ADECIA

ADECIAとのセキュリティ連携

会議システムのIP化において、ネットワークの不正侵入を防御するセキュリティ機能は必須になってきています。
ヤマハの遠隔会議用ワンストップサウンドソリューション「ADECIA」では、ヤマハスイッチの持つ「Radiusサーバー機能」と「MACアドレス認証機能」を活用してセキュリティリスクに対して堅牢な会議システムを半自動で実現します。

セキュリティ連携の概要

ヤマハスイッチはADECIAと連携することで、ITに不慣れなユーザーでも簡単にセキュリティ機能を利用可能としています。
具体的には、ADECIAコンポーネントである遠隔会議用プロセッサーのGUIからヤマハスイッチのセキュリティ機能を有効化できます。
(遠隔会議用プロセッサーの仕様に関しては ADECIA製品情報  を参照してください。
なお、遠隔会議用プロセッサーのセキュリティ連携対応ファームウェアは、2024年2月頃リリースを予定しています。)
ヤマハスイッチのセキュリティ機能を有効化すると、認証登録されていないデバイスがネットワークにアクセスできなくなります。

ADECIA Security

対応モデルとファームウェアバージョン

ADCECIAとのセキュリティ連携に対応したスイッチの一覧とファームウェアのバージョンは以下となります。

10ギガビット/マルチギガビットスイッチ
製品カテゴリ
製品名
ファームウェアバージョン
ファームウェア
インテリジェントL2スイッチ SWX2320-16MT Rev.2.05.15 以降 ファームウェア情報サイト
SWX2322P-16MT Rev.2.06.15 以降
スタンダードL3スイッチ SWX3220-16MT/ 16TMs Rev.4.02.15 以降
ギガビットスイッチ
製品カテゴリ
製品名
ファームウェアバージョン
ファームウェア
インテリジェントL2スイッチ SWX2310-10G/ 18GT/ 28GT/ 52GT Rev.2.04.16 以降 ファームウェア情報サイト
SWX2310P-10G/ 18G/ 28GT Rev.2.02.29 以降
ライトL3スイッチ SWX3100-10G/ 18GT Rev.4.01.34 以降
スタンダードL3スイッチ SWX3200-28GT/ 52GT Rev.4.00.30 以降
ギガビットスイッチ (プロオーディオ)
製品カテゴリ
製品名
ファームウェアバージョン
リリースノート
インテリジェントL2スイッチ (SWRシリーズ) SWR2310-10G/ 18GT/ 28GT Rev.2.04.16 以降 ファームウェア情報サイト
SWR2311P-10G Rev.2.02.29 以降 ファームウェア情報サイト

スイッチの初期設定

ADECIAとのセキュリティ連携をご利用いただくための手順をまとめました。
3つのステップで簡単に導入できます。

STEP
microSDカードを準備する
最新ファームウェアとADECIAセキュリティ連携の設定を簡単に適用させるために、microSDカードを用意します。
利用可能なmicroSDカードについては、 FAQ[その他] - [外部メモリとして利用できる microSD カードは、どのようなものがありますか?] を参照下さい。
STEP
最新のファームウェアとADECIAセキュリティ連携用の設定ファイルをmicroSDカードに準備する
設定に使用するPCでmicroSDカードの準備をします。
  1. 使用するスイッチの最新ファームウェアは、 ファームウェア情報サイト のアコーディオンメニューからダウンロードします。
    ( SWRシリーズは、 ネットワークスイッチ (プロオーディオ) サイト  からダウンロードします。)
  2. ADECIAセキュリティ連携用の設定ファイル (コンフィグファイル/自動適用ファイル) は、 設定ファイル一覧 からダウンロードします。
  3. ダウンロードしたZIPファイルを解凍して、microSDに解凍したフォルダーをコピーし、firmwareフォルダ下に最新ファームウェアを格納してください。
    • 機種名 (使用するスイッチ名 "swx2322p""swx3200" など)
      • firmware
        • auto-apply.txt (自動適用ファイル)
        • swxXXXX.bin (ダウンロードした最新のファームウェアファイルを格納します)
      • startup-config
        • auto-apply.txt (自動適用ファイル)
        • config.txt (コンフィグファイル)
STEP
最新ファームウェアとADECIAセキュリティ連携用の設定をスイッチ本体に適用する
  1. スイッチ本体の microSDスロットに microSDカードを挿入した後に、スイッチ本体の電源を入れます。
  2. microSD内に格納されているファームウェアとADECIAセキュリティ連携用の設定ファイルが適用され、本体が起動します。(起動時間が通常より長くなります。)
    microSD LEDが消灯したら自動適用完了です。
  3. microSD LEDが消灯したらmicroSDカードを抜きます。
  4. スイッチを再起動します。
  1. ADECIAとのセキュリティ連携の利用を開始する際は、必ず上記 スイッチの初期設定 を実行してください。
  2. 運用中はスイッチのコマンドやGUIなどで設定を変更しないでください。
    • 設定が変更された場合、本機能が正しく動作しなくなる可能性があります。
  3. スイッチの初期設定を実行後には必ずmicroSDカードを抜いてください。
    • microSDカードが挿されたままの場合、次回起動時にもファームウェアアップデートとコンフィグの適用が実行されます。
  4. スタック機能が有効な場合、本機能は使用できません。
    • ADECIAとのセキュリティ連携を利用する際はスタック機能を無効化してください。
    • なお、microSDカードによるファームウェア更新、設定適用機能もスタック機能が有効な場合には動作しませんのでご注意ください。

