップ機能の技術資料を参照してください。
(L2MS機能でコンフィグをリストアすることもできます。L2MS機能の技術資料を参照してください。)
WLX402 操作マニュアルの第1章「Web設定画面を開くには」を参照してください。
機器のコンフィグはWeb設定画面の以下の画面でリストアします。
[管理機能]-[設定 (保存 / 復元)]-[設定のバックアップ]
「設定ファイルの対応機種」に「WLX402」を選択し、
「設定をリストアする」の「実行」ボタンを押します。
ファイルを選択するダイアログが開くので、リストアしたいファイルを指定するとリストアされます。
証明書のバックアップファイルはWeb設定画面の以下からリストアします。
[拡張機能]-[RADIUSサーバー]-[ユーザー管理]
「ユーザー情報管理」のボタンを押してユーザー情報管理のページを開きます。
「証明書のリストアとバックアップをします」の「リストア」ボタンを押します。
ファイルを選択し、バックアップしたとき設定したパスワードを入力してください。
「設定」ボタンを押すとファイルがリストアされます。
[EOF]