$Date: 2024/04/01 13:51:38 $
YNOエージェントは、ヤマハネットワーク機器を「Yamaha Network Organizer (YNO)」で遠隔管理するための機能です。YNOエージェント機能を有効にしたヤマハネットワーク機器はインターネット経由でYNOマネージャーへ接続し、必要に応じて以下の処理を実施します。
用語 | 説明 |
---|---|
ACS | Auto Configuration Serverの略。YNOマネージャーの中に設置されるサーバーで、ヤマハネットワーク機器の管理を行う。 |
CWMP | CPE WAN Management Protocolの略。YNOエージェントとACSの間の通信方式。 |
XMPP | Extensible Messaging and Presence Protocolの略。ヤマハネットワーク機器がNAT配下にいる場合でもACSが即座にメッセージを送信できるようにする仕組み。 |
GFW | GUI Forwarderの略。YNOマネージャーのGUIを経由してヤマハネットワーク機器のGUIを表示できるようにする仕組み。 |
LAS | Log Analysis Serviceの略。ヤマハネットワーク機器の各種ログをYNOマネージャーに集約し、分析するサービス。 |
YNOエージェント機能には以下の条件を満たすインターネット回線が必要です。
※ WANインターフェースの場合、以下のような設定が該当します。
YNOエージェント機能はYNOマネージャーと定常的に通信するほか、以下の操作により大容量のデータ通信が発生する場合があります。
意図しない高額な課金を避けるため、定額制インターネット回線での使用を推奨します。なお、ヤマハネットワーク機器および上位ネットワーク機器でNAT/NAPT機能が存在することによる動作への支障はありません。
通信速度が低い、または遅延の大きいモバイル等の回線を使用している場合、GUI Forwarderによるヤマハネットワーク機器GUIの表示に時間がかかる場合があります。十分な検証の上で使用してください。
製品の修理対応終了日をもって動作保証・サポートを終了します。修理対応終了予定/生産完了品は以下を参照してください。
以下の機種およびファームウェアで、YNOエージェント機能をサポートしています。なお、ファームウェアリビジョンにより対応機能に差異があります。
機種 | ファームウェア | 基本機能 | HTTPSプロキシ接続 | GUI Forwarder | ゼロコンフィグ | LAS (SYSLOG) | LAS (機器統計情報) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
RTX3510 | Rev.23.01.01以降 | ○ | ○ | ✕ | ○ | ○ | ✕ |
Rev.23.01.02以降 | ○ | ○ | ✕ | ○ | ○ | ○ | |
RTX1300 | Rev.23.00.03以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ |
Rev.23.00.05以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
RTX1220 | Rev.15.04.01以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ |
Rev.15.04.03以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | |
Rev.15.04.05以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
RTX830 | Rev.15.02.01以降 | ○ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
Rev.15.02.03以降 | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ | ✕ | |
Rev.15.02.08以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ | |
Rev.15.02.20以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | |
Rev.15.02.29以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
NVR510 | Rev.15.01.06以降 | ○ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
Rev.15.01.13以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ | |
Rev.15.01.21以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | |
Rev.15.01.25以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
NVR700W | Rev.15.00.07以降 | ○ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
Rev.15.00.14以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ | |
Rev.15.00.22以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | |
Rev.15.00.24以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
