擬似AP間プライバシーセパレーター ( SWX2210シリーズ + WLX202 )

作成日2020/1/7
最終変更日Tuesday, 07-Jan-2020 15:21:25 JST

概要

SWX2210シリーズとWLX202を組み合わせることで、AP間プライバシーセパレーター機能非対応のWLX202でも、擬似的にAP間プライバシーセパレーター機能を実現できます。
SWX2210シリーズのマルチプルVLANはWLXシリーズのコントロールフレームを透過するため、WLX202が接続されているポートのマルチプルVLANグループを分けることにより、コントロールフレームのみ転送し、それ以外の通信を遮断します。 これにより、無線LANコントローラー機能を使用しつつ、異なるWLX202に無線接続している無線クライアント間の通信を禁止することができます。

マルチプルVLAN応用構成


注意事項

SWX2210シリーズのマルチプルVLANとWLX202の無線LANコントローラー機能を併用する場合、一部の機能は利用できません。

WLX202無線LANコントローラー機能 利用可否
新規APの検出
グループへの追加
AP情報表示
(メンバーAPのGUIへのアクセスは不可)
設定送信
RADIUSサーバー
DHCPリレーエージェント ×
ローミングの検出 ×

対応機種とファームウェアリビジョン

SWX2210シリーズの以下のファームウェアで、WLXシリーズのコントロールフレーム透過機能を有するマルチプルVLAN機能をサポートしています。

機種 ファームウェア
SWX2210-8G/16G/24G 初期リビジョンから
SWX2210P-10G/18G/28G 初期リビジョンから

WLX202の以下のファームウェアで、無線LANコントローラー機能をサポートしています。

機種 ファームウェア
WLX202 Rev.16.00.04以降

SWX2210シリーズ マルチプルVLANの設定

SWX2210シリーズのWeb GUIから設定する場合

1. SWX2210/SWX2210PのGUIにアクセスし、[詳細設定]-[VLAN]-[マルチプルVLAN]を開きます。

マルチプルVLANトップ

2. アップリンクポートを グループ1,グループ2 に設定します。

マルチプルVLAN設定

3. 同様にController APが接続されているポートを グループ1 に、Member APが接続されているポートを グループ2 に設定します。

マルチプルVLAN完了

4. 以上で設定は完了です。

LANマップから設定する場合

1. RTX1210のGUIにアクセスして[LANマップ]を開き、マルチプルVLANタブを開きます。

LANマップ設定前

2. 以下のようにアップリンクポート、Controller APが接続されているポート、Member APが接続されているポートのグループを選択し、設定を確定します。

LANマップ設定後

3. 以上で設定は完了です。


WLX202 無線LANコントローラー機能の設定

WLX202技術資料の無線LANコントローラー機能を参照してください。


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