https://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/Rev.23.00/relnote_23_00_12.html
Revision : 23.00.12
Release : Apr. 2024, ヤマハ株式会社

RTX1300 Rev.23.00.12 リリースノート


Rev.23.00.10 からの変更点


■機能追加

  1. IPv6マイグレーション技術の国内標準プロビジョニング方式 (HB46PP) に対応した。

    https://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/hb46pp/index.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  2. VLAN相互接続インターフェースグループの設定に対応した。

    ○VLAN相互接続インターフェースグループの設定

    [書式]
    vlan interconnect group phys_lan_interface group [group ...]
    no vlan interconnect group phys_lan_interface [group ...]
    [設定値及び初期値]
    • phys_lan_interface : グループの設定対象となる物理LANインターフェース
      • [設定値] : 物理LANインターフェース名
      • [初期値] : -
    • group : グループを構成するLANインターフェース群
      • [設定値]:
        • all
          • phys_lan_interfaceに従属するすべてのLANインターフェースの相互接続を許可する(全開放)
        • none
          • phys_lan_interfaceに従属するすべてのLANインターフェースの相互接続を禁止する(全遮断)
        • 物理LANインタフェース名、または、仮想LANインタフェース名に「$」(ドルマーク)を付与して指定
          • 指定したLANインタフェースのみにphys_lan_interfaceに従属する他のすべてのLANインタフェースとの相互接続を許可する
        • 仮想LANインタフェース名を「-」(ハイフン)で連結して指定
          • 連続した仮想LANインタフェースの相互接続を許可する
        • 物理LANインタフェース名、および、仮想LANインタフェース名を「,」で連結して指定
          • 列挙したLANインタフェースの相互接続を許可する
        [初期値] : すべての物理LANインターフェースでall
    [説明]
    物理LANインターフェースごとに、相互に接続可能なLANインターフェースのグループを設定する。

    仮想LANインターフェース(LAN分割インターフェース、または、タグVLANインターフェース)を使用する場合、初期状態では物理LANインターフェースとの間の通信、および、すべての仮想LANインターフェースとの間の通信が可能であるが、本コマンドによって相互に通信を許可するLANインターフェースのグループを任意に指定できる。

    groupにallを指定した場合は、phys_lan_interfaceに従属するすべてのLANインターフェースの相互接続が可能となる(全開放)。groupにnoneを指定した場合は、phys_lan_interfaceに従属するすべてのLANインターフェースが互いに遮断され、相互接続ができなくなる(全遮断)。ただし、noneを指定した場合でも、phys_lan_interfaceに指定した物理LANインターフェースには従属しない他の物理LANインターフェース、および、仮想LANインターフェースへの通信は遮断されない。なお、all/noneの指定は本コマンド実行後に作成した仮想LANインターフェースに対しても有効になるため、仮想LANインターフェースを増やす度に本コマンドを実行する必要はない。

    相互接続を許可するグループを任意に設定する場合は、グループごとに複数の物理LANインターフェース名、および、仮想LANインターフェース名を「-」(ハイフン)または「,」(カンマ)で連結したLANインターフェース群をgroupに指定する。

    「$」(ドルマーク)を使用すれば、すべてのLANインターフェースとのペアを簡略化して表現することができる。例えば、LAN分割インターフェース6個(VLAN1~VLAN6)を使用しているとき、VLAN2インターフェースのみが他のすべてのLAN分割インターフェースとの相互接続を可能とする場合、groupは「vlan1,vlan2 vlan2,vlan3 vlan2,vlan4 vlan2,vlan5 vlan2,vlan6」のように5個のグループを指定する必要があるが、これを「vlan2$」と簡略化して指定することができる。「$」はすべてのLANインターフェースと個別にペアになった複数のグループへ展開されることを意味する。同様に、タグVLANインターフェース10個(LAN1/1~LAN1/10)を使用しているとき、lan1/1インターフェースのみが他のすべてのタグVLANインターフェースおよびNative VLANインターフェース(タグVLANを使用しないLAN1インタ―フェース)との相互接続を可能とする場合、groupは「lan1,lan1/1 lan1/1,lan1/2 lan1/1,lan1/3 lan1/1,lan1/4 lan1/1,lan1/5 lan1/1,lan1/6 lan1/1,lan1/7 lan1/1,lan1/8 lan1/1,lan1/9 lan1/1,lan1/10」のように10個のグループを指定する必要があるが、これを「lan1/1$」と簡略化して指定することができる。「$」もall/noneの指定と同様に、本コマンド実行後に作成した仮想LANインターフェースに対しても有効になるため、仮想LANインターフェースを増やす度に本コマンドを実行する必要はない。