RTX1210 | Rev.14.01.14以降 | ○ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
Rev.14.01.26以降 | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ | ✕ | |
Rev.14.01.32以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ | |
Rev.14.01.40以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | |
RTX5000 | Rev.14.00.26以降 | ○ | ○ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
Rev.14.00.32以降 | ○ | ○ | ✕ | ○ | ○ | ✕ | |
RTX3500 | Rev.14.00.26以降 | ○ | ○ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
Rev.14.00.32以降 | ○ | ○ | ✕ | ○ | ○ | ✕ | |
FWX120 | Rev.11.03.22以降 | ○ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
YNOエージェント機能は必要に応じてYNOマネージャーへヤマハネットワーク機器の最新の動作状態を送信します。送信タイミングは、YNOマネージャーから要求を受けた場合と、ヤマハネットワーク機器で動作状況が変化した場合の2種類です。動作状況が変化した場合で、特に管理者へ知らせる必要がある情報は「アラーム」としてYNOマネージャーへ通知されます。
ヤマハネットワーク機器の動作状態としてYNOマネージャーへ送信される情報は、ハードウェア情報、インターフェース情報、経路情報、LAN一覧マップ情報、SYSLOGなどです。また、YNOマネージャーへ通知するアラームについては以下を参照してください。
YNOエージェント機能は必要に応じてYNOマネージャーへCONFIGを送信したり、YNOマネージャーから受信したCONFIGをヤマハネットワーク機器に適用・保存します。YNOマネージャーでRunning configの取得操作を行うと、ヤマハネットワーク機器で実行中のCONFIGがYNOマネージャーへ送信されます。また、YNOマネージャーで一時保存CONFIGの送信操作を行うと、以下に示すヤマハネットワーク機器のCONFIGファイルが更新されます。なお、CONFIGファイル更新時にはヤマハネットワーク機器でCONFIG履歴が自動生成されます。
一時保存CONFIGの反映方法 | 更新されるCONFIGファイル |
---|---|
即時反映 | 実行中のCONFIG、およびフラッシュROMまたは外部メモリ上のCONFIGファイル (※) |
次回起動時に反映 | フラッシュROMまたは外部メモリ上のCONFIGファイル (※) |
※ ヤマハネットワーク機器の起動時に使用したCONFIGファイル (configN.M形式のファイルで起動した場合はconfigNが更新されます)
YNOエージェント機能は、YNOマネージャーからの要求を受けファームウェアのリビジョンアップを実施します。
リビジョンアップ中はコンソールに以下のメッセージ1が表示され、完了後ヤマハネットワーク機器は自動的に再起動します。また、リビジョンアップ完了後に"show status boot"コマンドを実行すると以下のメッセージ2が表示され、YNOエージェント機能によりリビジョンアップが行われたことを確認できます。
メッセージ1 (リビジョンアップ中のコンソール表示)
YNO-Agent Firmware Revision Update: Downloading... -> Check & Writing... -> Done Restarting ...
メッセージ2 ("show status boot" コマンドの実行結果)
Running EXEC: RTX1210 Rev.14.01.XX (XXX XXX 00 00:00:00 2016) Previous EXEC: RTX1210 Rev.14.01.XX (XXX XXX 00 00:00:00 2016) Restart by YNO revision-up
YNOエージェント機能はYNOマネージャーから要求されたコマンドを実行します。コマンドは管理ユーザー権限で実行され、実行結果(成功・失敗・出力メッセージ)がYNOマネージャーへ返答されます。
以下のコマンドは本機能で実行することができません。
YNOエージェントが RTX1210 の Rev.14.01.14 である場合は、上記に加え以下のコマンドも実行することができません。
GUI Forwarderにより、YNOマネージャーのGUIを経由してヤマハネットワーク機器のGUIを表示することができます。また、以下のようにYNOマネージャーにより管理されているヤマハネットワーク機器がL2MSマネージャーである場合、LANマップを経由してL2MSエージェントとなっているヤマハネットワーク機器のGUIを表示することも可能です。
ヤマハネットワーク機器がYNOマネージャーに接続できる環境であれば、ヤマハネットワーク機器、あるいはその上位ネットワーク機器の設定を変更する必要はありません。
GUI Forwarderによりヤマハネットワーク機器のGUIを表示する場合、以下の制約があります。
機種 | ファームウェア |
---|---|
RTX1300 | すべてのリビジョン |
RTX1220 | |
RTX830 | Rev.15.02.14以降 |
NVR510 | Rev.15.01.16以降 |
NVR700W | Rev.15.00.17以降 |
