遠隔地からUTX100/UTX200にログインをするための手順を説明します。方法は3つあります。
上記のすべての方法において、リモート端末からUTXのWeb GUIアクセスを許可するために、UTXで「管理者アクセス」を設定する必要があります。
※ UTXサポートサービスからのアクセスを許可する場合、「管理者アクセス」の設定は不要です。
本書では、次の構成例に基づいて解説します。
この場合は、以下のどちらかの方法でアクセスできます。
ネットワーク情報 | |
---|---|
RTX830 WAN側IPアドレス | 10.10.10.10 |
RTX830 LAN側IPアドレス | 192.168.100.1 |
UTX ブリッジアドレス | 192.168.100.100 |
リモート端末のIPアドレス | 11.11.11.11 |
この場合は、以下のどちらかの方法でアクセスできます。
ネットワーク情報 | |
---|---|
UTX WAN側IPアドレス | 10.10.10.10 |
UTX LAN側IPアドレス | 192.168.100.100 |
リモート端末のIPアドレス | 11.11.11.11 |
※ UTX100、UTX200で同じ手順になります。以下の説明では「UTX」と称します。
※ UTXのGUI画面は、ファームウェアバージョンR80.20.15 (992001680) のキャプチャーになります。
※ 上位ルーターのGUI画面は、RTX830 Rev.15.02.20 のキャプチャーになります。
「デバイスアクセス機能」とは、インターネット経由でUTXに接続し、必要に応じてWeb GUIにアクセスすることができる機能です。クラウドサービスを使ってUTXとトンネリングすることで実現します。
UTXの上位にルーターが設置されている場合でも、上位ルーターの設定を変更する必要はありません。また、WAN側IPアドレスに動的IPアドレスが割り当てられているUTXにもアクセスできます。
※ 実際の画面ではUTXのIPアドレスが表示されます
※ この設定以外に、UTXで「管理者アクセス」の設定を許可する必要があります。詳細は「(共通設定) 管理者アクセスの設定」を参照してください。
※ UTXサポートサービスからのアクセスを許可する場合、「管理者アクセス」の設定は不要です。
UTXの上位にルーターが設置されている場合、上位ルーターのNATやIPフィルターに穴を開けることで、リモートログインできるようになります。
以下では、上位ルーターにRTX830を設置しているときの設定方法を説明します。
転送用ポートの開放 | 開放する |
---|---|
アプリケーション | 手動入力 |
プロトコル | tcp |
ポート番号 | 4434 |
内側アドレス | 192.168.100.100(UTXのIPアドレス) |
※ この設定以外に、UTXで「管理者アクセス」の設定を許可する必要があります。詳細は「(共通設定) 管理者アクセスの設定」を参照してください。
※ UTXサポートサービスからのアクセスを許可する場合、「管理者アクセス」の設定は不要です。
リモートアクセスをする端末とUTXの間でVPNを張ることで、UTXにリモートログインできるようになります。VPNの設定手順は、以下を参考にしてください。
リモートアクセスVPNの設定が完了したら、リモート端末から「http://(UTXのLAN側IPアドレス):4434」にアクセスすると、UTXのWeb GUIを開くことができます。
※ この設定以外に、UTXで「管理者アクセス」の設定を許可する必要があります。詳細は「(共通設定) 管理者アクセスの設定」を参照してください。
UTXのWAN側からログインする場合は、以下の手順に従い、管理者アクセスの設定をする必要があります。
ただし、UTXサポートサービスからのアクセスを許可する場合、本設定は不要です。
※ 実際の画面ではUTXのIPアドレスが表示されます
管理者アクセスを許可する発信元を選択してください。 | "WAN" にチェックを入れる |
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上記で選択した発信元からのアクセスを下記のIPアドレスから許可 | "インターネットからの指定IPアドレスとインターネット以外からの任意のIPアドレス" にチェックを入れる |
タイプ | IPv4アドレス |
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IPv4アドレス | 11.11.11.11(リモートログインする端末のグローバルIPアドレス) |
※ 許可する端末が複数台ある場合は、手順7、8を繰り返して登録してください。