RTシリーズのインターネット電話機能に関するFAQ
インターネット電話機能について
新規作成日 | 2002/Nov/22 |
最終変更日 | 2022/Dec/28 |
文書サイズ | 13KB |
インターネット電話機能について
- インターネット電話機能とは?
ADSLやCATVなどのブロードバンド回線でインターネットに接続している場合に、 インターネット経由で接続した電話機間で会話ができる機能です。電話回線を通さ ずに通話するため、通常の電話料金はかかりません。
(注意)
インターネット電話機能を利用するにはグローバルアドレスが割り当てられている必要があります。
したがって、プライベートアドレスのみを割り当てる一部のCATVサービスでは利用できません。
- インターネット電話機能が利用できる条件は?
以下の条件を満たしているかご確認ください。
- プロバイダからグローバルアドレスが割り当てられていること
グローバルアドレスとは下記以外のアドレスです。(注意)
- 10.0.0.0. - 10.255.255.255
- 172.16.0.0 - 172.31.255.255
- 192.168.0.0 - 192.168.255.255
グローバルアドレスが割り当てられていても、ネットワーク型接続の場合は、 インターネット電話機能が利用できない場合があります。
- 128Kbps以上の帯域が確保できていること。
充分な帯域が確保できない場合、音飛び等の不具合が発生します。
- インターネット電話機能のダイヤル先は?
- 通常の電話番号
sipアドレスという仕組みを使って、電話番号を「電話ユーザ名」と組み合わせて 登録することで、通常の電話番号と同様に電話をかけられるようになります。- ネットボランチ電話番号
ネットボランチDNSサービスを 利用すると、8桁または10桁のネットボランチ電話番号が割り当てられます。[#][#]の後に割 り当てられたネットボランチ電話番号をダイヤルすることで、お互いに通話できる ようになります。
- SIPサーバに登録(REGIST)して、インターネット電話機能を利用したい
以降のリビジョンではSIPサーバを利用する事が可能です。
機種 リビジョン RTA54i Rev.4.05.14b RTW65i Rev.5.03.27b RTA55i Rev.4.06.31b RT56v Rev.4.07.10b
SIPサーバをご利用頂ける環境をお持ちの方は『IP電話サーバ設定』を参照して下さい。
NTT東日本 BフレッツIPv6サービス実験を利用する場合はNTT東日本 BフレッツIPv6サービス実験 接続設定を参照して下さい。
- 他のSIP端末と通話できますか?
アイコム株式会社様のIP電話機能を搭載した無線LAN対応ブロードバンドルータ『SR-21VoIP』と通話が出来ることを確認してます。
その他にも『SIP(RFC.2543 または RFC.3261)』に準拠したSIP端末であれば通話可能であると思われます。
- Windows/MSN Messengerと通話できますか?
グローバルアドレスを持ったPCにインストールされているWindows/MSN Messengerに発 信して通話する事が可能です。
Windows/MSN Messengerでリアルタイム通信サービスのサーバに、通話したいネットボラ ンチを設定すれば着信して通話する事も可能です。
詳しくはMessengerとの接続を参照してください。
MSN Messenger 5.0ではリアルタイム通信サービスがご利用できません。 リアルタイム通信サービスがご利用頂けるバージョンをダウンロードしてご利用ください。
- プライベートアドレスでもLAN内ならインターネット電話機能を利用できますか?
プライベートアドレスでもLAN内限定であればご利用頂けます。 LANの外側に設置されているインターネット電話とは通話できません。
かんたん設定ページの『インターネット電話帳』→[相手sipアドレス]の項目は、 (『電話ユーザ名』)@(相手のLAN内のホスト名またはIPアドレス)を入力してください。
- インターネット電話で内線転送などはできますか?
インターネット電話機能では転送機能や三者通話、 キャッチホン等の付加サービスには対応していません。
- インターネット電話機能でTELポートごとに着信を振り分けることはできますか?