RTX1210 | Rev.14.01.35以降 |
機種 | 対策済みファームウェア |
---|---|
RTX1220 | すべてのリビジョン |
RTX830 | Rev.15.02.03以降 |
NVR510 | Rev.15.01.13以降 |
NVR700W | Rev.15.00.14以降 |
RTX1210 | Rev.14.01.26以降 |
SWX2300 | Rev.2.00.14以降 |
ゼロコンフィグは、YNOマネージャーに接続してきた機器に、あらかじめ登録しておいたCONFIGを自動で送信する機能です。
詳細は以下を参照してください。
LASは、ヤマハネットワーク機器の各種ログをYNOマネージャーに集約し、分析するサービスです。
詳細は以下を参照してください。
YNOエージェント機能は以下の 1, 2 の両コマンドが投入された時点、または以下の両コマンドを含むCONFIGでヤマハネットワーク機器を起動した時点で動作を開始します。一方または両方のコマンドを"no"で取り消した場合や、"yno use off"コマンドを投入した場合には動作を停止します。
2 のyno access codeコマンドとyno zero-config idコマンドはどちらか一方しか投入できません。片方のコマンドが設定されている状態でもう片方のコマンドを投入しようとすると、エラーとなります。
通常はyno access codeコマンドを設定しますが、ゼロコンフィグを利用する場合はyno zero-config idを設定します。
動作開始後、YNOエージェント機能は以下の通りYNOマネージャーの各サーバーに対して4種類の接続を行います。これらの接続はすべて暗号化されています。各接続の動作状態はshow status ynoコマンドで確認することができます。
ヤマハネットワーク機器の上位にHTTPSプロキシサーバーが存在する場合は、yno https-proxyコマンドでHTTPSプロキシサーバーのアドレスとポート番号を設定することで、YNOマネージャーと通信することが可能です。
ファームウェアをダウンロードする場合は、上記とは異なるサーバー (ヤマハWebサイト) にHTTP接続します。以下のコマンドにより、HTTPプロキシサーバー、ダウンロードタイムアウト時間を設定することができます。
各接続の詳細情報を以下にまとめます。
接続の種類 | 接続先 | 送信元ポート番号 | 宛先ポート番号 | 接続タイミング |
---|---|---|---|---|
CWMP | YNOマネージャー (ACS) | 不定 (TCP) | 443 (TCP) | 定期通信 (10分間隔)・その他必要時 |
XMPP※1 | YNOマネージャー (XMPPサーバー) | 常時接続 (定期的※2にキープアライブ通信を実施) | ||
GFW※3 | YNOマネージャー (GFWサーバー) | 常時接続 (定期的※4にキープアライブ通信を実施) | ||
LAS | YNOマネージャー (LASサーバー) | ログ送信時※5 | ||
ファームウェアダウンロード | ヤマハWebサイト | 80 (TCP) | ファームウェア更新時 |
※1 XMPP接続に失敗する環境でもYNOエージェント機能は動作しますが、YNOマネージャーの一部操作に最大10分程度の待ち時間を要することがあります。
※2 yno xmpp connection keepaliveコマンドに対応したファームウェアは当該コマンドの設定に従います。対応していないファームウェアは5分間隔になります。
※3 GFW接続に失敗する環境ではGUI Forwarderによりヤマハネットワーク機器のGUIを表示することはできません。
※4 yno gui-forwarder timeoutコマンドの設定に従います。
※5 詳細はLASを参照してください。
YNOマネージャーへの接続に失敗した場合、YNOエージェント機能は以下のインターバルを置いた後、YNOマネージャーへの接続をリトライします。リトライまでのインターバルはリトライした回数に比例して徐々に長くなっていき、最長で10分前後になります。また、インターバルはリトライ回数毎に決められた一定の範囲の中からランダムに決定します。ただしリトライ回数は状況によりリセットされることがあります。
リトライ回数 | インターバル |
---|---|
1回目 | 35秒前後 |
2回目 | 50秒前後 |
3回目 | 70秒前後 |
4回目 | 90秒前後 |
5回目 | 130秒前後 |
6回目 | 175秒前後 |
7回目 | 240秒前後 |
8回目 | 330秒前後 |
9回目 | 455秒前後 |
10回目以降 | 625秒前後 |
ただちに接続をリトライする必要がある場合は、以下のコマンドを実行しYNOエージェント機能を再起動してください。
LAS関連のコマンドはLAS - コマンドを参照してください。
設定値 | 説明 |
---|---|
on | 使用する |
off | 使用しない |
YNO エージェント機能が YNO マネージャーへ接続する際に使用するアクセスコードを設定する。
ヤマハネットワーク機器は OPERATOR_ID で指定したオペレーターの管理対象となる。 同一オペレーターが管理するすべてのヤマハネットワーク機器には、同一のオペレーター ID およびアクセスコードを設定する必要がある。
yno zero-config id コマンドが設定されているときは、本コマンドは設定できない。
YNO マネージャーでアクセスコードを変更すると、管理対象のヤマハネットワーク機器で新しいアクセスコードを含んだ本コマンドが自動で実行・保存される。
設定値 | 説明 |
---|---|
action-read |
ヤマハネットワーク機器の動作状態や CONFIG の読み出しに関する SYSLOG を出力する |
inform | YNO マネージャーとの定期通信に関する SYSLOG を出力する |
