優先制御/帯域制御

優先制御と帯域制御の機能は、インタフェースに入力されたパケットの順序を入れ換えて別のインタフェースに出力します。これらの機能を使用しない場合には、パケットは入力した順番に処理されます。


優先制御は、クラス分けしたキューに優先順位をつけ、まず高位のキューのパケットを出力し、そのキューが空になると次の順位のキューのパケットを出力する、という処理を行います。
帯域制御は、クラス分けしたキューをラウンドロビン方式で監視しますが、監視頻度に差を与えてキューごとに利用できる帯域に差をつけます。
クラスは、queue class filter コマンドにより、パケットのフィルタリングと同様な定義でパケットを分類します。vRX では、クラスは 1 から 100 までの番号で識別します。優先制御、帯域制御で使用可能なクラスは以下の通りです。

優先制御で使用可能なクラス 帯域制御で使用可能なクラス
1..16 1..100


クラスは番号が大きいほど優先順位が高くなります。
パケットの処理アルゴリズムは、queue interface type コマンドにより、優先制御、帯域制御、単純 FIFO の中から選択します。
これはインタフェースごとに選択することができます。