YAMAHA RTシリーズのFAQ / FOMAリモートセットアップ
(よくある質問とその答え)




[ 注意事項 ]

意図しない課金について

login timerを長めに設定すると、長時間に渡って接続が保持された状態となり、高額な通信料金を請求される場合があります。 login timerを長めに設定した場合は、通信状態には十分ご注意ください。

対応可能FOMA端末について

FOMAの64kデータ通信に対応していない機種では利用できません。なお、 FOMA端末によっては、64kデータ通信の発信はできても着信が利用できない機種があります。
本機能を利用する際は動作確認済みのFOMA端末をご使用ください。 動作確認機種は、以下を参照ください。
動作確認済みFOMA端末

USBケーブルについて

接続ケーブルは、NTTドコモ社純正のFOMA USB接続用ケーブルを使用してください。SRT100ではFOMA端末を充電可能です。

[ 使用方法 ]

基本的な使い方は?

以下に技術資料があるので参照してください。
FOMAリモートセットアップ機能

従来のISDNリモートセットアップとの違いは?

FOMA網では電波状態に影響されてデータが失われる可能性がISDN網に比べて高くなっています。 データが失われたときでもある程度回復できるよう再送制御機能を新たに搭載しています。 このため、従来のISDNリモートセットアップ機能とは互換性がありません。 発信側のISDN搭載機には、この再送制御機能に対応したファームウェアが必要になります。

従来通り相手の番号を見て着信の拒否や許可ができますか?

remote setup acceptコマンドにて設定可能です。ただし、FOMA端末は発サブアドレスを通知してこないため 発番号のみ設定可能です。

工場出荷状態では有効ですか?有効の場合機能を停止できますか?

工場出荷状態ではFOMAリモートセットアップ機能は有効になっています。本機能を停止するには
remote setup accept none
コマンドを設定してください。また、USBポートを完全に使用しない場合は以下を設定してください。
usbhost use off

[ トラブルシュート ]

FOMAを挿してもエラー音が鳴り、USBランプが点滅して認識できない

FOMA端末にFOMAカードが入っていなかったり、64kデータ通信ができる機種でないと本機能は使用できません。
なお、FOMA端末の電源を入れた直後はFOMAカードが認識されるまでにしばらく時間がかかるため、 一度エラーの音が鳴ることがあります。

FOMAを挿してもUSBランプが点灯しない

管理者向け設定画面の「保守」-「USBホストの設定・状態表示」画面で、USBポートを使用する設定に なっていることを確認してください。
また、FOMA USBケーブルが正常であることを確認してください。

通信速度やエコーが遅い

FOMA網では1秒近く遅れることがあります。利用時間帯を変えたり、電波状態が悪いときは FOMA側の電波状態を改善してください。
また、FOMA端末の機種によってはエコーにかかる時間が遅い場合があります。

大量のコマンドをペーストしていると途中で通信が切れてしまう

一度に大量のコマンドをペーストすると、それに対する入力エコーが返ってきて、長い時間次のコマンドを 受け付けられなくなります。このためlogin timerが短く設定されていると途中で通信が切断されることが あります。あまり大量のコマンドを一度にペーストしないようにしてください。
なお、login timerを長くすると意図せず接続されたままになったときに高額の通信料金が 発生することがあるので、無闇に長く設定しないようにしてください。

FOMAに接続できない

以下の原因が考えられます。
  • 発信側のログに「Invalid number format(address incomplete)(28)」と表示される
    電話番号が間違っています。
  • 発信側のログに「Destination out of order(27)」と表示される
    FOMAがUSBポートに接続されていません。
  • 発信側のログに「No user responding(18)」と表示される
    FOMAの電源が「切」かバッテリーが切れています。または、FOMAカードが挿入されていません。
  • 発信側のログに「Incompatible destination(88)」と表示される
    相手のFOMAが64kデータ通信に対応していない機種のため使用できません。
  • 発信側のログに「User busy(17)と表示される
    相手が通話中です。FOMAは64kデータ通信と音声通話を同時に使用できないので通話を切断後に、再度接続してください。
  • 発信側のログには正常切断と表示される
    再送制御なしのリモートセットアップで発信しています。remote setupコマンドの最後にretransmissionキーワードを付与し、 再送制御ありのリモートセットアップで発信してください。retransmissionを付与できない場合は、再送制御機能に 対応したファームウェアに更新する必要があります。
    また、FOMA端末が異常な状態になっているときは正常切断と表示される場合があります。この場合、一度USBポートから 取り外して再び挿し直すと正常な状態に復旧することがあります。

電波状態が悪化して切断されると、その後再接続できない

FOMAの機種によっては、電波状態が悪化して切断されるとその後正常に復旧しない場合があります。 その場合、一度USBポートから取り外して再び挿し直すと正常な状態に復旧することがあります。

[ FAQ for RT-Series ]
[ FAQ for FOMAリモートセットアップ ]

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