YNO エージェント機能に関する追加の SYSLOG を出力するか否かを設定する。
YNO マネージャーに表示されるヤマハネットワーク機器の説明を設定する。
YNOで使用するHTTPSプロキシサーバーを設定する。
PROXY_SERVER には、HTTPS プロキシサーバーの FQDN 形式のホスト名、または IP アドレスを 255 文字以内の半角英数字および半角記号で指定する。PORT には、HTTPS プロキシサーバーのポート番号を指定する。
HTTP/1.1 の CONNECT メソッドを利用する HTTPS プロキシサーバーにのみ対応する。ユーザー認証が必要な HTTPS プロキシサーバーを使用することはできない。
GUI Forwarder接続のタイムアウト時間を設定する。
本コマンドで設定した時間以内にGUI Forwarderサーバーからの応答がなかった場合、GUI Forwarderセッションを切断する。
YNO エージェント機能のゼロコンフィグで使用するプレース ID やパスワードを設定する。本コマンドが設定されると自動で YNO マネージャーへの接続を試み、接続確立後にゼロコンフィグが作動する。
yno access code コマンドが設定されているときは、本コマンドは設定できない。
YNO エージェント機能の動作状態を表示する。
ファームウェアのリビジョンにより表示内容が異なる。
表示 | 説明 |
---|---|
未接続(設定未完了) | YNOエージェント機能が無効、または設定が不足している |
未接続(起動処理中) | YNOエージェント機能が有効になり、初期化およびACSへの接続中 |
未接続(終了処理中) | YNOエージェント機能が無効になり、ACSと切断処理中 |
正常([セッション確立日時]) | ACSとの接続に成功した 括弧内にはセッションの確立日時を表示 |
異常([理由]) | ACSとの接続に失敗した 括弧内には異常理由を表示 |
ゼロコンフィグ処理中 ([異常理由]) | ACSとの接続に成功し、ゼロコンフィグが動作中 処理中に異常が発生した場合は括弧内に異常理由を表示 |
表示 | 説明 |
---|---|
未接続 | XMPPサーバーに接続していない |
正常 | XMPPを使用できる |
異常 | XMPPを使用できない |
表示 | 説明 |
---|---|
未接続 | GFWサーバーに接続していない |
正常 | GFWを使用できる |
異常 | GFWを使用できない |
表示 | 説明 |
---|---|
未接続 | LASサーバーに接続していない |
正常 | LASを使用できる |
異常 | LASを使用できない |
表示例
CWMP: 正常 (2018/03/14 14:30:21) XMPP: 正常 GFW: 正常 LAS: 正常 オペレーターID: dummy_id
CWMP: 異常 (ACSへの接続に失敗しました) XMPP: 未接続 GFW: 未接続 LAS: 未接続 オペレーターID: dummy_id
現在の状態 | 説明 |
---|---|
設定未完了 | YNOエージェント機能が無効、または設定が不足している |
起動処理中 | YNOエージェント機能が有効になり、初期化およびYNOマネージャーへの接続中 |
終了処理中 | YNOエージェント機能が無効になり、YNOマネージャーと切断処理中 |
正常動作中 | YNOマネージャーへの接続に成功した |
異常発生 | YNOマネージャーへの接続に失敗した |
表示例
現在の状態: 正常動作中 オペレーターID: dummy_id セッション確立日時: 2016/12/18 11:46:03 XMPP接続: 有効 GFW接続: 有効
以下の機種及びファームウェアでは新型式の内容が、その他では旧型式の内容が表示される。
機種 | リビジョン |
---|---|
RTX3510 | すべてのリビジョン |
RTX1300 | |
RTX1220 | |
RTX830 | Rev.15.02.03以降 |
NVR510 | Rev.15.01.13以降 |
NVR700W | Rev.15.00.14以降 |
RTX1210 | Rev.14.01.28以降 |
RTX5000 | Rev.14.00.32以降 |
RTX3500 |
XMPPサーバーとのキープアライブ通信を実施する時間間隔を設定する。
本コマンドを実行した場合、YNOマネージャーとの通信が一時的にできなくなる可能性があります。その場合、次回のXMPPサーバーとのキープアライブ通信の実施時にXMPP接続が再接続され、自動的に復旧されます。
本コマンドは以下の機種及びファームウェアで使用可能
機種 | リビジョン |
---|---|
RTX3510 | すべてのリビジョン |
RTX1300 | |
RTX1220 | Rev.15.04.04以降 |
RTX830 | Rev.15.02.22以降 |
NVR510 | Rev.15.01.23以降 |
NVR700W | Rev.15.00.23以降 |
RTX1210 | Rev.14.01.41以降 |
RTX5000 | Rev.14.00.32以降 |
RTX3500 |