    本コマンドに似た機能としてLAN分割拡張機能のポート分離機能があるが、ポート分離機能は同一の仮想LANインターフェース内の通信(内蔵スイッチングハブ内で折り返される通信)を制御する機能であり、複数の仮想LANインターフェースをまたぐ通信は制御できない。本コマンドは複数の仮想LANインターフェースをまたぐ通信を制御できる。

    LANインターフェースとLANインターフェース以外のインターフェース(PPインターフェースやTUNNELインターフェースなど)との間の通信、および、複数の物理LANインターフェースをまたぐ通信は本コマンドによる制御の対象外である。

    IPフィルター機能と併用する場合は、OUT側IPフィルターのチェック処理の後で本コマンドによる通信制御処理が行われ、IPフィルター機能と本コマンドの両方で通信が許可されているパケットがインターフェース間を通過できる。
  3. VLAN相互接続インターフェースグループによる通信制御のログを記録する機能を追加した。

    ○VLAN 相互接続インターフェースグループによる通信制御のログを記録するか否か

    [書式]
    vlan interconnect log phys_lan_interface type [type]
    no vlan interconnect log phys_lan_interface [type [type]]
    [設定値及び初期値]
    • phys_lan_interface : グループの設定対象となる物理LANインターフェース
      • [設定値] : 物理LANインターフェース名
      • [初期値] : -
    • type
      • [設定値] :
        設定値 説明
        pass 相互接続が許可されたインターフェース間の通信に関するログを記録する
        reject 相互接続が許可されていないインターフェース間の遮断された通信に関するログを記録する
      • [初期値] : -
    [説明]
    VLAN相互接続インターフェースグループによる通信制御のログを記録するか否かを設定する。
    本コマンドを設定した場合、VLAN相互接続インターフェースグループで通信制御が行われた際にNOTICEレベルのsyslogを出力する。
  4. IPv6 RAプロキシ機能で、DNSSLオプションに対応した。

    ○ルーター広告で配布するDNSSLオプションの定義

    [書式]
    ipv6 nd ra-dnssl dnssl_id domain_name [domain_name...] [option=value]
    no ipv6 nd ra-dnssl dnssl_id [...]
    [設定値及び初期値]
    • dnssl_id
      • [設定値] : DNSSLオプション番号(1..21474836)
      • [初期値] : -
    • domain_name
      • [設定値] :
        設定値 説明
        domain_name DNSSLオプションで通知するドメイン名
      • [初期値] : -
    • option=value : NAME=VALUE の列
      • [設定値] :
        NAME VALUE 説明
        lifetime 秒数、infinity DNSサーバーの有効時間(0..4294967294秒)。infinity はDNSサーバーを無期限で使用できることを示す。
      • [初期値] :
        • lifetime = ipv6 interface rtadv sendコマンドのルーター広告を送信する最大間隔(max-rtr-adv-interval)の3倍
    [説明]
    ルーター広告で配布するDNSSLオプションを定義する。実際に広告するためには、ipv6 interface rtadv send コマンドの dnsslオプションの設定が必要である。
    domain_name は最大3つまで指定可能。

