v6プラス対応機能

$Date: 2023/12/19 13:19:29 $


概要

株式会社 JPIX ( 以下、 JPIX ) が提供する「v6プラス」を利用してインターネット接続をする機能を提供します。

※ 「v6プラス」は、 JPIX の登録商標 ( または商標 ) です。

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注意事項

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対応機種とファームウェアリビジョン

ヤマハ RT シリーズでは、以下の機種およびファームウェアで、v6プラス対応機能をサポートしています。

機種 ファームウェア
IPv6/IPv4
インターネットサービス
固定 IP サービス
RTX3510 すべてのリビジョン すべてのリビジョン
RTX1300
RTX1220
RTX830 Rev.15.02.03 以降 Rev.15.02.03 以降
NVR510 Rev.15.01.13 以降 Rev.15.01.09 以降
NVR700W Rev.15.00.14 以降 Rev.15.00.10 以降
RTX1210 Rev.14.01.28 以降 Rev.14.01.26 以降
RTX5000 Rev.14.00.32 以降 Rev.14.00.26 以降
RTX3500 Rev.14.00.32 以降 Rev.14.00.26 以降

「v6プラス」のサービス利用下における IPv4 の VPN 接続は、以下の機種およびファームウェアで動作可能です。

機種 ファームウェア
IPv6/IPv4
インターネットサービス
固定 IP サービス
IPsec
( イニシエーター )
IPsec L2TP/IPsec L2TPv3/IPsec
L2TPv3
RTX3510 すべてのリビジョン すべてのリビジョン すべてのリビジョン すべてのリビジョン
RTX1300
RTX1220 Rev.15.04.03 以降 Rev.15.04.03 以降
RTX830 Rev.15.02.03 以降 Rev.15.02.03 以降 Rev.15.02.20 以降 Rev.15.02.20 以降
NVR510 - - Rev.15.01.21 以降 -
NVR700W Rev.15.00.14 以降 Rev.15.00.14 以降 Rev.15.00.22 以降 Rev.15.00.22 以降
RTX1210 Rev.14.01.28 以降 Rev.14.01.28 以降 Rev.14.01.40 以降 Rev.14.01.40 以降
RTX5000 Rev.14.00.32 以降 Rev.14.00.32 以降 Rev.14.00.32 以降 Rev.14.00.32 以降
RTX3500 Rev.14.00.32 以降 Rev.14.00.32 以降 Rev.14.00.32 以降 Rev.14.00.32 以降

「v6プラス」のサービス利用下における IPv4 の VPN 接続は、以下の VPN 接続の設定例を参考に、「v6プラス」のサービスと組み合わせてご利用ください。

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詳細

( ※ ) MAP-E について
・IPIP トンネリング ( IPv4 over IPv6 トンネル接続 ) を利用して行います。この時、トンネルに設定した IP マスカレードでグローバル IPv4 アドレスに変換され、ポート番号が割り当てられます。このグローバル IPv4 アドレスやポート番号は、 MAP-E のマップルールに従って自動的に決定されます。これらを固定で設定する事はできません。
・マップルールは、ルーターの起動後やトンネル設定後に、自動的にサーバーから取得します。取得したルールに従って、即時に、 IPv4 アドレスやポート番号を決定します。
・マップルールを取得できていない時は、トンネルはダウンして通信はできません。

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設定・操作方法 ( IPv6/IPv4 インターネットサービス )

既存の以下のコマンドに map-e というキーワードが設定できます。

コマンド

状態表示

show status tunnel コマンドでは、以下のように表示されます。
tunnel1# show status tunnel
TUNNEL[1]:
説明:
  インタフェースの種類: MAP-E
  IPv6: 2001:db8::1
  トンネルインタフェースは接続されています
  開始: 2018/01/19 15:53:05
  通信時間: 28分50秒
  受信: (IPv4) 2 パケット [184 オクテット]
        (IPv6) 0 パケット [0 オクテット]
  送信: (IPv4) 2 パケット [184 オクテット]
        (IPv6) 0 パケット [0 オクテット]

show nat descriptor address コマンドでは、以下のように表示されます。
# show nat descriptor address
NAT/IPマスカレード 動作タイプ : 2
参照NATディスクリプタ : 1, 適用インタフェース : TUNNEL[1](1)
Masqueradeテーブル
    外側アドレス: map-e/203.0.113.1
    ポート範囲: 8176-8177, 12272-12273, 16368-16369, 20464-20465, 24560-24561,
28656-28657, 32752-32753, 36848-36849, 40944-40945, 45040-45041, 49136-49137, 5
3232-53233, 57328-57329, 61424-61425, 65520-65521   43 セッション
  -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-    -*-
      No.       内側アドレス    セッション数  ホスト毎制限数         種別
       1     192.168.100.240              41           65534         dynamic
       2       192.168.100.1               1           65534         dynamic
       3       192.168.100.2               1           65534         dynamic
---------------------
有効なNATディスクリプタテーブルが1個ありました
( ※ ) マップルールが取得できていない時は、外側アドレスやポート範囲の情報は表示されません。