設定ファイル一覧

ADECIAセキュリティ連携用の設定ファイルを製品ごとに以下にまとめました。
ADECIAセキュリティ連携構築の際に活用ください。

10ギガビット/マルチギガビットスイッチ
製品カテゴリ
製品名
設定ファイル
インテリジェントL2スイッチ SWX2320-16MT swx2320.zip
SWX2322P-16MT swx2322p.zip
インテリジェントL2スイッチ SWX3220-16MT/ 16TMs swx3220.zip
ギガビットスイッチ
製品カテゴリ
製品名
設定ファイル
インテリジェントL2スイッチ SWX2310-10G swx2310-10g.zip
SWX2310-18GT swx2310-18gt.zip
SWX2310-28GT swx2310-28gt.zip
SWX2310-52GT swx2310-52gt.zip
SWX2310P-10G swx2310p-10g.zip
SWX2310P-18G swx2310p-18g.zip
SWX2310P-28GT swx2310p-28gt.zip
ライトL3スイッチ SWX3100-10G swx3100-10g.zip
SWX3100-18GT swx3100-18gt.zip
スタンダードL3スイッチ SWX3200-28GT swx3200-28gt.zip
SWX3200-52GT swx3200-52gt.zip
ギガビットスイッチ (プロオーディオ)
製品カテゴリ
製品名
設定ファイル
インテリジェントL2スイッチ (SWRシリーズ) SWR2310-10G swr2310-10g.zip
SWR2310-18GT swr2310-18gt.zip
SWR2310-28GT swr2310-28gt.zip
SWR2311P-10G swr2311p.zip

関連文書

ADECIAとのセキュリティ連携に関連するドキュメントを以下にまとめました。
機器の設定にご活用ください。

10ギガビット/マルチギガビットスイッチ
製品カテゴリ
製品名
ADECIAとのセキュリティ連携
インテリジェントL2スイッチ SWX2320-16MT SWX2320-16MT/SWX2322P-16MT
技術資料
SWX2322P-16MT
スタンダードL3スイッチ SWX3220-16MT/ 16TMs SWX3220シリーズ 技術資料
ギガビットスイッチ
製品カテゴリ
製品名
ADECIAとのセキュリティ連携
インテリジェントL2スイッチ SWX2310-10G/ 18GT/ 28GT/ 52GT SWX2310シリーズ 技術資料
SWX2310P-10G/ 18G/ 28GT SWX2310Pシリーズ 技術資料
ライトL3スイッチ SWX3100-10G/ 18GT SWX3100シリーズ 技術資料
スタンダードL3スイッチ SWX3200-28GT/ 52GT SWX3200シリーズ 技術資料
ギガビットスイッチ (プロオーディオ)
製品カテゴリ
製品名
ADECIAとのセキュリティ連携
インテリジェントL2スイッチ (SWRシリーズ) SWR2310-10G/ 18GT/ 28GT -
SWR2311P-10G -
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