L2TP/IPsec機能
L2TP (Layer Two Tunneling Protocol) は、ネットワーク間での VPN (Virtual Private Network) 接続を実現するトンネリングプロトコルです。L2TP 自体は暗号化の仕組みを持ちませんが、IPsec を併用することでデータの機密性や完全性を確保した VPN 接続を実現する L2TP/IPsec があります。 ヤマハルーターは、L2TP/IPsec を用いたリモートアクセス VPN のサーバーとして動作します。スマートフォンなどに搭載されている L2TP クライアントからインターネット越しにヤマハルーター配下のプライベートネットワーク内の端末とのセキュアな通信を可能にします。
L2TPv3機能
L2TPv3 (Layer 2 Tunneling Protocol version 3) は、データリンク層(L2)でのVPN接続 (L2VPN)を実現するトンネリングプロトコルです。L2フレームをIPパケットとしてカプセル化することでルーター間でのL2フレーム転送を可能にし、複数の拠点で同一セグメントのネットワークを構築することができます。L2TPv3自体は暗号化の仕組みを持ちませんが、IPsecと併用することでデータの機密性や完全性を確保したVPN接続を実現するL2TPv3/IPsecがあります。ヤマハルーターでは、L2TPv3を用いたL2VPNおよびL2TPv3/IPsecを用いたL2VPNを構築することができます。