26.2 クラス分けのためのフィルター設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]

クラス分けのためのフィルターを設定する。

precedence 形式の場合、転送するパケットの TOS フィールドの precedence(0-7) に応じてクラス (1-8) を分けて優先制御もしくはシェーピング、Dynamic Traffic Control や CBQ による帯域制御を行う。 precedence 値からクラスへの変換は、 mapping オプションにより指定 できる。例えば、以下の例では precedence 値=1をクラス8に、 precedence 値=4をクラス3に変換する。

queue class filter 1 precedence mapping=1:8,4:3 ip *

mapping オプション全体を省略した場合、あるいは mapping オプションは指定しているものの、その中で記述しなかった precedence 値に ついては以下の表のような変換が行われる。

precedence値 0 1 2 3 4 5 6 7
クラス 1 2 3 4 5 6 7 8

dscp 形式の場合、転送するパケットの DS フィールドの DSCP 値により定義される PHB に応じてクラス (1-9) を分けて優先制御もしくはシェーピングや Dynamic Traffic Control による帯域制御を行う。

cos=cos 指定を行うと、フィルターに合致したパケットに付加される IEEE802.1Q タグの user_priority フィールドには、指定した CoS 値が格納される。cos に precedence を指定した場合、そのパケットの IP ヘッダの precedence 値に対応する値が user_priority フィールドに格納される。

パケットフィルターに該当したパケットは、指定したクラスに分類される。このコマンドで設定したフィルターを使用するかどうか、あるいはどのような順番で適用するかは、各インターフェースにおけるqueue interface class filter list コマンドで設定する。

application、または、group_num を指定した場合、DPI のアプリケーション識別結果を利用したクラス分けが行われる。アプリケーションの識別が完了したパケットは、直ちに指定のクラスに分類されるようになる。識別処理中のパケットや DPI がアクティベーション中で識別されなかったパケットは、DPI のフィルターにはマッチせず、通常の設定に従ってクラスに分類される。

class1class2 を「/」( スラッシュ ) で連結して指定することができる。class2 は RTX5000、RTX3510、RTX3500 で指定可能。

[ノート]


IPv6 アドレスは RTX810 Rev.11.01.09 以降のファームウェア、および、Rev.14.00 系以降のすべてのファームウェアで指定可能。
application パラメータ、および group_num パラメータは、RTX830 の Rev.15.02.13 以降で指定可能。

src_addr および dest_addr へのFQDNの指定は RTX5000 Rev.14.00.26以降、RTX3500 Rev.14.00.26以降、RTX1210 Rev.14.01.26 以降、RTX830 Rev.15.02.03 以降、RTX810 Rev.11.01.28 以降、および、Rev.15.04 系以降で指定可能。

[設定例]

# queue class filter 1 4 ip * * udp 5004-5060 *
# queue class filter 2 10/3 ip * 172.16.1.0/24 tcp telnet *
# queue class filter 5 precedence ip 172.16.5.0/24 * tcp * *
# queue class filter 6 precedence/4 ip * 172.16.6.0/24 tcp * *
# queue class filter 10 dscp ip 172.16.10.0/24 *
# queue class filter 11 dscp/4 ip * 172.16.11.0/24
# queue class filter 12 4 ip dpi * * @audio_video

[適用モデル]

RTX5000, RTX3510, RTX3500, RTX1300, RTX1220, RTX1210, RTX830, RTX810