# # 経路設定 # ip route default gateway pp 1 # # LANの設定 # ip lan1 address 192.168.100.1/24 # # プロバイダとの接続設定 # pp select 1 pp always-on on pppoe use lan2 pppoe auto disconnect off pp auth accept pap chap pp auth myname (プロバイダに接続するID) (プロバイダに接続するパスワード) ppp lcp mru on 1454 ppp ipcp ipaddress on ppp ipcp msext on ppp ccp type none ip pp secure filter in 2000 ip pp secure filter out 3000 dynamic 10 11 12 ip pp nat descriptor 1 pp enable 1 dns server pp 1 # # フィルタの設定 # ip filter 2000 reject * * ip filter 3000 pass * * ip filter dynamic 10 * * domain ip filter dynamic 11 * * www ip filter dynamic 12 * * https # # NATの設定 # nat descriptor type 1 masquerade # # YNOの設定 # yno use on yno access code (オペレーターID) (アクセスコード)
# # 経路設定 # ip route default gateway dhcp lan2 # # LANの設定 # ip lan1 address 192.168.100.1/24 ip lan2 address dhcp ip lan2 nat descriptor 1 # # NATの設定 # nat descriptor type 1 masquerade nat descriptor address outer 1 primary # # DNSの設定 # dns server dhcp lan2 # # YNOの設定 # yno use on yno access code (オペレーターID) (アクセスコード)
# # 経路設定 # ip route default gateway 10.0.0.1/8 # # LANの設定 # ip lan1 address 192.168.100.1/24 ip lan2 address 10.0.0.10/8 ip lan2 nat descriptor 1 # # NATの設定 # nat descriptor type 1 masquerade nat descriptor address outer 1 primary # # DNSの設定 # dns server 10.0.0.1 # # HTTPリビジョンアップの設定 # http revision-up proxy 10.0.0.1 8080 # # YNOの設定 # yno use on yno access code (オペレーターID) (アクセスコード) yno https-proxy 10.0.0.1 8080
本機能において出力されるSYSLOGメッセージを以下に示します。実際に出力されるメッセージには接続の種類により異なるプレフィックスが付加されます。
LAS関連のSYSLOGメッセージはLAS - SYSLOGメッセージ一覧を参照してください。
「タイプ」に記載があるSYSLOGは、yno log コマンドの TYPE に当該タイプが設定されている場合のみ出力されます。
レベル | タイプ | 出力メッセージ | 意味 |
---|---|---|---|
INFO | - | YNO session was established | YNO マネージャーとのセッションが確立した。 |
- | YNO session was disconnected | YNO マネージャーとのセッションが切断された。 | |
- | succeeded in updating access code | アクセスコードの更新に成功した。 | |
- | succeeded in replacing running-config | 実行中のCONFIGの置き換えに成功した。 | |
- | succeeded in replacing config ([file name]) | CONFIGが置き換えられた。([ファイル名]) | |
DEBUG | - | initializing YNO Agent... | YNO エージェント機能を初期化中。 |
- | succeeded in initializing YNO Agent | YNO エージェント機能の初期化に成功した。 | |
- | failed to initialize YNO Agent, will be retried | YNO エージェント機能の初期化に失敗した。再試行予定。 | |
- | starting YNO Agent... | YNO エージェント機能を起動中。 | |
- | succeeded in starting YNO Agent | YNO エージェント機能の起動に成功した。 | |
- | failed to start YNO Agent | YNO エージェント機能の起動に失敗した。 | |
- | stopping YNO Agent... | YNO エージェント機能を停止中。 | |
- | succeeded in stopping YNO Agent | YNO エージェント機能の停止に成功した。 | |
- | failed to stop YNO Agent | YNO エージェント機能の停止に失敗した。 | |
- | connecting to YNO Manager... | YNO マネージャーへの接続試行中。 | |
- | connection to YNO Manager was established | YNO マネージャーへ接続した。 | |
- | failed to connect to YNO Manager | YNO マネージャーへの接続に失敗した。 | |
- | failed to communicate with YNO Manager | YNO マネージャーとの通信に失敗した。 | |
- | received invalid response from YNO Manager ([point]) | YNO マネージャーから不正な返答を受信した。([不正箇所]) | |
