http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/Rev.15.04/relnote_15_04_03.html
Revision : 15.04.03
Release : Jul. 2021, ヤマハ株式会社

RTX1220 Rev.15.04.03 リリースノート


Rev.15.04.01 からの変更点


■機能追加

  1. L2MSで以下の機種に対応した。

  2. YNOエージェント機能で、LAS (ログ分析サービス) に対応した。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/yno/agent/las/index.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  3. モバイルインターネット機能で、以下のデータ通信端末に対応した。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/mobile-internet/index.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  4. Web GUIのダッシュボードの[Live]に、UTXセキュリティーガジェットを追加した。UTXセキュリティーガジェットでは、UTX100/UTX200から取得したセキュリティーレポートの概要を確認できる。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/dashboard_ver2/index.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

■仕様変更

  1. IPIPトンネルで、L2TP/IPsecおよびL2TPv3に対応した。

    ただし、IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6接続のサービスでは、契約形態により制限があるため、以下の技術資料をご確認のうえ、ご利用ください。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/#ipoe_46
  2. Web GUIの以下の機能で、OCNバーチャルコネクトサービス 固定IP1契約の設定時に設定されるLuaスクリプトにおいて、グローバルIPv6アドレスの生成を監視するインターフェースを、Web GUIで選択されたインターフェースからLAN1へ変更した。
    変更前のLuaスクリプトでも動作上問題はない。

  3. Web GUIの詳細設定の[LAN]-[IPアドレス]で、IPアドレスを手動で設定するとき、その他の設定のIPアドレスを自動で変更する範囲の初期値を以下のように変更した。
    これに伴い、設定項目の表示順序を変更した。

■バグ修正

  1. IKEv2でPKI証明書を利用した認証を行うとき、ペイロードの不一致により接続できない場合にリブートすることがあるバグを修正した。

  2. IKEv2を使用してIPsecトンネルを確立している場合、SAの更新処理が行われるときにリブートやハングアップが発生することがあるバグを修正した。

  3. IPv6機能で、複数のインターフェースに以下のコマンドを設定した時、上流からRAのプレフィックスの更新通知を受信するとリブートすることがあるバグを修正した。

  4. OSPFv3のパケットを受信したとき、リブートすることがあるバグを修正した。

  5. Web GUIのLANマップの[機器一覧]で、消失したスレーブ情報を削除したときリブートすることがあるバグを修正した。

  6. Web GUIのLANマップで、Webブラウザーの複数のタブやウィンドウでそれぞれ異なるインターフェースのLANマップ画面を同時に開いているとき、インターフェース間でスレーブを移動したのちにツリービューから当該スレーブを選択すると、リブートしたり状態が正常に表示されなかったりすることがあるバグを修正した。

  7. Flash ROMアクセス中にハングアップする可能性を排除した。
    ただし、この問題が実機上で発現することは確認できていない。

  8. 不正な多重タグパケットを受信したとき、ハングアップすることがあるバグを修正した。

  9. DHCPサーバー機能で、DHCP DISCOVERを一度に大量に受信したとき、ハングアップすることがあるバグを修正した。

  10. IKEv2のIPsecトンネルにおいて、ipsec ike keepalive useコマンドでICMP Echo以外のキープアライブ方式を設定している場合、IKE SAの更新処理が行われる度にメモリーリークが発生するバグを修正した。

  11. 外部メモリー起動ができないバグを修正した。

  12. クラウドサービスとのVPN接続設定機能を使用してAmazon VPCと接続できないバグを修正した。
    なお、この問題はAmazon VPC側の仕様変更によって発生するようになっていた。

  13. 複数のルーティングプロトコルから同一の経路を受信しているとき、bgp exportコマンドでルーティングテーブルに取り込まない設定になっているBGP由来の経路がshow ip route detailコマンドの結果に表示されることがあるバグを修正した。

  14. ospf export from ospfコマンドが設定されているとき、BGPで受信した経路がbgp exportコマンドの設定どおりにルーティングテーブルに取り込まれないことがあるバグを修正した。

  15. 複数のルーティングプロトコルから同一の経路を受信しているとき、OSPFの優先度が最も高く設定されていると、他のルーティングプロトコル由来の経路をbgp importコマンドの設定どおりにBGPに取り込むことができないことがあるバグを修正した。

