[ トラブルシュート ]
FOMA端末にFOMAカードが入っていなかったり、64kデータ通信ができる機種でないと本機能は使用できません。
なお、FOMA端末の電源を入れた直後はFOMAカードが認識されるまでにしばらく時間がかかるため、
一度エラーの音が鳴ることがあります。
管理者向け設定画面の「保守」-「USBホストの設定・状態表示」画面で、USBポートを使用する設定に
なっていることを確認してください。
また、FOMA USBケーブルが正常であることを確認してください。
FOMA網では1秒近く遅れることがあります。利用時間帯を変えたり、電波状態が悪いときは
FOMA側の電波状態を改善してください。
また、FOMA端末の機種によってはエコーにかかる時間が遅い場合があります。
一度に大量のコマンドをペーストすると、それに対する入力エコーが返ってきて、長い時間次のコマンドを
受け付けられなくなります。このためlogin timerが短く設定されていると途中で通信が切断されることが
あります。あまり大量のコマンドを一度にペーストしないようにしてください。
なお、login timerを長くすると意図せず接続されたままになったときに高額の通信料金が
発生することがあるので、無闇に長く設定しないようにしてください。
以下の原因が考えられます。
- 発信側のログに「Invalid number format(address incomplete)(28)」と表示される
電話番号が間違っています。
- 発信側のログに「Destination out of order(27)」と表示される
FOMAがUSBポートに接続されていません。
- 発信側のログに「No user responding(18)」と表示される
FOMAの電源が「切」かバッテリーが切れています。または、FOMAカードが挿入されていません。
- 発信側のログに「Incompatible destination(88)」と表示される
相手のFOMAが64kデータ通信に対応していない機種のため使用できません。
- 発信側のログに「User busy(17)と表示される
相手が通話中です。FOMAは64kデータ通信と音声通話を同時に使用できないので通話を切断後に、再度接続してください。
- 発信側のログには正常切断と表示される
再送制御なしのリモートセットアップで発信しています。remote setupコマンドの最後にretransmissionキーワードを付与し、
再送制御ありのリモートセットアップで発信してください。retransmissionを付与できない場合は、再送制御機能に
対応したファームウェアに更新する必要があります。
また、FOMA端末が異常な状態になっているときは正常切断と表示される場合があります。この場合、一度USBポートから
取り外して再び挿し直すと正常な状態に復旧することがあります。
FOMAの機種によっては、電波状態が悪化して切断されるとその後正常に復旧しない場合があります。
その場合、一度USBポートから取り外して再び挿し直すと正常な状態に復旧することがあります。