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設定例


設定例の選択

光回線 契約 WAN 側の接続機器 確認事項 設定例
フレッツ 光ネクスト IPv6/IPv4
インターネットサービス
ONU ひかり電話契約 なし 1
ひかり電話契約 あり 2
ホームゲートウェイ
( HGW )
- 3
固定 IP サービス
( 1 IP )
ONU ひかり電話契約 なし 4
ひかり電話契約 あり 5
ホームゲートウェイ
( HGW )
ひかり電話契約 なし 4
ひかり電話契約 あり HGW がルーターへ RA を広告 4
HGW がルーターへ DHCPv6-PD による IPv6 アドレスを配布 5
固定 IP サービス
( 8/16 IP )
ONU ひかり電話契約 なし LAN 側でグローバル IPv4 アドレスを使用する場合 6
LAN 側でグローバル IPv4 アドレスとプライベート IPv4 アドレスを使用する場合 8
静的 NAT でプライベート IPv4 アドレスをグローバル IPv4 アドレスへ
変換して使用する場合
10
ひかり電話契約 あり LAN 側でグローバル IPv4 アドレスを使用する場合 7
LAN 側でグローバル IPv4 アドレスとプライベート IPv4 アドレスを使用する場合 9
静的 NAT でプライベート IPv4 アドレスをグローバル IPv4 アドレスへ
変換して使用する場合
11
ホームゲートウェイ
( HGW )
ひかり電話契約 なし LAN 側でグローバル IPv4 アドレスを使用する場合 6
LAN 側でグローバル IPv4 アドレスとプライベート IPv4 アドレスを使用する場合 8
静的 NAT でプライベート IPv4 アドレスをグローバル IPv4 アドレスへ
変換して使用する場合
10
ひかり電話契約 あり HGW がルーターへ RA を広告 LAN 側でグローバル IPv4 アドレスを使用する場合 6
LAN 側でグローバル IPv4 アドレスと
プライベート IPv4 アドレスを使用する場合
8
静的 NAT でプライベート IPv4 アドレスを
グローバル IPv4 アドレスへ変換して使用する場合
10
HGW がルーターへ
DHCPv6-PD による IPv6 アドレスを配布
LAN 側でグローバル IPv4 アドレスを使用する場合 7
LAN 側でグローバル IPv4 アドレスと
プライベート IPv4 アドレスを使用する場合
9
静的 NAT でプライベート IPv4 アドレスを
グローバル IPv4 アドレスへ変換して使用する場合
11
フレッツ 光クロス IPv6/IPv4
インターネットサービス
ONU - 2
ホームゲートウェイ
( HGW )
- 3
固定 IP サービス
( 1 IP )
ONU - 5
ホームゲートウェイ
( HGW )
HGW がルーターへ RA を広告 4
HGW がルーターへ DHCPv6-PD による IPv6 アドレスを配布 5
固定 IP サービス
( 8/16 IP )
ONU LAN 側でグローバル IPv4 アドレスを使用する場合 7
LAN 側でグローバル IPv4 アドレスとプライベート IPv4 アドレスを使用する場合 9
静的 NAT でプライベート IPv4 アドレスをグローバル IPv4 アドレスへ変換して使用する場合 11
ホームゲートウェイ
( HGW )
HGW がルーターへ RA を広告 LAN 側でグローバル IPv4 アドレスを使用する場合 6
LAN 側でグローバル IPv4 アドレスとプライベート IPv4 アドレスを使用する場合 8
静的 NAT でプライベート IPv4 アドレスをグローバル IPv4 アドレスへ変換して使用する場合 10
HGW がルーターへ
DHCPv6-PD による IPv6 アドレスを配布
LAN 側でグローバル IPv4 アドレスを使用する場合 7
LAN 側でグローバル IPv4 アドレスとプライベート IPv4 アドレスを使用する場合 9
静的 NAT でプライベート IPv4 アドレスをグローバル IPv4 アドレスへ変換して使用する場合 11

( ※ ) ホームゲートウェイの動作は、ホームゲートウェイの設定をご確認ください。


【 設定例 1 : IPv6/IPv4 インターネットサービス RA プロキシ 】

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【 設定例 2 : IPv6/IPv4 インターネットサービス DHCPv6-PD 】

▲ 設定例 2 の先頭へ

▲ 設定例の選択へ

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【 設定例 3 : IPv6/IPv4 インターネットサービス RA プロキシ ( ホームゲートウェイ配下 ) 】

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▲ 設定例の選択へ

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【 設定例 4 : 固定 IP サービス ( 1 IP ) RA プロキシ 】

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【 設定例 5 : 固定 IP サービス ( 1 IP ) DHCPv6-PD 】

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【 設定例 6 : 固定 IP サービス ( 8/16 IP ) RA プロキシ LAN 側でグローバル IPv4 アドレスを使用する場合 】

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【 設定例 7 : 固定 IP サービス ( 8/16 IP ) DHCPv6-PD LAN 側でグローバル IPv4 アドレスを使用する場合 】

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【 設定例 8 : 固定 IP サービス ( 8/16 IP ) RA プロキシ LAN 側でグローバル IPv4 アドレスとプライベート IPv4 アドレスを使用する場合 】

▲ 設定例 8 の先頭へ

▲ 設定例の選択へ

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【 設定例 9 : 固定 IP サービス ( 8/16 IP ) DHCPv6-PD LAN 側でグローバル IPv4 アドレスとプライベート IPv4 アドレスを使用する場合 】

▲ 設定例 9 の先頭へ

▲ 設定例の選択へ

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【 設定例 10 : 固定 IP サービス ( 8/16 IP ) RA プロキシ 静的 NAT でプライベート IPv4 アドレスをグローバル IPv4 アドレスへ変換して使用する場合 】

▲ 設定例 10 の先頭へ

▲ 設定例の選択へ

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【 設定例 11 : 固定 IP サービス ( 8/16 IP ) DHCPv6-PD 静的 NAT でプライベート IPv4 アドレスをグローバル IPv4 アドレスへ変換して使用する場合 】

▲ 設定例 11 の先頭へ

▲ 設定例の選択へ

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関連技術資料

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