4.65 SCP クライアント

[書式]


[設定値及び初期値]


[説明]

SCPを実行する。

file1 または file2 のどちらか一方はリモートホスト上のファイルを指定し、もう一方にはルーターのファイルシステムにあるファイルを指定する。

file1file2 の両方にリモートホストのファイルを指定することはできない。

同様に file1file2 の両方にルーターのファイルシステムにあるファイルを指定することはできない。

ルーターの設定ファイル (config、config0〜config4) を指定する場合には、file に "config" のようにファイル名のみを指定する。

外部ストレージを指定する場合には、マウント時に設定したプレフィックスを先頭に付与して指定する。 例えば、プレフィックスが "storage:" である外部ストレージの "/dir/sample.txt" を指定する場合は、"storage:/dir/sample.txt" と指定する。 マウントされている外部ストレージは show status storage interface コマンドで確認できる。

host に IPv6 アドレスを指定する場合には、"["、"]" で IP アドレスを囲む。

[ノート]

転送元・転送先ファイルへの外部ストレージ指定は vRX VMware ESXi 版で可能。

[設定例]

リモートホスト (192.168.1.1) から、ルーターのルートディレクトリにファイルをコピーする。

    # scp user@192.168.1.1:example.txt /example.txt

ルーター上のファイル /yamaha_sys/syslog.txt を、リモートホスト (2001:1::1) へコピーする。

    # scp /yamaha_sys/syslog.txt user@[2001:1::1]:log.txt

[適用モデル]

vRX Amazon EC2 版, vRX VMware ESXi 版