4.60 SSH サーバーの公開鍵認証に用いる公開鍵情報を保存するファイルの設定

[書式]


[設定値及び初期値]


[説明]


SSH クライアントの公開鍵を格納したファイル (authorized_keys ファイル) を設定する。ユーザが公開鍵認証する際に使用する。
本コマンドを設定する場合、無名ユーザ以外は事前に login user コマンドでユーザを登録しておく必要がある。登録されていないユーザに対して本コマンドを設定するとエラーになる。
user を省略した場合は、無名ユーザに対する設定となる。
path にはmount コマンドでマウントした外部ストレージを指定できる。外部ストレージのパスは、マウント時に設定したプレフィックスを先頭に付与して指定する。
例えば、プレフィックスが "storage:" である外部ストレージの "/dir/sample" を指定する場合は、"storage:/dir/sample" と指定する。
マウントされている外部ストレージは show status storage interface コマンドで確認できる。
公開鍵認証を使用する場合は、あらかじめ許可する SSH クライアントの公開鍵をファイルに格納しておく必要がある。対応しているファイルのフォーマットは以下のとおり。


[サンプル]
例:RSA 2048bit の公開鍵の場合
ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAQEAp3eK3sk60fhHP9zsRgI39tqAoNfljbnCNiJ7horhwu6
1ZyaKDKf8BiiCsKnvFsLIfSgcOejllflBtrFX3bN8iu+me2Ggh52vuIWDS/SUEQNWcYCalY0Ign8u8O
zVxldx1QABzuAKEKA654gkhQA40iaCKbKD5RGp4zujqDA6p8Y9o06pC/Ns7GzkgegrMxg40feB+0hjS
+K2eY49uqqwqYUYCdNw6bTIJiH6nAgsXSUDjbo3N+b9CY/9/7txKBykt1zt04WCXepngxVRw2ss+JOV
kPisDmtl0//Q7Xdi+MxiLKhjeZk3jpqrSHiLon6D30xU/5/FY0cwcRBwrj4Uuw== user1

例:ECDSA 256bit の公開鍵の場合
ecdsa-sha2-nistp256 AAAAE2VjZHNhLXNoYTItbmlzdHAyNTYAAAAIbmlzdHAyNTYAAABBBP211Vy
IP8Bg+r8rZhNmRq+ber0+sOaYCsvm5TN1CGt5WpCNkpwkV3c3rxwA6GAgGxuJsSn4J6Bo1mABhHg+YH
M= user2


login user コマンドで登録されていないユーザから接続された場合は、無名ユーザとして公開鍵認証を試みる。

[ノート]

path への外部ストレージ指定は vRX VMware ESXi 版で可能。

[適用モデル]

vRX Amazon EC2 版, vRX VMware ESXi 版