    ○ルーター広告の送信の制御

    [書式]
    ipv6 interface rtadv send prefix_id [prefix_id...] [option=value...]
    ipv6 pp rtadv send prefix_id [prefix_id...] [option=value...]
    no ipv6 interface rtadv send [...]
    no ipv6 pp rtadv send [...]
    [設定値及び初期値]
    • interface
      • [設定値] : LANインターフェース名
      • [初期値] : -
    • prefix_id
      • [設定値] : プレフィックス番号
      • [初期値] : -
    • option=value : NAME=VALUE の列
      • [設定値] :
        NAME VALUE 説明
        m_flag on、off managed address configurationフラグ。
        ルーター広告による自動設定とは別に、DHCP6に代表されるルーター広告以外の手段によるアドレス自動設定をホストに許可させるか否かの設定。
        o_flag on、off other stateful configurationフラグ。
        ルーター広告以外の手段によりIPv6アドレス以外のオプション情報をホストに自動的に取得させるか否かの設定。
        prf_flag high、medium、low Default Router Preferenceフラグ。ルーター広告の優先度を示す設定。
        max-rtr-adv-interval 秒数 ルーター広告を送信する最大間隔 (4-1,800秒)
        min-rtr-adv-interval 秒数 ルーター広告を送信する最小間隔 (3-1,350秒)
        adv-default-lifetime 秒数 ルーター広告によって設定される端末のデフォルト経路の有効時間 (0-9,000秒)
        adv-reachable-time ミリ秒数 ルーター広告を受信した端末が、ノード間で確認した到達性の有効時間 (0-3,600,000ミリ秒)
        adv-retrans-time ミリ秒数 ルーター広告を再送する間隔(0-4,294,967,295ミリ秒)
        adv-cur-hop-limit ホップ数 ルーター広告の限界ホップ数(0-255)
        mtu auto、off、バイト数 ルーター広告にMTUオプションを含めるか否かと、含める場合の値の設定。
        autoの場合はインターフェースのMTUを採用する。
        route-info route-info、off、経路情報オプション番号 ルーター広告に経路情報オプションを含めるか否かと、含める場合の値の設定。route-info の場合はRAの経路情報オプションで割り当てられた経路情報を通知する。
        rdnss rdnss、off、dhcpv6、RDNSSオプション番号 ルーター広告に RDNSS オプションを含めるか否かと、含める場合の値の設定。rdnss の場合はRAのRDNSSオプションで割り当てられたサーバー群を通知する。
        dnssl dnssl、off、DNSSL オプション番号 ルーター広告に dnssl オプションを含めるか否かと、含める場合の値の設定。dnssl の場合はRAのDNSSLオプションで割り当てられたサーバー群を通知する。・・・★
      • [初期値] :
        • m_flag = off
        • o_flag = off
        • prf_flag = medium
        • max-rtr-adv-interval = 600
        • min-rtr-adv-interval = 200
        • adv-default-lifetime = 1800
        • adv-reachable-time = 0
        • adv-retrans-time = 0
        • adv-cur-hop-limit = 64
        • mtu = auto
        • route-info = route-info
        • rdnss = rdnss
        • dnssl = dnssl・・・★
    [説明]
    インターフェースごとにルーター広告の送信を制御する。送信されるプレフィックスとして、ipv6 prefix コマンドで設定されたものが用いられる。
    また、オプションとして m_flag および o_flag を利用して、管理するホストがルーター広告以外の自動設定情報をどのように解釈するかを設定することができる。
    オプションでは、送信するルーター広告の送信間隔や、ルーター広告に含まれる情報の設定を行うこともできる。
  5. IPv6 RAプロキシ機能で、経路情報オプションに対応した。

    ○ルーター広告で配布する経路情報オプションの定義

    [書式]
    ipv6 nd ra-route-info route_info_id prefix/prefix_len [option=value]
    no ipv6 nd ra-route-info route_info_id [...]
    [設定値及び初期値]
    • route_info_id
      • [設定値] : 経路情報オプション番号(1..21474836)
      • [初期値] : -
    • prefix
      • [設定値] : プレフィックス
      • [初期値] : -
    • prefix_len
      • [設定値] : プレフィックス長
      • [初期値] : -
    • option=value : NAME=VALUE の列
      • [設定値] :
        NAME VALUE 説明
        prf_flag high、medium、low Route Preference フラグ。経路の優先度を示す設定。
        lifetime 秒数、infinity 経路情報の有効時間 (0..4294967294 秒)。infinity は経路情報を無期限で使用できることを示す。
      • [初期値] :
        • prf_flag = medium
        • lifetime = ipv6 interface rtadv send コマンドのルーター広告を送信する最大間隔 ( max-rtr-adv-interval ) の 3 倍
    [説明]
    ルーター広告で配布する経路情報オプションを定義する。実際に広告するためには、ipv6 interface rtadv send コマンドの route-infoオプションの設定が必要である。

