RTシリーズのインストールとリビジョンアップに関するFAQ
tftpの機能と注意事項
最終変更日 |
2018/Nov/06 |
文書サイズ |
8.0KB |
tftpの注意事項を教えて下さい
tftpで可能な事は、以下の3点です。
- ファームウェアをリビジョンアップする
- configを取得(get)する
- configを設定(put)する
tftpに関するセキュリティは、以下の2点です。
- tftp hostコマンドによるtftpクライアントの特定
…tftpによるアクセスが終了したら、「none」にするよう心掛けましょう。
1)「tftp host none」…アクセス禁止
2)「tftp host tftpクライアントのIPアドレス」…1台だけアクセス許可
3)「tftp host any」…何でもアクセス許可
- 管理者パスワードの指定(configのput/get)
…管理者パスワード(administrator password)を設定しましょう。
構成図、イメージ:
------+-------------------------------------+-----------------
| 192.168.0.1/24 | 192.168.0.2/24
| |
+-----+------+ +---------+---------+
| RTシリーズ | | Windows/Mac/UNIX |
+------------+ +-------------------+
(tftp サーバ) (tftp クライアント)
(put)
・execファイル ←リビジョンアップ← ・rt100i.binなど
(put)
・configファイル ←configの設定← ・テキストファイル
・configファイル →configの取得→ ・テキストファイル
(get)
tftpの注意事項 (リビジョンアップ):
- 転送モード: バイナリモード
- 転送方向: put (クライアントからサーバへ転送)
- クライアント側ファイル名: 「rt100i.bin」等の各モデル用プログラムファイル
rt102iとrt100iは、共通です。
- サーバ側ファイル名: 「exec」
- RT側で、tftp hostコマンドにより、
tftpを許可するホスト(tftpクライアント)を指定して下さい。
1)「tftp host 192.168.0.2」…192.168.0.2からのアクセスを許可する。
2)「tftp host any」…すべてのアクセスを許可する。
- 設定用シリアルを同時に併用してモニターすると、
動作状況が捕めて「おぉ、転送してるじゃん,Restartしてるじゃん」と安心(^^;
- Access violation(アクセスエラー)の可能性
# tftpサーバ(RT)にアクセスすることが許可されなかった。
- tftp hostで許可するtftpクライアントにRTを設定してしまった。(良くある勘違い)
tftpサーバとtftpクライアントの関係を再度確認してください。(_o_)
× 192.168.0.1のRTで、「tftp host 192.168.0.1」…RT自身を許可して...?
○ 192.168.0.1のRTで、「tftp host 192.168.0.2」…192.168.0.2を許可
- tftp hostでtftpクライアントからのアクセスを許可してなかった。
- Fail Data Transfer(データ転送の失敗)の可能性
# RTが正しくデータ(ファームウェア)を受け取れなかった。
RTは、ログが多いなどメモリの使用量が多い(空きメモリが少ない)と、
tftpによるファームウェアの受け取りに失敗することがあるようです。
対策案:(過去の解決事例 ^^;)
- restartしてから、通常通りリビジョンアップする。
- clear logコマンドでログを消してから、通常通りリビジョンアップする。
リビジョン(バージョン)の確認方法:
- 設定用シリアルを同時に併用してモニターする。
「ダウンロード→リスタート」などの状況が把握できます。
さらに、リスタート直後には、リビジョン(バージョン)情報が自動でprintされます。
- リスタート後にtelnet等で、ログインする。
ログインメッセージを確認したり、show configしたり。
- リスタート後にtftpで、configを取得する。
tftpで取得したconfigファイルには、リビジョン(バージョン)も記述されています。
tftpの注意事項 (configの取得と設定):
- 転送モード: ASCIIモード,文字モード
- 転送方向: put(configの設定), get(configの取得)
- クライアント側ファイル名: 適当なファイル名
- サーバ側ファイル名(1): 「config」
- サーバ側ファイル名(2): 「config/yamaha」
…管理者パスワード(administrator password)が「yamaha」と設定されている場合。
- サーバ側ファイル名(3): 「config/"a b c"」
…パスワードが記述しにくい「a b c」(空白文字を含む)のような場合。
- RT側で、tftp hostコマンドにより、
tftpを許可するホスト(tftpクライアント)を指定して下さい。
1)「tftp host 192.168.0.2」…192.168.0.2からのアクセスを許可する。
2)「tftp host any」…すべてのアクセスを許可する。
- Access violation(アクセスエラー)の可能性
# tftpサーバ(RT)にアクセスすることが許可されなかった。
- tftp hostで許可するtftpクライアントにRTを設定してしまった。(良くある勘違い)
tftpサーバとtftpクライアントの関係を再度確認してください。(_o_)
× 192.168.0.1のRTで、「tftp host 192.168.0.1」…RT自身を許可して...?
○ 192.168.0.1のRTで、「tftp host 192.168.0.2」…192.168.0.2を許可
- tftp hostでtftpクライアントからのアクセスを許可してなかった。
- 管理者パスワードが正しくなかった。
[ FAQ for RT-Series
]
[ FAQ for Install
/ Intro
/ Config
/ Syslog
]