着信を振り分けることは可能です。
- インターネット電話を全く着信させないTELポートに関しては、各TELポート毎の 「インターネット電話」の項目を『使用しない』に設定してください。
- インターネット電話の着信を振り分けるには、各TELポート毎の「電話ユーザ名」を別々のユーザ名に設定し、 「着信許可」の項目で『電話ユーザ名が一致した場合』と設定してください。
着信側の設定は以上です。- 発信側での設定は、 かんたん設定ページの『インターネット電話帳』で(着信)相手を登録するときに、
『相手sipアドレス』の項目には、(上記着信側で設定した着信させたいTELポート の『電話ユーザ名』)@(相手のホスト(電話)アドレス)を入力してください。
- VPN(PPTP)経由でインターネット電話は使えますか?
VPN(PPTP)接続している場合でも特に意識することなく、インターネット電話を利 用することができます。
かんたん設定ページの『インターネット電話設定』ページの『接続プロバイダ』で VPN(PPTP)を利用するプロバイダと同じプロバイダを選択してください。
VPN(PPTP)通信が確立した後、インターネット電話の発信を行ってください。
- インターネット電話でFAXを利用する事はできますか?
インターネット電話でのFAXの利用は基本的には問題ありませんが、FAXの機能的制約から、 FAXの機種、ブロードバンド回線の状態により正常に受信できない場合があり保証外となります。
- ネットボランチとPBXを繋げてPBXでインターネット電話機能を利用できますか?
PBX等の交換機との接続は基本的には問題ないと思われますが、動作確認、 保証は行っておりません。ご使用になりますPBXの仕様により、 インターネット電話機能を利用することが出来ない場合があります。 RTA55i、RT56vのTELポート仕様は以下の通りです。
接続方式 発信 直流ループ閉結 着信 リングダウン (着信時呼出信号送出) ポート数 RTA55i 独立2ポート(6ピンモジュラージャック(RJ-11) x2) RT56v 独立3ポート(6ピンモジュラージャック(RJ-11) x3) 選択信号 PB、DP(10PPS/20PPS、自動検出) 極性反転 あり 給電電圧(開放時) 給電電圧-48V 線路抵抗 線路抵抗600Ω(電話機込み) 呼出信号周波数 16Hz 呼出信号パターン 通常 1.0秒オン/2.0秒オフ (20IPM メーク率 33%) 着信呼鳴り分け選択時 1.0秒オン/1.0秒オフ (30IPM メーク率 50%) ナンバーディスプレイ 0.5秒オン/0.5秒オフ (60IPM メーク率 50%) 呼出信号電圧 交流65V、台形波
- インターネット電話を利用する電話機に制限はありますか?
ネットボランチ電話番号を利用する際には『#』ボタンが必要になりますので、 プッシュボタン式電話機でトーン(プッシュ)に設定する必要があります。 パルス(ダイヤル)方式では『#』ボタンが利用できませんのでご注意ください。
- インターネット電話が利用するポート番号は?
インターネット電話が利用するポートは『5004-5060(UDP)』と『5060(TCP)』です。 firewallによりこれらのパケットが弾かれて、インターネット電話をご利用できない場合には、 これらのポートを通すようにfirewallに設定してください。
- 一般電話と通話できますか?
FUSION IP-Phoneやひかり電話などのIP電話サービスを利用すると、一般電話と通話する事が可能です。 それぞれ以下のファームウェアで対応しています。
- FUSION IP-Phone
機種 リビジョン RT57i Rev.8.00.11以降 RTV700 Rev.8.00.23以降 RT58i Rev.9.01.09〜Rev.9.01.48 NVR500 Rev.11.00.16以降 NVR700W Rev.15.00.02以降 NVR510 Rev.15.01.02以降
- ひかり電話
機種 リビジョン NVR500 Rev.11.00.06以降 NVR700W Rev.15.00.02以降 NVR510 Rev.15.01.02以降
- KDDI-IPフォン(法人向け)
機種 リビジョン RT57i Rev.8.00.96 RTV700 Rev.8.00.97
- ビジネスぷららフォンforフレッツ マルチプラン(法人限定)
機種 リビジョン RT57i Rev.8.00.70 RTV700 Rev.8.00.69
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