    ○ルーター広告の送信の制御

    [書式]
    ipv6 interface rtadv send prefix_id [prefix_id...] [option=value...]
    ipv6 pp rtadv send prefix_id [prefix_id...] [option=value...]
    no ipv6 interface rtadv send [...]
    no ipv6 pp rtadv send [...]
    [設定値及び初期値]
    • interface
      • [設定値] : LANインターフェース名
      • [初期値] : -
    • prefix_id
      • [設定値] : プレフィックス番号
      • [初期値] : -
    • option=value : NAME=VALUE の列
      • [設定値] :
        NAME VALUE 説明
        m_flag on、off managed address configurationフラグ。
        ルーター広告による自動設定とは別に、DHCP6に代表されるルーター広告以外の手段によるアドレス自動設定をホストに許可させるか否かの設定。
        o_flag on、off other stateful configurationフラグ。
        ルーター広告以外の手段によりIPv6アドレス以外のオプション情報をホストに自動的に取得させるか否かの設定。
        prf_flag high、medium、low Default Router Preferenceフラグ。ルーター広告の優先度を示す設定。
        max-rtr-adv-interval 秒数 ルーター広告を送信する最大間隔 (4-1,800秒)
        min-rtr-adv-interval 秒数 ルーター広告を送信する最小間隔 (3-1,350秒)
        adv-default-lifetime 秒数 ルーター広告によって設定される端末のデフォルト経路の有効時間 (0-9,000秒)
        adv-reachable-time ミリ秒数 ルーター広告を受信した端末が、ノード間で確認した到達性の有効時間 (0-3,600,000ミリ秒)
        adv-retrans-time ミリ秒数 ルーター広告を再送する間隔(0-4,294,967,295ミリ秒)
        adv-cur-hop-limit ホップ数 ルーター広告の限界ホップ数(0-255)
        mtu auto、off、バイト数 ルーター広告にMTUオプションを含めるか否かと、含める場合の値の設定。
        autoの場合はインターフェースのMTUを採用する。
        route-info route-info、off、経路情報オプション番号 ルーター広告に経路情報オプションを含めるか否かと、含める場合の値の設定。route-info の場合はRAの経路情報オプションで割り当てられた経路情報を通知する。・・・★
        rdnss rdnss、off、dhcpv6、RDNSSオプション番号 ルーター広告に RDNSS オプションを含めるか否かと、含める場合の値の設定。rdnss の場合はRAのRDNSSオプションで割り当てられたサーバー群を通知する。
        dnssl dnssl、off、DNSSL オプション番号 ルーター広告に dnssl オプションを含めるか否かと、含める場合の値の設定。dnssl の場合はRAのDNSSLオプションで割り当てられたサーバー群を通知する。
      • [初期値] :
        • m_flag = off
        • o_flag = off
        • prf_flag = medium
        • max-rtr-adv-interval = 600
        • min-rtr-adv-interval = 200
        • adv-default-lifetime = 1800
        • adv-reachable-time = 0
        • adv-retrans-time = 0
        • adv-cur-hop-limit = 64
        • mtu = auto
        • route-info = route-info ・・・★
        • rdnss = rdnss
        • dnssl = dnssl
    [説明]
    インターフェースごとにルーター広告の送信を制御する。送信されるプレフィックスとして、ipv6 prefix コマンドで設定されたものが用いられる。
    また、オプションとして m_flag および o_flag を利用して、管理するホストがルーター広告以外の自動設定情報をどのように解釈するかを設定することができる。
    オプションでは、送信するルーター広告の送信間隔や、ルーター広告に含まれる情報の設定を行うこともできる。
  6. フィルター型ルーティングで、IPv6に対応した。