- | disconnected from YNO Manager | YNO マネージャーから切断した。 | |
inform | connecting to YNO Manager... (inform) | YNO マネージャーへの接続試行中。(定期通信) | |
inform | connection to YNO Manager was established (inform) | YNO マネージャーへ接続した。(定期通信) | |
inform | disconnected from YNO Manager (inform), next: [N] sec later | YNO マネージャーから切断した。次回の定期通信は [N] 秒後。 | |
- | connection to HTTPS proxy server was established | HTTPS プロキシサーバーへ接続した。 | |
- | HTTP connection with proxy is closed. Session will be closed. | HTTPS プロキシサーバー経由で通信中の YNO マネージャーから切断された。 | |
- | inform interval was set to [N] sec | 定期通信間隔が [N] 秒に設定された。 | |
- | connecting to XMPP server... ([host name]:[port number]) | XMPP サーバーへの接続試行中。(接続先: [ホスト名]:[ポート番号]) | |
- | XMPP connection was established | XMPP サーバーへ接続した。 | |
- | XMPP connection was established via HTTPS proxy server | HTTPS プロキシサーバー経由で XMPP サーバーへ接続した。 | |
- | failed to connect to XMPP server ([DNS/encrypt/auth/timeout/other]) | XMPP サーバーへの接続に失敗した。(要因: DNS/暗号化/認証/時間切れ/その他) | |
- | disconnected from XMPP server | XMPP サーバーから切断した。 | |
- | failed to communicate with XMPP server ([timeout/other]) | XMPP サーバーとの通信に失敗した。(要因: 時間切れ/その他) | |
- | connection request was accepted | YNO マネージャーへの接続要求を受理した。 | |
- | failed to accept connection request ([auth/other]) | YNO マネージャーへの接続要求を受理できなかった。(要因: 認証/その他) | |
- | received device management state | YNO マネージャーによるヤマハネットワーク機器の管理状況を受信した。 | |
- | device became managed | ヤマハネットワーク機器は YNO マネージャーの管理対象となった。 | |
- | device became unmanaged ([code]) | ヤマハネットワーク機器は YNO マネージャーの管理対象外となった。([要因番号]) | |
- | unmanaged reason was changed ([code]) | YNO マネージャーの管理対象外である要因が変わった。([要因番号]) | |
- | failed to accept device management state | YNO マネージャーによるヤマハネットワーク機器管理状況の受理に失敗した。 | |
- | update of access code was requested | アクセスコードの更新を要求された。 | |
- | failed to update access code | アクセスコードの更新に失敗した。 | |
- | alarm was raised, notifying... ([type]) | アラームが生成された。YNO マネージャーへ通知中。([アラーム種別番号]) | |
- | alarm was raised ([type]) | アラームが生成された。([アラーム種別番号]) | |
- | failed to raise alarm ([type]) | アラームの生成に失敗した。([アラーム種別番号]) | |
- | alarm was canceled, notifying... ([type]) | アラームが解消した。YNO マネージャーへ通知中。([アラーム種別番号]) | |
- | alarm was canceled ([type]) | アラームが解消した。([アラーム種別番号]) | |
- | failed to cancel alarm ([type]) | アラームの解消に失敗した。([アラーム種別番号]) | |
- | succeeded in alarm notification | YNO マネージャーへのアラーム通知に成功した。 | |
- | failed to notify alarm | YNO マネージャーへのアラーム通知に失敗した。 | |
action-read | gathering device status was requested | ヤマハネットワーク機器動作状態の取得を要求された。 | |
action-read | succeeded in gathering device status | ヤマハネットワーク機器動作状態の取得に成功した。 | |
- | failed to gather device status | ヤマハネットワーク機器動作状態の取得に失敗した。 | |