  16. YNOエージェント機能で、以下のいずれかの状態でルーターが起動すると、"[YNO_AGENT] internal error"がDEBUGレベルのSYSLOGに出力されるバグを修正した。

  17. YNOのGUI Forwarder経由で、Web GUIの詳細設定の[プロバイダー接続]から既存の設定で「IPv4 over IPv6 トンネルの設定」を「使用する」に変更すると、正常にページ遷移が行われないバグを修正した。

  18. マルチポイントトンネルインターフェースのアドレスがゲートウェイに指定されている静的経路が、対象のトンネルの切断時に消失し、トンネルが再確立しても復元せずに当該経路の通信ができなくなるバグを修正した。

  19. OCNバーチャルコネクトサービスの固定IP契約で、IPv4の通信ができなくなることがあるバグを修正した。

  20. L2MSでスタック1台構成、かつ、スタックIDが1以外のスレーブが接続されているとき、認識できないスレーブとして検出されるバグを修正した。

  21. 動的フィルター機能で、ファストパスが有効かつNATまたはIPマスカレードが適用される通信において、動的フィルターセッションの戻り方向の通信が発生しているにもかかわらず、当該セッションがタイムアウトで削除されることがあるバグを修正した。

  22. ファストパスで、ip tos supersedeコマンドの設定値によるtosフィールドの書き換えが行われない事があるバグを修正した。
    IPヘッダのサービスタイプが設定値と同じパケットによってファストパスのフローが作られたときに、そのフローを利用するがサービスタイプが違うパケットについて書き換えが行われていなかった。

  23. RAプロキシー配下のLANインタフェースで、RA受信により生成したIPv6アドレスが、暫定IPv6アドレスのままになることがあるバグを修正した。

  24. メール通知機能で、SMTP認証を有効にしたとき一部のメールサーバーに対してメールを送信できないバグを修正した。

  25. 送信元MACアドレスが、マルチキャストアドレスであるパケットをLAN1インターフェースで受信できないバグを修正した。

  26. データコネクト拠点間接続機能で、6対地までしか同時接続できないバグを修正した。

  27. show status mobile signal-strengthコマンドで、不正なキーワードを入力してもエラーが表示されないバグを修正した。

  28. no ipsec tunnelコマンドで、policy_idオプションに整数以外が指定できるバグを修正した。
    これにより、ipsec tunnelコマンドが意図せず削除されトンネルがダウンすることがなくなる。

  29. show arpコマンドのカウント数が不正な値になることがあるバグを修正した。

  30. queue pp typeコマンドで、cbqとwfqが設定できるバグを修正した。

  31. Web GUIの以下のページでプロバイダーの設定を追加したとき、dns hostコマンドがdns host lan1に上書きされてしまうバグを修正した。

  32. Web GUIの以下のページで、IPv6 IPoE(DHCP)接続の「v6プラス」固定IPサービスを設定したとき、不正な内容が設定されてIPv4で通信できなくなるバグを修正した。

  33. Web GUIのLANマップの設定[マスターモード時の動作設定]-[端末の管理]-[下記無線AP配下の端末の更新間隔]で、対象の機種一覧にWLX212が記載されていないバグを修正した。

  34. Web GUIのLANマップで、タグVLANの設定を追加または変更したとき、dns hostコマンドにタグVLANのインターフェースが重複して設定されることがあるバグを修正した。

  35. Web GUIのLANマップで、SWX2100シリーズの「スイッチの設定表示と保守」ダイアログを開いたとき、「ポートの動作」の説明に「使用しない」と表示されるバグを修正した。

  36. Web GUIの管理の[アクセス管理]-[各種サーバーの設定]-[SSH/SFTP を使用したアクセス]で、利用できないアルゴリズムが表示されるバグを修正した。

  37. Web GUIの以下のページで、exec1で起動しているとき、「更新先ファームウェアの指定」にexec1を指定しても、exec0が更新されるバグを修正した。

  38. Web GUIのかんたん設定の[YNOエージェント]で、半角カタカナが含まれている文字列を設定しようとすると、すでに設定されているyno useコマンドとyno access codeコマンドが削除されるバグを修正した。

  39. Web GUIのダッシュボードの[Live]の各ガジェットで、URLを直接Webブラウザーに指定したときに正常に表示されないバグを修正した。

  40. Web GUIのダッシュボードのヘルプで、[概要]-[Liveの使い方]-[警告表示]の表にファンについての記載があるバグを修正した。


■更新履歴

Jul. 2021, Rev.15.04.03 リリース

以上