$Date: 2023/07/06 20:30:27 $
OSPFは以下のようなコマンド群で設定します。
1. | ospf configure refresh | ... OSPFの有効設定 |
2. | ospf use | ... OSPFの使用設定 |
3. | ospf preference | ... OSPFによる経路の優先度設定 |
4. | ospf routr id | ... OSPFのルーターID設定 |
5. | ospf export from ospf | ... OSPFで受け取った経路をルーティングテーブルに反映させるか否かの設定 |
6. | ospf import from | ... 外部プロトコルによる経路導入 |
7. | ospf export filter | ... OSPFで受け取った経路をどう扱うかのフィルターの設定 |
8. | ospf import filter | ... 外部経路導入に適用するフィルター定義 |
9. | ospf area | ... OSPFエリア設定 |
10. | ospf area network | ... エリアへの経路広告 |
11. | ospf area stubhost | ... スタブ的接続の広告 |
12. | ospf virtual-link | ... 仮想リンクの設定 |
13. | ip INTERFACE ospf area | ... 指定インターフェースのOSPFエリア設定 |
14. | ip INTERFACE ospf neighbor | ... 非ブロードキャスト型ネットワークに接続されているOSPFルーターの指定 |
15. | ospf merge equal cost stub | ... スタブが存在する時のネットワーク経路の扱いの設定 |
16. | ospf log | ... OSPFの状態遷移とパケットの送受信をログに記録するか否かの設定 |
17. | ospf reric interval | ... インターフェースの状態変化時、OSPFに外部経路を反映させる時間間隔の設定 |
18. | show status ospf | ... OSPF情報の表示 |
設定値 | 説明 |
---|---|
on | OSPFを使用する |
off | OSPFを使用しない |
機種 | ファームウェア |
---|---|
vRX VMware ESXi版 | すべてのリビジョン |
vRX Amazon EC2版 | |
RTX3510 | |
RTX1300 | |
RTX1220 | |
RTX830 | |
NVR700W | Rev.15.00.03以降 |
RTX1210 | Rev.14.01.16以降 |
RTX5000 | Rev.14.00.21以降 |
RTX3500 | |
FWX120 | Rev.11.03.22以降 |
設定値 | 説明 |
---|---|
static | 静的経路 |
rip | RIP |
bgp | BGP |
機種及びファームウェア | 設定可能なフィルター数 |
---|---|
vRX VMware ESXi版 | 300 |
vRX Amazon EC2版 | |
RTX3510 | |
RTX5000 | |
RTX3500 | |
RTX3000 Rev.9.00.47以降 | |
上記以外 | 101 |
設定値 | 説明 |
---|---|
not | フィルターに該当しない経路を導入する |
reject | フィルターに該当した経路を導入しない |
省略時 | フィルターに該当した経路を導入する |
設定値 | 説明 |
---|---|
include | 指定したネットワークアドレスに含まれる経路 (ネットワークアドレス自身を含む) |
refines | 指定したネットワークアドレスに含まれる経路 (ネットワークアドレス自身は含まない) |
equal | 指定したネットワークアドレスに一致する経路 |
include | ネットワークアドレスと一致する経路および、ネットワークアドレスに含まれる経路が該当となる |
refines | ネットワークアドレスに含まれる経路が該当となるが、ネットワークアドレスと一致する経路が含まれない |
equal | ネットワークアドレスに一致する経路だけが該当となる |
ospf export from ospf filter 1 2 ospf export filter 1 not equal 192.168.1.0/24 ospf export filter 2 not equal 192.168.2.0/24
ospf export from ospf filter 1 ospf export filter 1 not equal 192.168.1.0/24 192.168.2.0/24
ospf export from ospf filter 1 2 3 ospf export filter 1 reject equal 192.168.1.0/24 ospf export filter 2 reject equal 192.168.2.0/24 ospf export filter 3 include 0.0.0.0/0
設定値 | 説明 |
---|---|
not | フィルターに該当しない経路を広告する |
reject | フィルターに該当した経路を広告しない |
省略時 | フィルターに該当した経路を広告する |
設定値 | 説明 |
---|---|
include | 指定したネットワークアドレスに含まれる経路 (ネットワークアドレス自身を含む) |
refines | 指定したネットワークアドレスに含まれる経路 (ネットワークアドレス自身は含まない) |
equal | 指定したネットワークアドレスに一致する経路 |
設定値 | 説明 |
---|---|
metric | メトリック値 (0..16777215) |
type | メトリックタイプ (1..2) |
tag | タグの値 (0..4294967295) |
include | ネットワークアドレスと一致する経路および、ネットワークアドレスに含まれる経路が該当となる |
refines | ネットワークアドレスに含まれる経路が該当となるが、ネットワークアドレスと一致する経路が含まれない |
equal | ネットワークアドレスに一致する経路だけが該当となる |
設定値 | 説明 |
---|---|
backbone | バックボーンエリア |
1以上の数値 | 非バックボーンエリア |
IPv4アドレス表記(0.0.0.0は不可) | 非バックボーンエリア |
設定値 | 説明 |
---|---|
text | プレーンテキスト認証 |
md5 | MD5認証 |
設定値 | 説明 |
---|---|
backbone | バックボーンエリア |
