Rev.15.02.03では以下の変更をしています。
「RTX830 Rev.15.02.03 リリースノート」より、
1.本機にアクセスするときのセキュリティーを強化した。8. 工場出荷状態の設定にtelnetd host lanコマンドを追加した。
Rev.15.02.03以降のファームウェアを使用して工場出荷状態からプロバイダーを設定すると、上記のコマンドが設定されているため遠隔からTELNETでログインができなくなります。
遠隔からTELNETでログインをする場合はtelnetd hostコマンドの設定を変更してください。
「DPIを使用したアプリケーション制御機能」に対応したRev.15.02.13以降のファームウェアへリビジョンアップすると、Rev.15.02.10、またはそれ以前のファームウェアに対して工場出荷状態でのメモリー使用率が10%程度上昇します。
メモリーの空き容量が十分あることを確認のうえ、リビジョンアップを行うようにしてください。
フィルター型ルーティングで、IPv6に対応した。
DPIのアプリケーション識別結果を利用した経路の選択で、IPv6に対応した。
FQDNフィルター機能で、IPv6のフィルター型ルーティングに対応した。
IPv6 RAプロキシ機能で、DNSSLオプションに対応した。
○ルーター広告で配布するDNSSLオプションの定義
設定値 | 説明 |
---|---|
domain_name | dnsslオプションで通知するドメイン名 |
NAME | VALUE | 説明 |
---|---|---|
lifetime | 秒数、infinity | DNSサーバーの有効時間 (0..4294967294 秒) infinityはDNSサーバーを無期限で使用できることを示す。 |
○ルーター広告の送信の制御
NAME | VALUE | 説明 |
---|---|---|
m_flag | on、off | managed address configurationフラグ。ルーター広告による自動設定とは別に、DHCP6に代表されるルーター広告以外の手段によるアドレス自動設定をホストに許可させるか否かの設定。 |
o_flag | on、off | other stateful configurationフラグ。ルーター広告以外の手段によりIPv6アドレス以外のオプション情報をホストに自動的に取得させるか否かの設定。 |
max-rtr-adv-interval | 秒数 | ルーター広告を送信する最大間隔 (4-1,800 秒 ) |
min-rtr-adv-interval | 秒数 | ルーター広告を送信する最小間隔 (3-1,350 秒 ) |
adv-default-lifetime | 秒数 | ルーター広告によって設定される端末のデフォルト経路の有効時間(0-9,000秒 ) |
adv-reachable-time | ミリ秒数 | ルーター広告を受信した端末が、ノード間で確認した到達性の有効時間(0-3,600,000 ミリ秒 ) |
adv-retrans-time | ミリ秒数 | ルーター広告を再送する間隔(0-4,294,967,295 ミリ秒 ) |
adv-cur-hop-limit | ホップ数 | ルーター広告の限界ホップ数(0-255) |
mtu | auto、off、バイト数 | ルーター広告に MTU オプションを含めるか否かと、含める場合の値の設定。autoの場合はインターフェースのMTUを採用する。 |
rdnss | rdnss、off、dhcpv6、RDNSSオプション番号 | ルーター広告にRDNSSオプションを含めるか否かと、含める場合の値の設定。rdnssの場合はRAのRDNSSオプションで割り当てられたサーバー群を通知する。 |
dnssl | dnssl、off、DNSSLオプション番号 | ルーター広告に DNSSL オプシションを含めるか否かと、含める場合の値の設定。dnsslの場合はRAのDNSSLオプションで割り当てられたサーバー群を通知する。 ★ |
Web GUIのLANマップで、通知に表示された機器のMACアドレスをクリックすると、接続機器ビューで当該機器の検索が実行されるようにした。
LANマップで、スイッチのゼロコンフィグ機能に対応した。
これに伴い、switch control config-auto-set useコマンドを追加した。
○スイッチのゼロコンフィグ機能を使用するか否かの設定
LANマップで、複数のL2MSマネージャーが検出されたとき、警告を表示するようにした。
LANマップで、SWX2200/2100/2110シリーズのファームウェアを更新するとき、PCに保存されたファイルを使用できるようにした。
L2MSで、以下の機種に対応した。
LANマップで使用するOUIファイルの情報を更新した。
2023年上期からヤマハが使用するOUIが追加になります。詳細は以下のドキュメントをご確認ください。
FS040Uで、使用するLTEバンドをチューニングした。
Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]および詳細設定の[プロバイダー接続]で、接続種別にIPv6 IPoE接続を選択したとき、以下のIPv4 over IPv6トンネルを設定できるようにした。
Web GUIの以下のページで、機器のIPアドレスを表示するようにした。
Web GUIのかんたん設定と詳細設定の[プロバイダー接続]で、クロスパス (Xpass)固定IP1契約の入力項目の名称を以下のように変更した。
LANマップの以下の機能で、LAN分割インターフェースに割り当てられているポートが1つの場合の経路表記を「vlanN」から「vlanN:M」の形式に変更した。
Web GUIのダッシュボードのUTXセキュリティーガジェットで、UTXからのセキュリティーレポートの取得に失敗し、「UTXからレポートを取得できませんでした。」というエラーが表示される可能性を排除した。
