UTX100/UTX200のFAQ

1. GUI、CLIから設定できますか

   • GUIから設定できます
     • 工場出荷状態では「https://192.168.1.1:4434/」にアクセスするとログインできます
     • HTTPには対応していません
   • CLIからの設定は未サポートです

2. GUIは多言語に対応していますか

   • 日本語、英語に対応しています

3. YNOには対応していますか

   • 対応していません
   • GUI Forwarderにも対応していません
     ブリッジモードで設定しているときに、YNOに対応した上位ルーターのLANマップからUTXのWeb GUIにもアクセスできません
   • Check Point社が提供しているマネージメントアプリケーション「WatchTower」をご利用いただくことで、遠隔地からUTMの管理・設定変更が可能です
     https://www.checkpoint.com/products/watchtower-security-management-app/

4. ネットボランチDNSには対応していますか

   • ネットボランチDNSには対応していません
   • UTX専用のDDNSサービスがあります
     サービスの詳細については、UTXサポートサービスにお問い合わせください
     https://network.yamaha.com/support/paid_support

5. ログはどのくらい保存できますか

   • UTX本体に8Mバイト分のログを保存することができます
   • SYSLOGサーバーへのログ出力機能には対応しています

6. Web GUIの「一元管理」とは何ですか

   • Check Point社製のマネージメント専用のアプライアンスを使用することで、複数台のUTXを管理できるようになる機能です
   • UTXでは未サポートです

7. 設定のバックアップはできますか

   • バックアップと復元に対応しています
   • Web GUIの[デバイス]-[システム操作]の「システム設定のバックアップと復元」から実行できます
   • バックアップした設定を機器に戻す際には、バックアップしたUTXと同じバージョンのファームウェアである必要があります
   • CSVファイル等での設定バックアップには対応していません
   • 操作手順は以下を参照してください
     www.rtpro.yamaha.co.jp/UTM/docs/utx/backup/index.html

8. ファームウェアはどこから入手できますか

   • RTproのファームウェア置き場からダウンロードできます
     http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/firmware/index.php
   • UTX100、UTX200でファームウェアは共通です

9. Check Point社で公開しているファームウェアは使用できますか

   • 動作保証外です

10. YAMAHAネットワークエンジニア会の遠隔検証システムで利用できますか

    • 対応していません

11. 「管理者ロール」の設定の違いは何ですか

    • UTXの管理者には以下の種類があり、それぞれ次のような権限を持っています。

      スーパー管理者	すべての権限を持ちます ローカル定義の管理者を作成したり、他の管理者の権限を変更することができます
      読み取り専用管理者	限定的な権限を持ちます UTXの設定を変更することはできませんが、パスワードを変更したり、[ツール]ページからトラフィックのモニタリングレポートを実行したりできます
      ネットワーキング管理者	限定的な権限を持ちます サービスやネットワークオブジェクトに関連するメニューのみ(※)編集することができます それ以外のメニューは閲覧のみが可能です (※) 編集できるメニューは以下になります [デバイス]-[ネットワーク]メニュー [デバイス]-[システム]メニュー（ただし、[管理者]、[管理者アクセス]は対象外） [デバイス]-[詳細]メニュー（ただし、[詳細設定]内のネットワーク関連以外の設定は対象外 (例：セキュリティー関連など) ）
      モバイル管理者	スマートフォン向けアプリ「WatchTower」の認証のみで利用でき、Web GUIからのログインやアクセスはできません 「WatchTower」からのアクセスであれば、すべてのネットワーク操作が許可されます

    • 書き込み権限を持つ2人の管理者が同時にログインすることはできません
    • 1人の管理者が既にログインしている場合は、読み取り専用アクセス権限でログインするか、続行してログインするかを選択するダイアログが表示されます

12. 「クラウドサービス」とは何ですか

    • UTXサポートサービスがUTXを管理、設定、モニタリングするサービスです
    • 「クラウドサービス」は「有効」に設定することを推奨します
      • 初期設定は「有効」になっています
      • 「クラウドサービス」の設定は、Web GUIの[ホーム]-[クラウドサービス]から設定/確認できます
      • 「クラウドサービス」では、以下のサービスを受けることができます
        • 設定を変更することなしで、UTXサポートサービスによるリモートサポートを受けることができます
        • UTXサポートサービスによる月次レポートを受け取ることができます
        • UTX専用のDDNSサービス(※)をご利用いただけます
          • こちらのDDNSサービスを利用するためには、「クラウドサービス」の有効化は必須となります
          • DDNSのホスト名は、ライセンス登録完了後からご利用いただけます

