1. はじめに

1.1. 本製品の特長

突発的なトラブルの解消に役立つLANの見える化
ヤマハルーターと本製品を組み合わせて使用することでネットワークの末端まで把握できます。誤接続によるループの発生や不正な端末の接続を検出でき、速やかに対策を講じることができます。無線LANアクセスポイントやIPカメラなどのPoE受電機器の異常が発生した際は、SWX2110P-8Gからの給電を停止・再開することでトラブルの解消につなげます。

VLAN、QoSなどの機能を追加
部門・利用目的等によって仮想的にLANセグメントを分けるVLAN、フレームの優先度に従ってリアルタイム性を確保するQoS、不要なフラッディングを抑制することで帯域を有効活用するマルチキャストスヌーピングなど、小規模ネットワークでも有用な機能を厳選して追加しました。よりセキュアで帯域にやさしいネットワークの構築に貢献します。

設置性の向上
SWX2110-16Gは、金属筐体を採用し、従来のSWX2100-16Gに比べて小型化しました。
SWX2110P-8Gは、ファンレスを維持したまま動作環境温度を40℃から50℃に引け上げることで、天井裏や倉庫など高温環境になりやすい場所にも設置しやすくなりました。
また、両モデルにマグネットシートを同梱しているため、スチール製のデスクサイドやキャビネットの側面へ簡単に設置可能です。

1.2. 付属品

以下の付属品が同梱されているか、ご確認ください。

  • はじめにお読みください(保証書付)

  • AC100V用電源コード(1本)

  • 電源コード抜け防止金具(1個、付属AC100V用電源コード専用)
    電源コードを取り付ける際に使用します。取り付け方は「 電源コードを接続する 」をご覧ください。

  • ゴム足(4個)
    水平置きで設置する場合に必要です。取り付け方は「 水平置きで設置する 」をご覧ください。

  • マグネットシート(1枚)(SWX2110-16G: MGS-1710、SWX2110P-8G: MGS-2020)
    スチール製壁面に取り付ける場合に必要です。取り付け方は「設置」の「 スチール製壁面に設置する 」をご覧ください。

1.3. 別売品

別売品の詳細については、以下のWebサイトをご覧ください。
ヤマハネットワーク製品オプション: https://network.yamaha.com/

1.4. ウェブサイトのご案内

別売品・はじめにお読みください・ユーザーガイド・技術資料は、下記のウェブサイトに掲載しています。
https://network.yamaha.com/

1.5. マニュアルのご案内

本製品の利用シーンに合わせた下記のマニュアルを用意しています。目的に合わせて適切なマニュアルをお読みください。

  • はじめにお読みください(紙)
    本製品をお使いになるうえでの注意事項が記載されています。ご使用前に必ずお読みください。

  • ユーザーガイド(本ガイド)
    本製品の設置方法、接続方法、設定方法が記載されています。

1.6. 本ガイドの表記について

  • 本ガイドの記載内容の一部または全部を無断で転載することを禁じます。

  • 本ガイドは、発行時点での最新仕様で説明しています。最新版は、ヤマハWebサイトからダウンロードできます。

  • 本ガイドに記載されているイラストや画面は、すべて説明のためのものです。

  • 本ガイドではそれぞれの社名・製品について、以下のように略称で記載しています。

    • ヤマハL2スイッチ SWX2110-16G、SWX2110P-8G:本製品

    • 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T ケーブル:LANケーブル

  • 本ガイドに記載されている記号とその内容は以下のとおりです。

警告
「死亡する可能性または重傷を負う可能性が想定される」内容です。
注意
「傷害を負う可能性が想定される」内容です。
注意
製品の故障、損傷や誤動作、データの損失を防ぐため、お守りいただく内容です。
重要
製品を正しく操作、運用するために、必ず知っておいていただきたい内容です。
メモ
操作や運用に関連した情報です。参考にお読みください。
  • 本ガイドは、一部のモデルだけに関する記載を以下のように表します。

表記 内容

【SWX2110-16G】

SWX2110-16Gだけに関する記載を表します。

【SWX2110P-8G】

SWX2110P-8Gだけに関する記載を表します。

メモ

  • 全モデルに共通する記載には、モデル名は付いていません。