action-read | updates of device status was detected | ヤマハネットワーク機器動作状態の変化を検知した。 | |
action-read | getting config was requested ([file name]) | CONFIGの取得を要求された。([ファイル名]) | |
action-read | succeeded in getting config | CONFIGの取得に成功した。 | |
- | failed to get config | CONFIGの取得に失敗した。 | |
- | replacement of running-config was requested ([comment]) | 実行中のCONFIGの置き換えを要求された。([コメント]) | |
- | failed to replace running-config | 実行中のCONFIGの置き換えに失敗した。 | |
- | replacement of config was requested ([file name], [comment]) | CONFIGの置き換えを要求された。([ファイル名], [コメント]) | |
- | failed to replace config | CONFIGの置き換えに失敗した。 | |
- | command execution was requested | コマンド実行を要求された。 | |
- | succeeded in command execution | コマンド実行に成功した。 | |
- | failed to execute command | コマンド実行に失敗した。 | |
- | critical command failed | 致命的なコマンド実行に失敗した。 | |
- | discontinued command execution | コマンド実行を中断した。 | |
- | command timed out ([timeout]): '[command]' | コマンド実行がタイムアウトした ([タイムアウト時間]): '[コマンド名]' | |
- | firmware revision-up was requested | ファームウェアのリビジョンアップを要求された。 | |
- | downloading firmware... ([progress]) | ファームウェアをダウンロード中。([進捗率]) | |
- | succeeded in downloading firmware | ファームウェアのダウンロードに成功した。 | |
- | failed to download firmware ([timeout/DNS/connection/other]) | ファームウェアのダウンロードに失敗した。(要因: 時間切れ/DNSエラー/接続不良/その他) | |
- | downloading firmware was aborted | ファームウェアのダウンロードが中断された。 | |
- | failed to abort updating firmware | ファームウェアのアップデート中断に失敗した。 | |
- | updating firmware... | ファームウェアを更新中。 | |
- | succeeded in updating firmware, restarting... | ファームウェアの更新に成功した。現在再起動中。 | |
- | failed to update firmware ([timeout/broken/other]) | ファームウェアの更新に失敗した。(要因: 時間切れ/ファイル破損/その他) | |
- | updating firmware was aborted | ファームウェアの更新が中断された。 | |
- | restart was requested | 再起動を要求された。 | |
- | failed to allocate memory ([ID]) | メモリの確保に失敗した。(識別ID) |
レベル | 出力メッセージ | 意味 |
---|---|---|
INFO | Session was established | GFWセッションが確立された |
Session was disconnected | GFWセッションが切断された | |
DEBUG | Activated | GFWが有効化された |
Inactivated | GFWが無効化された | |
Could not start session. Retrying... | GFWセッションを開始できなかったため再試行する | |
Could not receive message | GFWサーバーからメッセージを受信できなかった | |
Timeout occurred | 通信がタイムアウトした | |
Error occurred: (理由) | 通信エラーが発生した | |
Could not connect: (理由) | サーバーへの接続に失敗した | |
Authentication failed | GFWサーバーへ接続する際の認証に失敗した | |
Received illegal message type | GFWサーバーから不正なメッセージタイプを受信した | |
Received illegal message | GFWサーバーから不正なフォーマットのメッセージを受信した | |
Connection closed by remote host | GFWサーバーからコネクションを切断された | |
Could not resolve proxy | プロキシサーバーの名前解決に失敗した | |
Could not connect to proxy server: (理由) | プロキシサーバーに接続できなかった |