  7. FQDNフィルター機能で、IPv6のフィルター型ルーティングに対応した。

  8. DPIのアプリケーション識別結果を利用した経路の選択で、IPv6に対応した。

  9. Web GUIの詳細設定で、VLANの設定ページを追加した。

  10. Web GUIのLANマップで、通知に表示された機器のMACアドレスをクリックすると、接続機器ビューで当該機器の検索が実行されるようにした。

  11. Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]、および詳細設定の[プロバイダー接続]で、接続種別にIPv6 IPoE接続を選択したとき、以下のIPv4 over IPv6トンネルを設定できるようにした。

■仕様変更

  1. IPsecのスループットを向上させた。

  2. NAT46/DNS46機能の処理性能を向上させた。

  3. SSHサーバー機能で、パスワードが変更されていない初期管理ユーザーに対する接続制限を緩和し、公開鍵認証であればクライアントのIPアドレスによらず接続を受け付けるようにした。
    なお、sshd hostコマンドによる接続制限は引き続き適用される。

  4. 再起動中であることを示すメッセージを、ログイン状態の各種コンソールに加え、ログアウト状態のシリアルコンソールにも出力するようにした。

  5. nat descriptor staticコマンドで、重複するアドレス設定を許容し、重複したアドレスの場合は若い識別番号の設定を使用するように変更した。

  6. show nat descriptor addressコマンドの表示内容を変更した。

  7. Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]および詳細設定の[プロバイダー接続]で接続種別にIPv6 IPoE接続を選択したとき、IPv4 over IPv6トンネルの設定に「国内標準プロビジョニング方式による自動接続」を選択できるようにした。

  8. Web GUIのかんたん設定の[VPN]-[クラウド接続]で、設定可能なAmazon VPCのリージョンを追加した。

    詳細は、以下の外部仕様書をご確認ください。

    https://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/cloud_vpn/amazon-vpc_api.html

  9. Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]、および詳細設定の[プロバイダー接続]で、以下を設定したときのトンネルインターフェースのMTUの値を1280から1460へ変更した。

  10. Web GUIの管理の[アクセス管理]-[ユーザーの設定]で、設定・確認画面のタイトルを「ユーザーアカウントの設定」に変更した。

  11. Web GUIのかんたん設定、および詳細設定の[プロバイダー接続]ページで、v6プラスの表記を一部変更した。

  12. Web GUIの以下のページで、BIGLOBE IPv6サービス(IPIP)を設定したときのトンネルインターフェースのMTUの値を1280から1460へ変更した。

  13. Web GUIの以下のページで、パスワードに半角記号を使用できるようにした。

  14. Web GUIのダッシュボードのUTXセキュリティーガジェットで、UTXからのセキュリティーレポートの取得に失敗し、「UTXからレポートを取得できませんでした。」というエラーが表示される可能性を排除した。

  15. Web GUIのかんたん設定の[アプリケーション制御]で、「フィルターと経路の設定」から設定するアプリケーションに、以下のアプリケーションを追加した。

    また、以下のアプリケーションを削除した。

  16. Web GUIの以下のヘルプページで、JavaScriptの設定の記載内容を変更した。

  17. Web GUIのかんたん設定と詳細設定の[プロバイダー接続]で、クロスパス(Xpass)固定IP1契約の入力項目の名称を以下のように変更した。

    Rev.23.00.05以降で発生する。

  18. Web GUIの以下のページで、機器のIPアドレスを表示するようにした。

  19. Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]、および詳細設定の[プロバイダー接続]で、クロスパス(Xpass) 固定 IP1 契約の設定を新規に作成するとき、[インターフェース ID]の入力欄の初期値を空欄から1に変更した。