1以上の数値 | 非バックボーンエリア |
IPv4アドレス表記(0.0.0.0は不可) | 非バックボーンエリア |
設定値 | 説明 |
---|---|
backbone | バックボーンエリア |
1以上の数値 | 非バックボーンエリア |
IPv4アドレス表記(0.0.0.0は不可) | 非バックボーンエリア |
設定値 | 説明 |
---|---|
1以上の数値 | 非バックボーンエリア |
IPv4アドレス表記(0.0.0.0は不可) | 非バックボーンエリア |
NAME | VALUE | 説明 |
---|---|---|
retransmit-interval | 秒数 | LSAを連続して送る場合の再送間隔を秒単位で設定する。(1..) |
transmit-delay | 秒数 | リンクの状態が変わってからLSAを送信するまでの時間を秒単位で設定する。(1..) |
hello-interval | 秒数 | HELLOパケットの送信間隔を秒単位で設定する。(1..) |
dead-interval | 秒数 | 相手からHELLOを受け取れない場合に、相手がダウンしたと判断するまでの時間を秒単位で設定する。(1..) |
authkey | 文字列 | プレーンテキスト認証の認証鍵を表す文字列を設定する。(8文字以内) |
md5key | (ID),(KEY) | MD5認証の認証鍵を表すIDと鍵文字列KEYを設定する。 IDは十進数で0~255、KEYは文字列で16文字以内。MD5認証鍵は2つまで設定できる。 複数のMD5認証鍵が設定されている場合には、送信パケットは同じ内容のパケットを複数個、それぞれの鍵による認証データを付加して送信する。 受信時には鍵IDが一致する鍵が比較対象となる。 |
md5-sequence-mode | second | 送信時刻の秒数 |
increment | 単調増加 |
設定値 | 説明 |
---|---|
backbone | バックボーンエリア |
1以上の数値 | 非バックボーンエリア |
IPv4アドレス表記(0.0.0.0は不可) | 非バックボーンエリア |
NAME | VALUE | 説明 |
---|---|---|
type | broadcast | ブロードキャスト |
point-to-point | ポイント・ポイント | |
point-to-multipoint | ポイント・マルチポイント | |
non-broadcast | NBMA | |
passive | インターフェースに対して、OSPFパケットを送信しない。 該当インターフェースに他のOSPFルーターがいない場合に設定する。 |
|
cost | コスト |
インターフェースのコストを設定する。
初期値は、インターフェースの種類と回線速度によって決定される。 LANインターフェースの場合は1、PPインターフェースの場合は、バインドされている回線の回線速度を S[kbit/s]とすると、以下の計算式で決定される。 例えば、回線速度が64[kbit/s]の場合は1562、1.536[Mbit/s]の場合には65となる。(0..65,535)
TUNNELインターフェースの場合は、1562がデフォルト値となる。
|
priority | 優先度 | 指定ルーターの選択の際の優先度を設定する。priorityの値が大きいルーターが指定ルーターに選ばれる。 0を設定すると、指定ルーターに選ばれなくなる。(0..255) |
retransmit-interval | 秒数 | LSAを連続して送る場合の再送間隔を秒単位で設定する。(1..) |
transmit-delay | 秒数 | リンクの状態が変わってからLSAを送信するまでの時間を秒単位で設定する(1..)。 |
hello-interval | 秒数 | HELLOパケットの送信間隔を秒単位で設定する。(1..) |
dead-interval | 秒数 | 相手からHELLOを受け取れない場合に、相手がダウンしたと判断するまでの時間を秒単位で設定する。(1..) |
poll-interval | 秒数 | 非ブロードキャストリンクでのみ有効なパラメーターで、近隣ルーターがダウンしている場合のHELLOパケットの送信間隔を秒単位で設定する。(1..) |
authkey | 文字列 | プレーンテキスト認証の認証鍵を表す文字列を設定する。(8文字以内) |
md5key | (ID),(KEY) | MD5認証の認証鍵を表すIDと鍵文字列KEYを設定する。 IDは十進数で0~255、KEYは文字列で16文字以内。MD5認証鍵は2つまで設定できる。 複数のMD5認証鍵が設定されている場合には、送信パケットは同じ内容のパケットを複数個、それぞれの鍵による認証データを付加して送信する。 受信時には鍵IDが一致する鍵が比較対象となる。 |
md5-sequence-mode | second | 送信時刻の秒数 |
increment | 単調増加 |
NAME | VALUE | 広告される経路の種類 | OSPF的なインターフェースの扱い | |
---|---|---|---|---|
タイプ | 状態 | |||
type | loopback | LOOPBACKインターフェースのIPアドレスのみのホスト経路 | point-to-point | Loopback |
loopback-network | LOOPBACKインターフェースのimplicitなネットワーク経路 | NBMA | DROther |
設定値 | 説明 |
---|---|
on | イコールコストになるスタブを他の経路とマージする |
off | イコールコストになるスタブを他の経路とマージしない |
設定値 | 説明 |
---|---|
interface | インターフェースの状態遷移 |
neighbor | 近隣ルーターの状態遷移 |
packet | 送受信したパケット |
機種 | ファームウェア |
---|---|
vRX VMware ESXi版 | すべてのリビジョン |
vRX Amazon EC2版 | |
RTX3510 | |
RTX1300 | |
RTX1220 | |
RTX830 | |
NVR700W | Rev.15.00.03以降 |
RTX1210 | Rev.14.01.16以降 |
RTX5000 | Rev.14.00.21以降 |
RTX3500 | |
FWX120 | Rev.11.03.22以降 |
RTX810 | Rev.11.01.28以降 |
RTX1200 | Rev.10.01.71以降 |
設定値 | 説明 |
---|---|
database | OSPFのデータベース |
neighbor | 近隣ルーター |
interface | 各インターフェースの状態 |
virtual-link | 仮想リンクの状態 |