EMFS 上のファイルを作成、削除する。
embedded file コマンドを投入すると、コンソールはファイルの内容を入力するモードとなる。eof で指定した EOF 文字列が入力されるまでが、ファイルの内容となる。no embedded file コマンドでファイルを削除できる。
-b オプションを指定した場合は、入力されたファイルの内容は BASE64 形式であるものとして処理される。BASE64 形式として不正な内容の場合はエラーとなる。バイナリーファイルを保存する場合は、BASE64 形式でなければならない。-b オプションが省略された場合は、入力された内容がそのままテキストファイルとして保存される。
EOF 文字列として利用できる文字種は、半角英数字 ( A-Z、a-z、0-9 ) のみである。英大文字、小文字は区別される。
実行例は以下の通り。
# embedded file sample.txt <<EOF show ip route show ip connection EOF #
複数行からなるコマンドに対応していないため、schedule at コマンドからは実行できない。
Lua スクリプトの rt.command() で複数行からなるコマンドを実行する場合には、各行を改行文字('\n')で連結した文字列をコマンドとして渡す。改行文字は '\n' でなくてはならず、'\r' や '\r\n' ではエラーとなる。
実行例は以下の通り。
rtn, err = rt.command("embedded file sample <<EOF\necho This is sample\nEOF")