■バグ修正

  1. YNOエージェント機能で、セキュリティー装置等によりYNOマネージャーからの応答が正しく返って来ない場合にリブートすることがあるバグを修正した。

  2. L2TPv3で、l2tp remote end-idコマンドに対向と異なるend-idを設定したとき、リブートすることがあるバグを修正した。

  3. BGP機能を使用しているとき、近隣ルーター宛ての経路とBGPで受信した経路より優先度の高い経路を同時に削除するとリブートすることがあるバグを修正した。

  4. 外部メモリー機能で、外部メモリー内に壊れたファイルが存在している状態で、外部メモリーに関する操作を行うとリブートすることがあるバグを修正した。

  5. メモリー確保に失敗したときにメモリーリークが発生するバグを修正した。

  6. ヘアピンNAT機能で、静的NATの外側アドレスへアクセスできないことがあるバグを修正した。

  7. QoS機能で、最大スループットが不当に低下することがあるバグを修正した。

    Rev.23.00.09以降で発生する。

  8. パケット転送性能が低下することがあるバグを修正した。

  9. IPsec機能で、NATトラバーサルを利用したインターネット接続をしているとき、CPU使用率が高騰することがあるバグを修正した。

  10. IKEv2で、Configurationペイロードを対向の機器から受信したときに拠点間接続が行えないことがあるバグを修正した。

  11. pp anonymous接続で、同時に複数接続したときに2番目以降の接続でパケット転送フィルターが動作しないバグを修正した。

  12. RIPv2で、過去に受信した経路と宛先が同じでメトリックとネクストホップが異なる経路を同じ広告元から受信したとき、show ip rip tableコマンドのゲートウェイが新しく受信した経路のネクストホップに更新されないバグを修正した。

  13. RIPv2で、過去に受信した経路と宛先やメトリックが同じでネクストホップが異なる経路を同じ広告元から受信したとき、該当経路のゲートウェイが新しく受信した経路のネクストホップに更新されないバグを修正した。

  14. BGPで、IBGP経路広告に含まれるMEDの情報がshow status bgp neighbor advertised-routesコマンドで表示されないバグを修正した。

  15. clear statusコマンドを実行すると、Web GUIのダッシュボードの以下のガジェットのグラフが崩れて表示されることがあるバグを修正した。

  16. dns server selectコマンドの以下のバグを修正した。

  17. no nat descriptor backward-compatibilityコマンドでNAT機能の動作タイプが変化すると、再起動により設定が有効になる前に、以下のコマンドで表示される動作タイプが変化後の値になってしまうバグを修正した。

  18. 複数のip keepaliveコマンドを設定しているとき、STATUSランプが正しく動作しないことがあるバグを修正した。

  19. clear status lanコマンドを実行したとき、受信オーバーフローの値がクリアされないことがあるバグを修正した。

  20. ip pp remote addressコマンドで、IPアドレスを2つ以上設定したときにエラーにならないバグを修正した。

  21. no ipv6 nd ra-rdnssコマンドで、登録されていないRDNSSオプション番号を指定したとき、エラーにならないバグを修正した。

  22. nat descriptor staticコマンドで、ネットマスクを設定したときにそのネットワークの先頭以外のアドレスが設定されていると、変換範囲が後ろにスライドしてしまうバグを修正した。

  23. queue INTERFACE class propertyコマンドのBANDWIDTHパラメーターで、保証帯域と上限帯域の速度を数値とパーセンテージの組み合わせで設定できるバグを修正した。

