19.7 クラスの属性の設定

[書式]


[設定値及び初期値]


[説明]

指定したクラスの属性を設定する。

[ノート]

bandwidth パラメータで各クラスに割り当てる帯域の合計は、回線全体の帯域を越えてはいけない。回線全体の帯域は、speed コマンドで設定される。

queue interface type コマンドで shaping が指定されている場合は、Dynamic Traffic Control による帯域制御を行うことが可能である。Dynamic Traffic Control を行うためには、bandwidth パラメータに「,」( コンマ ) でつないだ 2 つの速度を指定することで、保証帯域と上限帯域を設定する。記述順に関係なく、常に値の小さな方が保証帯域となる。なお、保証帯域の合計が回線全体の帯域を越えてはいけない。

type パラメータは queue interface type コマンドで shaping が指定されている場合のみ有効である。インタフェースにおいて帯域制御による速度配分がされている場合でも、type パラメータに priority を指定することで、そのクラスは優先制御クラスとなり、帯域制御クラスよりも優先してパケットの転送が行われる。type パラメータに priority を指定したクラスが複数ある場合は、クラス番号が大きいほど優先順位が高くなる。

このコマンドが設定されていないクラスには、常に 100% の帯域が割り振られている。そのため、帯域制御の設定をする場合には最低限でも対象としているクラスと、デフォルトクラスの 2 つに関してこのコマンドを設定しなくてはいけない。デフォルトクラスの設定を忘れると、デフォルトクラスに 100% の帯域が割り振られるため、対象とするクラスは常にデフォルトクラスより狭い帯域を割り当てられることになる。

[適用モデル]

vRX Amazon EC2 版, vRX VMware ESXi 版