          (※) ネットボランチDNSとは別のDDNSサービスとなります

    • 「クラウドサービス」を「無効」に設定した場合、以下の点に注意してください
      • UTXサポートサービスによるリモートログインによるサポートを受ける際、UTXの設定を変更する必要があります
        • お客様自身でUTXにリモートログインをする場合は、以下のページを参考にしてください
          http://www.rtpro.yamaha.co.jp/UTM/docs/remote_login/index.html
      • UTXサポートサービスによる月次レポートが配信されません
      • UTX専用のDDNSサービスがご利用できなくなります
      • 更新可能なファームウェアに、ヤマハのサポート対象外のファームウェアが検出されることがあります
        l ヤマハでサポートしているファームウェアは、RTproのファームウェア置き場で確認することができます
        http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/firmware/index.php

13. ヤマハルーターの設定をUTXに移行できますか

    • できません
      ヤマハルーターとUTXの設定に互換性はありません

14. 上位ルーターで開放するポートはありますか

    • UTXを使用するためには、UTXがインターネット上のサーバーと通信できるようにしておく必要があります
    • UTXの上位にルーターを設置している場合、上位ルーターでは以下のポートを開放するようにしてください
      • ライセンスの認証

        プロトコル	ポート番号	目的
        UDP	53	DNS用
        TCP	443	サーバーとの通信用

      • シグネチャーの更新

        プロトコル	ポート番号	目的
        UDP	53	DNS用
        TCP	80	サーバーとの通信用
        TCP	443	サーバーとの通信用

      • クラウドサービスへの接続

        プロトコル	ポート番号	目的
        外向き
        TCP	53	DNS用
        TCP	257	ログ転送用
        TCP	443	クラウドサービスとの通信用
        TCP	514	SYSLOG転送用
        TCP	9282	DDNSリクエスト用
        TCP	18191	クラウドサービスとの通信用
        TCP	18264	クラウドサービスとの通信用
        内向き
        TCP	4434	Web GUIアクセス用
        TCP	18191	クラウドサービスとの通信用
        TCP	18264	クラウドサービスとの通信用

15. シグネチャーを更新する頻度を教えてください

    • シグネチャーには以下の種類があります
      • IPS
      • アンチウイルス
      • アンチボット
      • アプリケーションコントロール
    • これらのシグネチャーは、一日一回、午前1:00に自動で更新します
      • 更新するシグネチャーの種類や更新時間は、Web GUIの[脅威情報]-[脅威対策]-[ブレードコントロール]の「脅威対策」にある「アップデートのスケジュール」から変更できます
    • 上記以外に、以下のタイミングでも自動更新します
      • 初期設定ウィザードから設定してから最初に起動したとき（シグネチャーが空）
      • 1週間以上通電していない状態から起動したとき（シグネチャーが古い）

16. 遠隔からUTXにログインできますか

    • UTXの技術資料「リモートログインの設定手順」を参照してください
      • UTXのデバイスアクセス機能を利用したアクセス方法
      • 上位ルーターのポート開放を利用したアクセス方法
      • VPNを経由したアクセス方法

17. 「ファームウェアアップグレード」で動作保証外のファームウェアが検出されてしまいます

    • 「クラウドサービス」の設定を「無効」、または未接続状態で使用していると、Web GUIの[デバイス]-[システム操作]の「ファームウェア アップグレード」で未サポートバージョンのファームウェアが検出されてしまいます
      その状態で、そのままファームウェアアップグレードもできてしまいます
    • 以下のいずれかの方法で、ファームウェアが検出されなくなります
      • 「クラウドサービス」の設定を「有効」にし、「クラウドサービス」と接続してください
      • 「クラウドサービス」と接続できない環境下でご利用のお客様は、以下の手順を行ってください
        1. ファームウェアを「R81.10.08」以降のバージョンに更新する
           http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/firmware/index.php
        2. Web GUIの[デバイス]-[詳細設定]で「クラウドサービスのファームウェアアップグレード - 新しい推奨ファームウェアの確認」を開く
        3. 「新しいファームウェアの確認」のチェックを外し、「適用」をクリックください

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