  24. Web GUIの以下のページで、[クロスパス(Xpass) 可変 IP 契約]の設定ができないバグを修正した。

    Rev.23.00.10で発生する

  25. Web GUIのLANマップで、以下のL2MSエージェントのポートのクロスストレート自動判別、およびEEE(Energy Efficient Ethernet)の設定を変更できないバグを修正した。

    Rev.23.00.10で発生する。

  26. Web GUIのダッシュボードの「プロバイダー接続状態」ガジェットで、IPv4 over IPv6トンネルを使用するプロバイダー接続のトンネルインターフェースが表示されないバグを修正した。

  27. Web GUIのLANマップの通知/履歴エリアで、表示されたツールチップが消えないことがあるバグを修正した。

  28. Web GUIのLANマップのタグVLAN画面で、VLANグループを削除するときにWeb GUIにアクセスできなくなる可能性がある旨の警告メッセージを表示するようにした。

  29. Web GUIのLANマップの一覧マップで、印刷結果のプレビュー画面の表示が崩れることがあるバグを修正した。

  30. Web GUIのLANマップの[詳細]-[マップ]のヘルプで、リンクアグリゲーションの設定対象機種にSWX2221/SWX2220シリーズが記載されていないバグを修正した。

  31. Web GUIのLANマップの[タグVLAN]で、iPad Safariでのアクセス時に、VLANの参加ポートを選択した状態でL2MSエージェントのポートをタップすると、ツールチップが表示されるバグを修正した。

  32. Web GUIのLANマップで、スナップショットが有効の状態で消失状態のSWX2210シリーズ、SWX2220シリーズのアイコンをクリックすると、ブラウザーの表示が情報取得中表示から変わらなくなるバグを修正した。

  33. Web GUIのLANマップの以下のページで、スタックに対応したヤマハスイッチ配下のエージェントのVLAN IDが表示されないバグを修正した。

  34. Web GUIのLANマップの[一覧マップ]で、表示されるリンク速度が正しくないバグを修正した。

  35. Web GUIのかんたん設定と詳細設定の[プロバイダー接続]の以下のページで、nat descriptor backward-compatibilityコマンドに1が設定されていると、入力内容を確認する際にNAT動作タイプに関する不要な警告メッセージが表示されるバグを修正した。

  36. Web GUIのかんたん設定と詳細設定の[プロバイダー接続]で、プロバイダー接続の設定時にLuaスクリプトから取得した内容が表示されないことがあるバグを修正した。

  37. Web GUIのかんたん設定、および詳細設定の[プロバイダー接続]で、データコネクトの設定を持つインターフェースにプロバイダー接続を設定したとき、dns hostコマンドに不要なインターフェースが設定されるバグを修正した。

  38. Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]-[DNSサーバーの設定]で、「プロバイダーとの契約書にDNSサーバーアドレスの指定がある」を選択したとき、dns serverコマンドに設定されていたDNSサーバーアドレスが上書きされるバグを修正した。

  39. Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]-[DNSサーバーの設定]で、以下のプロバイダー接続で「DNSサーバーアドレスを指定しない、またはプロバイダーから自動取得」を選択したとき、dns serverコマンドの設定が意図せず削除されるバグを修正した。

  40. Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]-[DNSサーバーの設定]で、以下のプロバイダー接続を「プロバイダーとの契約書にDNSサーバーアドレスの指定がある」を選択したとき、dns server dhcpコマンドの設定が意図せず削除されるバグを修正した。

  41. Web GUIのかんたん設定の[VPN]で、以下のプロバイダー接続のインターフェースに対してVPN接続を設定したとき、静的IPマスカレードの設定が追加されるバグを修正した。

    Rev.23.00.05以降で発生する。

  42. Web GUIのかんたん設定の[VPN]-[拠点間接続]-[IPIPに関する設定]-[ポート開放の設定]に、かんたん設定または詳細設定の[プロバイダー接続]で設定した以下のプロバイダーのインターフェースが表示されるバグを修正した。

    Rev.23.00.05以降で発生する。

  43. Web GUIで、以下のプロバイダー接続とIPIPを使用したVPN拠点間接続を設定した状態で、IPIPを使用したVPN拠点間接続の設定を全て削除したとき、拠点間接続の静的IPマスカレードの設定が削除されないバグを修正した。

  44. Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]で、PPPoE接続の「PPインターフェースのIPアドレス」に「指定する」を選択し新規作成したとき以下のコマンドが設定されるバグを修正した。

  45. Web GUIの詳細設定の[プロバイダー接続]-[DNSサーバーの設定]で、「手動で設定する」を指定して新規作成もしくは設定変更したとき、dns serverコマンドが設定されないバグを修正した。

  46. Web GUIの詳細設定の[プロバイダー接続]-[DNSサーバーの設定]で、「プロバイダーから自動取得する」を指定して新規作成もしくは設定変更したとき、それぞれの接続種別で以下のコマンドが設定されないバグを修正した。

  47. Web GUIで、複数のプロバイダー接続を設定している状態から1つの設定を削除したとき、DNSサーバーが正しく更新されないことがあるバグを修正した。

  48. Web GUIの以下のページで、誤記を修正した。

  49. Web GUIのヘルプページで、誤記を修正した。

  50. 以下のコマンドのコマンドヘルプの誤記を修正した。


■更新履歴

Apr. 2024, Rev.23.00.12 リリース
Apr. 2024 機能追加[2] 文言修正

以上