Web GUIのかんたん設定の[アプリケーション制御]で、「フィルターと経路の設定」から設定するアプリケーションに、以下のアプリケーションを追加した。
また、以下のアプリケーションを削除した。
Web GUIの全般の[はじめに]のヘルプページで、「JavaScriptの設定」の記載内容を変更した。
L2TP/IPsec接続で、大量のクライアントを一斉に接続するとリブートすることがあるバグを修正した。
リモートアクセスVPN(IKEv2)で、IKEv2クライアントからリモートアクセスVPN接続を行うとメモリーリークが発生するバグを修正した。
ipsec transportコマンドを上書き設定するとメモリーリークが発生するバグを修正した。
YNOエージェント機能で、ゼロコンフィグ実行後にCONFIGの保存先が外部メモリーから内蔵メモリーに変更されないバグを修正した。
Rev.15.02.29以降で発生する。
SNMPで、ifTable以下のMIB変数でルーター配下のヤマハスイッチのインターフェース情報を取得できないことがあるバグを修正した。
SNNPで、ifTable以下のMIB変数を取得したとき、PPインターフェースのクラス情報が取得できないバグを修正した。
Rev.15.02.21以降で発生する。
SNNPで、VPN拡張ライセンスがインポートされていないとき、yrIfClassTableのMIB変数を取得すると、使用できないインターフェースの情報が取得できてしまうバグを修正した。
BGPで、IBGP経路広告に含まれるMEDの情報がshow status bgp neighbor advertised-routesコマンドで表示されないバグを修正した。
以下のデータ通信端末で、接続できなくなることがあるバグを修正した。
ip routeコマンドで、フィルター型ルーティングの設定をしたとき、不適切なエラーメッセージが表示されることがあるバグを修正した。
IKEv2で、パケットのロスや遅延が発生しているとき、受信したIKEメッセージが認証エラーになることがあるバグを修正した。
IPsec IKEv1メインモードで、トンネルアップした約30秒後にトンネルダウンすることがあるバグを修正した。
フィルター型ルーティングまたはパケット転送フィルターを使用しているときに発生する以下のバグを修正した。
ip routeコマンドで、FILTERパラメーターとDPIパラメーターの両方が設定されているとき、show ip routeコマンドの実行結果が正しく表示されないバグを修正した。
L2TPv3で、拠点間接続にIPv6アドレスを使用したとき、WAN側のパケットをIPv4のパケットとしてカウントしてしまうバグを修正した。
QoSで、以下のバグを修正した。
ブリッジインターフェース、LOOPBACKインターフェース、NULLインターフェースに適用されたIPフィルターが動作しないことがあるバグを修正した。
PPPoEパススルー機能で、bridge memberコマンドが設定されているとき、パススルーされるパケットがファストパスで処理されないバグを修正した。
Web GUIのLANマップの[エージェントの管理]ダイアログで、以下の条件をすべて満たすとき、スイッチの指定方法を経路指定に変更できないバグを修正した。
Web GUIのLANマップのスナップショット機能で、VLANインターフェースに端末を直接接続した構成でスナップショットを保存したとき、警告が表示されるバグを修正した。
Web GUIのかんたん設定で、以下のボタンの文字列が見切れて表示されることがあるバグを修正した。
LANマップで、SWX2220/SWX2221PのコンボポートのマルチプルVLANの設定が、設定ダイアログに正しく表示されないバグを修正した。
Web GUIのLANマップで、スナップショットが有効の状態で消失状態のSWX2210シリーズ、SWX2220シリーズのアイコンをクリックすると、ブラウザーの表示が情報取得中表示から変わらなくなるバグを修正した。
Web GUIのLANマップの[タグVLAN]で、iPad Safariでのアクセス時に、VLANの参加ポートを選択した状態でL2MSエージェントのポートをタップすると、ツールチップが表示されるバグを修正した。
L2MS機能で、エージェントがマネージャーに管理、および解放されるときに出力されるログの誤記を修正した。
Web GUIのLANマップの以下のページで、スタックに対応したヤマハスイッチ配下のエージェントのVLAN IDが表示されないバグを修正した。
Web GUIのダッシュボードの[Live]と[History]のトラフィック情報(TUNNEL)ガジェットで、以下の設定をしているとき、インターフェースの選択画面にインターフェースが表示されないバグを修正した。
Rev.15.02.29以降で発生する。
Web GUIのLANマップで、L2MSの動作モードをエージェントに設定したとき、ログに不正なコマンド名が表示されるバグを修正した。
Web GUIの以下のページで、[DHCP、または固定IPアドレスによる接続]のプロバイダー接続を削除したとき、saveコマンドが2回実行されるバグを修正した。
Web GUIのLANマップで、スタックが有効なL2MSエージェントのフロントパネルのレイアウトが崩れるバグを修正した。
Rev.15.02.29以降で発生する。
Web GUIのLANマップの一覧マップ画面で、印刷画面の表示が崩れることがあるバグを修正した。
Web GUIのヘルプページで、誤記を修正した。
コマンドヘルプの誤記を修正した。
Sep. 2023, Rev.15.02.30 リリース
Sep. 2023, ページトップのリンクを修正
Sep. 2023, 仕様変更[5] 文面修正
Apr. 2024, 機能追加[9] 追加
以上