RTシリーズのNATとIPマスカレードに関するFAQ
IP Masquerade を使っている時に、traceroute が働きません。
最終変更日 | 2018/Nov/06 |
文書サイズ | 3.5KB |
IP Masquerade を使っている時に、traceroute が働きません。
traceroute は IP パケットの配送途中で TTL が 0 になってしまったら、 そのルータから ICMP TIME EXCEED が返されるのを利用して、 最初から TTL の値を小さくしたパケットを順番に発行することで、 途中にどんなルータがあるのかを調べるためのツールです。
ところが、IP Masquerade では ICMP は ping のための ECHO REQUEST/REPLY にしか 対応しておらず、TIME EXCEED のようなエラー通知は捨ててしまっています。 そのため、traceroute は正しく働きません。
ファームウェア系列 | 対応 |
---|---|
Rev.1系 | tracerouteできません。 |
Rev.2系 | tracerouteできません。 |
Rev.3系 | tracerouteできません。 |
Rev.3.01系 | tracerouteできません。 |
Rev.3.02系 Rev.3.03系 |
Rev.3.03.34以降でtracerouteが可能です |
Rev.4系 | Rev.4.00.13以降でtracerouteが可能です |
[ 関連リリースノート ]
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